トムラウシ山
- GPS
- 04:41
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 1,529m
コースタイム
08:30 トムラウシ山
09:40 東大雪荘
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
本州は雨っぽいのでまた北海道へエスケープしてしまった。木曜は仕事を終えたらセントレアへ移動。19時半発の便で千歳へ。セントレアは驚くほど人がいなくてシーンとしていた。千歳空港には定刻通りの21時着。送迎バスでニッポンレンタカーへ。手続きを済ませたら今回の相棒らいむシエンタ君に乗り込む。10分走れば本日のお宿(カプセルホテル)グランテラス千歳着。風呂入って歯磨いて3時間眠った。
北海道のレンタカー屋は冬になると21時には閉まるところが多い。しかしニッポンレンタカーは冬でも22時まで営業しているのでとても助かる。おかげで17時に仕事を終えて19時に飛行機に乗って21時に千歳空港に着いてからレンタカーを手配できる。今回は木曜22時から日曜17時まで借りて11,000円だった。お店もクルマも綺麗で値段も良心的で素晴らしい。グランテラス千歳(2,500円)はカプセルホテルだがほぼ個室で中々快適だった。ニッポンレンタカー&グランテラス千歳のコンビを駆使することで思い立ったら金曜定時で北海道へ移動し、土曜の朝から羊蹄でも樽前でも大雪でも日高でもどこでも行ける。
一眠りして2時に起きて高速に乗って清水で降りた。清水のセブンでコーヒー飲んで休憩したら鹿の飛び出しに気をつけて東大雪荘を目指す。案の定、十勝ダムの近くでは鹿がウヨウヨしていた。レンタカーで事故は勘弁してほしいので安全運転で。東大雪荘には5時前に着いた。わー空が明るい。さすが道東は朝が早い。着替えて板にシールを貼ったら元気に出発。ヘッドライトはいらない。明るいので渡渉地点を探すのもルーファイも楽ちんだ。初めて冬のトムラウシに訪れたのは6年前だったか。1月にスノーシューを履いて深いラッセルとホワイトアウトに耐えてピークを獲った。あの時はもの凄い達成感だった。あの冬のトムラウシをきっかけに冬の長距離日帰りに挑戦し始めたものだった。若かった。
無駄な登り返しを作らないよう最短距離で森を抜け、尾根に取り付いたらいつものようにこまどり沢をぐるーっとトラバースする。ここのトラバースはより低く低く巻いていくと斜度が緩く雪が柔らかくて足に優しい。無理に高度を維持して巻かなくてもシールを剥がして沢底まで滑りを楽しんでから登り返したり、シールを剥がして下り基調で高速トラバースして向こう側でシールを貼り直すのもアリ。好きな方法で向こう側へ行くとよい。鞍部に出たらトムラウシどーん。ここまで来たら頂上もう目と鼻の先だ。頂上直下はガチガチでクトーが刺さらないので板担いで爪。山頂は暖かくて風もなくて心地よい。先月の地獄のような寒さが嘘のようだ。ここまで3時間半。かなり良いペースで来た。これはもしかしたら往復5時間を切れるのでは。
山頂でシールを剥がしてテイクオフ。西面の南沼へ落ちる斜面がスベスベで快適そうだったので今日は西へ滑ってみる。カチカチだがエッジは良く効くし斜度も緩やか。普通に楽しい滑りだった。そして速い。板を担いできて正解だった。南沼を横切ったら進路を南に取り来た道を戻る。ここから麓の緑雲橋まで位置エネルギーだけで降りることが可能だ。前に来た時は高度を落とさないように必死に漕いだが、漕がなくても余裕で冬尾根に出られることがわかった。今回はかなり適当に気持ち良いところを選んで下りてきた。こまどり沢をぐるーっとトラバースしたらバッチリトレースより上に出た。エクセレント。冬尾根に合流したら日差しを浴びて緩んだ尾根がシャバシャバで気持ち良い。春の雪だ。森はトレースを辿るだけ。と思いきや所々ストップ雪になっていて気が抜けなかった。無事緑雲橋に戻ってきたら最後にちょろっと登ってゴール。往復4時間40分。四ツより早いトムラウシだった。劇的に体力が上がったわけではない。ルーファイ、レイヤリング、セットアップ、滑りなど一挙一動が山へ行く度に洗練され最適化されていくので年々山行時間が短くなっている。今日は羊羹どころか水さえ飲まなかった。
予定よりだいぶ早く下りてしまった。今日も東大雪荘入れず。しかめんもやってないし。そうだ、こんなに時間があるなら釧路へ行こう。釧路は僕が10歳から18歳まで過ごした第二の故郷。山が無いので中々立ち寄る機会が無い。釧路はおいしいメシ屋(思い出補正あり)がいっぱいある。特に「ピレネ」の鉄板ミートスパゲティは唯一無二、ここでしか食べられない。東大雪荘から3時間クルマを走らせ釧路へ。無事ランチタイムにピレネ到着。何年ぶりかわからないがミートスパゲティは本当にうまかった。ああ、これが食べられただけでも北海道に来てよかった。
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