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Yamareco

記録ID: 228059
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大山・蒜山

『伯耆大山』と「加藤文太郎の故郷」を行く

2012年09月22日(土) 〜 2012年09月23日(日)
 - 拍手
GPS
21:40
距離
6.6km
登り
953m
下り
954m

コースタイム

■9月22日(土)
大山寺(大山情報館)10:30 ⇒ 13:10大山頂上(弥山)13:25 ⇒ 13:30大山頂上小屋(泊)

■9月23日(日)
大山頂上小屋6:40 ⇒ 8:10大山寺(大山情報館)
天候 9月22日(土) 晴れのち曇り
9月23日(日) 雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■9月22日(土)
東京駅(9/21 22:00)→<JRサンライズ出雲>→ 9:03米子駅9:20 →<バス>→ 10:14大山寺(大山情報館)

■9月23日(日)
大山寺(大山情報館)8:40 →<バス>→ 9:34米子駅9:50 →<JRスーパーまつかぜ>→ 10:58鳥取駅11:20 →<JR>→ 12:05浜坂駅 ⇒加藤文太郎の墓⇒和心⇒松の湯⇒生家⇒加藤文太郎図書館⇒ 浜坂駅16:02 →<JR>→ 16:57城崎温泉駅17:02 →<JRこうのとり24号>→ 18:14福知山駅18:22 →<JRはしだて8号>→ 19:53京都駅20:16 →<JRのぞみ56号>→ 22:33東京駅
コース状況/
危険箇所等
●サンライズ出雲
・シャワー:カード\310購入で6分間使用可能
・タオル\200

●バス
・米子駅〜大山寺は片道\700

●大山情報館
・更衣室が2部屋有り

●大山頂上小屋
・期間内は管理人常駐(ただし不定期)
・ビール\600(冷えたビールは\800)、ピンバッチ\600

●コインロッカー
・東京駅:構内に限りなく多数
・浜坂駅:駅舎の外に有り(中サイズ\400は3個のみ)
サンライズで大山へ
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サンライズで大山へ
東京には日曜深夜に戻ります
東京には日曜深夜に戻ります
B寝台です
目が覚めたら姫路
目が覚めたら姫路
米子駅に到着
ありがとうサンライズ
ありがとうサンライズ
大山寺バス停に到着
大山寺バス停に到着
帰りのバス時刻をチェック
帰りのバス時刻をチェック
いい場所です
モンベルがあります
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モンベルがあります
いよいよ登山開始
いよいよ登山開始
京都みたいです
元谷への分岐
稜線は木道です
子供達も登ります
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子供達も登ります
山頂が見えて来ました
山頂が見えて来ました
「縦走は危険なので止めて下さい」
「縦走は危険なので止めて下さい」
大山登頂!
食糧(今回も多すぎ!)
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食糧(今回も多すぎ!)
蕎麦です
避難小屋の2階で寝ました
避難小屋の2階で寝ました
御来光は望めず
凄い山です
六合目の避難小屋
六合目の避難小屋
下山しました
浜坂へ(鳥取行です)
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浜坂へ(鳥取行です)
鳥取駅に到着
鳥取名物「砂丘そば」!?
鳥取名物「砂丘そば」!?
砂丘そば\340
出汁が美味いです
砂丘そば\340
出汁が美味いです
浜坂行に乗ります
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浜坂行に乗ります
車窓から
いよいよ浜坂です
いよいよ浜坂です
浜坂駅に到着
浜坂マップ
浜坂:静かな町です
浜坂:静かな町です
浜坂:銀行のようです
浜坂:銀行のようです
向かいに銀行の旧舎を発見
加藤文太郎も使ったのかな
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向かいに銀行の旧舎を発見
加藤文太郎も使ったのかな
浜坂:小道を行きます
浜坂:小道を行きます
浜坂:雰囲気満点
浜坂:雰囲気満点
加藤文太郎の墓
白いポールが心打たれます
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白いポールが心打たれます
相応しい戒名です
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相応しい戒名です
遭難と明記されています
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遭難と明記されています
文太郎さん感動をありがとう!
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文太郎さん感動をありがとう!
浜坂の海
「和心」さんで昼食
「和心」さんで昼食
刺身定食\1,500
美味しいです!
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刺身定食\1,500
美味しいです!
「松の湯」さんで汗を流します
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「松の湯」さんで汗を流します
入浴\300です
これは何でしょうか?
美味しそうです。
これは何でしょうか?
美味しそうです。
子供たちがカニを取ってます
子供たちがカニを取ってます
加藤文太郎記念図書館
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加藤文太郎記念図書館
レリーフが出迎えてくれます
レリーフが出迎えてくれます
吹雪の”槍”で遭難
神戸の二人絶望か
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吹雪の”槍”で遭難
神戸の二人絶望か
吹雪の犠牲に?
絶望の色濃し
雪解けまでは死骸の発見困難
雪解けまでは死骸の発見困難
吹雪から捜査難
遭難両君の
死骸発見
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遭難両君の
死骸発見
国賓的山の猛者
槍で遭難、死骸発見さる
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国賓的山の猛者
槍で遭難、死骸発見さる
冬山に醸す憂ひ
霊はピッケルで呼ぶ
槍で遭難の両氏遺骨帰る
霊はピッケルで呼ぶ
槍で遭難の両氏遺骨帰る
單独行を讀む
加藤文太郎と同型のアイゼン
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加藤文太郎と同型のアイゼン
同時代のかんじき
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同時代のかんじき
同時代のシール
RCCの会員証
愛用のストック
愛用のスキー板
愛用の品々
入手した絵葉書
撮影した写真
登山手帳
愛用のピッケル
愛用の登山靴
貴方は何を求めたのか・・
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貴方は何を求めたのか・・
さようなら浜坂
ありがとう!
さようなら浜坂
ありがとう!
「お元気でまたおこし下さい」
「お元気でまたおこし下さい」

感想

登山には人それぞれのスタイルがあるだろう。
私にとって大切なのは「山旅のテーマ」かもしれない。

9月21日(金)

仕事を終え夜行列車に飛び乗る。
東京駅のコインロッカーに不要な仕事着は全て押し込んだ。
”さあ、大山に行くぞ!”
缶ビールが実に旨い。


9月22日(土) 晴れのち曇り

米子駅から大山寺へのバスに乗る。
雲が多いが大山の急な裾野が良くみえる。
”意外と高いな。”
バスは街を出れば標高を上げ終点に着いた。

10:30、登山開始。
夏山登山道までは散歩のようなものだ。
途中、モンベルの店まである。
”さすが日本四名山。準備万端な場所だ。”

登山口に入れば階段の連続である。
階段は八合目以上まで延々と続く。
”1700mちょっとだが、結構キツイぞ。”

多くの登山者と出会う。
子供を背負って登る人も多い。
”さすが伯耆富士だ!”
全く違う山であるが富士山を思い出す。

渋滞で道を譲ることも多い。
多くの人に守られ愛され続ける山だと実感する。
小さな子供も一生懸命登っている。

森林限界点まで登れば木道となりキャラボクが多い。
ガスの多いなか歩けば山頂に近いことを実感する。
13:10、弥山の山頂を踏む。

最高峰の剣ヶ峰へは縦走禁止であるのが実に悔しい。
”行けそうだ。穂高と思えば余裕だろう。”

しかし、この山は子供が多い。
そんな子供達にマネされたらいけない。
登山はスポーツである以上、ルールとマナーがある。
”剣ヶ峰は諦めよう。”

夜景と御来光を期待し、山頂の避難小屋に泊る。
しかし、夕刻から天候が崩れた。
夜景も星空も姿を見せず眠りについた。


9月23日(日) 雨のち曇り

06:40、御来光も拝めず小雨のなか下山開始。
実に残念ではあるが、また来てくれと大山が言う。

眺望を望めないとなると下山は早い。
もったいないが一気に降りてしまった。
08:10、大山寺に着いた。

古来から霊山と親しまれている大山。
山頂部の崩落も著しく、人に守られている老山である。
しかし火山は死なない。
いつの日か大きな噴火をし遥かに高い山となる日が来るだろう。

遥かに高い山。
今から絶対に到達できない山(人)に会いに行く。
それは、加藤文太郎の故郷、浜坂へ!


米子、鳥取と乗り継ぎ浜坂に着く。
小雨のなか静かな町を歩む。
観光マップを片手にその地に辿り着いた。

孤高の人、加藤文太郎の墓。

天を突く白いポールが心打たれる。
「お彼岸に肉親への墓参りもせず、文太郎さんの所に来てしまいました。」
”山好きは親不幸なものさ”
慰めの言葉をいただく。

花も線香も何も用意していなかった。
せめて槍ヶ岳の写真をと思い、使い古しのテレホンカードを置いた。
「槍ヶ岳山荘で使ったものです。」
”山は変わってないね。”
そんな言葉を感じる。

別れ際に陽が差してきた。
山を背に海岸へ向いている墓石に一礼しその場を離れる。

浜坂は素朴な漁師町であり温泉もある。
昼食に刺身をいただき風呂に入る。
登山後の温泉は最高である。

最終目的地『加藤文太郎記念図書館』に行く。
しかし見たものは言葉で表現できない。
孤高の山頂とでもいうべき場所である。

浜坂駅で乗車した列車が動く。
この地から山へ向かう躍動感を感じる。
”さあ行くぜ、北アルプスへ!”


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コメント

素敵な山行ですね!
sadaさん、はじめまして
大山と浜坂、素敵な組み合わせだなぁ〜と思いコメントさせて頂きました。

「孤高の人」を読み、加藤文太郎の生き様に感銘を受け、六甲山系の高取山に行っては彼に思いを馳せておりました。
そしていつかは浜坂の地を訪れたい!でも、せっかくだからお山も行きたい!と思っておりました所・・・

なるほど、大山まで足を延ばしたら良いのですね!
大変参考になりました、ありがとうございます。
2012/9/26 22:09
勉強になります
Sadaさんお疲れ様でした。またまた遠征ですね。しかも山陰まで・・加藤文太郎さんの生き方、勉強になりました。
また近郊で、たまにはわいわいといきましょう!
2012/9/26 23:42
noru 様
はじめまして。コメントありがとうございます。

是非とも浜坂に行くことをオススメします。
わずか4時間の滞在でしたが、一生の思い出になりました。

時間があれば「新田次郎文学碑」と「加藤文太郎記念碑」を見ておきたかったです。
生家の場所は分かりました(写真は掲載しておりません)。

noruさんの山行記録を拝見し、感心しております。
今後も楽しみに拝見させてもらいます
2012/9/27 12:30
mak 様
毎回コメントいただきありがとうございます

ホント遠征でした。。大山は遠いです。。

行きは楽だったのですが、
帰路は浜坂から自宅まで乗換えの連続で疲れました。
しばらくは近場の山がいいと思ってます。

山頂の避難小屋は消灯時間を過ぎても次々と登山者が来るので、起こされ続けました・・・。。
富士山同様、マナーが低い登山者が多いです。

宴会登山をやる時はヨロシクお願いします
2012/9/27 12:42
プロフィール画像
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