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Yamareco

大山(だいせん) / 弥山

最終更新:recokun

日本海を見下ろす中国地方最高峰


大山は鳥取県西部に位置する独立峰の複式火山で、日本百名山に選定されています。複数のピークの総称であり、剣ヶ峰、弥山、天狗ヶ峰、三鈷峰などで構成されます。
標高1729mの剣ヶ峰は中国地方最高峰ですが、崩落が激しいため現在は立入禁止です。そのため、一般に山頂とされるのは次点の弥山で、標高は1709mです。

"大山北壁"
"大山北壁"

大山は見る方向により山容が大きく異なります。西側からは裾野を広げた端正な山で、「伯耆富士」「出雲富士」の別称を持ちます。
一方で、北面、南面、東面は切り立った岩壁を擁する荒々しい姿です。なかでも北壁は、冬季アルパインクライミングの知名なルートがあります。

"一木一石運動"
"一木一石運動"

弥山山頂は昭和40年代の登山ブームで裸地化が進んでしまい、雨水による浸食溝が深刻でした。
復元の取り組みとして、登山者が木の苗や崩落した石を山頂へ運ぶ「一木一石運動」が実施されています。現在は、地道な継続が功を奏し、徐々に緑を取り戻しています。

修験道の興隆地

"大山夏山開き祭:「炎の河」"
"大山夏山開き祭:「炎の河」"

大山は古くは出雲神話に登場し、大いなる神のおわす山として「大神岳(おおかみのたけ)」「火神岳(ひのかみだけ)」と呼ばれました。
後に山岳信仰の行場として大山寺が大いに栄え、一般の登山者が自由に入山できるようになったのは明治以降です。
大山寺からほど近い大神山神社は、修験者の簡易遥拝所が始まりとされます。
毎年6月には、山の安全を祈願する「大山夏山開き祭」が行われます。前夜祭でたいまつを持った2000人が練り歩く「炎の河」は、圧巻の光景です。

豊かなブナ林の登山道

"ブナの天然林"
"ブナの天然林"

弥山へは、夏山登山道、または行者登山道を登ります。
麓から中腹はブナの天然林が広がり、その規模は西日本最大級です。木漏れ日を浴びながら、美しい新緑や紅葉を楽しみます。
また、行者登山道の元谷付近では、そそり立つ北壁の迫力を観望することができます。
2つの登山道は5合目で合流し、山頂へ向かう唯一のルートになります。徐々に展望が開け、北壁や三鈷峰岩が望めます。岩がごろごろする急な登りで、よそ見に注意です。

"ダイセンキャラボク"
"ダイセンキャラボク"

8合目付近からは木道が敷かれており、ダイセンキャラボクの群落が広がります。この純林は国の天然記念物に指定されています。秋には赤くて丸い実をつけ、種は猛毒です。

"歩荷"
"歩荷"

大山は歩荷が活躍する山です。彼らに出会えた時は、その働きっぷりに元気がもらえるかもしれません。

山頂は360度の展望

"弥山山頂より日本海を望む"
"弥山山頂より日本海を望む"

山頂は遮るものがなく、全方位から眺望を堪能できます。
中国山地の峰々はもとより、眼下に日本海を望みます。しなやかに弧を描く弓ヶ浜半島、島根半島、遠くは隠岐島まで見ることができます。
大山頂上避難小屋は中で休憩することができ、春から秋は売店営業しています。

西日本の雪山登山の代表格

"積雪時:八合目付近"
"積雪時:八合目付近"

"弥山より剣ヶ峰を望む"
"弥山より剣ヶ峰を望む"

独立峰で日本海に面していることから、冬季は季節風が吹きつけます。厳しい気象条件は豊富な積雪をもたらし、西日本のスノースポーツを支えてきました。麓にはスキー場があり、雪山登山も盛んです。

モデルコース


5時間31分/6.4km
下山(夏山登山口)(106分)→行者道分岐(108分)→弥山(53分)→行者道分岐(64分)→大山寺
登山口 夏山登山口
大山寺
基本情報
標高 1709.4m
場所 北緯35度22分15秒, 東経133度32分24秒
カシミール3D
中国地方の最高峰、大山の弥山(みせん)。

山頂西側近くに避難小屋があり、お昼営業の売店(ゴールデンウィーク、夏休み期間以外は不定期営業)・トイレがあります。

最高峰剣が峰1729m方面への縦走は、駱駝ノ背をはじめ随所に危険箇所があり禁止されています。
安全面のみならず、山体崩壊などの環境破壊をもたらす為、自粛して頂きたいところです。

1709.4mは弥山三角点の標高ですが、山頂碑と方位盤のある弥山が公的な頂上(夏山開きの神事は此処にて執り行われる)になっています。

山頂碑に彫られた1710.6mはこの場所ではなく、現在の三角点から西方およそ8m地点にあった旧三角点(2000年の鳥取県西部地震により崩壊)の標高です。弥山の標高は、三角点ピークとの目測で、1705m前後だと思われます。
山頂
展望ポイント 弓ヶ浜、日本海、大山牧場、元谷、大山寺

山の解説 - [出典:Wikipedia]

大山(だいせん)は、日本の鳥取県にある標高1,729mの山。成層火山であるが、活火山としては扱われていない。日本百名山や日本百景にも選定され、鳥取県のシンボルの一つとされている。
大山は中国山地の連なりからやや北に離れた位置にある独立峰の火山で、その裾野は日本海に達しており主峰の剣ヶ峰や三鈷峰、烏ヶ山や船上山などの峰を持つ。山体は東西約35km、南北約30km、総体積約120km3。日本列島におけるデイサイト質火山の中でも最大級の規模である
広義には南東側に連なる擬宝珠山・蒜山(上蒜山、中蒜山、下蒜山)・皆ヶ山などの蒜山火山群。
最高点は剣ヶ峰であるが、剣ヶ峰に至る縦走路が通行禁止とされていることや古くから第二峰の弥山(みせん 1,709m)で祭事が行われたことから、一般には弥山を頂上としている。
一帯は大山隠岐国立公園に指定されており、標高800mから1,300mは西日本最大のブナ林に覆われ、その上部には亜高山針葉樹林帯がなく低木林や草原の高山帯になっている。山頂付近に見られるダイセンキャラボクの純林は国の特別天然記念物に指定されている。また、国の鳥獣保護区(大規模生息地)に指定されている(面積5,156ha、うち特別保護地区2,266ha)。
周辺の地域では古くから大山信仰が根強い。現存する最古の記述は『出雲国風土記』の国引き神話で、三瓶山と同様に縄を引っ掛けて島根半島を引き寄せたとある。、奈良時代の養老年間に山岳信仰の山として開かれたとされる。北西の山腹には大神山神社奥宮や大山寺阿弥陀堂があり、、一般人の登山は禁止されていた

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