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Yamareco

記録ID: 237386
全員に公開
ハイキング
四国

お遍路第37〜39番札所金剛福寺 他

2012年10月19日(金) 〜 2012年10月21日(日)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
28:22
距離
114km
登り
1,784m
下り
1,766m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:16
休憩
0:11
合計
9:27
6:41
265
スタート地点
11:06
11:17
291
16:08
ゴール地点
感想に記載
天候 10/19(金)雲ひとつない秋晴れ
10/20(土)晴れ
10/21(日)雲ひとつない秋晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
足摺岬は関西から対角線の位置にあり、どの交通機関を使うかを悩んだが、前回区切った土佐入野駅近くで下車できる夜行バスを見つけた。
関西から中村、宿毛へは夜行バスのしまんとブルーライナーが便利
コース状況/
危険箇所等
路地への分岐を見落とし、ついつい国道を歩いてしまう。
大岐の浜では海岸を行き過ぎ、崖を登ってリカバリーした。
四万十川
2012年10月19日 09:03撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/19 9:03
四万十川
お遍路の大先輩
真念法師の縁の地
2012年10月19日 11:01撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/19 11:01
お遍路の大先輩
真念法師の縁の地
岩本寺・金剛福寺・延光寺の
中継地として作られた真念庵
2012年10月19日 11:07撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/19 11:07
岩本寺・金剛福寺・延光寺の
中継地として作られた真念庵
ドライブイン水車をあてに歩いてきたが臨時休業
私の昼飯がぁ
2012年10月19日 11:26撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/19 11:26
ドライブイン水車をあてに歩いてきたが臨時休業
私の昼飯がぁ
映画『砂の器』を思い浮かべる大岐の浜
2012年10月20日 06:20撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/20 6:20
映画『砂の器』を思い浮かべる大岐の浜
大岐の浜の朝日を見ながら足摺岬に出発
2012年10月20日 06:36撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/20 6:36
大岐の浜の朝日を見ながら足摺岬に出発
道を間違えこんな崖を登ってリカバリー
2012年10月22日 18:29撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/22 18:29
道を間違えこんな崖を登ってリカバリー
こんな場所も遍路道
2012年10月20日 07:24撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/20 7:24
こんな場所も遍路道
のべ3日目にして金剛福寺
2012年10月20日 09:56撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/20 9:56
のべ3日目にして金剛福寺
今までの札所で金剛福寺が一番美しかった
2012年10月20日 09:58撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/20 9:58
今までの札所で金剛福寺が一番美しかった
足摺遍路小屋
2012年10月20日 11:16撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/20 11:16
足摺遍路小屋
2012年10月22日 18:29撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/22 18:29
鰹節が干してあった
2012年10月20日 11:45撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/20 11:45
鰹節が干してあった
スーパーのベンチでグビッ!
つまみの20%増量の文字に
幸せ気分になれる私だった
2012年10月20日 14:23撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/20 14:23
スーパーのベンチでグビッ!
つまみの20%増量の文字に
幸せ気分になれる私だった
以布利江の休息所
2012年10月20日 15:27撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/20 15:27
以布利江の休息所
左端の岩から川を超え
右上の遍路道に気づかず
トホホ…
2012年10月20日 15:55撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/20 15:55
左端の岩から川を超え
右上の遍路道に気づかず
トホホ…
明日は太平洋に別れを告げるので
海に触れようとしたのが運の尽き
靴がびっしょり
2012年10月22日 18:29撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/22 18:29
明日は太平洋に別れを告げるので
海に触れようとしたのが運の尽き
靴がびっしょり
合宿運転免許の寮と併用の宿
中はビジネスホテル風の部屋
2012年10月20日 16:32撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/20 16:32
合宿運転免許の寮と併用の宿
中はビジネスホテル風の部屋
日の出に見送られ
足摺岬を後にする
2012年10月21日 06:22撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/21 6:22
日の出に見送られ
足摺岬を後にする
潰れた宿や店が多い
2012年10月21日 07:01撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/21 7:01
潰れた宿や店が多い
ここが真念遍路
しかし先を急ぐので三原村経由にした
2012年10月21日 10:22撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/21 10:22
ここが真念遍路
しかし先を急ぐので三原村経由にした
三原村いこいの森
2012年10月21日 12:19撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/21 12:19
三原村いこいの森
延光寺
2012年10月21日 14:13撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/21 14:13
延光寺
宿毛の水車群
2012年10月21日 15:55撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
10/21 15:55
宿毛の水車群
撮影機器:

感想

10/19(金)雲ひとつない秋晴れ
歩行時間 7:47 距離 31.8km 時速 4.1km/h(休憩含む)
6:41 土佐入野→8:58 四万十大橋→10:26伊豆田トンネル→11:05真念庵→13:01下ノ加江→14:28大岐の浜

休暇の3日間で足摺岬を区切るために、今回は強行軍となる。走りも覚悟でテント装備を外し着替えも一着で荷物を3.5kgに抑えた。
宿に2泊3日だが、宿泊候補の窪津の民宿に電話をすると2軒閉鎖、1軒休業とのことで、大岐の浜でやっと素泊りを条件に宿が取れた。
お年寄りの経営者が多いのか、ご主人の介護や交通事故で身体の自由が効かないなど理由は様々。

軽量化のため食料も非常用のカロリーメイトだけを持参したが、真念庵を訪れた後、昼食を取る予定のドライブインが臨時休業で、空腹を抱えて彷徨うことになった。
幸いタコ焼き屋でうどんに有り付いたが、宿や店の少ないところだから事前調査が必要だ。
夕食の弁当と朝食を確保する予定の下ノ加江のコンビニは開いていたので、ついでにピールをグビッといった。このときコンビニからペットボトルのお茶のお接待を受けた。

前回の反省を込めて、ウォーキングシューズを仕入れ、なおかつ前回のマメの箇所を絆創膏でコテコテに保護して歩いたが全く快調!
コースも国道の排気ガスを離れ、快適なウォーキングとなった。
苦行の高知の最後は、ご褒美のようなコースだった。
海岸、山道、木葉のトンネルの林道など楽しめた。

宿に早く着きすぎ閉まっているので、1km先の海癒の湯で2時間を過ごした。一つの源泉を贅沢に一軒で使っており、濃いヌルッとしたお湯で源泉かけ流しだ。お遍路さんは¥650に割引。
宿に戻ると今夜の客は私一人だった。本来合宿免許の寮で、部屋はビジネスホテル風にベッドとテレビがある。電子レンジや冷蔵庫が使えるので、弁当を温め、酎ハイに氷を入れて夕食にした。有料だが洗濯機・乾燥機もあった。

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10/20(土)晴れ
歩行時間 10:26 距離 40.5km 時速 3.9km/h
6:07大岐の浜→7:57以布利→8:52津呂→9:53金剛福寺→11:46松尾→12:36大浜→13:59旭町→→15:23以布利→16:33大岐の浜

今日は40km歩くことになるので荷物は宿において、日の出と共に出発した。
ウミガメの産卵地の大岐の浜から日の出を拝む
台風21号で暴風雨の足摺岬を覚悟していたが、足早に通り過ぎ、今日は晴天。波は高いので、浜には朝早くからサーファーが集まっていた。
調子に乗って海岸線を歩き過ぎたのか、磯辺で道が途絶えた。見上げると10m上にガードレールが見える。ここは強行軍でよじ登った。
よゐこはマネしないように…

足摺岬は逆打ちと戻り打ちが交差するので、結構のお遍路さんとすれ違い、お互いエールを送る。東海岸経由で3日越しの38番 金剛福寺に到着。池や庭石で庭園造りがなされ、今までの札所で一番美しいと感じた。12:00着の予定が10時に着き、ここで早い昼食をとって(食える場所で食わないと、食堂がない)西海岸経由で宿へ戻ることにした。
旭町のスーパーで明日の昼食までを仕入れる際に、またまたビールをグビッといった。お遍路さんがスーパーの一角のベンチで、人目もはばからずおつまみ片手にささやかな宴会をする。
よゐこはマネしないように…
おつまみ袋の『生活応援20%増量』の一言に、ほのかな喜びを感じる私は幸せ者だ…
帰路も大岐の浜を歩き、道に迷った箇所をチェックした。

大岐の浜は『砂の器』を想起する場所だ。
私は若い頃から修行僧のように、感情に心を動かされることを嫌った。逆に情の薄い人間だったようにも思える。生前母に、母が死んだ時に私は涙を流すだろうか?と語ったことがある。『それは私が死んだ時に分かるよ』というのが母の答だった…
母は私のことを誰よりも理解していたのだと思うと、目頭が熱くなった。


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10/21(日)雲ひとつない秋晴れ
歩行時間 10:10 距離 42.8km 時速 4.0km/h
5:58大岐の浜→7:02下ノ加江→8:15市野瀬→11:04宮ノ川トンネル→11:29船ケ峠→12:21いこいの森→13:40平田→→14:12延光寺→16:08宿毛駅

当初の計画で39番 延光寺は到底無理と諦めていたが、このペースなら行ける!と読んで、今日も日の出と共に出発した。
初日のドライブインが今日は開いていた。真念遍路道を途中まで歩き、道を急ぐので真念遍路道の山道部分を避けて、三原村に入った。
後ろから来たパトカーが、徐行しながら横付けし若い警官が『お気をつけて』と声をかけてきた。
三原村の中心部を避けるコースと取ったため食料には有り付けなかったが、これは織り込み済みで、バナナ・みかん・パンを持参していた。

今まで誰一人お遍路さんに出くわさなかったが、延光寺近くになるとゾロゾロと姿を見るようになった。巡礼の仕方は人それぞれ。私は私の納得がいく旅をする。
さすがに3日目ともなると疲れが出るが、宿毛駅には予定より一時間早く着き、中村駅へ戻り、夜行バスの時間まで温泉で時間を潰した。

考えてみれば阿波の国を3日と3日、土佐の国を9日と3日。いずれも2回の旅になった。距離的には後半分。土佐を終え次回は伊予の国に入る。

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コメント

こんばんは。
昨年のちょうど10月に僕も一か月間歩き遍路しました。
基本テント泊で週に1,2回は宿に泊まりで善根宿にもお世話になりました。
僕の場合は愛媛に入ると楽しさが増していきました。
無事に結願できるよう頑張ってください。
2012/10/23 21:41
プロフィール画像
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