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Yamareco

記録ID: 241467
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ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

御在所岳・捜索活動&下降訓練

2012年11月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
05:56
距離
2.8km
登り
408m
下り
392m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:40御在所山の家(中道)-7:56裏道トラバース道分岐8:08-(捜索)-11:03御在所山の家(休憩)-11:40下降・岩登り訓練13:37
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
例によってコース外ばかりですのでルートは参考にしないでください。
本日は中道〜裏道トラバース道の下部を捜索。こんな谷がたくさんあるので一つ一つ下降して登り返して確認します。
2012年11月04日 08:18撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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11/4 8:18
本日は中道〜裏道トラバース道の下部を捜索。こんな谷がたくさんあるので一つ一つ下降して登り返して確認します。
ここは何年か前に別の遭難者が遺体で見つかった現場。幸いここでゾクっとする感じはなし。
2012年11月04日 08:18撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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11/4 8:18
ここは何年か前に別の遭難者が遺体で見つかった現場。幸いここでゾクっとする感じはなし。
以前の遭難者を発見されたHさんが、状況説明。
迷い込んだのか近道をしようとしたのかは不明だが鈴鹿スカイラインからは目と鼻の先の場所。ちょっとした油断が取り返しのつかないことに。(T)
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以前の遭難者を発見されたHさんが、状況説明。
迷い込んだのか近道をしようとしたのかは不明だが鈴鹿スカイラインからは目と鼻の先の場所。ちょっとした油断が取り返しのつかないことに。(T)
この下は滝。道に迷って暗くなり、疲労と喉の渇きから大抵は元の道に戻らず沢を下る羽目になります。そして滝に出くわし進退窮まる…というパターンがよくあります。
2012年11月04日 08:37撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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11/4 8:37
この下は滝。道に迷って暗くなり、疲労と喉の渇きから大抵は元の道に戻らず沢を下る羽目になります。そして滝に出くわし進退窮まる…というパターンがよくあります。
中道からはそれほど離れていません。(T)
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中道からはそれほど離れていません。(T)
深くえぐれた谷が幾本も走っています。(T)
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深くえぐれた谷が幾本も走っています。(T)
暗い谷底から見上げれば色彩が降り注いでくる。(T)
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暗い谷底から見上げれば色彩が降り注いでくる。(T)
モモさん休憩中。(T)
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モモさん休憩中。(T)
ひたすら、道なき道を歩きます。
2012年11月04日 09:20撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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11/4 9:20
ひたすら、道なき道を歩きます。
一通り谷を潰したが発見には至らず。
いったん小屋へ戻るためスカイラインへ向かいます。(T)
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一通り谷を潰したが発見には至らず。
いったん小屋へ戻るためスカイラインへ向かいます。(T)
長石尾根と鎌。(T)
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長石尾根と鎌。(T)
捜索の後は石垣で下降訓練。
2012年11月04日 12:06撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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11/4 12:06
捜索の後は石垣で下降訓練。
モモさん懸垂下降練習中。(T)
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モモさん懸垂下降練習中。(T)
Toshiさんセルフビレイ中。
2012年11月04日 12:36撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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11/4 12:36
Toshiさんセルフビレイ中。
ももさん腰がらみでビレイ中。
ほんとに難しいですね。確保器のありがたみがよくわかります。(T)
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ももさん腰がらみでビレイ中。
ほんとに難しいですね。確保器のありがたみがよくわかります。(T)

感想

鈴鹿の山も山頂から中腹にかけて赤や黄色に装い始め、ついこの間までの暑さは何処へ行ったのか樹林を潜り抜ける風はすっかり晩秋の気配。
あと一月も経てば初雪が舞い、長く厳しく私にとっては楽しい季節の到来。

今日は中道と裏道をつなぐ迂回ルートとスカイラインの間の未捜索部分を潰す予定。
この辺りも、時間に追われて焦った登山者が迷い込むケースの多い場所。以前にも滝から滑落して亡くなった方もいたとの事。
それぞれ散らばって尾根や谷を探すが、ここも手がかり無し。
雪が降るまでの勝負なのだが少々厳しいものがありそう。

昼からは御在所山の家の石垣を使って下降とビレイの訓練。
普段はほとんど単独なのでまともなビレイは初めてに近い。
ましてや器具無しのボディービレイは「こんなに辛いものなの?」と身をもって体験しました。
肩に食い込むロープの痛みに人の命の重さを実感した次第です。というか、ももさん昨日おでん食べ過とちがいます?おもすぎです。

まだまだ続く捜索活動、残念ながら本日も手がかりありませんでした。

そろそろ北の方から雪便りが聞こえてきたので、そろそろ御在所も初雪を迎える頃かも知れません。雪で覆われると捜索はできませんので、雪解けまで延期です。

今回は遭難された方が80歳ということもあってか、捜し出して欲しいオーラが全く感じられません。一応湯ノ山温泉からの道で目撃証言があるので、ここに来ているのは確かなのでしょうけども、実は無事に下山して全く違う街中で行方不明になっているだけ、と言う可能性も思わせるくらいです。

地道に「面の捜索」(斜面の谷沿い尾根沿いをすべて漏らさず調べ上げる)を続けるしかないですね。

捜索後の訓練では、エイト環を使った懸垂下降、ハーネスなしでザイルだけの懸垂下降、登攀者の確保(カラビナ、肩回し、腰回し)、岩登りの訓練を行いました。
脇〜背中〜肩にかけてザイルを回し、両手でザイルを使ってブレーキをかけるのは、着ている服に問題があったのか全く止めることができず、Toshiさんを何度も滑落死(もし本番なら)させてしまいました。他の方法でやるのがよさそうです。服も傷みますし(苦笑)

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コメント

お疲れさまでした。
Toshi42さん Waldkirchさん おはようございます。

今回も、尾根と谷をコツコツと探されたんですね。
捜索活動お疲れ様でした。

下降訓練、腰はひけるは、足はずらすは、全くなってないので、反省中のchuraより。
2012/11/5 7:38
お疲れさまでした
K隊長から数回聞いている器具なしの下降や、ビレイのとりかたなどの訓練をやってたんですね。
レコから察するに、かなり難しそうですが、是非覚えな
アカン技術だとも。
いきなり本番は、火事場のクソ力でも無理っぽいです。
滑落死必須ですわ
訓練は重要ですね
2012/11/5 19:25
来週のために ご苦労様です!
 みなさん 来週の宝探し ?のためにハードな訓練ご苦労さまです。成果を拝見するのがとても楽しみです。
何かあっても助けていただけそうで安心ですしね!
 予報ではお天気は 「曇り」 少し微妙ですが何とかなるでしょう。
 11日の早朝、皆さんと再会できることを楽しみにしています
2012/11/5 21:35
churabanaさん、ryujiさんこんばんは!
登攀する人を器具なしで確保するのは本当に命がけになりそうです。ザイルにブレーキをかける手袋や服装の摩擦状態によって変わってきますから、前は大丈夫だけど今回は滑って確保できなくて墜落…というのがマジでありそうです。
私の登山用の手袋が遂に穴だらけになりましたので、今晩軍手を買ってきました。やはり捜索には軍手が一番?
2012/11/5 22:49
yuconさんこんばんは!
どこでも下降しますよ〜(笑)

でも私が確保しているザイルは信用しないほうがいいかと。うっかり逆にザイルを緩めてたりとか、危険です。

天気は微妙なところですね…前日土曜日の夕方には判断しましょうか。さすがに雨だと滑りやすく視界も悪いので、山行ならぬ苦行になって危険度も増しますので。
2012/11/5 23:02
みなさん おはようございます
churabanaさん コメントありがとうございます
一日違いでお会いできませんでしたね
また一緒になりましたらヨロシクです

下降技術はしっかり身に付けておいた方がいいですね
登ったはいいが降りれない〜ではシャレになりませんから
懸垂下降中の事故は多いみたいですから安全な場所での練習あるのみです


ryujiさん おはようございます
いや〜 真面目なK先生にしっかりしごかれました
ザイルだけでの確保 傾斜の強い場所では使う勇気がありません 
トップの確保はまず無理ですね 
私にはセカンド以降の確保にしか使えそうにありません
それもまだまだ練習が必要ですね 今度実験台お願いします


yuconさん おはようございます
お宝の引き上げこれでバッチリです 任せておいてください

天気 ほんとに心配ですね
雨が降るくらいなら雪が降ってくれた方が楽しめそうな気がするのですけど
でも お宝埋まってしまいますね
2012/11/6 3:03
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