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Yamareco

記録ID: 242298
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無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

蕎麦粒山

2012年11月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:40
距離
16.3km
登り
1,299m
下り
1,293m

コースタイム

川乗橋バス停 07:40
笙ノ岩山   09:25−09:35
松岩ノ頭   09:55−10:00
蕎麦粒山   10:45−10:55
日向沢ノ峰  11:25−11:30
踊平     11:45
細倉橋    12:50
川乗橋バス停 13:20
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
奥多摩駅 07:25−(西東京バス)−07:38 川乗橋バス停
(帰り)
川乗橋バス停 13:41−(西東京バス)−13:57 奥多摩駅
コース状況/
危険箇所等
●川乗橋バス停 〜 鳥屋戸尾根 〜 笙ノ岩山
 鳥屋戸尾根は「山と高原地図」の破線ルートです。
 川乗林道から取り付く地点には小さな標識がありますが、登り始めたら、以降は道標等による案内は皆無です。
 (但し、下りで道の続きが探し難いと思われる場所があり、そこでは「川乗橋バス停→」という道標を見ました)

 それでも、笙ノ岩山までは明瞭な道が続いていて、時折テープに導かれることがあったかな、という程度です。
 紛らわしい脇道もなく、1本道で分かりやすいです。
 しかも、緩やかでも急でもない、一定の傾斜がずっと保たれて、とても登りやすい道だと感じました。
 途中に1度だけ、傾斜が急な箇所がありましたが、そこには木段やロープが設置されていました。
 難点は、前半がずっと植林地で同じ景色が延々と続き、後半も展望のない道で、楽しみが少ないことでしょうか。

●笙ノ岩山 〜 鳥屋戸尾根 〜 蕎麦粒山
 鳥屋戸尾根も上部になると、道がやや不明瞭になる箇所が時折見受けられました。
 とはいえ、山を歩き慣れた人であれば、道の続きを見失うほどではないでしょう。
 また、右側の支尾根に迷い込みやすい地点が2〜3箇所ありましたが、地形図を見ながら歩いている限り、進むべき方向は常に明快でした。

 前半は小刻みなアップダウンが続いて、小さなコブを次々と越えて行きます。
 後半になると、断続的に急坂が現れるようになります。最後に巻き道と交差する前後は、結構な急登でした。

●蕎麦粒山 〜 日向沢ノ峰 〜 踊平
 広い防火帯の尾根道が続いて、気持ち良く歩ける区間です。
 この時期は紅葉の彩りも加わって、格別の気分でした。
 ただし、最後の踊平への下りは急降下で、足元注意の箇所もありました。

●踊平 〜 日向沢林道・川乗林道 〜 川乗橋バス停
 踊平からは、すぐ下をトンネルで抜ける林道がもう見えていて、ほんの2〜3分も下れば林道に出られます。
 そこから川乗橋バス停までは、8kmを超える林道歩きで、かなり退屈でした。
   (上部の日向沢林道は全線ダート、川乗林道は最上部を除けば舗装路でした)
 一般的には、さらに川苔山を越えるか、せめて曲ヶ谷北峰までは登り返して、山道で鳩ノ巣駅や古里駅を目指すのが良いかもしれませんね。
川乗橋バス停。奥多摩駅発東日原行きのバスは2台出て、どちらもほぼ満員。その半数近くがここで降りました。
2012年11月03日 07:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 7:38
川乗橋バス停。奥多摩駅発東日原行きのバスは2台出て、どちらもほぼ満員。その半数近くがここで降りました。
前の写真にも写っているゲートの脇から川乗林道に入ります。
2012年11月03日 07:39撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 7:39
前の写真にも写っているゲートの脇から川乗林道に入ります。
ほんの1〜2分で左手に小さな道標を見て、ここから斜面に取り付きます。後続は誰もいないようでした。
2012年11月03日 07:41撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/3 7:41
ほんの1〜2分で左手に小さな道標を見て、ここから斜面に取り付きます。後続は誰もいないようでした。
破線ルートですが、道は明瞭に続いていて、そこそこ歩かれているようです。
2012年11月03日 07:53撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 7:53
破線ルートですが、道は明瞭に続いていて、そこそこ歩かれているようです。
下部はずっと植林地が続いて、山仕事の跡が多々見受けられました。
2012年11月03日 08:09撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 8:09
下部はずっと植林地が続いて、山仕事の跡が多々見受けられました。
変わり映えのしない、こんな景色が長く続いて、淡々と歩いていくしかありません。
2012年11月03日 08:20撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 8:20
変わり映えのしない、こんな景色が長く続いて、淡々と歩いていくしかありません。
標高が800mを超えたあたりで、やっと前方の景色に変化が見られました。植林地と自然林の境界に出たようです。
2012年11月03日 08:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 8:27
標高が800mを超えたあたりで、やっと前方の景色に変化が見られました。植林地と自然林の境界に出たようです。
自然林に入ってすぐ、この登山道で最も傾斜が急な区間を通過します。木段やロープが設置されていました。
2012年11月03日 08:35撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 8:35
自然林に入ってすぐ、この登山道で最も傾斜が急な区間を通過します。木段やロープが設置されていました。
自然林の中では、散発的にでしたが、紅葉を楽しめるようになっていきます。
2012年11月03日 08:59撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 8:59
自然林の中では、散発的にでしたが、紅葉を楽しめるようになっていきます。
とりわけここは、赤と黄のコントラストが美しかったです。これで晴れていれば、もっと綺麗に撮れたのに。
2012年11月03日 09:00撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/3 9:00
とりわけここは、赤と黄のコントラストが美しかったです。これで晴れていれば、もっと綺麗に撮れたのに。
この日最初のピーク、笙ノ岩山に着きました。樹木に囲まれて展望のない狭い頂上は、当然無人でした。
2012年11月03日 09:23撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 9:23
この日最初のピーク、笙ノ岩山に着きました。樹木に囲まれて展望のない狭い頂上は、当然無人でした。
笙ノ岩山では展望がなかったのですが、さらに歩いて行くと、お隣の川苔山が良く見える地点がありました。
2012年11月03日 09:44撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 9:44
笙ノ岩山では展望がなかったのですが、さらに歩いて行くと、お隣の川苔山が良く見える地点がありました。
川苔山の頂上付近は程よく紅葉している様子です。一緒にバスを降りた人たちが、これを楽しんでいる頃かな。
2012年11月03日 09:44撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 9:44
川苔山の頂上付近は程よく紅葉している様子です。一緒にバスを降りた人たちが、これを楽しんでいる頃かな。
松岩ノ頭では登山道が僅かに右手を巻いていて、左手の高みにこの標石を見つけました。
2012年11月03日 09:54撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 9:54
松岩ノ頭では登山道が僅かに右手を巻いていて、左手の高みにこの標石を見つけました。
引き続き、散発的な紅葉を楽しんでいきます。
2012年11月03日 09:47撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/3 9:47
引き続き、散発的な紅葉を楽しんでいきます。
2012年11月03日 10:04撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 10:04
頂上が近付くと、次第に落葉が進んできて、落ち葉を踏みしめて歩く道に変わりました。
2012年11月03日 10:36撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 10:36
頂上が近付くと、次第に落葉が進んできて、落ち葉を踏みしめて歩く道に変わりました。
この日の最高点となる蕎麦粒山は、岩だらけの狭い頂上で、先客はわずかに6人だけでした。
2012年11月03日 10:42撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 10:42
この日の最高点となる蕎麦粒山は、岩だらけの狭い頂上で、先客はわずかに6人だけでした。
ほとんどの方角は、葉を落とした木々の枝越しに見る展望となりますが、川苔山はスッキリと見えていました。
2012年11月03日 10:52撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 10:52
ほとんどの方角は、葉を落とした木々の枝越しに見る展望となりますが、川苔山はスッキリと見えていました。
蕎麦粒山から、次に向かう日向沢ノ峰までの間は、防火帯の広い尾根道が続きます。
2012年11月03日 11:06撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/3 11:06
蕎麦粒山から、次に向かう日向沢ノ峰までの間は、防火帯の広い尾根道が続きます。
このあたりのどこかが桂谷ノ峰のはずなのですが、全く目印が見つからず、特定できないまま通過しています。
2012年11月03日 11:10撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 11:10
このあたりのどこかが桂谷ノ峰のはずなのですが、全く目印が見つからず、特定できないまま通過しています。
いつ歩いても気持ち良さそうな広い尾根道ですが、紅葉に彩られて、さらにご機嫌な気分で歩いていきます。
2012年11月03日 11:11撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/3 11:11
いつ歩いても気持ち良さそうな広い尾根道ですが、紅葉に彩られて、さらにご機嫌な気分で歩いていきます。
2012年11月03日 11:14撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 11:14
2012年11月03日 11:15撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 11:15
日向沢ノ峰は、岩がゴロゴロしていただけの、ささやかな小ピークでした。
2012年11月03日 11:26撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 11:26
日向沢ノ峰は、岩がゴロゴロしていただけの、ささやかな小ピークでした。
うっすらと富士山が見えていると、休憩中の方から教えて頂きました。
2012年11月03日 11:24撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 11:24
うっすらと富士山が見えていると、休憩中の方から教えて頂きました。
日向沢ノ峰を過ぎても、少しの間は紅葉が健在でした。
2012年11月03日 11:34撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/3 11:34
日向沢ノ峰を過ぎても、少しの間は紅葉が健在でした。
しかしその後は急降下が多くなり、紅葉を楽しんでのんびりと歩く余裕はなくなります。
2012年11月03日 11:42撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 11:42
しかしその後は急降下が多くなり、紅葉を楽しんでのんびりと歩く余裕はなくなります。
川苔山との鞍部まで下り切った踊平は、なんてことのない、単なる十字路でした。
2012年11月03日 11:46撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 11:46
川苔山との鞍部まで下り切った踊平は、なんてことのない、単なる十字路でした。
踊平付近からは、すぐ下にこの林道が見えていて、下り始めたら林道まではあっという間でした。
2012年11月03日 11:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 11:49
踊平付近からは、すぐ下にこの林道が見えていて、下り始めたら林道まではあっという間でした。
ここからスタート地点の川乗橋バス停まで、林道を8km以上歩き続けます。
2012年11月03日 11:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 11:49
ここからスタート地点の川乗橋バス停まで、林道を8km以上歩き続けます。
林道を歩き始めたら、ようやく青空と晴れ間が出てきました。もう遅いっつうの。
2012年11月03日 12:01撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 12:01
林道を歩き始めたら、ようやく青空と晴れ間が出てきました。もう遅いっつうの。
林道上から見る紅葉も綺麗でした。こんな季節でもなければ、何の見所もない退屈な景色が延々と続くところです。
2012年11月03日 12:03撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 12:03
林道上から見る紅葉も綺麗でした。こんな季節でもなければ、何の見所もない退屈な景色が延々と続くところです。
百尋ノ滝が、林道からも遠巻きに少しだけ見られました。滝本体は木々にほとんど隠されていますが。。。
2012年11月03日 12:28撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 12:28
百尋ノ滝が、林道からも遠巻きに少しだけ見られました。滝本体は木々にほとんど隠されていますが。。。
見上げれば、山々の紅葉が明るい日差しに映えています。このコントラストを山の中でも見たかった。
2012年11月03日 12:46撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 12:46
見上げれば、山々の紅葉が明るい日差しに映えています。このコントラストを山の中でも見たかった。
細倉橋を渡る手前で、川苔山からの登山道が合流します。左端の建物はバイオトイレでした。
2012年11月03日 12:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 12:51
細倉橋を渡る手前で、川苔山からの登山道が合流します。左端の建物はバイオトイレでした。
川乗橋バス停。10人ほどで待ちましたが、早い時間のためか、1台で来たバスに全員が座れました。
2012年11月03日 13:24撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/3 13:24
川乗橋バス停。10人ほどで待ちましたが、早い時間のためか、1台で来たバスに全員が座れました。

感想

近郊のさほど高くない山も快適に歩ける季節になってきたので、久しぶりに奥多摩に出掛けてきました。
ちょうど紅葉が、この日に登った標高のあたりで見頃になっていて、この季節らしい色彩を楽しめています。
圧倒的な紅葉、という程ではなかったにせよ、広くて気持ちの良い防火帯の尾根道が秋色に染まったさまは印象的でした。


詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2012_10_12/mt2012_10_12.html#20121103

写真主体のブログ版 (使用写真はヤマレコと同一です)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2012-11-03

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コメント

cellistさんこんばんわ〜
蕎麦粒山懐かしいですね〜
私が行った時は平日で雨が降っていたせいか、誰も山頂に居なくて寂しい思いをしましたが・・・

紅葉が見頃で何よりでしたね
私も4日に紅葉楽しみましたよ

確かに川苔山を経由して下るのも良いですが、棒ノ嶺経由で高水三山を絡めるのも ですよ
猿の集団に会えますよ
2012/11/5 22:51
Bappaさんこんぱんは。
Bappaさんも蕎麦粒山はすでに登頂済みだったのですね。

今回の下山路は、すでに歩いた道や、今後別の計画で歩く予定の道を除いた結果、林道となってしまいました。

山を始める前から、元々歩くこと自体が好きだったので、山道以外でのアプローチが長かったりするのも厭わないのですが、たぶんそれは普通の感覚とは違うと自覚しているので、それでちょっと一言添えておいた次第です。
2012/11/7 21:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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