岩手山二人占め
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,492m
- 下り
- 1,486m
コースタイム
11日6:10不動平小屋−6:35岩手山お釜の縁(東側)−7:00小屋8:35−9:30笠締−10:00大滝展望台−10:30わらじ脱ぎ場(Lunch)−11:15登山口
天候 | 10日 晴れ 上部 ガス 14:30から快晴 11日 晴れ 下界は曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大滝展望台より上部雪あり、状況によりアイゼン必要 |
写真
感想
大雨の中自宅出発、天気予報では盛岡は大丈夫だったけど、不安な気持ちで高速道路を進む。
曇りではあるが、登山口はくもり、カッパなしで登山開始。切接までがザックの重さに慣れないから結構長い。わらじ脱ぎ場はベンチがあるのですかさず休憩。次は大滝展望所まで、テント他もろもろ森かずさんに背負ってもらっているので、そんなに苦しくないはずなのに、額からこぼれおちる大汗。
キケンの文字の岩場で休憩、大きなザックの方が下りてきた。昨夜泊まったのかと思ったが、日帰りで、上部は新雪でラッセルもありと言われ、予想してきたけどひどくないことを祈る。後続ひとりあり、是非追い越してラッセルをお願いしたいところだが、追い越すことはなかった。笠締手前で、下山者一人「今日は暑すぎる」といいながら下りていった。確かに暑い。笠締で後続の方と一緒に休憩しておしゃべり。そこで彼はおりていった。もうこのコースにいるのは二人きり。
雪に備えて身支度を整え、再出発。雪は出てきたが、朝の登山者のトレースがあり助かる。それも標高1600mあたりで終わり、ガスってくると途端に心細くなる。そんな私の表情を読み取って、森かずさんが「ちょっと大変だね」と言ったので、それでは、現在13時下山するなら、今がいいと、楽そうな下山を主張、森かずさんは少し下りてテント泊してはとのこと、ん〜それなら小屋まで行って、のんびり泊まりたい。気を引き締めなおして、上に向かう。
登山道を外さなければ、埋まらないが、たまにずぼっと足がおちてしまう。背中にはワカンがあるが、岩場なので、登山靴のまますすむ。鬼ヶ城分岐が見えるとやっとほっとする。自分たちは赤旗を持たずに来てしまった。本気で雪山に来るのであれば持つべきだったな。でも風に飛ばされてしまいそう。
小屋までの下りに備えワカンを装着。ガスのため、小屋が見えてこない。なんだかんだいっても小屋着14時順調な時間だ。頂上はガス。小屋までこれただけで大万歳なので頂上に未練はなしで、外階段の氷を落としながら入室。
西側の2階窓から明かりが入り、ほんのり小屋は暖かい。ざざっと掃除を済ませ、テントを張って、窓を見ると晴れているではないですか。こんなチャンスを逃すわけには行きません。カメラとヘッドライトを忘れずに、アイゼンつけて頂上を目指します。
空は青く、雪は真っ白、雲が湧いて、そして誰もいない。鬼ヶ城がその名のとおり威容を見せ、白い虹が240度ほどの角度で頂上を覆い。これでもかときれいな様を見せてくれる。あきらめないといいことあります。
満喫して小屋にもどり二人の宴会。バラ焼きとじゃが団子汁。寝る前に星空観察のためサンダルで外へ、星空と盛岡の夜景を眺め。20時就寝
朝は中々起きたくなくて、準備にてこずっているうちに、外は日の出直前。お釜の縁につく前に太陽でてきてしまったけれど、すべてにエビのしっぽができている白い地表と大きな朝日は素敵すぎて、地面にころがりながら楽しんだ。
みんな来ればよかったのに、でも二人だからこんなバカなことできるのかなとも思う。
朝食を済ませ、快晴の中アイゼンで下山開始。今日だったら鬼ヶ城経由で網張温泉に下りることできそうだけど、欲張ってはいけません。
ヘリコプターが里から上がってきて上空を飛んでます。楽しくて手ふりそうになりますが、けが人に間違われてはいけないので、大人しく歩きます。今日の私たちは森かずさんは、赤いフリース、私は黄緑のアウター。空は真っ青、雪原を歩く二人。ちょっとイモトみたいに空撮されている気分。
下山はあっという間。わらじ脱ぎ場で食べ損ねたおやつをほおばり。駐車場まで、小屋から2時間半。
登山の〆は、お山の湯。熱いお湯に入っていると、「至福の時」とは今のことだなと思う。
コメント
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先週末、岩手山に行ってきましたがガスガスの生憎のお天気だったので
お二人の山行の写真を見て妄想にふけっています
1日目の銀青の山頂、翌朝のご来光 うらやまし過ぎます
素敵な写真、ありがとうございました
23日御神坂から登られたんですね。熊の足跡あったとはびっくり、どうりで地元の方が鈴つけていたわけだ。
私たちもガスのため一時下山を考えたのですが、上目指してよかったです。最高でした。
今度青森にも来てください。八甲田の樹氷は、岩手山とは別な良さがありますよ。
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