黒姫山お疲れハイク

2020年08月22日(土) [日帰り]

• GPS: 07:39
• 距離: 17.2km
• 登り: 1,012m
• 下り: 1,010m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:54
• 休憩: 0:45
• 合計: 7:39

9:10 大橋登山口
9:14 9:14 黒姫山西新道登山口
9:28 9:28 種池
9:37 9:37 古池
10:41 10:41 新道分岐
11:07 11:08 しなの木
11:39 11:39 姫見分
11:52 11:52 しらたま平
12:10 12:10 峰ノ大池分岐
12:21 12:58 黒姫山
13:39 13:44 黒姫乗越
14:16 14:16 七ッ池
14:20 14:20 峰ノ大池
15:00 15:01 天狗岩
15:20 15:21 西登山口(笹ヶ峰分岐)
15:37 15:37 大ダルミ
15:58 15:58 新道分岐
16:22 16:22 新道登山道入口
16:49 16:49 大橋登山口
16:49 ゴール地点

天候

午前　晴れだが雲多し
午後　晴れのち曇り、17時頃から雷鳴、小雨

気温23℃、微風（暑い！）

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

長野駅8時集合。車で高妻山登山者用駐車場へ
体調や天気を考慮予定変更→黒姫山大橋登山口へ

大橋登山口前の駐車スペースは狭く車3〜4台が限界（朝9時で満車）
少し広めの大橋林道登山口に車を停めた。

コース状況／危険箇所等

・大橋登山口から新道を黒姫山山頂へ
種池、古池を経由してなだらかな樹林下の登山道の交わる新道分岐へ。
分岐より斜度は増し、樹林が切れると刈り払いされた背の高い笹の道に。
眺望が無く景色が単調な上、太陽を遮るものがない為辛い道のり。
尾根を登り切り樹林帯を進むとしらたま平らで景色が開ける（この日は雲で眺望無し）が、山頂までまだピークが一つ立ちふさがり、山頂前も岩場の登りがある。
登山口から分岐まで1時間半、分岐から山頂まで1時間半で約3時間の道のり

・黒姫山山頂より黒姫乗越経由で火口原へ
黒姫山山頂は遮るものが無いため直射日光が辛いが眺望は良いらしい（この日は雲で見えず）
山頂より北へ進むと巨岩と木の根の張り巡らされたコメツガの森となる。
火口原の小黒姫を眺めながらの道は中々気持ち良い。40分程で黒姫乗越の分岐へ到着する。
黒姫乗越からはオオシラビソの中を30分程進む。傾斜が緩やかになったあたりにしらびそ平の標識が。さらに進むと七ツ池の標識があり樹林を抜け火口原へ出る。
御巣鷹山（小黒姫）と山頂のある外輪山部分に挟まれた火口原は結構広く、七ツ池と峰ノ大池の二つの池があるが、夏場は水量は少ないか枯れている事が多いという。

・火口原より西登山道、大橋林道で大橋林道登山口へ
峰ノ大池を過ぎると御巣鷹山に沿ってカーブを描く西登山道を進む事になる。
ずっと樹林下の道で眺めは無く、また大岩がごろごろして歩きにくい区間が度々登場する。
大池から40分程で一番大岩がゴロゴロしている天狗岩付近へ、更に20分程で西登山口へ到着する。
西登山口とあるが笹ノ峰方面の車道には2時間、大橋林道の出口までは1時間半もあり、出口はまだまだ遠い。
これ以降は難所もなく比較的緩やかな道となる。

その他周辺情報

戸隠神告げ温泉湯行館　日帰り入浴＆蕎麦。食堂は17時頃に閉まるので注意。大人入浴700円。ざるそば大盛り1,000円

写真

8/22 8:53

疲れの取れないままのおっさんが二人高妻山登山口に到着。
しかし既に9時前、午後より崩れる天気予報。
コースタイムも長いしどうしようかと相談する。

m）相変わらずの行き当たりばったりコンビだよな(^^;

8/22 9:14

結局予定変更して黒姫山を登る事にした。
黒姫山のコースタイムも8時間を超えるのでキツイ場合はエスケープかなぁ

大橋登山口の駐車スペースは狭く9時でもう満車だったのですぐ近くの大橋林道登山口の駐車スペースに駐車し歩いてきた。

m）イメージ的に高妻より黒姫のほうが楽そう（？）

8/22 9:14

登山開始〜

もう9時14分か…大丈夫かなぁ

m）まぁ、遅いのはいつものことだし・・

8/22 9:15

まずは平たんな樹林の道を進む。
心なしか後ろ姿にも疲れが見える…

8/22 9:24

10分程で種池の標識が。
種池山荘とは関係ないんだよね…？

m）ないと思うけど、こっちの種池のほうがデカイ。

8/22 9:26

種池は蝶やトンボが飛び交う静かな池だった。

8/22 9:37

更に10分ほど歩くと古池…の筈だが水がない！？

8/22 9:37

まさかの「池の水全部抜く」状態

m）現物初めて見た。ある意味、期間限定のレアな光景。

8/22 9:38

水の抜かれた古池の向こうに雲に隠れた黒姫山

水がある場合逆さ黒姫が楽しめそう

8/22 9:43

古池東岸は工事中で通れない為西岸を進むと木道が現れた

8/22 9:43

戸隠山方面も雲だな

8/22 9:53

古池の湖畔を離れ樹林の下の道へ。
ここら辺からやっと登山道っぽい雰囲気

8/22 9:58

沢を渡る箇所が1か所。

8/22 9:58

水温と気温に差があるのか湯気が上がっている。
冷たくて気持ち良い

8/22 9:58

m）思えば今回のコースでここが一番涼しかったな。

8/22 10:14

斜度の緩い美しい樹林が続く。
しかし自分もmaruta27も疲労が抜けないまま…
これで斜度が増したらヤバいな

m）2人ともあまり寝てないからな〜、睡眠は大事だ。

8/22 10:28

何度も見かける「筍採るな」の看板

m）止山か。

8/22 10:38

新道分岐。
ここまで1時間半ほど。
ここは西登山道や大橋林道からの道と交わる十字路だ

m）こっからが長かった。

8/22 11:06

遂に上りが始まってしまった。
背の高い笹藪が刈り払いされた道で、整備されないとすぐに埋もれてしまいそうだな

8/22 11:32

高度が上がると樹林が切れ、太陽が容赦なく照り付けてくる。
標高2,000m未満だとやはり暑いな。
気温は23℃位だった筈だが、風もなく直射日光な為より暑く感じる

8/22 11:43

急登が辛い。樹々の高さは低くなってきているのでもうすぐの筈なんだが、中々尾根を登り切らないな
予報よりだいぶ天気が良いのは救いだが、その所為で暑さに苦しめられることになるとは

m）とにかく暑い。早く風の抜ける稜線に出たい。

8/22 11:51

しらたま平到着。
これ以降ひらけた尾根を歩くので通常なら眺めが抜群の筈だが、今日は周囲の景色を雲が隠してしまっていた

m）晴れてるだけマシだったね。

8/22 12:00

12時になり山頂に着く前に曇り空になってしまった。
うーん間に合わなかったか

8/22 12:08

前方の雲が流れピークが見えた！
あれが山頂か！！
（山頂手前の偽ピークでした）

8/22 12:09

峰ノ大池分岐

8/22 12:16

山頂手前、急な登りが連続する（ヘロヘロなところに追い打ち）

m）もう着きそうかな〜と思いつつ、なかなか着かないのを繰り返してたな。

8/22 12:16

雲取れないなぁ…

m）今回の登山のきっかけはこの色褪せた帽子。

8/22 12:18

と思ったらまた青空見えてきた

8/22 12:19

山頂手前最後の登り

m）ほんとに最後なんだろうな！？

8/22 12:22

黒姫山山頂到着！
登山開始から3時間10分かかってしまったが、コースタイムは4時間なので、お疲れのおっさん2人的には頑張ったほうかな

m）頑張った頑張った、褒めてつかわす！しかも晴れとるし。

8/22 12:22

火口原方面の眺望は無いのね

8/22 12:23

身を隠すところもなく暑い山頂。
昼食はカップ麺を食べる気もしないのでおにぎりだけにしようかな

8/22 12:24

お腹ペコペコだったので先にデザートに持ってきたスイーツを食すが、暑さで溶けて手がべとべとになってしまったー！

m）ドロドロだったけどうまー

8/22 12:47

本来なら周囲の山が丸見えの筈の黒姫山山頂だが、周囲は分厚い雲に覆われていた。
しかしこの雲…夏の雲だなぁ

8/22 12:57

これ黒姫山山頂しか晴れて無いんじゃないか？

8/22 12:58

あの山影は飯縄山か！？

m）方角的にそれっぽいけどわからんな。

8/22 12:58

こんな夏の雲を堪能できる事も珍しいが、この後の雷などが心配になるな

8/22 12:59

見渡す限り雲と青空だけ

8/22 13:00

13時になったので休憩を終えその先へ。
昼休憩でちょっとは元気になったかといえば、二人ともあまり回復していない

m）それなのになぜか周回コースを選ぶとは・・・。

8/22 13:03

黒姫乗越迄の道で火口原にある御巣鷹山（小黒姫）がバッチリ見えた。
あの山には登山道が無いらしいが…

m）冬限定みたいに聞いたような

8/22 13:04

今回歩いていて一番楽しかった区間。
巨岩と木の根の道

8/22 13:05

眼下の火口原に大池と登山道が見えるな。
あそこへ向かうのか〜

m）まだまだ先は長い

8/22 13:09

笹を刈り払いした跡がここにも。
登山道の整備大変そうだな

8/22 13:13

良い雰囲気の道だなぁ〜

8/22 13:15

一瞬何処を通ればよいのか分からなかった

m）木をくぐるところが多かったな。

8/22 13:15

次第に大岩が増えてくる

8/22 13:20

東側から雲が押し寄せて尾根にぶつかっているのか前方が靄っている

8/22 13:23

8/22 13:41

黒姫乗越に着くころには樹林は完全に雲の中に

m）雨が葉っぱをたたく音が少ししていた。このあたりから私のお腹の調子も下り坂に。

8/22 13:56

もういい加減疲れた…と思いながら黒姫乗越からの下り道を歩いていると傾斜が無くなり平坦な道になりしらびそ平の標識が現れた。

8/22 13:57

これがシラビソの森か

8/22 14:05

更に10分程で樹林帯を抜けた

8/22 14:05

火口原へ出るとこちらにも雲が侵入してしまっていた。
全く視界無しかとおもったが…

8/22 14:06

直ぐに雲は晴れ始めた

8/22 14:07

雲の晴れた火口原を進む。

前方にある枯れた池が七ツ池
下山後調べたところによると、この火口原の池は夏場はまとまった降雨が無いと枯れてしまうそうな

m）ここは開けていて気持ちがよかったな。

8/22 14:12

火口原はかなり広い

8/22 14:12

火口原の登山道も刈り払いされていないとすぐ笹原に埋もれてしまいそうだな

8/22 14:17

8/22 14:17

一旦樹林に入るがすぐにまた樹林の外へ

8/22 14:19

大池到着。
こちらも水が減ってる様だ
池の奥にあるのは御巣鷹山だ

8/22 14:22

休憩したいところだが、休憩適地が無いなぁ

8/22 14:29

大池を過ぎると西登山道。
御巣鷹山の裾野に沿って曲線を描きながら北上する。
始まってすぐこんな岩の道を行く羽目になるが、ペンキマークやピンクリボンが豊富なので安心だ

8/22 14:29

普段岩場や悪路だと元気いっぱいになるmaruta27も今日はお疲れモードのままの様だ

m）眠気とお腹の調子がイマイチになってたからねぇ。元気もでないさぁ。

8/22 14:30

この登山道という標識も其処彼処にかかっていた

8/22 14:32

リボン無いと道迷いそうだな

8/22 14:36

山頂以降一人も登山者に合わなかったが、鈴の音が聞こえたと思ったら夫婦登山者が前方を歩いていた。
まだ先は長いので急がないと下山時暗くなってそうだ

8/22 14:46

14時半辺りから青空は姿を消し、予報通り下り坂の天気に。
雨が来るのは夕方の筈なのでそれまでに下山したいものだ

8/22 14:58

今までで一番の大岩エリアが登場

8/22 14:59

天狗岩

8/22 15:20

8/22 15:21

西登山口到着。
こんな山の中なのに地図上登山口と表示されているのが不思議。
ここから笹ノ峰まではコースタイム6時間もかかる

8/22 15:37

疲労の為、大ダルミはスルー

m）ワタシのお腹も大弛みで早く下山したかったんよ。

8/22 15:57

人面岩…らしい

m）まぁ、みえなくもないかな。

8/22 15:58

新道分岐まで戻ってきた。
ここからは本当に消化試合。難所もない筈

8/22 16:16

何度か登山道が林道を跨ぐ
林道は草刈り中だった

m）林道は竹の子用かな。

8/22 16:48

大橋林道が地味に1時間近くあり長さにうんざりする。
ゴールを前に思わず走り出す私（結構元気w）

m）めちゃめちゃ元気やん。

8/22 16:49

大橋林道終点。
17時前に下山できた

m）おつかれさま~、思ったより長かったわ〜

8/22 17:23

時間が時間だけに戸隠蕎麦は今回食べれないと思っていたが、日帰り温泉の食堂がギリギリ開いていたので大ざるいっといた！

8/22 18:08

日帰り温泉で汗を流し、長野駅で解散した。
しかし今回は体力的にヤバい山行であった

m）楽しかったがそれ以上に疲労感のほうが大きかった。次はちゃんと睡眠とって登ろう。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

AQUOS sense SHV40 au シャープ

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 タオル

備考

立山二泊三日の疲れも取れぬうちのロングハイクにヘトヘト。
黒姫山はかなりキツくこんな体調で行く山ではなかった。

感想

kukaminn

お盆休み明けの一週間は過酷で、疲労も抜けないまま週末に。
天気予報もイマイチでやる気もイマイチだったが、前回山行時にこちらの車に忘れていった帽子回収したいらしくmaruta27より山のお誘いが…
まだ行ったことのない百名山の高妻山にでも行こうかと（前夜！）話がまとまり長野駅で待ち合わせをした。
しかし自分もmatura27も結局疲労が抜けずテンションが上がらないまま戸隠へ向かう。

登山者用無料駐車場に9時に着いたが、高妻山はコースタイムが長い。
疲労で体力に自信なし、午後から雷予報、開始時間が9時では下山がかなり遅くなりそう…などネガティブ条件が揃い過ぎていたので何となく二人とも「高妻山は辞めとかない…？」的な雰囲気になり急遽黒姫山に行き先を変更した。

変更した黒姫山も決して楽とは言えない山で、標高差は900m、コースタイムも8時間程だったが高妻山よりは楽なんじゃない…？というふわっとした感じで出発。

まぁ結論から言うとキツかった。
元気な時ならまた感想は違うかもしれないがなんせ今日は二人ともお疲れモード。
予報に反して意外に天気が良く、太陽が照り付け二人を苦しめる上風もない。
暫く2,500m以上の高峰しか歩いていなかったので夏の暑さにやられてしまった。

黒姫山は中央火口丘と外輪山で構成される二重式火山な為、変化にとんだ地形で見所も多く飽きさせない面白い山だ。
池を巡り、沢を渡り、尾根を登ると笹原の稜線。山頂は外輪山側だが登れない中央火口丘の御巣鷹山も山頂と同じくらいの高さがある。
欲を言えば雲が無く景色が見られれば最高だったが、贅沢も言えまい。青空が見えただけマシだろう。

体力的に持たず最後の方はばてていたが、今度は周囲の景色が見える時に来てみたい。
折角なので黒姫駅から表登山道など目先を変えて楽しんでみたいものだ。

まるた

前回立山テン泊の帰りに車の中に忘れた帽子を回収するため、
関東の酷暑でお疲れ気味のkukaminnくんに、はるばる神奈川から来てもらいました。
高妻山に登る予定でしたが、登山口で黒姫山に変更。
なぜ変更したかといえば、”黒姫山のほうが楽そうだから。”というイメージ戦略！
これが完全に黒姫さんを舐めきっていた。
元々お疲れモードのkukaminnくんと、自分もほとんど寝てない上にあまりお腹の調子がよろしくない。
そんな状態だったので、案の定疲労困憊の登山になってしまいました。
しかし、お山じたいはコース上にいろいろな姿が見られたので楽しめました。
体調万全なときにコースや季節を変えてまた登ってみてもいいかな。
とりあえず、無事下山できたし、一番の目的の帽子を回収できたので目出度し目出度し。