滋賀県側から釈迦ヶ岳!八風谷で快適に登り、赤坂谷の下りでバリルートを堪能す!
- GPS
- 05:33
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 960m
- 下り
- 953m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:31
天候 | 曇時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※今回のルートは八風谷や県境稜線等など前半部分と林道区間を除き、ほぼバリルートになります。 バリルートが苦手な方、初心者の方にはお薦めできません。 ほとんどの区間でGPSやコンパス等でのルーファイ必須です。 ◎八風林道登山口〜八風峠登山口〜八風谷〜三池岳 八風林道登山口〜八風峠登山口の区間は、舗装された林道で注意箇所等はありません。 八風峠登山口〜県境稜線の区間は基本、沢沿いに登っていく、それなりに踏み跡・目印のある歩きやすい道でした。 自分は途中あえて登山道を外れ、並行している尾根で登ろうと少しルートを外しましたが、すごく歩き辛くすぐに元のルートに戻っています。 ◎三池岳〜釈迦ヶ岳 快適な一般登山道です。歩くにあたり、特に問題はありません。 ◎釈迦ヶ岳〜赤坂谷〜八風林道登山口 釈迦ヶ岳から一旦、ハト峰方向に向かい、約5〜6分にある小高い箇所(分岐というより、ルートを外れる感じ)から赤坂谷に向かって下っていきます。 赤坂谷までは、yjinさんの軌跡をベースに地形と相談しながら下っていったのですが、ちょっと気になってた藪こぎも無く、意外に歩きやすかったので正直驚きました。 しかしこの区間はバリバリのバリルート、GPS等でのルーファイ必須、バリルートに慣れていない方は立ち入らない方が良いです。 赤坂谷〜中峠登山口付近は林道を歩いていきますが、崩落が激しく、もはや林道の体をなしていない箇所もあり、さらにザレザレの斜めになった急斜面をトラバースする場面も数箇所あるので、歩くにあたり十分な注意が必要です。 中峠登山口付近から八風林道登山口までは、不老堂・水木野方面に行く分岐とのT字路を過ぎると舗装された歩きやすい林道になります。 |
写真
感想
実は、滋賀県側から釈迦ヶ岳に登るのは2度目になる。
1度目は、不老堂・水木野から縦走し、白滝谷から瀬戸峠経由で下山するロングルートだった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1800760.html
今回、このルートを歩こうと思ったのは、yjinさんのこのルートを見つけたからだ。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1800760.html
面白そうだな・・・読んだ瞬間にこのルートを歩こうと決めた。
しかし、いろいろと調べてみると、これに近いルートはそれなりに歩かれているということが分かってきた。しかし皆左回りなのだ。
右回りで行こう!
天邪鬼な僕は、yjinさんの軌跡をベースに右回りで周回することにした。
八風谷橋の脇の駐車スペースに駐車し準備をするが、何だか空が重く暗い。
天気予報は回復傾向なので大丈夫と信じるが、気分は良くない。
R421から八風キャンプ場跡地を経由しコンクリート舗装された林道を登っていく。
約20分程で八風峠登山口に到着。
ここから登山道に入り、八風峠方面に登っていくのだ。
取り付いてすぐに渡渉が連続しているのだが、二回目の渡渉で軽くドボンしてしまう。
ステップした石が深夜に降った雨で濡れていて、ツルンと滑ってしまったのだ。
登山開始、約20分で右足がずぶ濡れになってしまった。
またテンションが下がる・・・
まぁ仕方ない、こんな日もある。
出だしはこんなだったが、登りで歩いた八風谷道は快適に歩けるとても良い道だった。
踏み跡・目印・ケルン・歩きやすさ・・・に加え斜度も緩くて本当に労せずに八風峠(県境稜線)まで登っていくことができた。
せっかくなのでここから一旦、久しぶりに三池岳にも立ち寄った。
この辺りの県境稜線は、天気さえ良ければ鈴鹿随一のロケーションで本当に歩いていて気持ちの良いところなのだが、この日はガスガスで全く展望は期待できない。
曇ってるの分かっててこの日に登っているのだからしょうがない・・・。
三池岳から釈迦ヶ岳までの稜線歩きは、まるで雲の中を歩いている様だった。
しかも釈迦ヶ岳の手前からは雨も降ってくる始末・・・。
久しぶりにカッパを着て歩いたが、天気予報が完全に回復予報だったので余計にガッカリしてしまった。
しかし、通り雨ではないだろうが雨は15分程で上がり、ちょうど釈迦ヶ岳最高点で食事を取ることができた。
空腹でお腹が鳴っていたので助かった・・・。
本日のメインイベントは釈迦ヶ岳から赤坂谷への下りだ。
県境稜線からハト峰方面の分岐を約5分ほど進み、何もない小高い丘のような所で道を右に外れ赤坂谷方向に下っていく。
踏み跡は一切無いが、少し進むと色あせたテープが少し付いていた。
ここからはyjinさんの軌跡をベースに地形と相談しながら下っていった。
方向を確認しながら、歩きやすそうな尾根を下っていく。
相変わらずガスガスだが、それがかえって幻想的な雰囲気になっている。
楽しい・・・。
尾根を降り始めて約10分程で沢に下ってきた。
この沢がおそらく赤坂谷の本流だとは思うが、目的の場所まで繋がっている谷である事は間違いない。
あとは、林道との合流地点まで谷沿いに下っていく。
渡渉あり、自然林あり、植林地帯あり・・・変化に富んでそれなりに楽しい。
それに表現は難しいが、イイ感じに静かなのが良い。
風の音と時折聞こえる鹿の鳴き声。
心が洗われる。
赤坂谷を離れ、ルートは林道に合流する。
しかし、この林道が想像以上に崩壊して凄いことになっていた。
事前の情報収集で分かってはいたが、実際に見てみて驚いた。
激しく崩落し、トラバース状態で通過しなければならなかったり、林道の面影すら全く無いような所もあった。
もう自然に近い状態に還るのも時間の問題だろう。
不老堂・水木野方面との分岐T字路を過ぎれば、あとはコンクリート舗装された道をR421に下っていくだけだ。
ここまで来ると、もう気分はクルージング状態になってしまうが、油断大敵、このコンクリートのコケっぽくなってる部分が滑るのだ。
実際自分も2回ほど滑っておっとっと状態になってしまった。
最後の最後まで油断は禁物だった。
コメント
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だれだこんな所を歩くのは、と思って思わず読んでしまいました。最近は自然に帰りつつある赤坂谷の釈迦ケ岳への登山道ですが、それがまた堪らなく良い雰囲気を醸してくれます。鈴鹿でのお気に入りの一つです。
最後の滋賀県の保安管理道路、よく滑りますね。私だけかと思っていました。
yjinさん、こんばんは。
今回も私のレポをご覧頂き、本当にありがとうございます。
レポの中でyjinさんの名を連発し、申し訳ありませんでした
赤坂谷やそこに至る尾根道も本当に素晴らしい所でした。
贅沢を言えば、天気の良い時にあそこを歩いてみたかったですね。
自分にとっても再度訪れたいお気に入りの場所になりました。
最後の保安管理道路は油断しきっていたので危なかったですね。
この日は最初にドボンしてたし、二度目はもう勘弁して〜って感じでしたね
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