熊野古道 中辺路を歩く 熊野三山巡礼

2020年10月13日(火) 〜 2020年10月16日(金)

• GPS: 74:51
• 距離: 111km
• 登り: 6,207m
• 下り: 6,285m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:33
• 休憩: 0:07
• 合計: 5:40

9:01 滝尻王子
9:32 9:32 剣ノ山
9:39 9:42 飯盛山
10:24 10:28 高原霧の里休憩所
13:14 13:14 道の駅 熊野古道中辺路
14:41 継桜

2日目

• 山行: 6:55
• 休憩: 0:55
• 合計: 7:50

8:02 継桜
10:15 10:15 蛇形地蔵
10:52 11:05 三越峠休憩所
12:04 12:09 発心門王子
12:16 12:17 発心門王子休憩所
13:06 13:14 伏拝王子跡
13:28 13:28 三軒茶屋跡
14:08 14:34 熊野本宮大社
14:46 14:48 大斎原
15:31 15:31 請川
15:52 川湯温泉

3日目

• 山行: 9:52
• 休憩: 1:36
• 合計: 11:28

5:54 請川
5:57 5:59 小雲取越登山口(請川)
6:50 6:50 松畑茶屋跡
6:56 6:57 万歳道分岐
7:24 7:24 百間ぐら
7:32 7:32 林道出合
7:48 7:51 石堂茶屋跡
8:15 8:15 桜峠
8:27 8:27 桜茶屋跡
8:51 8:53 椎の木茶屋跡
9:15 9:39 小和瀬の渡し場跡
9:47 9:48 小口自然の家
9:52 9:53 大雲取越登山口(小口)
10:18 10:21 円座石
10:45 10:47 楠の久保旅籠跡
11:46 11:54 越前峠
12:44 13:00 地蔵茶屋跡
13:39 13:42 色川辻
14:00 14:01 舟見茶屋跡
14:30 14:30 登立茶屋跡
14:51 14:54 那智高原公園
15:06 15:09 三丁の分岐
15:12 15:18 青岸渡寺
15:23 15:28 熊野那智大社
15:29 15:30 青岸渡寺
15:47 15:52 飛瀧神社
16:01 16:06 那智山バス停
16:21 16:22 大門坂入口
17:06 17:06 那智温泉
17:22 補陀洛山寺

4日目

• 山行: 3:21
• 休憩: 0:07
• 合計: 3:28

8:15 補陀洛山寺
8:15 8:16 浜の宮王子
11:19 11:25 阿須賀王子跡
11:43 熊野速玉大社

天候

いずれも晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 飛行機

前日に、羽田から空路で南紀白浜空港、バスで紀伊田辺へ。
紀伊田辺から滝尻王子までバス。
新宮からは南紀号、新幹線を乗り継ぎ帰京。

コース状況／危険箇所等

全般的に道は整備されている。ただし、石段が多いので降雨後はスリップ注意だと思う。また、各所トラバース途中で崩落の跡が見られる沢が多い。大雨後は落石など注意だと思う。
●迂回路について
・熊瀬川王子のあと、岩神王子側には行けません。岩上峠を越える一般的な登山道になります。
・三越峠を越えて林道に出た後、発心門王子に出る場合は赤木越、猪鼻王子方面には行けず、林道を歩くことになります。時間は正規のルートと変わらないです。
・大雲取超え　石倉峠手前で迂回をし地蔵茶屋後に出ることになります。時間は＋30分ほど。
●那智から新宮への海岸線について（いくつかわかりにくいポイントがあります）
・山と高原地図では浜の宮王子から大狗子峠まで国道の上を通れるような道があるように書いてありますが、実際は王子から600mほどで国道歩きになります。交通量が多いですが側道（歩道）は狭く、道中一番危険でした。
・国道沿いのトンネル2つはトンネルの上の峠を越えることになります。
・1つ目の峠　大狗子峠は国道右（那智から新宮へ進む場合です）に階段があり、そこから峠道となります。あまり通る人がいないであろうと思うので、鬱蒼としおり少しわかりにくいものの、昔の道が偲ばれます。
・2つ目の小狗子峠は国道左のみかん畑の脇から登ります。これも鬱蒼としていますが昔の道が偲ばれます。
・沿岸線から最後離れることになる高野坂は三輪崎の踏切を国道側に渡るとすぐ道標があるので、そこで畑に降りる道に降ります。道は峠道より明るいです。

その他周辺情報

滝尻〜熊野本宮までは近露王子、継桜王子周辺に宿あり。
本宮から小雲取の登山口までにはいくつか温泉街あり。最も登山口に近いのは川湯温泉。

写真

10/13 8:42

滝尻王子が起点。熊野三山の聖域のはじまりとされていたらしい。

10/13 8:41

滝尻王子には立派な鳥居が。

10/13 8:45

石段の道を登り始める。古道っぽい。

10/13 8:56

基本的に那智大社まで杉林を歩く。

10/13 9:05

ここはクヌギ？

10/13 9:08

10/13 9:27

高原まで出るといったん開ける。周囲は集落になっている。

10/13 10:09

高原には熊野神社

10/13 10:11

牧歌的風景

10/13 10:25

再び石畳の道に。

10/13 10:43

高原を過ぎると池が。魚がいたがどのように繁殖したのだろう。

10/13 11:16

十丈王子。山と高原地図の位置より手前にある。トイレあり。ここの一つ前の大門王子は撮り忘れた。

10/13 12:30

逢坂峠から大坂本王子まで下ると沢が。

10/13 12:32

大坂本王子

10/13 13:11

牛馬童子像の案内板。この手前で道の駅に出られ、トイレや食事ができるところがある。

10/13 13:14

相変わらず杉

10/13 13:18

近露王子手前で集落が見えてくる。

10/13 14:05

比曽原王子

10/13 14:21

継桜王子

10/13 14:22

継桜王子には鳥居が。

10/14 7:41

今日は継桜王子そばの民宿で宿泊。

10/14 8:01

二日目。すぐに中川王子

10/14 8:22

小広王子　このあたりまでは舗装路。

10/14 8:29

舗装路終わり石畳の道

10/14 8:33

熊瀬川王子。ここからしばらく行って林道に出ると、迂回路へ。岩神王子には行くことができない。

10/14 10:05

迂回路は峠を一回越える。迂回路と正規ルートの合流地点まで行くと沢が見える。

10/14 10:12

道湯川集落跡は本当に石畳などが残っていて集落があったことがわかる。

10/14 10:17

湯川王子。ここから三越峠に登る。三越峠から下って林道に出るとここも迂回路（林道）へ。猪鼻王子には出られない。

10/14 11:58

迂回路で発心門王子へ。

10/14 12:14

発心門王子を越えると集落に。

10/14 12:24

水呑王子。広場のようになっている。

10/14 12:28

水呑王子を過ぎると、シダっぽい中に杉林

10/14 12:55

茶畑などを越え、伏拝王子へ。
茶畑はきれいでしたが、流石に私有地なので写真取れず。

10/14 13:36

伏拝王子を越えると、ちょっと寄り道展望台の案内が。
大斎原の鳥居が見えて感無量。

10/14 13:53

本宮手前。祓殿王子

10/14 14:12

ついに熊野本宮へ。中は撮影禁止。たくさん祈願をさせていただきました。

10/14 14:24

来年の元旦は大斎原で行うらしい

10/14 14:24

今の本宮の鳥居

10/14 14:39

大斎原の鳥居

10/14 16:20

本宮から5kmほど歩き川湯温泉へ。仙人風呂前が本日の宿。川は本当にきれいだが、温泉が湧いており本当に温かい。

10/15 5:43

請川まで宿の方に送ってもらい、小雲取の登山口に。

10/15 5:57

日が昇り周囲の山並みが見えてきた。

10/15 6:22

歩きやすい登山道で登り。

10/15 7:04

百間ぐらまで登ってきた。小雲取一番の眺め。

10/15 7:04

おなじく百間ぐらの眺め

10/15 8:13

道中茶屋跡がいくつかあります。

10/15 8:12

石垣跡があったり、本当に生活されていた感じがわかる。

10/15 8:15

茶屋のまわりは石垣で整備された道

10/15 8:56

小和瀬まで下る道は石段。雨のときはスリップ注意。

10/15 9:03

小和瀬　水が美しい

10/15 9:04

小和瀬　水が美しい

10/15 9:06

小雲取登り口。今回の場合は降り口。

10/15 9:48

小口の集落を越えて大雲取越へ。ちょっと登山口がわかりにくかった。雰囲気のある道。

10/15 10:03

越前峠までとにかく直登。

10/15 11:11

潔いまでの直登。

10/15 11:33

峠。標高差はあるけど直登なのですぐ

10/15 11:44

峠越えるとりんどうみたいな鼻が咲いていた。

10/15 11:54

石倉峠手前は迂回路。知ってたけど、＋40分表記。実際は＋30分くらいだったか。迂回路と正規ルートの合流地点にはトイレや自販機があります。

10/15 14:38

このあともこの山行の最高地点である舟見峠を越え、大雲取越終了。　※山と高原地図の船見峠への登りと下りの時間表記が逆でした

10/15 15:09

さらに結構下って那智大社まで着きました。

10/15 15:21

せっかく来たのでご神体　那智の滝も。

10/15 15:36

近くまで行き、滝を観瀑。

10/15 15:58

大門坂を下り

10/15 16:03

多富気王子

10/15 16:26

市野々王子は住宅街の中に。この後那智駅まで出て本日は終了。勝浦で宿泊。

10/16 8:02

最終日。那智駅から再開。浜の宮王子。

10/16 8:46

国道を歩くがトンネルは通らず、峠越え。

10/16 9:15

国道沿いの佐野王子を越え

10/16 9:47

三輪崎駅近くで浜辺に一番接近。

10/16 9:59

高野坂の登り口は三輪崎駅近くの踏切を国道側に越えて、すぐ畑の方に下る。わかりにくい。

10/16 10:02

坂はThe古道で雰囲気がある。

10/16 10:49

最後、速玉大社に近い住宅街の中に浜王子。

10/16 11:08

最後、阿須賀神社にお参りをし

10/16 11:27

ついに速玉大社！

10/16 11:39

巡礼の無事のお礼と再度祈願をし、今回の巡礼終了。

撮影機器：

PENTAX KP ボディ ペンタックス

感想

shush

新しい生活を迎えるにあたり熊野三山を歩いて参拝し、今までの社会人生活の感謝と次のステップの成功を祈願しました。
今回はキャンプも考えましたが、いずれも宿に泊まらせていただき、荷物も軽く快適に歩くことができました。何より宿の人に温かく迎えていただき良い思い出になりました。
熊野霊山の起点　滝尻を出発し、熊野本宮まで歩くならば近露か継桜で宿泊にが適していると思います。走れるならば1日でいけるかもしれませんが、歩くなら1泊必要だと思います。次の日一気に那智まで行くならば、2泊目は小雲取の登山口に一番近い川湯温泉が良いと思います。いずれの宿泊地もキャンサイトが近くにありテント泊も可能ですが、今回は宿に泊まり良かったと思います。
全体的に細かいアップダウンもあり総高低差5800m、総距離110km、山中の景色はあまり変わらず修行のような感じでしたが、それだけに訪れた神社では祈願を叶えてくれるのかなと思っています。

コメント

yamamichi_

おつかれさまでした
改めてルートを見るとかなりストイックな山行ですね。
水と緑が美しくて素晴らしいです。お疲れさまでした！

shush

Re: おつかれさまでした
kazu-michi さん、コメントありがとうございます。目的が景色などではなく、お参りだったので、確かにストイックな山行でした。ポイントポイントは綺麗だったんですけどね。ご利益あるといいなと思います。