大天井岳〜大天荘の小屋締め目指し〜
- GPS
- 13:16
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,186m
- 下り
- 2,181m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 7:51
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 5:09
天候 | 1日 晴れのち時々曇り 2日 みぞれ時々雪時々雨、風は強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特にありませんが、気象状況により大きく変わるので、情報収集でその時の状況を見極める必要があります |
その他周辺情報 | 有明荘で日帰り温泉 有明荘で昼食 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
下は雨具
上は冬用アウター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
|
---|
感想
この時期の恒例、大天荘の小屋締め目指し登ってきました。
前泊で麓の有明荘に宿泊。
6時前に中房登山口を出発し、順調に登り合戦小屋へ。
天気も良く、青空に映える稜線や遠くに見える富士山にテンションも上がります。
合戦小屋から上は、槍ヶ岳が顔を出し始めます。
ますますテンションも上がり、合戦沢の頭からの360°の絶景、目指す大天井岳はもちろん稜線越しの槍ヶ岳、燕岳の稜線、遠くの富士山や針ノ木岳、麓の紅葉全てが良く見えました。
次目指すは燕山荘。
ケーキセットで糖分補給。
目指す目的地まではもう少しかかるので、先を急ぎます。
ここからは天気がよければ気持ちのよい稜線歩き。
とは、言うものの、そこそこアップダウンもあるので、ここまで登ってきた体には堪えます。
それでも、稜線の景色、迫る槍ヶ岳、穂高の景色、麓の紅葉や街の景色など飽きない景色に励まされます。
そして、幾度となく写真を撮りながら進み、大天井岳への分岐へ到着。
あと一息と最後の休憩をして気持ち新たにたんたんと登ります。
多少の雪はありますが、登りはストックはありましたが、特に何も無しで登れました。
そして、ついに大天荘に到着。
受付を済ませ山頂へ向かいます。
空は大分白くなってきており、気持ちのよい青空ではありませんが、遠く富士山も見え、そして、雪を纏った槍穂連峰がくっきりと見え、大満足となりました。
大天荘へ戻ったあとは、ランチのインディアンカレー、ビールをいただきお腹も満足。
まったりとした時間を過ごしました。
夕方になり再び太陽が姿を見せ始め遠く北信の山々にも光が当たり、幻想的な景色に。
日の入りまでもう少しなので、もう少し景色が良く見える中大天井岳山頂へ。
夕日を浴びて刻々と変化する遠くの山々、近くの稜線を堪能しながら、北鎌尾根に沈む日の入りを待ちます。
そして、日の入り。
と、思った直前、小さな黒い雲が太陽の目の前に。
なぜ、今、というタイミング。
結局、雲に邪魔をされ、ちょっといまいちな感じに。
それでも、日の入り直後には、空の雲も少しは染まり、これもまた幻想的な景色。
夜は、雲が出始め星は見えませんでしたが、街の明かりが良く見え、そして明るく光輝く月がとてもきれいてした。
大天荘での時間もおいしい夕食をいただき、小屋締めならではのケーキや喫茶、ワインなどおいしくいただき、支配人とおしゃべりしたりと充実した楽しい時間を過ごすことができました。
翌日の天気は悪天予報ですが、とりあえず帰れる程度であることだけを祈り、布団に入りました。
しかし、夜中に目を覚ますとなかなかの風の音が聞こえます。
そして、小屋ごと吹き飛ばされるのではないのかと感じるくらいの風が、時々。
そんなことを思っていると全く寝れなくなってしまい、ほとんど眠れぬまま起きる時間に。
とりあえず時間が早い方が天候的によい予報だったので、ご飯を食べたらいつでも出れるように、準備を整え、朝食。
山小屋とは思えぬご飯に満足でした。
そして、外を覗いてみると思ったよりは天候的には大丈夫な感じ。
結局、最後まで支配人などと話をしてしまい出発は最終に。
それでも7時前には風と霧のような雨かみぞれか分からないくらいの状況の中出発し、燕山荘を目指します。
真っ白な中なのである意味景色に心を奪われる余地がないのでもくもくと歩きます。
しかし、一瞬霧がとれ稜線が現れました。
まぁ、そんなこともほんの一瞬だけでした。
あとはひたすら徐々に荷物の重みが肩に食い込み、その痛みに耐えながら、横殴りの雪、みぞれ、雨に耐えながら歩きました。
そして、視界もないのでふと現れた燕山荘が見えた時には本当にホッとしました。
雨具など全て脱ぐのは億劫でしたが、暖かいところでケーキセットという気持ちが勝り、この日もまたケーキセット。
甘く温かいケーキとホットミルクに心も体も温かくなりました。
そして、ラストスパート。
あとは、ひたすら下るのみ。
時々休憩をはさみながら、降りしきり雨のなかをひたすら下りました。
そして、中房登山口に到着。
着ているものや持ち物も濡れて体も冷えてくるので、早々に脱げるものは脱ぎ、有明荘へ。
温泉に入り、汗と疲れを流し、冷えた体を温めました。
しかし、今回靴擦れがひどく、両方のかかとがやられており、特に片方は完全に皮膚がどこかへいってしまっており、温泉はとても堪えました。
そして、最後に有明荘のレストランで山賊焼きバーガーセットとノンアルビールでお疲れさま会。
お腹も満たされ、帰路につきました。
今回、2日目の天気が悪天予報だったため、登る前からコースや装備、悩むことがいろいろありましたが、順調に歩ききり、なんとか無事に下山でき、おまけに1日目には、いろんな絶景に出会うことができ、本当に大満足な山行となりました。
また、この時期の雨や風の天気は、着るものや装備のチョイスがとても難しいといろいろ勉強にもなった山行となりました。
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