高松山からブッツェ平(日影山)・大野山ーV+ロングコースにチャレンジ


- GPS
- 10:18
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,889m
- 下り
- 1,777m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
松田山ー最明寺史跡:途中の林道道標からの旧道は十分歩けるが、時間的には舗装林道のほうが早いかも??旧道に入る場合は地形をよく見ながら地図、コンパスなどでを確認すること。 最明寺史跡ー高松山:道標もあり、歩きやすい 高松山ー林道秦野峠:ヒネゴ沢乗越以降はマイナールートでかなり急なアップダウンが多く、顕著なピークだけでも6つある。シダンゴ山分岐から林道秦野峠までは足場の悪い急下降があり、注意して下ること 林道秦野峠ー雨山峠分岐:ここまではハイキングコースだが、ヤセ尾根注意 雨山峠分岐ーブッツェ平:マイナールートで急なヤセ尾根のアップダウンが連続するので、注意して歩くこと。920mの広いピークに出てからは傾斜が緩むが、林道から再び急になり、日影山まで慎重に登ること 日影山(ブッツェ平)−三保ダム分岐:日影山からの下りは最初尾根が広いので方向を誤らないよう注意して下ること。標高830mあたりで鹿柵が一旦終わり、西に進路をとる。笹薮が出てくるが、踏み跡は明瞭で多くは刈払いがされており、笹薮こぎというほどの場所はほとんどない。標高750m付近から鹿柵が再び現れると、柵の左側を進むこと。772mピーク付近から次の三保ダム分岐まで、少しわかりにくいが、尾根をはずさないことと、テープを見逃さないようにすれば大丈夫。三保ダム分岐まで来ればハイキングコースになる。 三保ダム分岐ー大野山:左に林道が見え、次の鉄塔を過ぎると林道に合流する場所で再び鋭角に右に折れる山道があるが、これは巡視路らしい。林道に出てしばらく進むと道標があり安心する。次の湯元平方面はいまだに通行止めになっているようだ。林道そのまま進めば大野山山頂直下に出て案内板がある。 大野山ー谷峨駅:普通のハイキングコースだが、標高差は550mはある。 |
写真
感想
日曜日の天気がやや不安定の見込みなので、土曜日に出かけてみた。前回歩いた高松山と秦野峠、ブッツェ平をつなげて歩く計画を立て、調子がよければ大野山から矢賀まで駅から駅までのロングコース。ついでに気温がすごく上がったので、前回3−5分咲きだった松田山の河津桜を朝日の下で撮影することにした。
始発で新松田に出て駅から松田山まで歩く。桜祭りは9時からだが。ゲートは開いていると思ったら、やはり開いていた。近所の住民が散歩がてら見に来ており、中には大きなカメラ、三脚を持った人もいるが、人はまばらで静かな朝だ。駅からすでに赤くなった松田山が見えたので、予想通り、かなりの開花だーー7分咲きかな??
さっそく撮影タイムーー階段を登って、朝日に照らされた桜を見ながら撮影ポイントを探す。カメラはオリンパスペンにマクロレンズをつけたものと、XZ1(コンデジ)の両方を使う。朝日で赤く染まった桜はなかなか素晴らしい。脚立に登って富士山と桜を撮ろうとするが、気温が上がりすぎてガスが多い。30分くらい撮影し、自然館の上から最明寺史跡に向かう。
前回下ってきた道を逆に進む。二度の鹿柵をくぐり、林道に出て道標地点に出る。ここで地形図に出ている旧道に入ってみる。意外にも踏み跡が明瞭だ。沢のような溝を進むと伐採作業で出た枝などの残骸が多く歩きにくい。藪が出てきたので、左の斜面を進むと道がわからなくなる。斜面左側は谷になっているので右に登っていくと先の沢のような溝に合流、踏み跡は続いていた。やはりこの溝が旧道経路でそのまま進めばよかったようだ。道は明瞭で標高400m手前で上に林道が見える。すぐ舗装道に上がる経路もあったが、さらに斜面を左に進んでみる。はじめは不明瞭に見えたが、進んでみると刈払いがなされているようで赤テープもあり、十分歩ける。しかし途中で地形図のルートより少し離れて舗装路に向かっている。地形図のルートは見えなかったのでそのまま進み、、元の林道に合流。出て少し先に自然館22の道標があった。もう最明寺史跡は近い。歩きにくさを考えると時間的にはあまり大差ないかもーー。
最明寺史跡でトイレを借り、少し補給し、出発。前回歩いた下の道を進む。鐘撞道を通過し、冬枯れの道を進むと、ツグミのような野鳥が現れる。少し首周りが黄色っぽいが、大きさからして鶫ではないかと思うが、近くで見られず、木からすぐ飛び去ったので、よくわからない。その先で上の道と合流、山道から舗装道に変わり、高松集落に出る。近道を行くが逆コースの前回は入口を間違えたらしい。尺里峠には9時過ぎに到着、桜の撮影で30分くらい余分に時間を使ったが、尺里峠まで時間を挽回、高松山では予定より20分早かった。
山頂ではハイカーが出発するところで、声をかけようと思ったがハイカーは気がつかず先に下っていった。ここでは撮影と水補給だけですぐ出発、ビリ堂分岐、ヒネゴ沢乗越を通過、その間、2−3組のハイカーとすれ違い、こんなマイナーなコースにハイカーが来ているのかと軽い驚き。
特にヒネゴ沢乗越しから先で数組のハイカーとすれ違ったが、これには驚いた。顕著なピークだけで6つもあり、結構急な登下降だ。西ヶ尾、鉄塔(731mピーク)と越えて4つ目のピーク(817m?)には桜丸とテープに手書きの書き込み。ここまで乗越から50分くらいだが、長く感じる。あと二つピークを越えて、乗越から1時間強で雨山峠分岐にたどり着く。この手前でもハイカーとすれ違う。今日はよくハイカーと会う日だ。
分岐からは結構足場の悪い急降下が続く。林道虫沢線に下り、林道秦野峠に出る。峠の石碑で先行したハイカーに追いつく。話をすると、ハイカーが意外と多いのに驚いたと同じ感想。やはり松田から高松山・ブッツェ平に向かうという。大勢の高校生らしい集団が登っていったと笑う。雨山峠か、ブッツェ平かーー雨山峠でしょうとハイカー氏。だが実際はブッツェ平だった!!
こちらは昼食の250円のコンビニおにぎり弁当を半分食べる。先週と同じもの、200円弁当がなかったためだ。ハイカー氏は先に出発、10分後に追いかける展開。最後まで追いつかなかった。
雨山峠分岐までは誰にもあわなかったが、そこから少しヤセ尾根の急斜面を下るとなんと子供をつれた女性が向こうから登ってきた。最近、ブッツェ平も高松山¥シダンゴの赤点線コースも人が入るようになったらしい。バリエーションハイキング・ブームか??
920mピークに上がると日影山の手書き道標があり、先の高校生グループが昼食休憩中。先生らしき年配者が二人はいた。西丹沢の山並みを見ながらやや傾斜の緩んだ尾根のアップダウン、二つのピークに手書き道標があり、林道に下る。秦野峠林道の続きらしく、玄倉に向かっているようだ。林道は工事用ブルドーザーと砂利が積んであり、その裏側に日影山入口があるが道標はない。ここから日影山への登りは岩場の急斜面、木の根や岩などにつかまって慎重に進む。足に少し疲れを感じ始めるがまだまだいける状態。踏ん張って山頂に出ると、ここには誰もいない。山頂は展望なく、小びろいが荒れ果てた感じであまり長いするところではなさそう。新旧の山名板が壊れかけた鹿柵にかかっており、その柵の大穴の向こうに、玄倉に通じる踏み跡のようなものが見える。ここで弁当の残り半分を食べ、バナナと甘夏も少し食べて出発する。まだまだここから大野山まで6km、谷峨駅までは12km近くある。
ブッツェ平から先は尾根が広くなり、わかりにくい。踏み跡やテープを注意深く追い、尾根を外れないよう気をつけて進む。鹿柵が切れると笹薮になる。しかし踏み跡は明瞭でもぐってしまうような藪はほんの短い間。刈払いされているようで、大して苦労しない。しかし標高830mあたりから進路が西に変わり、鹿柵が出てくるあたりで、踏み跡を見失う。前方には鹿柵が進路をふさいでいる。どこかで間違ったのかーー少し戻ってみる。鹿柵の左側を見ると踏み跡が見える。鹿柵の右に行ってしまったのが間違いとわかり、戻って鹿柵を越えられる場所を見つけて左側に出ると、踏み跡が明瞭だった。
772mピークあたりから笹薮が少し深くなり、道が分かれるが、先で合流するようだ。このあたりはわかりにくいのでテープを見失わないように注意すべきだ。平坦地のような760mピークの先で進路が南西に変わると、急斜面の岩場を下るようになり、笹薮が終わると三保ダム分岐に出た。これでハイキングコースになるので安心。三保ダムコースを見ると下り口は鎖の急斜面だ。地形図を見ると途中はさほどの急傾斜ではなく、最後が少し急だ。
時間は二時過ぎで足は大丈夫なので大野山に向かうことにする。まだまだ先は長い。20分くらい下ると東屋がある。少し果物と甘いもので補給、今日は暑いので水分の消費量も夏のようだ。水がだんだん乏しくなるがなんとか持ちそう。さらに10分くらい進むと林道が見えてくる。大野山山頂下を通過する林道で林道神縄・八丁線というらしい。山北から皆瀬川を北上し、人遠(ひととお)から大野山の先まで続いてまだ工事中だ。鉄塔を過ぎ、林道に下りる。出口付近で山道が鋭角に折れて北西にむかう道がついている。紛らわしいがこれは巡視路かもしれないが道標はない。林道に出て少し進むと道標があり、林道を進む。その先に湯元平分岐があるが、いまだに通行止めになっている。20km以上歩いてきたので、少し疲れ気味、大野山の下のイヌクビリにある案内板をぼんやり眺めてまきば館のほうに進もうかと下の林道方面に歩みだすが、山頂から離れていくので、戻って山頂に直接向かう。大野山こもれび遊歩道を登るとチェーンソーアートの作品が並んでいる。山頂に出ると西丹沢の山並みが一望できる素晴らしい展望。これはなかなかのものだ。方位版もあり、山座同定がしやすい。西丹沢は主要ルートは歩いているが、マイナールートでは歩いていない山が少なくないので、地蔵平周辺、権現山、屏風岩山あたりはよくわからない。
ここですぐ出発すれば4時台のバスか列車に間に合ったかもしれないが、疲れたので少し休憩し、残った果物やアンパンを食べて、下りに備える。ここは標高723mなので、まだ600m近く下らなければならないので、あまり楽とはいえない。
最後の補給をして15時40分過ぎに出発、道標には谷峨駅まで1時間20分とあり、かなり厳しい。標高差550m以上あることには途中で気がついた。これも疲れのせいか??急いで下るが、思った以上の山道、そうスピードは出ない。がんばって下るが、舗装道に出てさらに山道になり、どうやら16時台には間に合わないことを悟る。一応、がんばって小走りに下るが、最後川を渡り、246号線の歩道橋をわたってバス停に出ると、バスは16時23分に出ている。駅に出て時刻表を見ると列車は出たばかり。わかってはいたがーー次の列車は15時27分、あわてても仕方がない。水分を補給し、残った食料を補給して、汗で濡れた服を脱いで着替えをして列車を待つ事にした。マイナーるとの多いロングコースを無事歩き終え、朝日の河津桜も撮影できて、満足、「黒部の山賊」を読みながら帰宅した。
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