阿智村清内路「奥孫六」 激笹薮。兀岳は敗退。

2013年03月15日(金) [日帰り]

• GPS: 04:20
• 距離: 9.0km
• 登り: 656m
• 下り: 660m

コースタイム

10:00ミズナラ−10:40兀岳登山口−11:15尾根筋分岐−11:40撤退地点−

12:00尾根筋分岐−12:45奥孫六−13:05　1424mピーク−14:10ミズナラ

天候

はれ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

小黒川のミズナラ付近に駐車。
それ以上は積雪多く通行不可。

コース状況／危険箇所等

小黒川のミズナラまで積雪・凍結あり。滑り止め必須。
現状では4WD車でもこの先は行けません。

兀岳登山口までの道路にも、まだ50cmほどの積雪あり。
スノーシュー、わかん等必須。

登山道は積雪が多く、ゴールデンウィーク明けでなければ無理。
また笹薮状態のところもある。

撤退地点付近は登山道ではない尾根を歩いているが猛烈な笹薮。

撤退地点から駐車地（ミズナラ）へ戻る間は登山道がありません。
また激笹藪で変態向きのため、一般登山者は決して真似をしないでください。

写真

R256沿い、昼神温泉方面からは清内路地区の入口にある湧き水で給水。

旧清内路中学校の先から村道へ。小黒川のミズナラ看板あり。

2月に偵察へ来た時よりもだいぶ少なくなったが、まだまだ積雪、凍結箇所多く滑り止め必須。

国の天然記念物。折れてしまい補修中。折れた幹からはオカリナとかが作られたとテレビでやっていた。

折れてしまったが、まだまだ立派な枝ぶり。バリケードで立ち入り禁止とされている。

無雪期なら車で入れるだろうが50cmほどの積雪で進入不可。雪が緩んでいるのでスノーシュー装着。

別荘だろうか？無雪期ならこの辺まで車で入れるのかな？

橋を渡ると登山道の標識がある

蛇洞沢に沿って。無雪期なら登山道が分かりやすいはず。

ここは右方向へ

いきなりの難関。橋が積雪で埋まっている。ストックで雪を削って渡り、階段を作って乗り越える。

登山道崩落。雪があるので逆に渡りやすかった。

間もなく尾根へ出るが笹薮に阻まれる。なお、ここまでの間にも軽い笹薮漕ぎが必要。

そして尾根を伝って兀岳方面へ・・・激笹薮出現。スノーシューを外して格闘へ・・・

しばらく藪漕ぎをして疲れ果てた。サングラスを落として来たため捜索に向かう。残念だがここで兀岳は諦める。右のピークが兀岳。

激笹薮の中に落ちていたサングラスを奇跡的に発見。先週の観音様救出ミッションの善行が効いたか！？

再びスノーシューを装着し、先ほどと逆方向(南側)の尾根へ向かい「2級基準点」らしきピークへ出た。

進路を南東に取り1400高地へ向かう。尾根の樹間からは御嶽山、乗鞍岳、穂高岳が覗く。

1400高地。基準点などは無いようだ。

再び南下する。おそらく昨年秋に測量がされたのだろう。新しいピンクテープが大量にあり、笹も刈り払われている。笹藪漕ぎから開放された。

4等三角点1396.7　点名：奥孫六。木が払われて北側の展望は期待できる。　

むむぅ、残念だが御嶽山は一部のみ。しかし、先日登った乗鞍岳はきれいに見えた。

奥に白く見えるのはアザミ岳や摺古木山だろう。その手前右が本来のターゲットだった兀岳。登頂していたら当然ながら南尾根へ周回したくなっただろう。

2級基準点1424高地付近。平べったいピークで展望は特に無い。

弾痕だかキツツキ痕だか穴だらけの木

再び激笹薮へ。未知の尾根だがGPSがあれば100%間違えることは無くミズナラへ下りれるはずだ。

止むことのない激笹薮下り。なんとポケット内のデジカメを笹薮に落としてきてしまった。

必死の捜索活動で、またしても奇跡的にデジカメを発見。この朽ちた標識を撮ろうとしてデジカメの紛失に気がついた。もう少し下まで行ってたら諦めていたかもしれない。

うさぎさん、便秘だったのかしら？大量にフンフンしてある。

最後は定番の砂防ダムに阻止され高巻く。林道周辺の沢にはよくあることだが、かなり防御力は高いため厄介だ。

そして無事にミズナラ正面へ降り立った。

雪が無くなったらリベンジだ。熊出没注意。

感想

nucchi

大平街道が冬季通行止めなので清内路側から兀岳へ挑んだが・・・
積雪が多く、背丈以上の激笹薮地帯を好んで選んだため敗退。

正確には笹薮でサングラスを落としてしまったので捜索に戻った。
先日の小川路峠での善行が良かったのか笹薮の中から無傷で発見。

気をよくしたので反対側の尾根から未知のピークへ足を進めた。
三角点名：奥孫六というマイナーなピークを踏めた。
なかなか複雑な地形であった。
最後に行った今回の最高地点1424高地一帯は特徴の無い平坦なピーク。
ここから尾根を間違えずに下りられるかが読図力を問われるところ。。。

しかし私は既にGPS頼みなので何の迷いも無くミズナラへ続く尾根を下る。
やはり尾根の最初というのは、とても分かり難い。
そんな場所でも、もちろんGPSなら絶対に間違えることはあり得ない。

さくさく激笹薮を下って行くとデジカメが無いことに気がつく。
後日出直すか、戻って捜索するか悩んだが戻ることに。
黒いデジカメなので見つかる可能性は低かったが奇跡的に発見。
やはり転がっている観音様は助けておいた方が良いのだろう。

そして狙ったとおりミズナラの正面へ降り立ったのであった。
また雪が無くなる5月以降にリベンジしてみようと思うが・・・
登山道の笹薮と崩落が改善される可能性は低いと思っている。




ちなみに私はdocomoのスマートホンを登山GPS・ネット専用端末として使っている。
電話機能が無い状態である。そのため携帯電話は昔の折りたたみ携帯(ガラケー)。

このメリットは
・スマートホン(インターネット使いたい放題)　　　月額945円
・携帯電話(通話とメールのみ)　　　　　　　　　　月額2262円(25年1月実績)
　毎月、計3000円程度の維持費で使えること
・登山中は携帯電話の電源を切っておくことで、緊急時に電池切れで使えない
　なんてことが防げる。

デメリット
・常時2台(充電器含む)を持ち歩かなければならない・・・

コメント

ゲスト

便秘じゃないよ。
お疲れ様。

うさぎさんは気に入ったところでは大量にうんこするんだよ。
常にパチンコみたいに腸の中でうんこさんが並んでるんです。
ヽ(´o｀；

nucchi

なるほど
usajunさん、こんにちは。

気に入った場所まで溜め込んでおくのですね。
可愛い外見のわりに根性があると言うか頑固と言うか。

そう言われれば、私も気に入ったトイレがある店まで必死に我慢して…
結局、耐えられなくなってやむを得ずコンビニ…
なんてこともしばしばです。

yama-take

なかなかの笹ですね
兀岳といえば南への尾根が目立つけど、その先端から登るというのはどうですか。その可能性は？

nucchi

南端
そう来ると思って調べてありますよ♪

黒川沿い、赤子淵ってところがあるのですが、その入口の道路終点から尾根末端に取り付けそうです。ただ、距離はけっこうありそうです。

yama-take

さすがサービス業！
「そう来ると思って・・・・」なんて泣かせてくれますね。

南端から兀岳、もっと長いのは笠松山―飯田峠―摺古木山・・・・　わくわくというより気が重くなる・・・・それでもいつの日にか・・・・

サク姉

兀岳
兀岳は「パイだけ」と読むんでしたよね

刈り甲斐のありそうな笹藪ですね。

激笹藪の中でサングラスが見つかってほんと、よかったですね。
これも山菜・キノコ狩りで鍛えた眼力・臭覚の
賜物でしょうか。

nucchi

ボスのためなら♪
>yama-takeさん

また美味しい お願いします
とりあえずスノーシュー導入してツボ足から解放されれば身軽にはなりますよ 似合わないとか言いませんから

夏焼山からアザミ、摺古木へ赤線を繋げたいのですが・・・
絶対に熊が居るのでボディーガードをお願いします

nucchi

嗅覚
>sakusakuさん

キノコ採りはしたことないんですよ。
山菜も庭にタラノメやワラビが勝手に生えてくるので探したことないし・・・

眼力は2.0相当ですから
嗅覚よりも記憶力と勘と集中力ですわ
藪山やるには上記が必須です。

兀岳・・・
最初に「おっ」を、最後に「よ〜♪」を付けて、投稿しなおしてくだされ←オヤジだな