梁川駅より倉岳山〜九鬼山まで禾生駅帰り
- GPS
- 08:07
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,818m
- 下り
- 1,695m
コースタイム
天候 | 晴れ。昼過ぎは薄雲が広がるお天気 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
梁川駅正面の橋を渡り倉岳山方面へ歩き高畑山付近までは看板も多く整備されています。 ただそこから先はそこまでほど手厚く管理されているわけではありません。 特に今回問題になりお伝えしておきたいのは、鈴ヶ音峠の林道から山道に入ってから、地形図にも表示のないエリアです。山道に入ってすぐ(2分以内)尾根を進む道と巻き道とがあり、道のしっかり具合とマーカーから巻き道へのコースを取ったわけですが、この道はふかふかの崩れやすく細い道です。マーカーはあるものの踏み跡はなく、鈴ヶ音峠からの登山道入り口で九鬼山方面からの方とすれ違っているのですがその方の踏み跡はありませんでした。また我々以前のものも見当たりませんでしたので逆方向からの方は問題なく通過できるポイントであるということかと思います。斜面はふかふかしておりとても崩れやすいので脚を踏み外すこと無く歩くことは無理なところです。 我々のように倉岳山方面から九鬼山方面へ進む方は鈴ヶ音峠にて登山道に入ってすぐのところでは十分にご注意下さい。この地点ではみてみるとヤマレコでも多くの方が迷っています。鈴ヶ音峠から入って2分ほどところ、尾根と巻き道で別れるところです。 はっきりした道の巻き道は誤りでかなり体力を使うことになります。 そこを切り抜けて高指山のピークに到達してみると、尾根には比較的しっかりとした道ができていました。 なので九鬼山方面から来た方は間違えることなく進むことが出来ているのだと思います。 ただ高指山手前にはマーカーが沢山付いていて一見下に進むことが正解のような箇所がありますので、九鬼山方面からの方は踏み跡を信じて尾根伝いに進みましょう。 九鬼山手前の富士見平?から禾生駅方面へ進む杉山新道は歩きやすい道です。 |
写真
感想
このルートは梁川駅より倉岳山から九鬼山へむけて歩いています。
重要なので最初に触れておきますが、突坂峠にて林道に出て林道を進み、鈴ヶ音峠で登山道に戻りますが、鈴ヶ音峠から2分程の所うっすら尾根に向かう道とはっきりとした巻き道が存在します。
巻き道にはマーカーも多く付けられており、一見するとそちらへ進みたくなりますが、このルートは誤りです。
トラバースするにも、しっかりとした道ではなく下もふかふかしており足は斜面に取られます。最終的には尾根に出なくてはならないので最初から尾根を登っておくほうが距離も短く歩きやすい(と思われる)ので全然楽なはずです。
また、トラバースした後尾根に戻るポイントもわかりにくいのでさらにその先で迷われる方もいるようです。
スタートから高畑山付近までは多くの看板もありマーカーもはっきりしているので、踏み跡とマーカーを頼りに巻き道を歩きたくなってしまうのですが誤りですのでご注意下さい。
本題です。
大月駅北側の駐車場に車を止め、梁川駅まで電車で進んでそこからスタートし、倉岳山から九鬼山を歩き大月駅までを予定した行程でした。
先程も言ったように、高畑山付近まではかなりこまめに看板もあり歩きやすく整備された道です。高畑山では富士山も綺麗に見えるのでお勧めですし、立野峠では旧秋山村?方面からきた団体様とも会いました。
しかしながら高畑山を過ぎた辺りからは九鬼山方面からの方とは5、6人お会いするものの、同じ方向から九鬼山進む方はおりませんでした。途中お一人おりましたが、鳥沢駅?方面に下りたようです。
高畑山からは少々藪こぎ的な小枝の多い道になり、一旦突坂峠に出てからも前述の鈴ヶ音峠の先の辺りなど看板なども無く、林業のマーカー?が付いていたのかルートを誤りやすいので十分に注意して下さい。
鈴ヶ音峠の林道上で昼食にしようか?などと言っていたのですが、巻き道に進んだばっかりに高指山に出るまで食事にもできませんでした。
高指山からは尾根道を進み、これまでのように登っては降りを何度も繰り返すので標高1000mに満たない山ではありますが結構ハードな部類に入るかと思います。累積標高ではそこそこの数値になるのではないでしょうか。
九鬼山からはメンバーの疲労もあり、プランBである禾生駅方面に降りるコースを選択して距離を減らして山登りを終えました。
禾生駅に下りたルートでも梁川駅からGPS計測(地図ロイドの15m間隔での計測)で19.3kmでしたし、大月駅の場合さらに5k近く増えることが予想されますので、大月駅を目指す方でも禾生駅へ降り富士急行線でJR大月駅を目指すという選択肢も用意しておくのがいいかと思います。
ただ鳥沢駅との分岐(高畑山先?)を過ぎて道をロストしたり我々のようなルートを取ってしまい疲労すると、九鬼山手前まで逃げの選択肢はありませんのでその点ご注意下さい。大月駅まで行けるかなという方がこのコースをもしものために使うか、我々と逆方向から倉岳山方面へ進み疲労するようなら鳥沢駅方面へ逃げるという方法もありなのかもしれません。
たしか先月あたりにも九鬼山の辺で遭難したという方がいた話を耳にしたのでご注意頂ければと思います。
コメント
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masaki88さん、はじめまして
鈴ヶ音峠の先の分岐、私も右の巻道を進んでしまいました。
踏み跡が濃く、かつ分岐後すぐ倒木があったのですが、ステップが切ってあったので、ここを進めということかなと判断し、進んでしまいました。
その後もテープが所々あったので大丈夫と思っていたのですが、いくら進んでも高度が上らないため間違いに気づきました。
感想に書かれていましたが、フカフカで足を取られやすく、危ういルートでしたね。
何とか雪が付いていなかったので行けましたが、途中から雪があったら考えると、恐ろしくなります。
途中で尾根に上がろうと試みましたが、ヤブに阻まれて撤退。
結局、九鬼山側まで巻いて、そこから高指に登り事なきを得ました。
高指到着後に改めて地図を見ると、尾根を進め、と書いてあったので、ちょっと不注意だったと反省しています。
また、間違いに気づいた時に本来なら戻らなければいけなかったのでしょうね。
この道を戻るのは嫌だなあという心理が、そのまま進むことになってしまいました。
hirokさん、はじめまして。
私たちはGPSのトラックログを持ち合わせていたので途中、これは正規ルートじゃないぞと気がついたものの、hirokさんと同じ心理で行けないこともないだろうし戻るのめんどうだな、もう尾根のところまで進んでしまえ!と脚を進めてしまいました。
しかしながら山を降りてからああいうところは面倒臭がったりせず勇気を持って撤退しなければいけないところだったなと思いました。
4人でしたのでああいうところで誰かだれかひとりでも体力消耗したり怪我して歩けないとなったならば、皆大変になるわけですから止まる勇気戻る勇気が必要でした。
我々も途中で尾根に上がるところを探りましたが結局高指山のところまで無理でしたね。
はっきりした道でマーカーもあるので情報がないとあそこであちら側に行ってしまうのは仕方ないかと。
分岐の存在に気がついていればもちろん戻るべきですが、それにすら気が付かずに向こうに入るとちょっとやっかいですね。
5/18梁川駅〜大月駅を歩きました。
masaki88さんの記録を参考に緊張して歩きましたので問題の場所で間違えることはありませんでした。ありがとうございました。
先行していた方は、巻き道に進んでしまい10分位で引き返して来られたと後で聞きました。
道間違えはなかったものの後半ロヘロで大月に18:30着 12時間もかけて歩ききりました。
今後も貴重な記録を楽しみにしております。
我々も当初は大月駅までを考えていたのですがメンバーの疲労を加味して禾生駅に下りました。大月駅ですともっと距離ありますから結構ハードだと思います。
比較的ボリュームがあるルートですので、間違えて疲労してしまうと厄介だったりしますしね。
道を間違えないに越したことはありませんが、皆間違えたくて間違える訳じゃありませんから戻る勇気も大事ですよね。あとはもちろん事前の情報収集。
ご丁寧にお礼ありがとうございます。
私の記録がchinyamaさんのお役に立てたようでなによりです。
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