消えた富士山大宮新道&カケスバタ登山道調査

- GPS
- --:--
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 610m
- 下り
- 671m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・カケスバタ――一合目区間 しっかりした林道状の道の部分もあるが踏み跡も定かでない箇所も多く、現在の国土地理院の1/25000の地図には消 えているので、記載されている昭和初期の古い1/25000の地形図を持っていないとルート選定は難しい。 ・カケスバタ登山道(天照教林道入口から二合目) 入口からはしっかりした道(現在の1/25000地形図に記載されている箇所)があるが途中から踏み跡もはっきりしな い。大宮林道近くで古いはっきりした道跡が残っているが大宮林道上は一切、踏み跡を見つけることが出来なかった。 二合目林道まで標高差200m前後の箇所で、これ以上進むと戻ることも困難と判断し撤退する。 ・ルート図では調査のため本来のルートとは関係ない部分も歩いていることを承知ください。 今回のコースは調査目的でなく、一般的に登山・ハイキング目的で歩くべきルートではない。途中に、林業関係者のマーキングと思われる赤テープが多く見られ、一部は私が今回目的としたルートとも合っていたが、それを頼りに歩かないほうが良い。 |
写真
感想
今年の2月20日に表口富士山登山道(大宮新道)のカケスバタから一合目までの大正・昭和の初期に歩かれた道を探索しようとしたが、積雪で、ルートを探すことが出来ず断念した。昭和の初めに一合目までバスが上がるようになってから廃道化された道である。
雪も消えたのでリベンジの調査と以前に半分調査したカケスバタから直接二合目に至るカケスバタ登山道の後半部を調べるために出掛けることにした。
2月20日調査記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-271044.html
カケスバタ登山道前半部調査記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-214517.html
今回歩いたルートは踏み跡も定かでない部分では古い登山道から外れた部分も多いが、近い所を歩けたのではないかと思われる。本来、県道180号線のスカイライン区間表示2.1Km付近の標高1000mの旧一合目(北山林道入口)に出る予定であったが、2.3Km付近に出てしまった。
途中に林業関係者のマーキングと思われる赤テープが非常に多く、一部そのマークの惑わされたために200mほど離れた部分に出てしまった。
やむを得ず、そのまま天照教林道入口のカケスバタ口登山道の後半部入口まで県道180号線を歩く。
入り口部分は明確の道跡があるが、すぐに分岐となる。左側はすぐに藪っぽくなるので右側を行くと、かなり古い壊れたベンチが4ツあり、探していたルートらしき感じを持たせる。しかしすぐに、知らなかった富士急記念の森林の古い東屋と大きな看板があり、ルートに自信が持てなくなってしまう。ここから先は踏み跡もほとんどなく歩けそうな所を歩き、六番林道に出る。正規のルートと思われる個所から30m位、離れた所であった。
六番林道からは少しの間はしっかりした道であるが突然、道が人為的に封鎖されている。
強引に中に入りルートを探すが背の高さほどの物凄い茅の原で、ルートどころか
歩くこともできない。封鎖の外に出て左右を探すが木で囲って人や動物が入れないように完全に囲まれている。何のための封鎖・囲みか理解できなかった。
封鎖手前の右側に踏み跡らしきものがあり、登って見る。踏み跡はほとんどないが歩くことは出来るので強引に登る。そのうちに明らかに人手で歩きやすいように木で段差を作ったようなしっかりした道を見つける。この道は大宮林道まで続いていた。
大宮林道から上は完全に踏み跡も無く、登れそうな所を歩くが次第に歩き難くなる。これ以上進むと、戻ることに自信が持てなくなり、残念ながら標高1280m時点で引き返すことにした。なんとか二合目林道まで行けば、以前に歩いて戻るルートも判っているのだが・・・。残り標高差200m、直線距離で1.2Kmと思われるが無理をしないことにして引き返した。
今回で富士山表口登山道(大宮新道)及びカケスバタ口登山道の調査は一段落とし、次は上井出口登山道の調査を始める予定である。
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