厳冬の尾瀬周遊 ラッセルと絶景
- GPS
- 80:00
- 距離
- 40.8km
- 登り
- 1,067m
- 下り
- 1,063m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:00
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 10:15
- 山行
- 11:10
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 12:30
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:00
どか雪後は1日で脱出するのも困難
天候 | day1 くもり day2 くもりのち晴れのち雪 day3 晴れのちくもり day4 雪からの晴れ 全体的に雪質重い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
始発で沼田駅 沼田駅9:32から戸倉までバス 11時ごろ到着 -帰り 戸倉14:10から沼田駅までバスのはずがサイフを停留所に忘れたので途中下車させてもらい 14:40の鎌田行きのバスにのる 鎌田から15:15の沼田行きで帰宅中 |
コース状況/ 危険箇所等 |
冬山はいつも危険 尾瀬ヶ原は何度も沢を橋で越えるので夏道にそって行くこと 尾瀬沼は歩けました - 除雪区間 戸倉→津奈木橋手前2kmまで 大清水→戸倉 |
その他周辺情報 | 戸倉バス停の近くに酒屋があり自販機があります |
写真
感想
年末年始の大寒波を前に尾瀬は天候は安定してそうな様子。どこまで雪が積もってるかでできるのとは大分変わるが、今回は鳩待峠まで終始ワカンで膝下ラッセルだったため尾瀬周遊はできると判断し突っ込みました。
-day1
鳩待峠までは最低限行きたかったが、2km手前あたりの道路上でテント泊。
初めは至仏、燧ヶ岳をやろうと思っていたが、当然の如く無理だと悟る。
テントのなかで至仏単体にするか、尾瀬周遊にするか悩んだが、妄想の尾瀬の景色に後押しされて尾瀬周遊をすることに。
-day2
今日から1日10時間以上の山行の始まりである。
明るくなる直前の6:00には出発と思っていたが、さっそく寝坊して7:00出発となる。
道路はウネウネしてうざいのでなるべくショートカットしながら進んでやっと鳩待峠に到着。
鳩待峠からも至仏山が見えて、最後まで登るか悩むが見なかったことにする。
山の鼻までは下りで楽と踏んでいたが、すぐに下りはなくなりほぼ平坦に。
平坦で膝下ラッセルだと1時間1kmくらいしか僕にはラッセル力しかないので地味な戦いになる。
平坦になってから途中で鹿を発見。
こんにちはと声をかけるとなんとラッセルをしてくれるようで、トレースを利用させてもらって楽をする。
鹿は時折、沢にくだったりする道を作るがさすがに沢には入れないのでルートを変えながら進む。
鹿は濡れても弾く毛と、雪が水を吸ってくれることをちゃんと知ってるのだろう。ラッセル力もあるし、飼いならせば冬山は楽勝だろう。
そうしているとお昼に山の鼻に到着。
至仏も燧ヶ岳も見える最高の場所である。
ゆっくりもしていられないのでちょっと腹を満たした後は、竜宮小屋に出発である。
一面の雪景色に本格的に尾瀬に来たなとテンションがあがる。
竜宮小屋までは一本道だが、途中で沢がまっすぐに行かせない罠が何本かある。その都度、夏道の橋を探すが、なかなか辛い作りで怯えながら渡る。最初の一本目は見事に底が抜けた。リュックが引っかかってなければ水浸しだっただろう。鹿と違って服が水を吸うのでお陀仏である。
橋のトラップを超えて先に進むが、雪を降り出し竜宮小屋がなかなか見えない。
竜宮というくらいだから幻か?と分けの分からない心理状態になるも暗くなる直前にギリギリ竜宮小屋につけた。
尾瀬ヶ原のただ真っ白な場所でホワイトアウトはほんと怖い
-day3
昨日は寝坊したが今日は6:00きっかりに出発。
見晴までに明るくなるがずっと燧ヶ岳と至仏が見えておりテンションが上がる。これを見るためにこれだけ時間をかける意味があったと思った。
見晴から沼尻平はなかなか考えられた弱点を突いた登山道だった。
初めは広い尾根のためあまり川に近づかないように進む。
登り終えると川沿いをひたすらトラバースしながら進むと白砂湿原に着く。
白砂湿原について、あーこれで怖い道は終わりだと思って進むと川に挟まれて沼尻平に抜けれない。
15分ほど行ったり来たりして、やっと夏道の橋にたどり着く。
沼尻平からは尾瀬沼の絶景である。早く南部に行って燧ヶ岳と一緒に撮らないといけない!
尾瀬沼は凍っていて雪も踵の下程度しか積もってなくて快適だった。
そして時折振り返ると燧ヶ岳がご機嫌な景色を見せてくれる。
朝といい、今といい今日は本当にいい日だ。
尾瀬沼山荘に着いた後、明日の天気も微妙な感じだったのでできるだけ進むことを決意するが、三平峠で道がさっぱり分からないのでここでテント泊とする
-day4
朝起きて多少だが視界があり、安堵する。
夏道を行こうと思ったが途中行きすぎて隣の山まで来てしまったので、このまま進んで一ノ瀬へ下ることへ。
一ノ瀬へ下る方へ抜けるために何度かトラバースしながら進む。なかなか抜けれずに叫びながら進むが2時間程度で抜けることができた。
あとは一ノ瀬に下るだけなので楽勝である。
一ノ瀬についてもう死ぬことはないなと思ったがまだ除雪はない。最後のラッセルである。
10歩ごとに立ち止まりながら、止まらなければ着くとひたすら歩く。
もくもくと2時間あるいて大清水に到着。
除雪してある道に歓喜する。
そして、やっと携帯の電波が入る。あと少し遅くなったら家族が捜索願い出さないかビクビクしていたがこれで安心である。
戸倉までは完全に除雪してあったので、疲れることなく歌を歌いながら楽しく下りました。
あー。生きててよかったーーー!
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