夕焼小焼から刈寄山・今熊山経由で、金剛の滝へ
- GPS
- 06:11
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 868m
- 下り
- 927m
コースタイム
09:36-09:47 宮尾神社
11:08 鳥切場
11:37 入山峠
12:02-12:35 刈寄山
13:38-13:50今熊神社
14:29-14:56 金剛の滝
15:37 沢渡橋バス停
天候 | 曇りのち雨。南岸低気圧による影響。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金剛の滝方面に下りる道は階段が急なので注意が必要。 |
写真
感想
南岸低気圧が、土曜日の夕方から日曜日の午前中まで雨を降らせる予定だという。軽く登れる山を今日中に登っておこうと思い、このルートを選択した。新緑の時期のためか、高尾駅北口は混雑している。だがバスの方も臨時便が出ているようで、捌けるのも早い。3台目のバスに座って乗れた。夕焼小焼バス停で下車。
ここ上恩方は童謡『夕焼小焼』のモデルとなった地であり、それを記念して『夕やけ小やけふれあいの里』という施設が作られている。バス停反対側の丘を登ったところに宮尾神社があり、そこの本殿左側裏手から登山道が続いている。この道は登山地図などにはあまり掲載されていないため、これまで他の登山客にあったことが無い。しかし道はしっかりとしていて迷うところもない。安心して行けるルートである。
植林帯を行くため眺望も何もないはずだったが、稜線に出て驚いた。南面の完全に伐採されていて、笹尾根や大岳山が見える。樹の切り口を見るとまだ新しいから、伐採したてのようだ。これからまた新しく植林されるのだろう。
この先に森久保峠、あるいは鳥切場と呼ばれている地帯に着く。市道山へのルートと分かれて入山峠へ。この辺りは比較的アップダウンの少ない道が続く。残念なことに、もう小雨が降ってきた。時刻は正午頃だから予報よりかなり早いが、山の上だから仕方がない。
刈寄山に着くと、袋を手にした20名程度の人がどこからか集まってきた。ゴミ拾いのボランティアだろうか。点呼を取ってすぐに下山していった。後には女性二人組と私が残ったが、この二人組からは卵焼きやいなり寿司、漬け物をもらうなど親切にしてもらった。この辺りは初めてで、関場から登ってきたという。何かお返しをしたいと思ったが、こちらはカロリーメイトのようなものしか持っていない。こういう時に申し訳ない気持ちになる。
これから今熊山まで行くか、このまま下山して盆掘に向かうかを考えた。雨は止んでいる。多分降ったり止んだりを繰り返しながら徐々に強くなって行くのだろう。しかし本降りまではまだ時間がかかりそうだ。せっかくだから今熊山へのルートを取ることにした。今熊山までは長いが、水平道がほとんどで楽な道である。右側の山が採石場で、少しうるさい。この採石場は休むと言うことを知らないらしく、日曜日や年末、正月に来ても必ず稼働している。そして今熊山から金剛の滝に向けて下山していると、雨が木の葉に当たる音が聞こえてきた。まだ登山道に雨は落ちてこない。そしてまた止む。この繰り返しである。なお、山の中腹から金剛の滝に直接下りるルートが通行止めになっているが、絶対にこの道を行ってはならない。心配しなくても、正規の道を下りてから沢沿いに滝に向かえば良い。
金剛の滝はなかなか珍しい構造をしているので、近くに来たら必ず寄ってほしいと思う。滝の横に修験者が掘ったという隧道があり、真っ暗で少し恐いがこれをくぐると目の前により大きな滝が現れる。左側に金剛力士像が彫ってあり、これが名前の由来だそうだ。滝の周りは壁に囲まれていて、何とも言えない不思議な空間を形成している。その壁を登る階段があり、かつては先ほどの中腹の通行止め地点までつながっていたが、いろいろと危険なので現在は通れない。
ここからバス停までは水平道であるし、いよいよ本格的に降り出したので、傘を差す。考えて見れば7年振りに来たルートだった。その時のことを思い出すと、やはり鳥切場付近の景色が一変したのが最大の変化である。今度来るのはまた何年後かになるだろうが、その時には新たな変化が見られるに違いない。
沢戸橋バス停では、下り線が先に来たら瀬音の湯へ、上り線が来たらそのまま帰ろうと思っていたが、すでに上り線のバスがこちらに向かってくるのが見えた。武蔵五日市駅でも運良くホリデー快速に接続していたため、帰りは早かった。
コメント
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masaki123さま
hamgurgと申します。初めまして
夕焼小焼(宮尾神社)からトッキリ場へのルートの紹介ありがとうございます。
盆堀林道からトッキリ場に登り、峰見通りで市道山に行くコースを計画中でした。
盆堀林道は、以前に一度歩いているので、できれば別のコースで登りたいと思っていたところに、masaki123さんの情報です。
是非このルートで登りたいと思いますが、分岐点等注意する箇所はありますか?
お教え頂けましたら幸いです。
よろしくお願いします。
hamburg
hamgurgさん初めまして。トッキリ場まで道標等はありませんが、踏み跡がしっかりしていて迷うところは無いと思われます。589m峰(高留沢ノ頭)から右に下るルートがありますが、普通は気づかないでしょう。ちなみにそのルートは盆前山を経由して小津バス停まで続きますが……こちらは本当に大変です。
話は戻って、むしろバス停から宮尾神社までの道がわかりにくいぐらいですね。それから、神社本殿の本当に裏手から登山道が始まります。その手前にも道がありますが、これを辿っては駄目です。(ログを見ると分かるとおり、昔の記憶を忘れて今回途中まで辿っています。)
masaki123さん
ありがとうございました。
masaki123さんのログ記録を印刷して持って行くことにします。
陣馬高原下行きのバスが混んでいそうですが、GW中に行ってみたいと思います。
地図にないルートでの登山とても楽しみです。
hamburg
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