鉢山
- GPS
- 11:06
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,501m
- 下り
- 1,500m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
工事は終わっていたが通行止めになっていた。 途中から積雪あり |
写真
感想
新潟県の頚城地方には、一般的にはあまり知られていない素晴らしい山々がある。
特に海谷山塊と呼ばれている山々は、海に近く日本有数の豪雪地帯にあり標高の低い割には急峻な地形で断崖絶壁に囲まれているため、見栄えのする山々の割には登山道すらない山が数多くある。
鉢山はそのような山の一つで、海谷の奥深くにあり、アプローチの長さから簡単に人を寄せ付けることのない山である。これまで冬期2回、夏期1回とチャレンジしたが、ことごとく敗退しており、今回はどうしても山頂を踏むべく条件の良い残雪期としたが、なかなか都合がつかずこんな時期となってしまった。
アプローチは、先週下見した砂場からの林道とした。工事による通行止めの標識まで車で入り、林道を吉尾平へ向かう。吉尾平までは先週来たときより雪の量がかなり少なく、急激に雪解けが進んでいる。
吉尾平からは林道に沿ってしばらく進み、夏道の六佐衛門古道にそって進もうとしたが、夏道は完全に雪の下でたどることは無理、当面、阿弥陀と鉢のコルを目指して林の中を進み、視界が開け鉢のコルが見通すことが出来るところまで標高を上げてから、鉢のコルを目指しそのまま鉢山のコルへ乗り上げる。
稜線の向こう側は732高地を見下ろし、鋸、鬼ヶ面の山々が良く見渡すことができ、すぐ目の前には鉢山から続くエビ倉のピークが聳えている。
コルから鉢山への稜線は入り口だけ雪が残って歩きやすいが、全行程ほとんど激藪、藪の中にカタクリがポツポツ咲いており、目を癒してくれる。
山頂近くに雪田があり、それを越えると激藪の山頂であった。山頂を踏んでから少し戻り広々とした雪田の上で、周囲の絶景を見ながら昼食をとる。
帰りは下りと言えども先ほどの激藪を通るのも面倒なので、迷わず懸垂下降を選択する。使えそうな立ち木に支点を取り、雪の急傾斜面を5ピッチほど下ると、支点の無い斜面となるがアイゼンとピッケルでなんとか下ることが出来た。
かねてより念願の鉢山の山頂を踏むことが出来、満たされた心で雪道を帰る。
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