雨の小屋泊〜雨音とクマさん〜岩手山下り最速伝説
- GPS
- 26:57
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,458m
- 下り
- 1,441m
天候 | 14日曇りのち雨、15日曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
馬返しコースは新道と旧道が並行しています。 どちらも時間的には変わらないようですが、今回は雨模様だったので新道を選びました。 |
写真
感想
東北自動車道を下って盛岡南ICを過ぎると正面にドーンと岩手山が見えます。
「今日は見えるかな?」と、これまでは通りすがりに見るだけだった山ですが、まさか登ることになるとは思ってもみませんでした。
しかも小屋泊。
前夜は遠足前の子供のようでした(笑
で、小屋泊なのでいつもよりはのんびり出発しますが、天気と駐車場の空き具合が気になります。
9時、馬返し駐車場着。
ほぼ満車状態でしたが、なんとかスペースを見つけることが出来ました。
3連休ですので、前日からの車も多いのでしょう。
ぼちぼち準備して出発。
登山口手前にある鬼又清水で写真を撮っていると「メモリー残量がありません」の表示!
こんな時に言えばいいのか「じぇじぇじぇ!」
メモリーカードの差し込み口を確認してみるとなんと空っぽ。
どうやら今まで撮った写真は内蔵メモリに保存されていて、SDカードはパソコンに差したまま忘れてきたようです(泣
しょうがないので一旦全消しして解像度を下げて撮ることにしますが、かなりモチベーションが下がった状態で登山口へ。
一合目まではブナやミズナラの小路をのんびり進みます。
一合目を過ぎると効率良く高度を稼げますがこれが結構きつい。
それでもところどころ踊り場のようなところで展望が開けており下界を眺めることが出来て励ましになります。
五合目あたりから雨が本降りになってきて雨具を着ましたが、横着して下を着なかったのが大誤算。八合目に着くころには中のパンツがぐっしょり。
ここでもモチベーションが下がりまくり。
やっとの思いで七合目。
ここから小屋まではもう一息です。
小屋に着いたら受付を済ませて寝床の確保をします。
既に半分くらいは埋まっているようです。
着替えを済ませ遅い昼食とすることに。
今日はいつものノンアルコールではなく本物のビール!旨い!
そんなこんなで昼食を済ませたら昼寝。
昼寝から起きたら夕食。そして寝る(笑
夜半過ぎには雨脚が強くなってきたようです。
雨音を楽しもうと思って耳栓を外したのですが、どうも近くにクマさんが寝ているようです。
「ウゴ〜」といった感じで雨音はショパンの調べどころか、雨音とクマさんのイ○キといった感じです(笑
やっぱり小屋泊は先に熟睡した者の勝ちですね。
結局雨は朝方まで降ったり止んだりのようで、日の出前に外へ出たところひどいガスの状態で、すぐに雨も降りだしてきました。
今日はご来光は拝めそうにはありません。
諦めて寝床に戻ります。
雨は降ってはいますが空は明るいようです。
窓の外が白み始めてきました。
皆さんそろそろ行動開始です。
朝食を済ませたら身の回りを整頓と身支度をして出発に備えます。
小屋の外へ出るとガスっぽいものの山頂方面は薄く青空が見え隠れしています。
晴れてくれるかなと思いながらぼちぼち出発します。
不動平まで来ると青空が見える時間が多くなってきました。
小屋の向こうの鬼ヶ城の斜面にはコバイケイソウの群落が見えます。
今年はどこに行ってもコバイケイソウが目立ちますね。
絶景を写真に収めたらいよいよと山頂へ。
お鉢の斜面に取りつくとすぐにコマクサの群落が。
朝露に濡れた女王様はとても綺麗です。
これも写真に収めますがなにせ内蔵メモリーなので枚数は残せません。
撮りたくなる被写体が現れると前に撮った写真を消しながらの撮影となります(泣
コマクサを眺めながら登り切ったらお鉢めぐり。
山頂まではスッキリ見えますがあいにく下界は雲の下。
時折八幡平がひょっこり頭を覗かせるくらいです。
それでもコマクサ、イワギキョウなどに癒されながらぐるっと1週。
あっという間の時間を過ごし、また季節を変えて訪れたいなと思いながら帰ります。
帰り道、七合目まで小学1年生のお嬢ちゃんがいらっしゃるグループと一緒だったのですが、途中から追い越して降りてきました。
この日は時々雷が鳴っていたり自衛隊の大砲の音やらで、あのお嬢ちゃんは大丈夫かな、怖がっていないかなと思っていたのですが…
ゴール手前の下りのストレートであっさりと抜かされてしまいました。
それもすごいスピードで黙々と、それがトレーニングかレースであるかのような勢いで。
さらに下った先には登り返しがあるのですが、ここではもう姿が見えなくなっていました(驚
ホントにじぇじぇじぇ!です。
こちらは膝を労わりながらへとへとなのです。
やはり下りは軽量であることが一番であるようです。
おじさん軽量化に向けてもっと頑張ります。ハイ。
岩手山で下り最速伝説を見た一日でした。
私も一度は岩手山に泊まって、夕日と朝日を眺めたい、そして星空を撮りたいと思っています。
いや、思うようになりました(笑)
もともとは、岩手山は見るのが大好きで、登りたくないと思っていましたから(辛そうだから)。
私も、山歩きをするようになる前は、よくカード入れ忘れをしていました。
今私がSDカードを忘れたら、山登りはやめますね、確実に
常に4〜5枚ほど予備を持ち歩いています。
一眼レフは、内蔵メモリがないんです
でも最近は、カードを取り出すことなくケーブルでパソコンとつなぐので、カード入れ忘れもなくなりましたよ。
コンデジだと、充電もそのケーブルでできちゃいますしね
こんばんは。コメントありがとうございます。
岩手山は見るだけだった山だったのですが、ついに(やっと?)登ることができました。
登ってみると下から見るとは大違いで、鬼ヶ城なる大変険しそうな山もあることを知り、また訪れてみたい山の一つとなりました。
SDカードを忘れたのは大失態です(笑
一眼でもカードを忘れたことがあります。
その時は(当然ですが)一枚も撮ることは出来ませんでした。夏の暑い日にハスを見に行った時のことです。
そんな時は諦めが肝心ですね。
特に山はモチベーションが下がると思わぬ事故につながるかもしれませんからあまり気にしないように心掛けています。今回は内蔵メモリーがあったので救われました。
とはいうもののガッカリなのは変わりませんが(笑
同じ日に岩手山登ってました。
こちらは日帰りでしたが、翌日のほうがよさそうでしたね。
お花、まったく詳しくないので駒草くらいしかわかりませんでしたがこんなにいろんなのが咲いていたのですね。
あとから楽しく拝見させていただきました。
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