─新婚旅行“キリマンジャロ”─ウフルピークで指輪交換!!
shirayu
sato3hana5
- GPS
- 120:00
- 距離
- 59.3km
- 登り
- 4,007m
- 下り
- 4,007m
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標高グラフを拡大| 天候 | 【8／11】 (マラング・ゲート1800m → マンダラ・ハット2700m) 日中くもり → 夜、小屋で寝てる間に雨が降ったみたい 【8／12】 (マンダラ・ハット2700m → ホロンボ・ハット3700m) 雨上がりのまま頭上はガスガス → 夕方から雲がはけ夜は満天の星空 【8／12】 (ホロンボ・ハット ⇄ ゼブラ・ロック上、4200m付近) 高度順応日 朝は快晴 → 9時を過ぎるとやはり雲が湧き上がる → 夕方からまた晴れる 【8／14】 (ホロンボ・ハット3700m → キボ・ハット4700m) 朝は快晴 → 日中は大きな雲が湧く → キボ・ハットは雲の中でガスガス 【8／15】 (キボ・ハット4700m → ウフルピーク5895m → ホロンボ・ハット) 満天の星空 → 朝まで快晴 → 日中雲湧く → 夜は快晴 【8／16】 (ホロンボ・ハット3700m → マラング・ゲート1800m) 快晴 → 雲湧く |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
飛行機
■山麓乗り入れ キリマンジャロゆったり登頂 と タランギレ国立公園サファリ 10日間■ (8/9~8/18) ※ツアー参加者13人＋ツアーリーダー1人 【8／9】 (日本時間) 22：30 成田発 (カタール航空) ※機中泊 ドーハまで約11時間 【8／10】 (現地時間) 03：30 ドーハ着 (乗り継ぎ) 07：35 ドーハ発 13：20 ダルエスサラーム着 (機内待機) 14：20 ダルエスサラーム発 15：20 キリマンジャロ空港着 専用車でキリマンジャロ山麓へ (約1.5時間) ※ロッジ泊 ［マラングホテル］ 【8／11 ~ 8／16】 キリマンジャロ登山 (6日間) 【8／17】 00：00 アルーシャ 専用車で約2時間 00：00 タランギレ国立公園サファリ着 00：00 タランギレ国立公園サファリ発 00：00 キリマンジャロ空港着 16：20 キリマンジャロ空港発 17：20 ダルエスサラーム着 (機内待機) 18：20 ダルエスサラーム発 23：45 ドーハ着 【8／18】 01：50 (現地時間) ドーハ発 17：50 (日本時間) 成田着 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
▲マラング・ゲート▲ ・登山口。トイレあり。登山受付。 ・有料レンタルあり。ダウン、グローブ、ポールなど。 ・売店。Tシャツ、ポストカード、マグ、コーラ、ファンタ… 登頂証明書のラミ加工もここでやってもらえます。 【マラング・ゲート → マンダラ・ハット】 ・整地された樹林帯、とてもなだらか。 ・ゲートを通過後すぐに、木の枝に小さなカメレオンを乗せた少年が現れます。 「ピクチャー、ピクチャー」と、カメレオンの写真を撮らせようとし、1＄要求します。 写真を撮るなら1＄あげましょう。 ※列の最後尾はしつこく絡んできます。 ・少し進むと、ブルーモンキーの群れに出くわします。 ガイドが教えてくれるはずです。 ただ、zoomの利くカメラじゃないと捕らえるのは難しいです。 ［行動着］長袖T＋半袖T ▲マンダラ・ハット▲ ・アリに注意。自分の頭以上に広げた歯が特徴。油断すると噛まれます。 ・外に、水のでる水道があります。歯ミガキOK！ ・トイレは何ヶ所かにあり、水洗、ボットン、便座なし洋式、鍵ありなしと様々。 用足し中はヘッドランプの灯りで存在をアピール。ペーパー要持参。 ・寝る前(夜7時頃)、樹林の中でモンキー雄叫びが響いてた。 ［就寝着］厚手フリース＋ダウンパンツ 【マンダラ・ハット → ホロンボ・ハット】 ・樹林帯の延長から見晴らしの利く草原帯へ。道は至ってなだらか。 ガスがなければ途中からキボ峰、マウェンジ峰が眺望可。雲海も。 ［行動着］長袖T＋半袖T ▲ホロンボ・ハット▲ ・大きなトイレ棟あり。レバー式水洗(和式)、時間式水洗(便座あり洋式)、シャワー室(冷水)あり。 曲げた釘を使った簡単な施錠方式ですが、扉を閉めておけばノックがあります。 やはりヘッドランプでの存在アピールもあったほうが○。ペーパー要持参。手洗い蛇口あり。 ・猛禽類かというぐらい大きなカラスがいます。 ・夜は晴れれば満天の星空。モシ市の夜景も見えます。 ［就寝着］厚手フリース＋ダウンパンツ 【ホロンボ・ハット ⇄ ゼブラ・ロック】 ・砂礫の斜面から岩場の尾根。 ・尾根上から遠く小さくキボ・ハットが見えます。 ［行動着］長袖インナー＋長袖T＋薄手ウインドジャケット 【ホロンボ・ハット → キボ・ハット】 ・長くなだらかな砂礫帯。サドル帯。 ・途中、トイレあり。 ・景色広大！遮るものがないので風が吹くと寒くなるとのこと。 ［行動着］長袖インナー ＋ 長袖T ＋ 薄手ウインドジャケット ▲キボ・ハット▲ ・床に穴が開いただけのボットントイレ。施錠はOK。ペーパー要持参。 ・頂上アタックからの下山後、ハットに着くと、足まわりの砂埃を払ってくれる少年がいます。 勝手に始められてしまいますが、してもらったら1＄あげましょう。 ［就寝着］厚手フリース＋ダウン＋ダウンパンツ 【キボ・ハット ⇄ 頂上アタック】 ・まさに富士登山。傾斜の着いた砂礫斜面をひたすらジグザグ。 ・冬山装備で出発。4、5時頃が1番冷えるとのこと。 途中の休憩で装備を増す。(ダウン＋冬グローブ) ・自分の本来のペースよりもゆっくりゆっくり歩かされるので、いくら登っても寒いまま。 ・ギルマンズ直下は傾斜が増した岩場。要注意箇所。 ・ギルマンズからウフルピークまでは特に危険箇所なし。しかし長い！ ［行動着］出発時：冬用厚手インナー＋長袖T＋厚手フリース＋冬ジャケット ＋冬パンツ＋ニット帽＋グローブ＋ウールソックス 着足し：ジャケット下にダウンをプラス、冬グローブにチェンジ 【ギルマンズからの下山】 ・直下の岩場は慎重に。 ・ジグザグ道は通らず、富士山の大砂走りのように真っ直ぐ。 砂埃が凄まじいので要マスク？でも呼吸は意識しつつ。 ・砂が浅くなってくると下りづらく、爪先への負担大。 ・下山中は暑いです。 【マラング・ゲートまで】 ・来た道をそのまま下ります。 ・帰りもカメレオン少年いました。 ●全小屋共通● ・想像以上にキレイな室内。 2段ベッド。敷き布団＆枕あり。 ・電灯あり。 ※今回のツアーに限ってかわかりませんが… ・ポーターが洗顔用に洗面器のお湯を用意してくれました。 (毎朝、初日の夕、頂上アタック日の夕) ・ポーターが部屋まで紅茶を持ってきてくれました。 (毎朝の起床時間、3時のティータイム) |
写真
虫除けの蚊帳。虫さされを懸念していましたが、まったく虫いませんでした！でも一応虫除けスプレーして寝ました。ゾウのランプがかわいいです。
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ゲートをくぐってすぐの頃、カメレオンを持った子供が「写真とって！」「1＄頂戴！」と言ってきます。もし写真を撮らせてもらったら1＄あげましょう。
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朝ゲートで配られたランチパック。サンドイッチ、カップケーキ、バナナ、ニンジン、キュウリ、パッションフルーツ、ゆでたまご、フライドチキン、マンゴージュースなど…
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マンダラ・ハットで注意すべきはこのアリ！迂闊に立ち止まると足を登って噛まれるそうです！なぜか手の甲を噛まれました。いつの間にそこへ！？
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明日は高度順応日なので、ここに2泊します！
小屋のすぐ下に沢が流れてました！ここで体を拭いたり頭を流したり、とてもリフレッシュできました☆女性は難しいよね…男でスイマセン…
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尾根上からの見晴らし☆キボ峰と、最後の山小屋キボ・ハットへと続く長い長い一本道が見渡せます！彼方に小ぃさくキボ・ハットも見えました！
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キボ峰と、最後の山小屋キボ・ハットへと続く長い長い一本道が見渡せます！彼方に小ぃさくキボ・ハットも見えました！
なんと続いて登場したのはタンザニアシチュー！肉じゃがをスープにしたような…コレがまたうまいのなんの☆1回の食事においしいの出過ぎ！！もっと食べたいのにお腹いっぱいで食べられなかったよ！！(怒)
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なぜか夕焼けモードになってしまっていることに気付かず…
Thank you !! (^_^)b
夕食。またまた佐々木さんが用意してくれた、今度はカレーです☆ しかしコックがガイド達用に多めに作ったせいか少し味が薄いです。でも醤油を一差ししたら劇的においしくなった！
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いざ頂上アタック！！
ほぼ冬山装備で臨みます！
2度目の休憩。−10℃。ここから冷え込んでくるとのこと。中にダウンを着足します。もはや冬山登山より厚着です。相方、あまり調子が良くない様子…
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相方、やはり体調不良でダウン。皆には先に進んでもらい、しばらく座り込んでからゆっくりスタート。ウリリキがしっかりサポートしてくれました。
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−12℃。高所の為とにかくゆっくり歩くのでいくら登っても寒いまま。「何時頃になれば暖かくなる？」と相方がガイドに尋ねると、6時半頃と答えながら自分の上着を相方に着させてくれました！感謝です！(ToT)
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他国の隊を先に行かせながら何度もレスト。嗚咽をすればグローブを外して背中をさすり、テルモスのお茶で口をゆすがせたり。とにかくゆっくりゆっくり進みます。
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今回はいつもと立場が逆転。自分は思いのほか元気！キレイな星空を眺める余裕もあり、時折流れ星も見えます☆フォローする側に徹したからでしょうか。
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岩場の急登、要注意箇所です。ウリリキが相方をしっかりサポートしてくれてます。「ギルマンズポイント、ノープロブレム」とウリリキ。小刻みにレストし、焦らずゆっくりゆっくり登ります。
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キボ・ハットを出発してから6時間、やっと着いたという思いもありますが、不思議と長かった気もしません。
佐々木さんが待っててくれました！皆は30分前にウフルピーク(最高峰)へ向かったとのこと。いい写真なのに皆やつれて老けて見えますね…(笑) 相方、良く頑張った！
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そしていよいよ！これ以上ない目的の地、ウフルピークへ歩みを進めます！ 佐々木さんも、時間は気にしないで焦らずゆっくり行きましょう！と言ってくれました！感謝です！
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8／15、08：25。ウリリキと佐々木さんと4人でなんとか無事登頂！泣く相方を見て貰い泣きしながら佐々木さんと握手、ウリリキと抱擁を交わしました☆
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ウリリキと佐々木さんと4人でなんとか無事登頂！泣く相方を見て貰い泣きしながら佐々木さんと握手、ウリリキと抱擁を交わしました☆
ウリリキがトランシーバーの赤いストラップを我々2人の手首に巻きつけ、なんて言ったのかわかりませんでしたが祝福の祈りを捧げてくれました！
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あなたのおかげでここまで来れて、こんな素敵なことまでしてもらえて、僕らの恩人です！
およそ30分の滞在後、下山にかかります。火口の氷河が美しいです。
σ(^_^;
(〃'▽'〃)
ギルマンズポイント直下の岩場を慎重に下りた後は、ジグザグ登った道を無視し、富士山の大砂走り感覚でおります！しかし砂埃がハンパないです。
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ギルマンズからガイドが1人合流しました。万が一用の重たい酸素ボンベを担ぎ上げてくれていました。
チーフガイドのジョセフを中心に、ガイド達そしてポーター達全員でキリマンジャロソングを贈ってくれました！もう感激！ 向かって左がウリリキ。
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マウントメルーホテル！予想だにしない立派なリゾートホテルにビックリ感動！山小屋5泊後にコレはたまんない！ウェルカムドリンクのマンゴージュース♪
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なんとディナーでは！我々の結婚祝いにと皆からシャンパンのサプライズで乾杯して頂きました！本当に感激しました！皆さん本当にありがとうございました！
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我々の結婚祝いにと皆からシャンパンのサプライズで乾杯して頂きました！本当に感激しました！皆さん本当にありがとうございました！
感想
【新婚旅行で思い切って行って来ました！】
・登山4日目。
最後の山小屋キボ・ハットまでの道中、1人のガイドと仲良くなった。名はウリリキ。
英語の全然ダメな自分。それでも単語単語で伝わったり伝わらなかったり。
「結婚は？」との問いに「イエス！」と答え、前方を指差しながら「あそこ歩いているのがマイパートナー！」。
「指輪はしてないの？」の問いに「ザックに入ってる」と言うと、なんて言ったのかわかりませんでしたが、
すごい笑顔で「じゃあ頂上でなんかやるのか？」的なことを言ってきました。
自分も、頂上で指輪はめて写真撮れればいいなと思っていたので「イエス！」と答えると、
ジェスチャーで人差し指と人差し指を寄り合わせながら「オレが頂上でやってやる」的なことを言ってくれたので、
「オー！レアリー！？サンキュー！」と言うと、すごい笑顔で「OK！OK！」と
肩を叩いてくれました！
相方にそれを伝え、3人で話しながら歩いていると、自分のことをKAKA(ブラザー)、
相方をDADA(シスター)と呼んでくれるようになり、頂上でお祝いするために、
「明日はオレが頂上まで2人をサポートして連れて行く！」と心強い約束をしてくれました！
・00：20、完全冬山装備でヘッドランプを灯し、皆で列をなしてスタート。
5人のガイド達はまばらに付き添いますが、ウリリキはしっかりと我々2人のそばにいてくれてます！
満天の星空。しかし数々の隊のヘッドランプでその場が明るく、満足には望めません。
−10℃、2度目の全体休憩。やはり相方、起き抜けからの胃のムカムカが続いてるらしい。
装備を改めて歩き始めますが、間もなく岩に手をついて倒れ込む相方。
その時すぐ真後ろにいたガイドのアントニーが相方からザックを下ろし、岩に座る態勢を整えてくれた。
先頭の佐々木さんも心配して「ザックはガイドに持たせるようにとジョセフ(チーフガイド)が言ってます」と。
皆には先に進んでもらい、ウリリキに付き添ってもらいながらしばらくレスト。
落ち着いてからゆっくりスタート。ザックはウリリキが持ってくれてます。
前を歩くウリリキに「プリーズ、レスト」と、何度も止まりながら少しずつ進みます。
先に行った皆はもうどこまで登ったかまるで見えません。
我々よりもゆっくりな同じツアーメンバーの3人もなかなか追いついてくる気配なし。
他国の隊が何度もレスト中の我々を追い抜いて行きます。
ときおり嗚咽する相方。吐きたいときは吐いちゃったほうがいいと佐々木さんも言っていたので、
「吐いちゃいな吐いちゃいな」と背中をさすります。
グローブをしたままでは全然背中などさすれないので素手でさすります。
嗚咽の後はテルモスのお茶で口をゆすがせたり、肩をさすって暖めたり、
途中のお花摘みでは壁になったりと…てんやわんや。
結果、1度吐きましたが、やはり最初よりは落ち着いたとのこと。それでも休み休みです。
自分も起き抜けは胃のムカムカがあり、大丈夫かなと不安がありましたが、相方の方が症状が悪く、
支える側に精一杯になったせいか、いつの間にか自分は元気でした。といっても高所なりの辛さはありましたが。
自分も相方も、いつまでたっても寒さが和らぎません。いつもの冬山以上に着込んでいるのに。
相方がウリリキに暖かくなる時間を尋ねると、寒さを察してくれて自らのアウタージャケットを着させてくれた！
「あなたが寒いんじゃ…！？」と心配すると、「たくさん着てるから大丈夫だよ」と、
着てる枚数を数えてみせてくれました。感激して泣きそうになりました。
流れ星が見えました。そろそろ夜も終わります。
日の出の時間が近づいてきています。
太陽のでる方向に、真っっ直ぐ長く平らな光の線ができています。
アフリカの大きさ、今いる場所の大きさを感じました。
まだ暗い山を見上げると、ヘッドランプの灯りが集まって見えます。頂上です。
・06：10、ギルマンズ・ポイント登頂！！！！ 相方、良く頑張った！！
佐々木さんが待っててくれました。皆は30分程前にウフルピークへ向かったとのこと。
「一緒に行きましょう」と佐々木さん。4人で歩き始めた矢先、相方がレスト要求。そして2度目の嘔吐。
佐々木さん「ダメだ、これではもう行かせられません。私は彼女と戻りますから。
せっかくですからガイドを連れてウフルピークまで行ってください。」と言われてしまい、
ここまでか…と 自分だけ行っても…と考えました。
すると相方が「吐いたらスッキリした。行ってもいいですか」と。
佐々木さん「ではとりあえずステラ・ポイントまで行ってみましょう！そこでまた様子見ましょう！」
と言ってくれた。
ウリリキを先頭に、相方、自分、そして佐々木さんと4人で火口の縁を歩き始める。
高所によるしんどさはあるものの、相方もだいぶ落ち着いた様子。行けるかな？？
・ステラ・ポイント！！
少し休憩。「行かせてもらえるなら行きたいです」と相方。すると佐々木さんも、
「じゃあここまで来ましたからもう時間は気にせず焦らず向かいましょう！」と言ってくれました！
・初めて目の当たりにする氷河。何メートルもの高さがありそうです。
これがあと何年でなくなってしまうのか…なんだか考えると淋しくなります。
・火口を歩いているパーティがいます。遠くに小さくテントも見えます！ここで泊まったのか！
・前方の岩陰から見覚えのある面々…みんなだ！
「おーい！」と手を降る。「おぉ来たか！もしかしたら引き返しちゃったのかなって話してたんだよ」
皆も心配してくれていました。それにしても最高点を究めた皆はとてもいい顔してました！
「頑張ってね！」とエールをもらい別れます。そして先を目指します！
・ギルマンズ・ポイント登頂から1時間半たっているのにまだ着かない。
改めて富士山とは比べものにならない、この山のデカさを痛感。そして偉大さを感じる。
・一足先に登り坂を登りきると、人だかりのある看板を小さく発見！ウフルだ！
「ウフル見えたよ！」でもこの期に及んでまだなかなかの距離があります。
一歩一歩確実に最高点へと近づいていきます。
・もうあと数メートル！じれったいほどゆっくり歩きながらも、AM08：25…
ウフルピーク5895m、キリマンジャロ頂上に到達しました…
泣き崩れる相方を見てちょっと貰い泣きしてしまいました…よかったね！本当に頑張ったね！
「おめでとう！」と握手をしてくれた佐々木さん。ウリリキも我々の肩を抱いてくれました。
2人に感謝です。2人のおかげです。最高の登頂です。
・ひと通り登頂の写真撮影を行ったあと、「じゃじゃーん！」と指輪を出しました。
相方の指輪も自分が預かりポケットに入れて持ってきました！
すると「貸してごらん、よし！始めよう。」とウリリキ。
「name？」と2人の名前を聞き出し、それぞれ相手に指輪をつけるよう促しました。
その後、なんてしゃべっていたかわかりませんでしたが、祝福の儀を執り行ってくれたようです。
そして、持っているトランシーバーの赤いストラップを、指輪をはめた2人の手首に巻きつけお祝いしてくれました。
もうこんな最高なことはありません。言葉では言い表せない。佐々木さんも見守ってくれてます。
ウフルピークまで来れて本当に良かった！キリマンジャロに来れて本当に良かった！
・結局、我々より遅かった3人は途中撤退の後、先頭集団と合流しキボ・ハットへ下山。
皆にだいぶ遅れてキボ・ハットへ着いた頃、皆はホロンボ・ハットへ向けて出発するところでした。
・ひと休みした後、我々もホロンボ・ハットへ。
・登山最終日。06：45、ホロンボ・ハットを出発。
ウリリキと一緒に下山していると、彼からEメールアドレスを交換しよう！と提案が。
家族の写真を送るから、今回の山の写真を送ってくれと言うのです。もちろん快諾！
下山完了後、それぞれ紙に書いたアドレスを渡しあいました。
初めての海外にして、タンザニアに友達ができました！
・夕方もう暗くなってから、今夜の宿泊ホテルに着いてビックリ！
なんとメチャメチャ綺麗なホテルではないですか！
まさかキリマンジャロ登頂の余韻に浸りながらこんなリッチなホテルに泊まれるなんて！
・部屋で6日ぶりのシャワーを浴びて8：00夕食。
皆で座っているテーブルにシャンパンが運ばれてきました。なんとそれは、、、
「このシャンパンは皆からお二人の結婚のお祝いにと話がまとまっています！」と佐々木さん。
えぇ────！！！！！？ ホントに！！！！？ 突然すぎてビックリ！！
嬉しいやら申し訳ないやら(汗) でもまさかこんなサプライズがあるなんて…
本当に嬉しかった！！本当にありがたかった！！皆ありがとう！！
最後に、、、
まずはじめに、ツアーリーダーの佐々木さんのおかげでキリマンジャロ登頂と無事下山、そして
数々の配慮で、なんの不便もなく楽しい旅ができました。本当にありがとうございました。
またツアーメンバーの皆さんも気さくな方ばかりで、和気あいあいとアットホームな旅行になりました。
それから、英語が苦手な自分からしてみれば、佐々木さんやメンバーの中でもガイド達と英語で
話している姿をカッコ良く思いましたし、それ以上に、本来スワヒリ語の現地のガイドやポーターが
英語でコミュニケーションをはかっている姿に胸を打たれ、自分もこの純粋な人たちと
もっともっと会話がしたい！英語を勉強したい！と大変刺激を受けました。
自分のつたない英語ながら1人のガイドと仲良くなり、彼のおかげでウフルピーク登頂と、
頂上での祝福を受け、そして最後にアドレス交換するなど、初めての海外にしてタンザニアに
大切な友人をつくることができました。
ホテルでは皆からも思いがけない祝福を受け、本当に僕らにとってこの上ない最高の思い出の旅になりました。
今後いろんなことがあると思いますが、2人で一生懸命頑張っていきたいと思います。
“HAKUNA MATATA”を合言葉に… ありがとうございました。(＿ ＿)
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キリマンジャロの最新記録
shirayuさん,sato3hana5さん
おめでとうございます！
京都のmyosiです。
５月の富士登山で剣ヶ峰まで御一緒し、少しお話させて頂きましたが
覚えていらしゃいますでしょうか？
ただ今、感動のレコ拝見させて頂きました。
まずはご結婚おめでとうございます。
それにこの度は、キリマンジャロのウフルピークでの指輪の交換とは・・・凄い！
山頂でのお二人の御写真を拝見し、私共も大変感動いたしました。
山頂アタックの深夜の山行は厳しく辛かったでしょう！
レコ拝見してその感動が伝わってきました。・・・私もまた昔のことを思い出しました。
それでも御二人がそろってあのウフルピークに立たれるとは凄いですよ！
これからも御二人ちからを合わせて、このキリマンジャロ登山のように歩んでくださいね。
ご結婚とキリマンジャロ登頂本当におめでとうございました。
myosi
ご結婚おめでとー！！
斜め読みしただけでも感動して、ウルッとしました(笑)
また後程ゆっくりレコ読ませて頂きます！十数年後の参考にします(^^)
コメントありがとうございます！お久しぶりです！ (o_ _)o
お二人は我々の将来の目標ですから、もちろん覚えているどころか、
しっかりフォローさせて頂いております！(笑)
相方の頑張りと、ガイドのサポートのおかげで、
２人揃ってウフルピークへ到達することができました！
念願以上のことが叶い、最高のカタチでキリマンジャロ登山を終えられ、
今でも感動の余韻でいっぱいです！
今後もmyosiさん御夫妻のレコを参考にさせていただきながら、
２人で永く山を楽しんでいきたいと思っております！
どうぞ宜しくお願いします！ (^_^)v
ありがとうございました！
コメントありがとうございます！
“キリマンジャロ”、本当にいいところでした！ 山も。人も。
機会があれば是非ともオススメしたいです！
十数年後か… ではお子様も一緒にですね！ (^_^)v
shirayuさん,sato3hana5さん、はじめまして＆結婚おめでとうございます。
すげーすね。
山で、しかも、キリマンとは
とにかくおめでとうございます。と言いたく、コメントしちゃいました。ｍ（＿）ｍ
こんにちは。はじめまして！
コメントありがとうございます！嬉しいです！
新婚旅行、どうせ行くならお金貯めれば旅行で行けるところより、２度行けるかわからないところに！という思いもあってガツンと行って参りました！
最高の思い出になり大正解でした！
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