早池峰山（岳から周回）

2021年07月24日(土) [日帰り]

• GPS: 09:13
• 距離: 22.0km
• 登り: 1,603m
• 下り: 1,599m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:48
• 休憩: 1:15
• 合計: 9:03

5:37 岳駐車場
5:42 5:42 鶏頭山登山口
5:53 5:54 水場（鶏頭山の下）
6:45 6:45 鶏頭山避難小屋
7:06 7:12 七折ノ滝分岐
7:19 7:19 ニセ鶏頭
7:36 7:37 鶏頭山
8:34 8:35 水場（鶏頭山と中岳の間）
9:50 9:54 中岳
10:22 10:22 １２７番
11:23 11:25 早池峰山
11:28 12:14 早池峰山頂避難小屋
12:20 12:20 門馬コース分岐
12:23 12:23 剣ヶ峰分岐
12:31 12:33 天狗の滑り岩
12:42 12:42 御金蔵
13:13 13:13 御門口
13:29 13:35 小田越
13:48 13:50 河原坊
13:59 13:59 うすゆき山荘
14:30 14:34 岳ゲート駐車場
14:39 14:39 岳駐車場
14:40 ゴール地点

天候

晴れのち曇り、時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

相の沢キャンプ場から岳駐車場に移動。シャトルバス出発地点の無料駐車場に駐車。

コース状況／危険箇所等

危険個所なし。
鶏頭山登山口〜鶏頭山：
　登山口から始まる樹林帯の道は傾斜が緩く歩きやすいです。徐々に斜度を増し、笹が増えてくるとズボンがビチョビチョに。避難小屋を越えてすぐに視界が開け、そこからニセ鶏頭山まで多くの花を見かけるようになりました。
鶏頭山〜中岳：
　はじめは草原の稜線を歩きますが、すぐに樹林帯の中へ。細かなアップダウンや岩を乗り越えたりと、なかなか先に進みませんでした。中岳の岩の要塞はなかなか楽しかったです。
中岳〜早池峰山：
　近いかなと思った割には長い時間歩きました。大きな岩の上を歩いて行く感じ。ガイドロープ（もしかしたら植生保護のロープ）が張ってあるのでこれに従って歩きます。ここでも花がいっぱい見られました。
早池峰山〜小田越登山口：
　滑る蛇紋岩に苦戦しながらゆっくり下山しました。黒光りしている岩は特に注意でした。
小田越登山口〜岳：
　10km程のロード。道路の傾斜で自然に足が前に出るような惰性走法で無理なく走り、1時間ほどで岳に戻りました。

花を多く見かけた所
　・ニセ鶏頭山手前の登り
　・中岳近辺から早池峰山
ハヤチネウスユキソウよりもミネウスユキソウの方を多く見かけました。

写真

7/24 5:33

シャトルバス乗り場がある岳駐車場から出発。鶏頭山と中岳を経由して早池峰山山頂を目指します。

7/24 5:41

鶏頭山登山口から登山道へ。

7/24 5:47

岩木山の序盤よりも傾斜が無いので登山3日目の足腰でもいつもの調子。

7/24 6:36

森の中で見た神秘的な光芒。

7/24 6:40

朝露なのか前日雨が降ったのか、濡れた笹でズボンがずぶ濡れに。

7/24 6:44

避難小屋に到着。

7/24 6:59

大きな石がゴロゴロしてきました。

7/24 7:00

クルマユリ

7/24 7:02

視界が開けて見えてきたのはニセ鶏頭。ここからニセ鶏頭まで花をたくさん見かけるようになり、全然前に進みません。

7/24 7:04

チシマフウロ

7/24 7:06

ヒメシャジン

7/24 7:09

ミネウスユキソウ。
白色の苞葉が白く薄雪が積もったように見えます。

7/24 7:10

イブキジャコウソウ

7/24 7:11

クガイソウ

7/24 7:10

花に夢中でしたが眼下は雲海。

7/24 7:16

ニセ鶏頭に到着。

7/24 7:19

目指す早池峰山山頂がずっと先に見えます。

7/24 7:24

南側には薬師岳から西に延びる稜線が見えました。

7/24 7:25

鶏頭山に向けて伸びる登山道がいい感じ。

7/24 7:35

鶏頭山に到着。

7/24 7:40

早池峰山に向かって伸びて行く稜線は緑いっぱいでテンションが上がります。

7/24 7:56

ハヤチネウスユキソウ(固有種)
白い綿毛が長く、ふかふかしています。

7/24 7:57

タカネサギソウ

7/24 8:04

草原のような道を歩き続けるのかと思いきや、この先は森の中を歩く時間が長くなります。

7/24 8:29

水場の案内があったので行ってみることに。

7/24 8:33

ちょっと頼りない水場でした。

7/24 8:46

うーん、先が長そう。森の中は細かなアップダウンもあったりで、なかなか先に進みません。

7/24 9:12

ギンリョウソウのギンちゃん。

7/24 9:18

ハクサンシャクナゲ

7/24 9:18

やっと中岳が近づいてきました。

7/24 9:27

ミヤマアケボノソウ(固有種)
中岳手間の登りから早池峰山山頂手前までの間で多く見かけました。（小田越コースでは見られず。）

7/24 9:28

ミヤマアズマギクとミヤマアケボノソウ

7/24 9:29

ナンブトラノオ(固有種)

7/24 9:32

岩の要塞です。

7/24 9:32

要塞の最初の試練。ぬぬ、これは戸隠山の「蟻の戸渡り」と同じナイフリッジ？？10歩ほどですが慎重にクリア。

7/24 9:36

次の試練は岩の壁を左から登って横ばいに右に移動。無事クリア。

7/24 9:41

次の試練は巨岩の間を登って行きます。難なくクリア。

7/24 9:43

いくつもの要塞の試練を乗り越えて中岳山頂に到着。特に難しわけでもなく、楽しい試練でした。

7/24 10:03

中岳から一旦くだって早池峰山へ向けて登り返します。

7/24 10:15

登り返しは濃い緑の中に転がる大きな岩の上を次から次へと登って行きます。

7/24 10:32

緑が濃く行く先に迷わぬようにガイドロープが張ってありました。

7/24 10:22

ハヤチネウスユキソウ

7/24 10:23

ホソバツメクサ

7/24 10:24

ミヤマオダマキ

7/24 10:31

ナンブトウウチソウ(固有種)

7/24 10:34

ダイモンジソウ

7/24 10:35

マルバシモツケ

7/24 10:37

ハクサンシャクナゲ。淡いピンクで今日一番のシャクナゲです。

7/24 10:37

ミヤマホツツジ

7/24 10:40

ハヤチネウスユキソウ

7/24 10:40

ミネウスユキソウ

7/24 10:42

均整の取れた苞葉のミネウスユキソウ。

7/24 10:41

ハヤチネウスユキソウよりもミネウスユキソウの方が多く見かけました。

7/24 10:45

そこが山頂か？と思ってもその先があり、なかなか山頂にたどり着きません。でも、いたるところに花が咲いているので見所は豊富。

7/24 10:49

キバナノコマノツメ

7/24 10:52

ハクサンシャジン

7/24 10:56

タカネニガナ

7/24 10:58

ハヤチネウスユキソウ

7/24 10:59

チシマフウロ

7/24 11:00

ウメバチソウ

7/24 11:03

チシマギキョウ

7/24 11:04

ヨツバシオガマ

7/24 11:15

山頂手前の急な岩場を登って行きます。それにしても花がいっぱいでした。

7/24 11:22

早池峰山山頂に到着。山頂標識はどこだと探します。

7/24 11:24

あった！登って来た時に目の前をスルーしたよう。標識の下にあるのはミネウスユキソウ。

7/24 11:27

三角点ゲット。

7/24 11:29

山頂で見かけたミヤマウイキョウとハクサンシャジン

7/24 11:31

山頂で見られたウスユキソウはいずれもミネウスユキソウでした。

7/24 11:48

山頂でお昼ごはんを食べ、帰りは小田越へ。

7/24 12:15

木道脇に大きなコバイケイソウがたくさん。

7/24 12:17

小田越コースの右へ。

7/24 12:19

山頂部の歩きやすい木道。

7/24 12:23

木道が終わり蛇紋岩地帯へ。

7/24 12:27

天狗の滑り岩のハシゴにやってきました。登る人とすれ違いながら「こんにちは」。お互い微笑んでしまいます。

7/24 12:30

大きな岩がずーっと下までゴロゴロ。

7/24 12:37

タカネナデシコ

7/24 12:56

ガスが取れて、小田越山荘と薬師岳が見えました。

7/24 12:58

急で岩が滑って滑って…。

7/24 13:07

キンロバイ

7/24 13:09

蛇紋岩は濡れていなくてもめっちゃ滑ります。

7/24 13:10

一合目まで降りてきました。

7/24 13:11

緑の中に入ってく登山道。

7/24 13:14

最後はアオモリトドマツの間を抜けて行きます。

7/24 13:27

小田越登山口に到着。

7/24 13:36

惰性走法でロードを走って下ります。

7/24 13:50

河原の坊で水が補給できるようです。

7/24 14:06

鳴想の滝

7/24 14:13

清廉の滝

7/24 14:28

惰性走法でゲートまで1時間弱でした。

7/24 14:29

早池峰ロッジにてバッジを購入。

7/24 15:07

2種類売っていました。

7/24 15:07

切手風のバッジ。

7/24 14:39

岳駐車場に無事戻ってきました。楽しかったぁ。

撮影機器：

FinePix F100fd 富士フイルム

Xperia XZ Premium SO-04J docomo SONY

サイバーショット DSC-RX0 SONY

iPhone XS Max 64GB SIMフリー Apple

Galaxy S20+ 5G SC-52A docomo サムスン

感想

しろたんきゅ２

　東北遠征3座。その三日目の最終日は早池峰山です。前日は弘前から移動して夕食を済ませてから相の沢キャンプ場に向かたっため、暗くなってからの到着。テントを張って今日こそゆっくりキャンプ気分と思いきや、天気予報では翌日の早池峰山は15時頃に雨。雨に打たれないようにするには逆算して3時に起床…。がーん。夜更かしすることなく22時に就寝しました。今日も暑かったのですがなんとか眠ることができ目覚ましで起床。テントを片付けて岳にやってきました。
　3日間の登山で距離も累積標高も一番、昨日の八甲田山と比べてても倍の行程です。筋肉痛も出ていたので大丈夫か？と思いましたが、歩き始めると足腰は快調。気持ちよく登って行くことができました。今回登ったルートはバリエーションが豊富で途中見かける花がとても多く、固有種もいくつか見ることができてとても楽しかったです。
　下山では蛇紋岩が乾いているにもかかわらず滑ってビックリ。谷川岳の西黒尾根で蛇紋岩が滑るのは経験していましたが、その時は濡れている状態。乾いていても滑るとは思いませんでした。鶏山、中岳、早池峰山と縦走してきた道では、これでもかというくらい多くの花を見かけましたが、早池峰山からの小田越への下山ではあまり見かけない印象でした。縦走中はたくさん見たハヤチネウスユキソウやミヤマアケボノソウが見られないとは。蛇紋岩に気を取られすぎたかなぁ。