月山
- GPS
- 06:00
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 977m
- 下り
- 964m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
スキーもスノボもスノーシューでもつぼ足でも、毎年4月開業の“夏スキー”月山スキー場(実際は姥ヶ岳にある)のリフト利用が便利。降りたら姥ヶ岳東南斜面をトラバースし、尾根に出たら東へ向かう。特に難所はないが目標物が何もないので、ガスが出ると確実に方向を失う。尾根を北に外すと断崖が待つ。地元在住で快晴を待てる人は別として、GPSは必携。 平年並みに雪のある年は、大型連休中も頂上からスキーで降りて来られる。斜度は最大30度程度。当方は普通のカービングスキー・シューズに、踵の上がるアタッチメント「Secura fix」を装着して登り、下りは通常のアルペンスタイルで滑降した。鳥海山や朝日連峰などを望む頂上のパノラマは一見の価値あり。 バス折り返し場・駐車場(1000円)からリフト乗り場まで、徒歩20分ほどかかる。温泉は、手前の志津温泉旅館街が利用できるほか、国道112号線を山形市方面へ戻った道の駅に「水沢温泉館」がある。 |
写真
感想
今度こそ月山山頂から大滑降をと勇んで行ったが、温暖化は恐ろしい? 雪上なのに暑いほどで、猛烈な雪解けで暖冬の昨年以上に雪がなく、途中でスキーを担いだり、結局、頂上へは途中にスキーを置いて登る羽目になった。
それにしても、晴れた日の月山の眺望は日本離れしたスケールでこたえられない。どこをどう滑ろうと自由自在という雪原も国内では珍しいはず。ただ、雪質は悲惨というほかないので要注意。ガリガリのアイスバーン、ぐずぐずのお粥状、ザラメ状といろいろ変化するが、いずれにせよパウダーやピステされたゲレンデの雪とは大違い。錯覚するが斜度もかなりある。
【独り言】
刈田岳で参ったシールの前フックは、パワーテープで張ってはがれないようにして、姥ヶ岳リフトを出発。暑いので山ウエア1枚で歩くが、スキーズボンの中は汗の洪水となった。シールはグッとかかとで踏み込むと良く引っ掛かるようだ。
斜度25度を越すような胸突き八丁にかかると、慣れた人のようにシールを扱えずスリップして立ち往生。結局、スキーを担ぎ、鍛冶小屋跡の200mほど下の露岩であきらめてスキーを置いた。スキー靴の傷みを気にしつつ岩の出た道を登って、やっと頂上雪田に出た。
途中から鳥海がよく見えた。朝日連峰は1000m付近に雲がかかって幻想的。山頂からも360度の絶景だったが、出発間際には鳥海中腹に雲がかかりだした。足下を見ると、やはり雪解けがひどい。新潟から来た人に鳥海をバックに写真を撮ってもらった。
置き去りにしたスキーの所へ戻って急斜面でスキーを履く。あたりの皆さんは、登りはお上手だが肝心の滑走がいまひとつな様子。当方も雪質に不安がよぎったが、思い切って滑り出すと皆さんを抜いてカービングで快適にターンを切っていけた。緩斜面はシールなしでも登れることを発見し、牛首の大滑降後は姥ヶ岳へ少し登り返してリフト下まで滑った。
まだ行けそうだし、ちょっと位置を勘違いしてリフトの上に出ていたようなので、スキーを担いで姥ヶ岳Tバーリフトの上まで登る。西へトラバースして、今度は姥ヶ岳の大斜面を快調に滑り降りた……と言いたいが、こちらはスキーヤーが荒らしているので雪がまくれており、一回スリップ。リフト乗り場前の緩斜面では横からコブに突っ込んでしまい、前方一回宙返りで派手に転倒した。やれやれ。
ポニーリフト(車道終点近くから伸びており、ペアリフトまで少しだけ楽できる)乗り場付近で、先ほど山頂で会った新潟の人と再会。駐車場で聞くと、きょうは西川町大井沢に泊まって明日は釣りだとか。団塊世代とお見受けしたが、うらやましい。
とにかく暑くて、駐車場での着替え中にスキーが半ば乾いてしまった。この日、最高気温は山形市で28.1度にもなったらしい。
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