高見山〜カヤノ山幕営〜差杉峠
- GPS
- 07:51
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 1,302m
コースタイム
- 山行
- 2:46
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 3:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
●帰り=たかすみの里 11:50 (ふるさと号・200円) 菟田野 12:25/12:36 (奈交バス) 榛原駅 12:57/13:16 (鶴橋乗換) 難波 |
写真
感想
やっと晴れて、やっとキャンプ。大阪は緊急事態宣言下で気がひけるが、電車のラッシュ時を避けるなどして気を付けて。今回はひとり。
当初は木金を予定していたが、直前で木曜日夜の山の天気予報がよくなくなり、金土に変更。東吉野村のコミュニティバス、土日休日は要予約で面倒だが、時間的にはそのほうが都合がよかった。
今回は特にキャンプ適地とされているわけではないところで泊まり、テン場で使う水を途中の水場で汲んで担いで上がるというチャレンジ。
ザックは17キロあるので、サブザックに4リットルの水を入れ、前掛けで担ぐことに。格好悪いが トレーニングで試してそのほうがかなり楽だということを確かめていた。
高見山は2012年9月以来。ただしその時は大又〜薊岳〜明神平幕営〜伊勢辻山〜高見山〜小峠〜高見登山口バス停というコースだった。
高見山山頂は展望が素晴らしいが、9年前は縦走の最後だったこともあり しんどくて余裕がなかったことなどから あまり展望を味わっていなかった。ボコボコッと隆起していて目立つ兜・鎧など曽爾方面をはじめとした展望は本当に素晴らしかった。
山頂からカヤノ山へは大峠へと同じところを下り、すぐに左折して美しい森に入る。野趣あふれる道で、重い荷物を担いでいることもあってちょっと怖い思いもしたが、冒険心をくすぐられる楽しい道だった。なお大ガレは特に通行困難ではない。
地図上 カヤノ山 (サイノ面山) とされるところは 三峰山方面と桃俣方面 (北尾根方面) との分岐になっている平坦地で、およそ山頂らしくない。
予定していた通り ここでテントは張れそうだが 狭いので、もうちょっと広いところはないか 三峰方面に少し足を延ばしてみたが 特になく 戻ってきた。
平らなスペースはギリギリだが、明神平から桧塚を正面に眺められるいい場所だ。
人は来ないだろうから汗に濡れた服を乾かすために道標を使わせてもらった。
夕食はカップヌードルと豚の角煮 他。
さて長い夜が始まった。ラジオを聞いて、テトリスをやるくらいしかない。AM放送が朝鮮語と中国語に支配されていることに驚いた。また日本語による中国のニュースをやっていて、日本を非難していた。
日が暮れてからゴウゴウという風の音がずっと聞こえるようになったが、テントには全くと言っていいほど影響がなかった。そういえば伊吹山三合目、大普賢岳の伯母谷覗で泊まった時もそうだった。
23時頃に梅酒を飲んで眠る準備をしたが、眠れたのは結局 3時頃ではなかったか。次行く時は酒をもっと持っていこうと決心した。
なお夜中の通行者はおそらくシカと思われる1頭のみ。
5時 起床。聞こえるのは鳥のさえずり。外に出るとガスがかかっていて、草地は朝露に濡れている。この独特の風情。
水はかなり捨てた。テン場での水は3リットルでも充分のようだ。
7時 出発。ガスのかかった美しく神秘的な森を歩く。一緒に行きたがっていたかずー氏を諦めさせる理由として、二日目は (植林帯で) 面白くない道だと思うよ とメールしたが、あにはからんや ブナなどの自然林の美しい道だったとは。
黒石山の南斜面、カールのように抉れて草原状になった箇所のへりを藪を漕ぎながら登るのも面白かった。昨日 高見山から見えていた剥げた斜面はここだったのかという感動もあった。
その後 どんくさい道間違いがあり 時間をロスしたが、差杉峠からの道は小走りするなどして、予定より10分程度の遅れで県道に出ることができた。
50分余り車道を歩き、温泉施設 たかすみの里到着。ちょうど11時、オープン時間。土曜日ということで結構 人が多く やや密だったが、山登りの後の温泉は大変 気持ちよかった。
予約していたコミュニティバス乗車。貸し切りみたいなもので、予定より5分早く発車し、20分早く菟田野バス停に着いた。自販機ひとつない殺風景なバス停で30分待つこととなった。
現在 翌々日朝。昨日きつかった肩の筋肉痛はマシになってきた。
ところでテントのフライシートがべたつき、白いクズがパラパラと落ちてくるようになった。昔 父に買ってもらったアライテントのテントだが、ネットで検索してみると、今でも現役で販売していてフライシートだけで購入可能のようだ。
次回 二週間後、かずー氏とともにキャンプに行けるだろうか。今のところ 蓬莱山を予定している。
コメント
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高見山北尾根は、6年前の芽吹き前の季節に山岳会でベテランさんに案内していただいたことがあります。
のほほんとついて歩いたのですが、素敵な尾根だった記憶が
どうぞ、相棒さんに「面白くない道って言ってたのに!」と怒られてください
でも蓬莱山が、そんなこと忘れてしまうほど素晴らしい山行になるといいですね。
高見山周辺で実際に熊を見たって話をお二人から聞いたことあります。
ひとりでテント張って、ガスってる道をひとりで歩く…熊、怖くなかったですか?
それにしてもいつも私の文章もお読みいただいているようで、ありがとうございます。なんだか恐縮しております。
キャンプは気の置けない友人と行くほうがより楽しいのですが、一方ひとりで行きたい気もあるんです。「男のロマン」みたいなもんですかね。
誰もいないところでソロキャンプ、その日が近づくと恐怖心が湧いてきますが、当日になればほとんど怖くないです。
クマ問題も、クマに襲われる確率は車に乗っていて交通事故に遭う確率より少ないだろうと。またクマがテントを襲ったなんてこと聞いたことがないと。と言いながら 眠れないんですから平常心ではないんでしょうが
相棒氏も私もいろいろあってひとり身ですが、彼女には家族がありますからキャンプはたまにしておいたほうがいいんです。それと彼女はクマ出没注意の看板に過剰にビビりますので、やめて正解だったと思います
蓬莱山は琵琶湖テラスのカフェを利用する予定で、割と気楽です。クマもいないでしょうし。しかしテン場の小女郎池の水を飲むのは憚れるとなると、担いで登らないといけませんね…
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