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記録ID: 351866
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無雪期ピークハント/縦走
奥武蔵

【タタラの頭】 栃の木入沢、中尾根、バラ尾根の贅沢ルート

2013年09月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:40
距離
13.1km
登り
1,263m
下り
1,261m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:43落合-8:14栃の木入沢橋-8:34林道終点8:45-8:55大栃の木-9:20炭焼釜跡-
9:39上流二又-9:58炭焼窯跡10:17-12:16有間峠-12:59タタラの頭13:57-
14:58大名栗線出合15:14-16:22落合
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
有間渓谷観光釣場の大駐車場を利用。
料金は300円だが、「観光目的ならタダ」と言われた。入漁料込みの料金なんだと思う。

※名栗湖左岸道路は、土砂崩落復旧工事のため現在通行止。右岸道路が迂回路になっている。
コース状況/
危険箇所等
・栃の木入沢
前半は林道を行くので全く問題無し。林道終点からは踏み跡が薄く見失いがち。特にゴーロを歩く部分では、何となく人の通った形跡が感じられる程度。廃小屋付近は割とはっきりした踏み跡が付いていた。この日は釣り人1名に出会ったので、少ないながらもそれなりに訪れる人は居る模様。

・中尾根
歩いたのは大名栗線から上だが、尾根筋には薄く踏み跡が有る。また、P1121付近まで林道が南側をジグザグに通っている。

・バラ尾根
中尾根と同程度の踏み跡。タタラの頭からの下り始め、970m峰(栃の木入沢左岸尾根の分岐する所)までは地形が複雑で、薄い踏み跡を辿るだけの歩行は無理だろう。最低限地形図とコンパスが必要。GPSが大活躍した区間だった。
栃の木入沢に向かって歩いていると、こんな案内が有った。
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栃の木入沢に向かって歩いていると、こんな案内が有った。
「新編武蔵国風土記稿」から有馬大渕の絵。調べてみたら、この大渕が現在龍神渕と呼ばれている様だ。
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「新編武蔵国風土記稿」から有馬大渕の絵。調べてみたら、この大渕が現在龍神渕と呼ばれている様だ。
林道から龍神渕らしき物を撮った。
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林道から龍神渕らしき物を撮った。
主幹道は左の瀧の入橋を渡る。
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主幹道は左の瀧の入橋を渡る。
四輪の通過は不可能。崩れた土砂に草が生えてるんで、長い事放置されてるみたい。
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四輪の通過は不可能。崩れた土砂に草が生えてるんで、長い事放置されてるみたい。
栃の木入橋で右の道に入る。
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栃の木入橋で右の道に入る。
直ぐに右岸へ移る。
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直ぐに右岸へ移る。
倒木が多いし藪化しつつある。
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倒木が多いし藪化しつつある。
左岸を通っていた道と合流して林道は終点。
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左岸を通っていた道と合流して林道は終点。
綺麗な水。
廃小屋が在った。
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廃小屋が在った。
中を覘くと昭和初期のかほり。
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中を覘くと昭和初期のかほり。
廃小屋の少し先に、沢名の由来となった栃の木が有る。
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廃小屋の少し先に、沢名の由来となった栃の木が有る。
近付くと圧巻のデカさ。
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近付くと圧巻のデカさ。
飯能市観光協会のページによると、幹周は大が4.7m、小が2.2m。
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飯能市観光協会のページによると、幹周は大が4.7m、小が2.2m。
祠は空っぽだった。
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祠は空っぽだった。
触ると死んじゃうのか?
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触ると死んじゃうのか?
滝を右から高巻く。そんなに大変じゃない。
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滝を右から高巻く。そんなに大変じゃない。
続いて砂防堰堤。これも右から。こっちは大変だった。
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続いて砂防堰堤。これも右から。こっちは大変だった。
地形図上の二又(実は三又)に着いた。炭焼窯らしき石組みが在る。
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地形図上の二又(実は三又)に着いた。炭焼窯らしき石組みが在る。
近くにトタンや酒ビンが散乱していた。ここにも小屋が在ったらしい。
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近くにトタンや酒ビンが散乱していた。ここにも小屋が在ったらしい。
地形図の破線はこつちに付いている。
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地形図の破線はこつちに付いている。
直ぐ先に滝が在った。ここで諦めて引き返すべきだったな。手前の大岩もろとも大幅に高巻いて越えた。
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直ぐ先に滝が在った。ここで諦めて引き返すべきだったな。手前の大岩もろとも大幅に高巻いて越えた。
そしてまた堰堤。ここは簡単だった。
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そしてまた堰堤。ここは簡単だった。
二又になってる所で藪に阻まれた。写真では分からないが、奥には折り重なった倒木も見える。
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二又になってる所で藪に阻まれた。写真では分からないが、奥には折り重なった倒木も見える。
もう一方は堰堤。その先は奥へ行く程反り返る様な急傾斜になっていて、登るのは無理そう。
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もう一方は堰堤。その先は奥へ行く程反り返る様な急傾斜になっていて、登るのは無理そう。
諦めて引き返し、左又を行ってみた。
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諦めて引き返し、左又を行ってみた。
1つ目の堰堤を何とか越えて進むと、奥にまた堰堤が在った。左岸から登れそうだけど、倒木が邪魔をしている。ここで気持ちが折れた。
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1つ目の堰堤を何とか越えて進むと、奥にまた堰堤が在った。左岸から登れそうだけど、倒木が邪魔をしている。ここで気持ちが折れた。
ルート変更して尾根へ逃げた。急斜面だけど、岩尾根なんで登り易かった。
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ルート変更して尾根へ逃げた。急斜面だけど、岩尾根なんで登り易かった。
乗り上げるとこんな感じ。許容範囲の薄藪。
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乗り上げるとこんな感じ。許容範囲の薄藪。
林道大名栗線にやっと出れた。
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林道大名栗線にやっと出れた。
予定変更して中尾根に向かう。ここにも土砂崩れが有ったんで、四輪は通れない。
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予定変更して中尾根に向かう。ここにも土砂崩れが有ったんで、四輪は通れない。
中尾根の先端は崖になっていて取り付けない。どうするか休憩しながら考えていると、バイクの排気音が上の方から聞こえた。
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中尾根の先端は崖になっていて取り付けない。どうするか休憩しながら考えていると、バイクの排気音が上の方から聞こえた。
南に少し回り込むと、林道が尾根筋に向かって伸びていた。気付いたのはこの人達のおかげ。
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南に少し回り込むと、林道が尾根筋に向かって伸びていた。気付いたのはこの人達のおかげ。
林道は暫く直線的に尾根を登り、左へ逸れて行く。
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林道は暫く直線的に尾根を登り、左へ逸れて行く。
P1121に向かってどんどん傾斜が増して行く。たまらず林道へ逃げた。
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P1121に向かってどんどん傾斜が増して行く。たまらず林道へ逃げた。
林道終点。これで50m位の高さは稼げたかな。
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林道終点。これで50m位の高さは稼げたかな。
P1121の様子。
有間峠が隙間から見えた。
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有間峠が隙間から見えた。
邪魔にならない枯死スズタケの藪。
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邪魔にならない枯死スズタケの藪。
日向沢線に出た。ここは3年半振りか。懐かしい。
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日向沢線に出た。ここは3年半振りか。懐かしい。
良い天気。
なんか前より酷い荒れ方な気がする。
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なんか前より酷い荒れ方な気がする。
落し物かな?
こんな笹薮有ったっけかなー。記憶に無い。
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こんな笹薮有ったっけかなー。記憶に無い。
タタラの頭(有間山)に到着。
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タタラの頭(有間山)に到着。
ここから下る。三角点のまん前。
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ここから下る。三角点のまん前。
草を掴んでズリズリとケツを滑らせて下った。もっと下り易い所が在る筈。
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草を掴んでズリズリとケツを滑らせて下った。もっと下り易い所が在る筈。
リボンの目印あり。
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リボンの目印あり。
踏み跡は有るには有るが、これだけを頼りに下るのは無理。
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踏み跡は有るには有るが、これだけを頼りに下るのは無理。
林道で断ち切られる直前に右へ下ると階段が在る。
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林道で断ち切られる直前に右へ下ると階段が在る。
真っ直ぐ進んだ方が近そうだったが、リボンは右へ誘導している。
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真っ直ぐ進んだ方が近そうだったが、リボンは右へ誘導している。
伐採地に出た。こっちへ来て良かった。風が心地良い。
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伐採地に出た。こっちへ来て良かった。風が心地良い。
下にウッドチップ歩道が見える。手前直ぐ下の林道はここで突き当たり。下る時注意。
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下にウッドチップ歩道が見える。手前直ぐ下の林道はここで突き当たり。下る時注意。
何だこれ。Uターンするには狭過ぎだし、意味不明。
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何だこれ。Uターンするには狭過ぎだし、意味不明。
橋を渡るとウッドチップ歩道。何だか藪っぽい。
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橋を渡るとウッドチップ歩道。何だか藪っぽい。
更に進むと、とうとう本当の藪になってしまった。ここを行くしか無いんで、長袖のジャケットを着て突入。
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更に進むと、とうとう本当の藪になってしまった。ここを行くしか無いんで、長袖のジャケットを着て突入。
広い歩道に合流。やっと藪から開放された。
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広い歩道に合流。やっと藪から開放された。
手入れしろよーと思っていたが、入口にはバリケード。今は使ってない道なんだろうか。
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手入れしろよーと思っていたが、入口にはバリケード。今は使ってない道なんだろうか。
ここのケーキ美味いんだけど、ティータイムは営業してないんだよね。今日は丁度良い時刻なんで夕めし。
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ここのケーキ美味いんだけど、ティータイムは営業してないんだよね。今日は丁度良い時刻なんで夕めし。

感想

大分涼しくなって来たんで、奥武蔵の気になるルートへ行って来た。地形図にも破線が描かれている栃の木入沢だ。地形図の破線ルートは廃道化している所も多いが、果たしてここはどうか。結果から申し上げると、やはりここも廃道同然だった。砂防堰堤が幾つも続くので登る人が居なくなったんだろう。現状は栃の木入沢林道の終点がこのルートの終点でもある。

どんな道であれ最後まで行くつもりだったが、破線の終了を目前にして藪に阻まれた。藪漕ぎは流石にしたくない。二又へ戻って左又右岸の細尾根を登った。予定ではP967を経てバラ尾根上部をピストンするつもりだったけど、これだけ西へズレたら中尾根でもいいか、って感じで急遽変更した。良い選択だったと思う。気になるルートを軒並み網羅した贅沢なルートになった。


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http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-979228.html
有間小屋跡から蕨山・橋小屋の頭〜バラ尾根下山

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