鳥海山に行きました!
- GPS
- 26:15
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,307m
- 下り
- 1,297m
コースタイム
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 3:34
- 合計
- 12:21
天候 | 【9月25日】晴、【9月26日朝】曇時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2.バス停、時刻表:http://www.chokaizan.com/route/acc.html 3.駐車場情報(鉾立駐車場):http://www.nikaho-kanko.jp/topthumb/chokai.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.道の状況(危険箇所など) (1)新山・外輪分岐〜大物忌神社:鎖場があり、道がザレているので、滑落に注意して下さい。 (2)大物忌神社〜新山山頂:不連続に積み重なった岩場でアップダウンがあります。ペンキマークを探しながら、三点支持で確実に登り下りをして下さい。重いザックは御室小屋や大物忌神社付近のベンチなどにデポし、サブザックか空身で歩いたほうが転落事故のリスクが減ると思います。 2.登山ポストの有無:鉾立登山口に登山届出用の小屋が有ります。 |
その他周辺情報 | 1.登山後の温泉及び飲食店情報:道の駅象潟 ねむの丘:https://www.kisakata.nemunooka.jp/ 2.宿泊施設:鳥海温泉 遊楽里:https://www.yamagata-yurari.com/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
久しぶりに土日ともに晴の天気予報だったので、未だに登頂できていない鳥海山へ行きました。
明け方気温が低く、歩き出しは負担が無かったですが、日が昇るにつれ、体が暑くなりバテ気味になりました。多めに休みを入れて休んでいると、多くの登山者が追い抜いていきましたが、追い抜きざまに「あの休んでいるクソデブ、歩くの遅いくせに鳥海山に来てんじゃねーよ。」とか、文殊岳手前の外輪山稜線上で休んでいると「デブのくせにこんなところまで来やがって。滑落して死ね。」とか言っているのが聞こえ、嫌な気分になりました。単独行で来ているのに、私が太っていて歩くのが遅いとかは、はっきり言って余計なお世話です!
こんな嫌な気持ちを紛らしてくれたのが、歩いている時に目に入ってくる紅葉と日本海、青空と雲、新山と外輪山の山容でした。
出発から6時間30分くらいかかり、ようやく文殊岳まで登りました。文殊岳からの眺望は最高で、今回もここで止めようかと思いました。ただ、天気はこれからも安定しそうだし、明日も晴予報なので、明日下山してもいいから、今日行けるピークまで行ってみようと思いました。
先ずは伏拝岳まで歩きました。伏拝岳の道は急な斜面があり、やはりペースアップはできませんでした。無心で登っていると、やがてピークに到着しました。山頂は結構、人が多かったので、少し行者岳方面に行ったところで立ちっぱなしで写真を撮りながら休憩しました。景色を眺めていると、だいぶ大物忌神社に近づいた感じがして、体も先程に比べてだいぶ楽になったので、そのまま行者岳、新山・外輪分岐まで歩けました。分岐まで来る途中、やはり1組のパーティが人の容姿をバカにしてきましたが、無視してそのまま歩き続けました。
分岐から神社手前までは鎖有りのザレた急坂でした。滑らないように慎重に下りることができて安心しました。高度感のある下りで楽しかったです。下りきって5〜10分歩くと、大物忌神社と御室小屋(共に閉鎖中)に到着しました。ここでは、1時間近く休憩しましたが、休憩中色々なことを考えました。
「新山山頂から見る夕焼けと御来光を撮るために、ここで野宿(ツェルト泊)するか。」
「野宿中にクマが出たらどうしようか。七高山にも現れるみたいだし。」
「今から新山をピストンして、そのまま千蛇谷ルートから七五三掛に抜けて御浜小屋まで行くか。」
などということを。
休憩後、登山者が一人残らず下山してしまい、御室小屋も閉鎖されているから、「新山ピストン後は御浜小屋まで下りよう。」と決めました。
重いザックを小屋前にデポし、空身で新山までの岩場を登りました。矢印と○のペイントを探しながら、三点支持で登りましたが、岩場が不安定なので、なかなか面白い登りでした。しかもアップダウンもある。20分くらい岩場をこなすと新山山頂に到着しました。新山山頂からは360度の絶景で岩だらけの地形の奥に日本海が見えたことが印象的でした。
早々に新山山頂から、登ってきた岩場を再び下り、15分ほどで小屋前に着くと、辺りは静寂に包まれ、外輪道も含めて、人の気配は全くありませんでした。
持参した地図のコースタイムと現在の時間から、御浜小屋に着くくらいに日没となるように歩き出しました。御室小屋から七五三掛まではコースタイムどおり1時間20分くらいかかりましたが、七五三掛から御田ヶ原まではバテて30分くらいかかりました。ここで日没となり、御田ヶ原から御浜小屋までの道はヘッドランプを装着して歩きました。この20分間の歩きが一番大変でした。足もとが石だらけで周囲が真っ暗で、転びそうになったりしてペースも上げられず、無心で歩き続けました。
やがて目の前に御浜小屋が現れて、安堵しました。御浜小屋では夕食とトイレを済ませ、夜景を観ながら体を休ませました。
御浜小屋から鉾立駐車場までは、日中は一般的な道でも夜道では危険な箇所があるので、無理して下って怪我でもしたら最悪なので、小屋に泊まることにしました。
小屋内は私一人だけ、そして山中にいるのも私一人だけと思っていると、自然と安心して、眠りにつきました。
翌日は、4時30分に目が覚め、簡単な朝食と、風景写真撮影をして、6時30分少し前に小屋を出発しました。この日は雲が多く、新山山頂付近も雲に覆われており、山頂からの御来光は拝めず、岩場を下りる際にルートを見誤りそうな状況が想像できたので、改めて御室小屋付近で野宿しなくて良かったと思いました。
下山時も紅葉を観ながらゆっくり歩き、8時30分前に鉾立駐車場に到着しました。
今回の鳥海山山行では、秋の山を十分満喫できたことが良かったと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する