みんなで軽く歩いていた@佐久間東幹線鉄塔ルート-鉄砲木ノ頭
- GPS
- 04:57
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 495m
- 下り
- 483m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
佐久間東幹線鉄塔No.292から一ノ沢への下り区間でルートが崩れていますが、トラロープをくくり付けてありますので、問題ありません。 沢の渡渉では岩が滑りやすいので要注意です。 トラバース区間は崖側の土が踏み抜きやすいので、なるべく壁側を歩く必要があります。 支沢に掛けられた3つ目の丸木橋は古くなって危険ですから、渡る時は左端のしっかりした木のところを歩くと良いでしょう。 No.293鉄塔から先のトラバース区間は崩れてルートがs落ちたところがありますが、5mほど戻って左の壁側に巻き道の踏み跡があります。 No.294鉄塔からもトラバースルートはありますが、2ヶ所で地滑りしていて危険ですから、今回は利用せずに幅広になる尾根を登って三国林道に向かいましたが、林道手前で新たに掘られたブル道が横切っていますから、それを三国林道と間違える恐れがあります。 三国林道と甲相国境国境尾根をつなぐ道は、国境尾根がすぐ上に見えるところに至ったら左側に斜めに登る踏み跡があり、20mくらいの高低差で上に出られます。 甲相国境国境尾根は特に問題ありませんが、従来の踏み跡は雨水の通り道になってえぐられ、枝や根っこ等で歩きづらいので、適宜脇の歩きやすいところを進みます。 鉄砲木ノ頭からの下りは、現在本来の低木の中の区間が荒れているので、火山灰のススキの間のところを下るようになっています。 |
写真
感想
Facebookのグループ「丹沢ハイキング」の中で、相模太郎さんの呼びかけで14名での緩いトレッキングの企画があり、私も声をかけて頂いたので前回の宮ヶ瀬南山に続いて参加させて頂きました。今回は富士山を見たいので丹沢西端に行くとのことで、こちら側は歩き尽くしていることもあって、私がコースを組み立てることになりました。条件は緩く歩けて、鉄砲木ノ頭を入れることでしたが、三国峠を拠点にすると甲相国境国境尾根のピストンか、三国林道を絡めた周回コースになりますが、それだけですと確かに緩いけれども面白味に欠けるので、3年前に歩き尽くした鉄塔ルートのうち、ほとんど危険区間のないところを組込んで、普段ではまず歩かないようなところをちょっとだけ体験してみてもらうことにしました。もちろんメンバーにはバリエーションルートはお手の物な方や、沢登りに長けている方もいらっしゃいますので、そうした方では物足りないでしょうが、それでもちょとはいつもとは違った楽しみがちりばめられていたかなとは思います。
7時30分にJR松田駅北口に集合し、5台の車で計14名で分乗し、三国峠に向かいます。8時20分ちょっとに三国峠駐車場に到着し、30分には登山を開始します。まずは県道を明神峠方面に少し戻る形で歩きます。この舗装区間も歩きでは各自和気藹藹でおしゃべりしながらのなごみの時間になります。
1.5kmほど歩いて送電線が上に見えてきたら、そのガードレールの左下が鉄塔巡視径路の始まりです。ここに道がるとはちょっと気付きづらいですが、しっかり踏み跡があります。ただし、前日の雨で倒れて敷き詰められたススキの茎が濡れて、勾配もキツいために滑りやすかったです。そして程なく最初の佐久間東幹線鉄塔No.292に出ます。そこから一見藪みたいになったススキの間を抜けて、森の中を下りますと、少しして左に折れる径路が現れます。土留めの丸木を支える杭が並びますので、分かりやすいです。そこから尾根を逸れてトラバース区間になりますが、すぐにつづら折れして沢に下る区間になります。ここの中間地点にルートが崩れて滑りやすい急勾配のところがありますが、トラロープがあるので安心でしょう。
下の沢は世附の土沢一ノ沢になりますが、ここを渡渉して対岸の径路に移ります。そのまま登って行くと、一ノ沢二ノ沢中間尾根の尾根から逸れた区間に合流しますが、そこを左折して登り続けると鉄塔No.293に出ます。そこから先の尾根でも三国林道に出られますが、尾根の右に続くトラバース路をもう一区間進みます。そこでは一ヶ所崩落区間があり、軽く高巻きしないといけないところがあります。そうしたところを体験するのも、バリエーションルート未経験の皆さんの場合、ちょっとして実体験となって以降役に立つかも知れませんね。
鉄塔No.294に出たら15分ほどの休憩。行動食を取ったり、おしゃべりしたり、写真を撮ったりして各々くつろいでいました。そして、今度はトラバース径路から離れて尾根を登りますが、途中から幅広尾根になって勾配が緩みます。三国林道に出る手前にいつの間にか新たな作業用のブル道ができていて、それを横切ってもう一段上のところに登り、正規の三国林道に出られます。そこからはしばらく北向きに林道歩きをします。最初の県道と同じく、ここでも歩くスピードに差が付きませんから、ストレスなくおしゃべりしながら気楽に進めますので、意外と林道歩きもグループトレッキングでは有効ですね。
左に甲相国境国境尾根が近付いてきたら斜面に取り付くんですが、ついついおしゃべりしていて取り付きポイントを見落として150mほど先に進んでしまいました。林道ではおしゃべりできるのは良いですねと言っておいて、おしゃべりのあまり入口をを見失うなんだから世話ないですね(^∇^)。
甲相国境国境尾根は大岩までそこそこの勾配が続きますので、ちょっと疲れます。大岩のピークになると先はもうやんわりと下って軽く登り返せば鉄砲木ノ頭山頂に至ります。目的の富士山は、朝と変わらずにくっきり青空の下でドーンと構えています。ここから見る富士山は本当に最高ですね。時間的にも昼食にぴったりで、各自風の影響を受けないところにシートを敷いて談笑しながらお昼を取りました。
ゆっくり1時間ほど休んだ後にいよいよ下山ですが、ここから三国峠までは15分ほどになります。その途中に、ススキ野原が一面に広がるところがあり、それを上から見ると真っ白な穂と富士山が同時に楽しめ、今の時季ならではの絶景ポイントになっています。
駐車場に到着したのは午後1時20分。そこから松田駅まで電車組の皆さんを送り届けて帰宅しましたが、ゆるゆるながら皆でワイワイやりながらのトレッキングは楽しいものですね。またまたお呼ばれしたら参加したいです。
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