天城山（筏場林道〜皮子平〜軽石林道）

2013年12月14日(土) [日帰り]

• GPS: 05:46
• 距離: 17.0km
• 登り: 693m
• 下り: 695m

コースタイム

8:35 ゲート
8:45 林道分岐下（筏場林道へ）
10:15 林道分岐上
10:30 戸塚歩道入口
11:30 東皮子平
11:50 西皮子平
12:00〜12:24 昼食
12:38 上井屋歩道入口
13:05 戸塚歩道入口
13:10 林道分岐上（軽石林道へ）
14:15 林道分岐下
14:21 ゲート

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

8:30筏場林道ゲート前駐車場到着。4〜5台ほど停められそうですが他車なく貸しきり状態でした。

コース状況／危険箇所等

筏場林道は木材搬出作業と落石対策工事が行われており、作業の邪魔にならないように気をつける必要がありました。その他はまったく注意事項なしです。

写真

ゲート前出発です。ゲートが開いていたのでトラックなど作業の車が出入り中と推測。

林道はこのあと登るに従ってどんどん整備された道になって行きます。

筏場林道。整備されていて気持ちよく歩けました。途中2箇所、木材搬出作業と落石対策工事中でしたのでそこだけ注意が必要でしたがそのほかは作業車とすれ違うこともなくのんびり歩けました。

道の脇を見上げると、溶岩が苔むしていて、富士の樹海っぽい雰囲気も少〜し感じます。

ありこちの切株にケルンがあって思わず微笑みます。

林道分岐（上）

軽石でしょうか、軽いです。指でつまめます。

長かった林道が終わり、戸塚歩道入口に着きました。ここからは山道です。

戸塚歩道入口から戸塚峠までは2km・・・林道がいかに長いかがわかります・・・。

岩が可愛い服を着ているみたいでした。

序盤は杉林です。こんな感じの気持ちいい道が続きます。上りはこの後もずっと緩やかで足場も良いです。

思わず深呼吸してしまうような美しい道がずっと続きます。

苔むしています。

ブナでしょうか。オーラを感じます。

この日気温は2〜4度くらいでした。日光が当たると気持ちが良いです。

「精英樹」
天城の杉の植林の種は全てこの木から採られたものだそうです。びっくりです。

あと少しで皮子平。

平地になり視界がぶわーっと開けました！東皮子平に着きました。

なんて気持ちいいんだ・・・！

ここでゆっくりしたい・・・
でもまだ11:30なのでもうちょっと先に行くか・・・

戸塚峠への分岐。ここで峠へは行かずに西皮子平へ。

天城で一番大きなブナ・・・これではないかと思うのですが自信がありません。特に標識などはありません。

気づくとあたり一面ひめしゃらだらけ！うわー！

おお・・・

西皮子平へ着きましたが、火口はこのように柵が張り巡らされていて立ち入れません・・・実は富士の大室山の火口のようなところを想像していてそこで昼食を取ろうと思っていたのでかなりショックです。

うう・・・。

あうう・・・。

途中適当なところで昼食を取り、しょぼくれつつ下ります。

上井屋歩道入口へ出て、

また林道です。

途中で見つけた看板ですが、

これって手彫りですよね！巧みの技です・・・！

林道分岐（上）に着きました。行きと違う林道（軽石林道）へ。分岐からすぐのところで富士山が展望できました。

軽石林道の様子。

道端の様子が面白くて飽きないです。

溶岩でしょうか。

林道分岐（下）で、今来た道を振り返って一枚。

ゲートまでの道。

帰りはワサビ田を横目に。

帰りに蛇喰川のほうへ行き、皮子平火山の火砕流・ラハールの断面を見に行きました。これはすごい。

皮子平火山の火砕流・ラハールの断面

断面の中から。

断面を遠景で。

感想

kamoto

この日は自分たちのほかのハイキングの方はいなかったようで、伐採の作業などをされている方としかすれ違いませんでした。長い林道のあと戸塚歩道から時計回りに皮子平を回りました。精英樹のある気持ちの良い杉林を歩き、ほどなく東皮子平に到着。急に視界が開け、山に囲まれた、一面平らでブナがまばらに生えている不思議な風景が印象的です。ここから戸塚峠のほうへ行かずにくるっと回って西皮子平の火口を目指します。10分後に火口に到着したのですが、柵が張り巡らされていて立ち入り禁止でした。以前行った、富士の大室山の火口のような美しい場所を想像していたので立ち入り禁止となっていたことにショックが隠せませんでした・・・。しかたなくそのまま下りに突入しました。

回り終わってからの印象としては、上井屋歩道入口から反時計回りに回って、西皮子平で火口を一周し、東皮子平で昼食を取るのが良いと思いました。私たちは逆だったので、昼食を取る場所を逸してしまった気がします。西皮子平のほうは森林保護のため歩ける場所がロープで区切られているので開放感は少ないです。

この日、ゲート前の気温は2度。風が吹くと寒かったです。終始ダウンを着ていましたが昼食後〜下りは手足がかじかむくらいで、暖を取るためにほとんど走って降りてきました。林道の距離が長く、足が疲れても立ち止まると寒いので休めないジレンマ。

帰りに蛇喰川のほうへ行き、皮子平火砕流のラハールの断面というものを見に行きました。