権現岳 ☆天女山入口から、今季最初の雪山歩き☆
- GPS
- 08:03
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,475m
- 下り
- 1,465m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 7:59
天候 | 晴れ 稜線上では場所により体を強く揺さぶる強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
8台程駐車可能、トイレ無、登山ポストは冬季閉鎖ゲート脇に有り。 天女山のトイレは冬季閉鎖です。 朝到着時は既に5台、権現岳登山者のは3台、天女山までのハイカー1台、車中で寝てたおっさん1台は7時頃何処かへ走り去った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
序盤はそれほど積雪無いですが標高2,000m過ぎると登山道は雪に覆われていました。標高1,900m辺りから前三ツ頭までは急坂、三ツ頭を過ぎて山頂への最後の登りもなかなか急登。 山頂直下の急坂は登りではさほど危険は感じなかったけれど下りでは滑落リスクがゼロではないと感じました。 この時期の登山道の状況は天候等により大きく変化するので事前の状況を確認するとともに厳重な雪山装備で臨まれることをお勧めします。 |
写真
装備
MYアイテム |
Q_B
重量:1.56kg
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感想
雪山はいつも怖いけどシーズン最初は特に怖い。
低山でのスタートも選択肢だったが、師走の雑用も一段落してようやく得たチャンスなので少々歩き応えのあるお山にしようと権現岳を選択した。
駐車場にいるときに湧き始めたガスは標高2,000mを越える頃には徐々に消え、左手の開けた空間に南アルプスや富士山が姿を現す。
初めてではないがここからの眺めは格別美しいと思う。
前三ツ頭への登りは2,000m付近からは全面雪が付いた急坂になり実に楽しい気持ちにしてくれる。
・・しんどいけど楽しい!・・
樹林帯を抜けて前三ツ頭で稜線に出ると体を強烈に揺さぶる冷たい強風の洗礼。
ここでハードシェル、ヘルメット、バラクラバ、ゴーグル、オーバーグローブ・・・とりあえず持ってきた装備を全部投入。
最初だからなおさら全部使っとこうと思ったわけだが、かつてなく快適だった・・過去はいつも何かしら手抜きしてた・・。
稜線上でも風が強い個所と無風地帯が交互に現れる。
その後三ツ頭への登りも権現岳山頂への登りもどちらも急坂でしんどい。
こちらも「雪道歩けて楽しいなあ!」と考えることにするが実際脚の方はよれよれ。
三ツ頭過ぎると権現岳山頂への急坂に取り付いている先行者の姿が初めて確認できた。
ソロ含む3つのグループで6人の方。
急坂を一歩一歩登って行かれるそんな姿見てると自分も元気が湧いてくる気がする。
山頂エリアまでピッケルに持ち替えることなく登ったが、山頂に立つための残り数メートルでストックからピッケルに換装。
そこも含めその後の下りでの滑落リスク減らすにはピッケルが必要と思われたからだが、この日の雪の状態ではそれでよかったと思っている。
自分が山頂エリアにたどり着いたときには既にガスガスで眺望なかった。
山頂が空くのを待ち最後に山頂に立たしていただく。
自分より後がいないので眺望が開けるのをじっくり待てたのは実に幸運だった。
しばらく待った後強風がガスを動かし、まず富士山がわずかに姿を現し始める。
一瞬のことで撮影チャンスを逃す。
その後何度もチャンスは訪れやがて富士山や南アルプス中央アルプスも姿を現す。
背後の赤岳や阿弥陀岳も姿を見せるがじきに次の雲の塊がやってくる。
目まぐるしい雲の動きもこの時期の山の景色のひとつなんだと感じながら楽しい時間だった。
下山中に山頂を振り返ると小さな雲の塊が山頂にかかったり動いたり・・あの中にいたんだと納得でした。
最後に前三ツ頭で先頭を歩かれていたソロの男性の方と楽しく山談義させていただく機会を得ました。
景色もいいけど、こういう出会いはさらに素敵ですね。
どうもありがとうございました。