宇奈月スキー場から僧ヶ岳 (1430mピークまで)



- GPS
- 09:27
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,264m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日降雪ありスキー場で5cm程度。一部急斜面で氷化斜面あり、クトー必要。 |
写真
感想
昨年栂海新道を一緒に歩いたUさんから、山スキーの予定はないかと連絡が入り、丁度計画していたので加わってもらい、僧ヶ岳、人形山と連チャンの山スキーに挑んだが..
前日(21日) Nishidenは富山市内で用事を済ませてJRと富山地方鉄道で宇奈月温泉に19時過ぎに到着。宇奈月温泉街からスキー場に上がる自動車道は除雪なく、スキーにシールを貼って登り、センター建屋の軒下を借りてテントを張った。Uさんは東京から新幹線、北陸線、地方鉄道を乗り継いで23時過ぎの最終で宇奈月温泉に到着。Nishidenは迎えに行って合流、2人でスキー場に上がった。雪が降り続いていたが、夜明けには止んでいた。
22日朝、テントはそのままにヘッドランプでゲレンデを登り出す。平和の像前では灯りは要らなくなった。618mのピークを越えて行くか水平に走る林道を行くかだが、2011年2月には林道は雪崩と滑落の危険を感じてピークを越えた。今回は積雪が少なく林道は概ね平らで心配なく通ることが出来た。これで帰りの登り返しは無くて楽になる。
林道を離れて尾根に取り付く所は急なことが多い。そこをスキーで登り、キックターンでジグザグに登るのにUさんかなり手こずった。その先も随所に急斜面があり、氷化した硬い斜面も現れた。Uさんクトーは持っていたが慣れてなく、怖くてだめなところはツボ足に切り換えた。
どうにか1430mのピークの直前までやって来たが、このピーク正面ルートの最後が落差20mほどの壁で、一部は60度位ありそうだ。ここはUさんどころかNishidenにも難しそうだ。行ける所まで行こうと言っていた矢先、ツボ足で頑張っていたUさんが落とし穴に落ちてしまった。呼び声にNishidenが戻ると、スキーとザックが雪上に残り、Uさん完全に見えなくなっていた。穴を見つけて覗くと、手が届く所にはいたので引っ張り上げてまず一息。これでUさん戦意喪失だし、ピークに上がれてもその先まだまだ時間がかかるだろうと、ここで打ち切ることにした。Nishidenだけはピークを踏んで来ようと最後の壁に挑んだが、高さ5mほどはスキーを履いては上がれず、ツボ足ラッセル奮闘の末に登り切った。
後から地図と写真を見て考えると、このピークの正面から右手、西側斜面は緩くて樹林帯でもあり、こちらならUさんでも登れたのだと思う。但し僕らがいた正面直下に来てしまうと、西側斜面に上がろうとも雪庇が続いており、もっと下から回り込む必要があった。3年前のこの場所は、急斜面ではあったが凄く苦労した場所ではなかったので、雪山の状況は一緒ではないと実感した。
下りはUさんもなんとかこなし、無事スキー場まで戻ってテントを畳んだ。荷物を背負って温泉街直前まで滑降し、宇奈月温泉会館で入浴し、次の山行の為2人で富山に向かう電車に乗った。
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