小室川谷
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,418m
- 下り
- 1,415m
コースタイム
天候 | 5/30 晴れ 5/31 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
25000図記載の丸川峠から大黒茂谷、泉水谷周辺の登山道ですが、林道合流を見るとあまりよろしくなさそう。標識通りトロッコ跡をたどるのがいいと思われます。 |
その他周辺情報 | のめこいの湯 15時以降600円です。(平日だけだったかな?) |
写真
感想
5/30 今年の沢はじめは小室川谷に行きたいと思っていた。日帰りでも可能だけれども沢泊をしたく、釣りがしたいというのもあった。30数年前、人生初の沢登りはここから始まった。雨で増水し、出てくる滝をひたすらに巻き続け、S字峡の高巻きから降りられず、傾斜地にツエルトを張って5人でビバークしたことを思い出す。今となってみれば程よい難しさの美渓、沢登りに導いてくれた師匠と先輩に感謝である。何年振りかな?
先週の山に比べれば距離も近く、1日目はそれほど歩かないことからかなり遅くの出パ、今回は中央道経由で三条新橋に向かう。奥多摩から青梅街道経由と時間は変わらないが距離は1.5倍くらいあったか?結構暑いものの沢行きたさに明日の天気を確認してくるのを忘れた。
ゲート前で準備、小室向は下降点がもっと広かったイメージだったので通過してしまった。踏み跡はいってすぐ倒木でふさがれている。その後、明瞭な踏み跡をたどって出合に到着する。新緑は少し過ぎているものの、緑がとても美しい。しばらく谷は広く、直線的なところが多い。大岩帯を過ぎると再び河原に。危惧していた水温はそりゃもう冷たい。
はじめの滝は左岸にトラがつけられているが、トレーニングのつもりで来ているので使用しないと決めていたものの、ラストは気持ちが負けてつかんでしまった。その後ポイントとなる部分にはトラがつけられている。1時間半くらい歩くと急に前方が狭まり大物が出てくる感がある。そこに出てくる5mは左岸を行くと上部にトラがあり、それを使って滝頭へ降りる。当然岩はヌルが強く、コケや水垢というよりも岩質そのものが滑る感じだ。
その先、正面の壁に流水の細い直瀑を見て本流が左折するとS字峡が始まる。左壁を腰上まで浸かってとりつき、流れの脇を登る。激しい流れをまたいだ水流中の岩はフリクションが効く。次は左岸、再び右岸と渡渉しながら登れるところを進むと終了する。その先のトイ状を左岸から越えると松尾沢出合。
小室淵は右岸を高巻く。今回も泳がなかったけれど淵の先の滝は2段のツルツル滝、どうやって越えるんだ?川は平凡になり右岸から中ノ沢を合わせる。この出合に天場はなく、本流を進んだ右岸に大きな平坦地が出現する。釣りにいそしんだけれどヤマメは難しいなぁ…ようやく必要分をそろえ、焚火タイムに突入した。夜から雨が落ちてくるが、明日はどんな状況になるのか。
/31 小雨の中を出発、すぐに雨乞滝。右岸から巻いて降りれば核心の4段滝となる。3段目が雨でツルツルだったので右岸から巻き始める。4段目が一番緊張するのだけれど降りてチャレンジするはずが、降りられるところがなく、そのまま巻いてしまった。ただこの巻きもあまりいい感じではない。
巻き終わった先から難しいところはなくなり、きれいな区間が続く。この谷は上半部が美しいな。2段20mは右から快適とは程遠いヌルヌル感、ナメを織り交ぜ壊れたトロッコを越えると河原が荒れてくる。蛇抜沢出合は倒木で荒れている。天場適地があるということだったけれど全然ない。しいて言えば1410m付近に一か所くらいか?
ガレがしばらく続き、数年前の大雨の影響がここにも出ている感じ。遡行図に記載された上流部の滝はなくなってしまっているんでは?と思うくらいに荒れていたが、やはりトポ通り滝が出てくる。水の少ない2段15m上でザレ場となり、水枯れとなった。そこからは沢型をたどり、草丈の低いスズタケ斜面から藪なしのまま稜線に飛び出た。晴れていれば富士山と日川ダムが見えるところもガスガス。雷岩で脱装し丸川峠へ向かう。雨はすでにやみ、丸川峠への登山道は幻想的な雰囲気になっていた。ミツバツツジがいい感じ。
峠からは泉水谷沿いのトロッコ跡と思われる登山道を進んだ。傾斜が少ないが林道含め下山が長い。林道ゲートに貼ってあった崩壊地案内部分は多分修繕されたのだろう。通行に支障はなかった。もう気持ちは温泉モード、でも最近、楽しみである温泉施設や食堂が定休日というのがあるある的な傾向。オイラン渕周辺の国道は携帯は圏外、イチバチでのめこいの湯に向かうと本日は営業中!しかも平日15時以降?だったか600円となっていた。やっぱり大きいお風呂は最高!まぁとりあえず事故なしで帰ってこられたので良しとしよう。
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