鳥海山（新山・七高山・行者岳・伏拝岳・文珠岳）… 日帰り、鉾立in/out、登り外輪山経由、下り千蛇谷経由

2022年08月21日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.8km
• 登り: 1,329m
• 下り: 1,319m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:09
• 休憩: 1:22
• 合計: 8:31

7:11 鉾立
8:06 8:06 賽の河原
8:31 8:44 御浜小屋
8:58 8:58 御田ヶ原
9:05 9:05 御田ヶ原分岐
9:20 9:20 七五三掛
9:27 9:27 外輪山・千蛇谷分岐
9:53 10:04 文珠岳
10:23 10:30 伏拝岳
10:45 10:45 行者岳
11:03 11:07 七高山
11:41 11:41 鳥海山
12:08 12:25 鳥海山山頂御室参籠所
13:21 13:29 外輪山・千蛇谷分岐
13:38 13:38 七五三掛
13:50 13:50 御田ヶ原分岐
13:59 13:59 御田ヶ原
14:10 14:32 御浜小屋
14:52 14:52 賽の河原
15:42 鉾立

鉾立〜七五三掛まではCTに余裕があると感じる。

CTが9時間15分のところ、9時間25分以内に往復しないと乗り合い登山バスに間に合わないため、結構緊張感のある登山でした。正直、小屋で一泊するかマイカーでアクセスするのが、時間の制約から解放されて良いのだと思います。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

＜いき＞
・東京駅八重洲南口 21:50 -（エクスプレス鳥海号 9,600円）- 05:45象潟
・象潟06:20 -（乗り合い登山バス・鳥海ブルーライナー 3,000円）- 06:55鉾立口
乗り合い登山バスの予約は前日17:00まで
エクスプレス鳥海号は割と人気な模様。休憩は佐野SAのみ。乗合バスは乗客16名くらいで全員着席。

＜かえり＞
・鉾立口16:20 -（乗り合い登山バス・鳥海ブルーライナー 3,000円）- 17:00象潟
・象潟17:31 -（羽越本線 特急いなほ14号）- 20:11新潟20:23 -（上越新幹線 とき348号）- 東京22:28
このいなほを逃すと多分帰れない。14,340円（運賃8,580、いなほ指定1,250、新幹線自由4,510）。
乗合バスは乗客13名で全員着席。いなほは自由2両指定4両G1両だが自由も割りと空いている。ときも自由は空いている。

＜1次交通＞
寝台特急あけぼのがあれば、横になれてよかったのですが…。
夜行バス（エクスプレス鳥海号：象潟、夕陽号：酒田）をはじめ、庄内空港まで飛行機、上越新幹線＋いなほ、秋田新幹線＋いなほ、山形新幹線＋陸羽西線等

＜2次交通＞
昔は庄内交通「鳥海ブルーライン快速バス」／象潟合同タクシー「鳥海ブルーライナーバス」があったようですが、寝台特急あけぼのの廃止により潰え、今は乗り合いタクシーになっています。
https://trafficnews.jp/post/121467

・象潟⇔鉾立・大平（乗り合い登山バス・鳥海ブルーライナー 象潟合同タクシー）
予約は、前日の17:00まで。 https://www.nikaho-kanko.jp/blueliner.html

・酒田・遊佐⇔大平・鉾立（乗り合いタクシー 酒田第一タクシー）
・酒田⇔鳥海山荘・滝の小屋（乗り合いタクシー 酒田第一タクシー）
予約は、前日の16:00まで。http://www.sakata-no1taxi.co.jp/infodata/info/2018031208471641/2022_%E9%B3%A5%E6%B5%B7%E5%B1%B1%E4%B9%97%E5%90%88%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%95.pdf

矢島方面（祓川）はよくわからない。

その他周辺情報

飲食店：鉾立の稲倉山荘。象潟駅にはコンビニなどはない（自販機しかない）。ただ、くにまつという喫茶店はある。
温泉：なし

写真

8/20 21:39

夜行バスで行きます。エクスプレス鳥海号は人気なようです。△になっていました。象潟の需要は分かるんですが、羽後本荘とか、夜行で行く人そんないるのかな…

8/20 21:41

8/20 21:44

3列シートです。広々としているように思えますが（4列との対比で言えばそう）、足はやっぱり伸ばせないです。あと、午前2時まで寝れなかったのですが、携帯を見れるわけでもなく、読書できるわけでもなく、無の時間を過ごさないといけなかったのもつらかった。

8/21 5:41

朝食。前日に八重洲のコンビニで買ってきました。

8/21 6:03

象潟駅。普通10本と特急2本のみ。でも有人駅です。

8/21 6:03

象潟駅の券売機。指定席券売機もありますが、1台のみで、時間も限定的です（早朝は使えません）。

8/21 6:03

象潟駅にはコインロッカーがあります。

8/21 6:03

駅周辺の地図。観光できなくはないようです。

8/21 6:34

朝霧。地図で見ると平地あんまりなさそうですが、意外と田んぼがありました。

8/21 7:09

鉾立です。駐車場が混んでいます。さすが百名山、大人気コンテンツ…。

8/21 7:09

乗ってきた乗り合い登山バスです。

8/21 7:11

登山口。右側の建物が登山届のポストのある建物

8/21 7:14

TDK東雲荘。一般の人も泊まれると書いてありました。

8/21 7:19

酒田港がよく見えます。

8/21 7:20

鳥海山の山頂が見えてきました。結構遠いです。

8/21 7:57

賽の河原手前の上り

8/21 7:58

このあたりはギボウシが沢山生えていました。

8/21 7:59

賽の河原手前。水が流れている。

8/21 8:04

賽の河原。沢を渡らず右奥に進む道がありますが、地図には乗っていません。謎です。御浜小屋へは沢を渡り真正面やや左の登山道を登っていきます。

8/21 8:06

賽の河原

8/21 8:09

イワショウブ？

8/21 8:26

振り返る。こちらは秋田県側。このあたりは風車が沢山ありますね。

8/21 8:29

御浜小屋への登山道

8/21 8:29

ヤマハハコかな。

8/21 8:31

御浜小屋

8/21 8:31

御浜

8/21 8:32

稲倉岳。地理院地図によれば登山道があるのですが、分岐もなければ登山道のようなものも見つけられませんでした。途中、蟻の塔渡りとジャンダルムなるものがあり楽しそうなんですが…。

8/21 8:44

御浜小屋を抜けると漸く鳥海山が見え始めます。

8/21 8:44

鳥海湖

8/21 8:45

ハクサンフウロ

8/21 8:46

ハクサンシャジン

8/21 8:49

大量のヨツバヒヨドリかな

8/21 8:55

ハクサンフウロ。この株しか咲いていませんでした。季節的にもちょい遅め

8/21 8:58

御田ヶ原

8/21 9:03

ここから漸く鳥海山本体への本格的な登り

8/21 9:05

御田ヶ原分岐

8/21 9:10

ウメバチソウ

8/21 9:13

二ノ滝口方向。こちら側はたおやかな山容

8/21 9:14

登山道沿いに咲くハクサンシャジン

8/21 9:15

七五三掛の手前で小さな沢を渡ります。頑張れば水を汲めなくもないです。

8/21 9:16

このあたりにミヤマリンドウが群生していた。

8/21 9:16

源頭っぽい。

8/21 9:17

8/21 9:19

七五三掛

8/21 9:20

七五三掛から進行方向を望む

8/21 9:20

七五三掛

8/21 9:27

外輪山・千蛇谷分岐に来ました。新しい道標が立っています。

8/21 9:37

オンタデ？

8/21 9:41

ここに来て千蛇谷の全容がやっと見えました。いやあ、これはなかなかな登りですね…。雪は殆ど無いです（残雪が見えますが、登山道はそこを通りません）。とはいえ、暑そうなので外輪山経由で登ります

8/21 9:41

振り返ると雄大な景色

8/21 9:41

稲倉岳の側面は結構崖です。

8/21 9:43

岩の割れ目にも生えるイワギキョウ。逞しい。

8/21 9:53

文珠岳

8/21 9:54

おにぎりを食べたようです。やっぱパンより米ですね。

8/21 10:08

そこら中に咲いているシラネニンジン

8/21 10:08

これはダイモンジソウでしょうか？園芸店に売られている、日陰の代表的な花という感じですが、山では初めて見たかも知れません。

8/21 10:09

モミジイチゴみたい

8/21 10:11

外輪山コースには2個所ほど梯子がありました。しかし実はこの左側の梯子は 𝑭𝑨𝑲𝑬 で、右側を通るのが正解

8/21 10:11

右側にある小さな梯子。

8/21 10:17

ミヤマアキノキリンソウみたいな

8/21 10:22

不明

8/21 10:23

伏拝岳

8/21 10:25

ここから湯ノ台への分岐があります。庄内平野もよく見えます

8/21 10:31

祠

8/21 10:32

8/21 10:36

外輪山はイワギキョウが多かった。

8/21 10:37

だいぶ登ってきました

8/21 10:39

これが鳥海山（と月山）にのみ生えているというチョウカイフスマでしょうか？だといいなあ。レアポケモンをゲットした気持ちはきっとこんな感じなんだろう…。

8/21 10:39

滝の小屋？が見える

8/21 10:40

岩陰にオコジョがいました。なんか隠れたり出てきたりを繰り返しており、それはもう大量に写真を撮影――実はこの反対側にも登山客がおり、逃げるに逃げられなかったのか。

8/21 10:40

ヒゲが長いですね。あと、こうしてみると手も大きい。

8/21 10:45

行者岳の梯子。しかし行者岳って鞍部にしか見えませんが…。

8/21 10:45

8/21 10:56

七高山と新山。間に大きな残雪（地形図によれば万年雪）の塊がある

8/21 10:57

百宅口。この道標だけは秋田県なんですよね

8/21 10:58

8/21 11:00

新山がよく見えます

8/21 11:07

七高山着きました。三角点はこちらにあります。

8/21 11:03

七高山

8/21 11:03

その先で休憩している人がいます。外輪山なので結構切り立っています

8/21 11:12

戻ります

8/21 11:13

分岐から一旦下ります。ここ、浮石を落とさないか結構ヒヤヒヤした

8/21 11:16

外輪山を振り返る。

8/21 11:18

大きな万年雪。融けた水はとても冷たかった。

8/21 11:21

新山へ登ります。ショートカットする足跡があり、とりあえずそっちに進んでみたところ残雪の上部を歩くことに

8/21 11:23

ゴミ（回収した）

8/21 11:25

なんか数カ所に「世界人類が平和でありますように」と書かれていました。棒はよく見ますが…石にまで書くのか。

8/21 11:26

8/21 11:30

…

8/21 11:31

新山付近は大きな石が自由気ままに立ち並んでいる。

8/21 11:33

胎内巡り。なんでこれを胎内に見立てたのか、昔の人のセンスとは…。

8/21 11:34

中

8/21 11:36

もう一つのピーク

8/21 11:36

凄い岩です。

8/21 11:41

山頂に着きました。いや、山頂狭いですね。その上記念撮影で渋滞していて結構待った。

8/21 11:41

8/21 11:44

山頂からの風景

8/21 11:44

山頂からの風景

8/21 11:44

山頂からの風景

8/21 11:44

山頂からの風景

8/21 11:54

新山をもう一つのピークから振り返る。大人気コンテンツとなっています。

8/21 11:56

大物忌神社へはこの岩の隙間を通っていきます。ダイナミックです。

8/21 11:57

岩の隙間

8/21 11:58

振り返るとこんな感じです。なかなか高低差を感じます。

8/21 12:03

大物忌神社

8/21 12:09

大物忌神社

8/21 12:09

この建物は鳥海山美術館と書いてありました。こんな高所に美術館ってすごいですね。

8/21 12:24

謎のコンテナ（トラックの荷台か）

8/21 12:25

千蛇谷を下ります。

8/21 12:29

8/21 13:00

池塘

8/21 13:01

残雪と落石であろう石たち

8/21 13:06

ミヤマアキノキリンソウ？

8/21 13:12

千蛇谷登山道の最下部。ここから七五三掛まで60mくらいの登り。ここだけまだ雪が残っていますが…ほぼ水平なので特に気にすることもなさそうです。

8/21 13:13

鳥海山といえば豊富な残雪のイメージでしたが。そういう構図を意識した。

8/21 13:18

千蛇谷最下部〜七五三掛の旧道。まだ梯子が残っています。逆に行ってみたくなってきた。

8/21 13:21

分岐に戻ってきました。まだまだ先は長い。

8/21 13:41

ミヤマリンドウ。可憐な青い花です。

8/21 13:59

御田ヶ原まで戻ってきました。このあたりから山頂にガスがかかりがちに

8/21 14:02

鳥海湖。帰りは湖沿いの道を通って帰ろうかと思いましたが、そんな余裕はなかった。

8/21 14:08

不明

8/21 14:32

御浜小屋まで戻ってきました。よく見ると内部が本殿のようになっていました。

8/21 14:32

ジュースの誘惑にかなり負けそうになった。てか日本酒一合と水とジュースが同じ値段か。

8/21 14:29

小屋でも扱いは下界と同じ…大変そうです

8/21 14:28

稲倉岳への分岐ってこれだったりしたのでしょうか。

8/21 14:28

稲倉岳方面。道は何も見えない。

8/21 14:51

池塘

8/21 14:52

賽の河原に流れ込む沢。透き通っていて綺麗です。

8/21 14:53

このあたり、まだニッコウキスゲが咲いていました。

8/21 14:53

よく見ると何輪も

8/21 15:00

不明。シモツケみたいだが。

8/21 15:03

賽の河原付近の登山道は横に水が流れていますが、そこに生えていた水生植物。イワイチョウ？（葉がミツガシワっぽくないような）

8/21 15:06

ここまで戻って漸く今日のゴール鉾立が見えてきました。しかし結構心が折れる遠さ。そして暑い。

8/21 15:11

8/21 15:12

これも不明

8/21 15:18

ゴールに向けたいい道ではあるけれども。日差しがとにかく強い。暑い。

8/21 15:27

奈曽渓谷と西目ウインドファーム？

8/21 15:34

キアゲハ

8/21 15:36

振り向いて鳥海山。ここ、奈曽川がかなり深く切れ込んでいるんですね。

8/21 15:39

不明

8/21 15:40

不明

8/21 15:42

ようやく下山しました。バスまで後40分

8/21 15:44

面白いエレメントの八木アンテナ

8/21 15:45

奈曽渓谷の解説板

8/21 16:13

鉾立から見る鳥海山

8/21 17:24

象潟まで戻ってきました。

8/21 17:28

象潟のホームからも山頂までくっきり見えます

8/21 17:31

いなほ。文明が来た感じ。しかしそのフォントはどうにかならないのか…

8/21 17:37

象潟駅前のお土産屋さん（民芸くにまつ）で買ったいかせんべい。素朴だが美味しい。これで145円は安いような。

8/21 17:44

車窓を眺める。

8/21 17:49

いなほの車内から鳥海山。

8/21 18:08

庄内平野を走る。この後、有名な笹川流れの脇を走るのだが、寝てしまい気が付いたら新潟だった。

8/21 23:45

鉾立の稲倉山荘で買ってきたお土産。

撮影機器：

Google Pixel 3a XL SIMフリー Google

感想

inhumanus

テントを持ち出さず日帰りで独立峰ばかり登り、お茶を濁しています。

今回は鳥海山。独立峰の中では登るのが比較的大変だと思っていたため（岩木山とか八甲田とかと比べ）。あと、御嶽と安達太良で虫にこりたので、あまり虫のいなさそうな山を選びました。正直真夏って暑すぎて山登る季節じゃないんじゃねという気がしています。

東北はやはり遠く、ある程度金銭的余裕がないと来るのも辛いなと思いました（夜行バスでも1万かかるとは…）。学生のうちに青春18を使うなどして、時間を掛けてでも1回で東北の山を取り切るのが多分正解なんでしょうけれど…そうはしなかったなあ。

あと、スケジュールもなかなか大変で、夜行バスで行き、いなほと新幹線で帰るというちょっとハードなものになってしまいました。土曜日を休息に使えたのはよかったのですが。そして、CTを微妙に削らないと多分バスに間に合わないという緊張感があり大変でした。

他、象潟駅が何もないというのが地味に辛かったです。事前に用意しないと朝食すらなかったので。コンビニくらいあってくれ。

まあでも天気には恵まれ、鳥海山の雄大さを満喫でき（私は東北の山に行くのは初めてです。東北の山にくると東北の訛りがよく耳に入り、あー別の地方来たんだなという気持ちになりますね）、また高山植物も楽しめたので良かったです（チョウカイフスマを多分見れたのが特に。チョウカイアザミはただの枯れたアザミだと思っていて写真に撮らず…）。

それは裏を返せば、雄大なだけあって鉾立から山頂まで遠いということでもあるのですが。

そういえば、下山時に千蛇谷で石の上で足を滑らせてしまい、ついた指も滑って指の先を擦りむいてしまいました。で、消毒しようと医療セットを取り出したところ、まさかの消毒液が入っておらず、かなり焦りました。仕方ないので、ウェットティッシュで拭いましたが…捲れた皮が蓋のようになっておりきちんと消毒できていない気がします（困った）。やはり装備を忘れてしまうと即終わりだなあと思いました。

他、色々書きたいことはあった気がするのですが、写真にコメントをつけていたら満足してしまったので、また気が向いたら書きます。