【湯の小屋登山口〜笠ヶ岳〜アヤメ平】鳩待山荘泊でノンビリ縦走

2022年08月22日(月) 〜 2022年08月23日(火)

• GPS: 12:59
• 距離: 27.5km
• 登り: 1,927m
• 下り: 1,442m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:59
• 休憩: 1:22
• 合計: 9:21

6:53 スタート地点
7:31 7:41 林道出合（四差路）
9:47 9:48 ワラビ平
10:38 10:46 咲倉沢ノ頭避難小屋
12:26 12:34 片藤沼
12:54 13:46 笠ヶ岳
14:26 14:26 小笠
15:07 15:07 悪沢岳
15:18 15:20 オヤマ沢田代
15:39 15:40 原見岩
16:14 鳩待峠

2日目

• 山行: 3:21
• 休憩: 0:41
• 合計: 4:02

6:46 鳩待峠
6:46 6:48 鳩待山荘
7:40 7:42 中ノ原
8:01 8:02 横田代
8:22 8:22 中原山
8:30 8:56 アヤメ平
9:05 9:06 セン沢田代
9:10 9:10 富士見田代(尾瀬原分岐)
9:15 9:20 冨士見小屋跡
9:34 9:34 アヤメ平下
9:53 9:56 元休憩所
10:06 10:06 馬洗渕
10:19 10:19 田代原
10:30 10:31 十二曲り
10:48 ゴール地点

天候

曇り＆ガス　時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

クルマを富士見下駐車場に駐車し，バイクで湯ノ小屋温泉笠ヶ岳登山口まで移動しました（距離約32km）。

コース状況／危険箇所等

・　危険個所はありませんが、避難小屋〜笠ヶ岳〜悪沢岳の区間は泥濘がひどく、スパッツ必携です。スパッツを装着していても、登山パンツが泥で汚れました。
・　湯の小屋登山口からワラビ平までの区間は、アップダウンが続き、なかなか標高が稼げないので、予想以上に疲れました。
・　オヤマ沢田代から先は、それまでとは見違えるようによく整備された木道歩きとなり、まるで高速道路のようにスイスイ歩けます。
・　なお、濡れた木道の上はとても滑りやすいので、転倒注意です。ダブルストックでバランスを取りながら歩行しました。

その他周辺情報

・　尾瀬登山では、これまでテント泊ばかりで、初めて山小屋に宿泊してみましたが、お風呂に入って汗を流せますし、料理もおいしく、とても快適でした。まるで下界の民宿に宿泊しているみたいな感じでした。

写真

8/22 5:35

富士見下駐車場に駐車し，バイクで湯ノ小屋温泉笠ヶ岳登山口まで移動します。

8/22 6:49

湯の小屋トンネルの先にある登山口のすぐ近くに、バイクをデポしました（路肩が少し広くなっていて、仮にバイクが転倒しても通行に支障のない場所を選びました。）。

8/22 6:53

この階段を上っていきます。

8/22 7:16

最初は急な登りですが、その先はアップダウンがあり、なかなか標高が上がりません。それでも蒸し暑くてすぐに汗びっしょりになりました。

8/22 7:22

材木置き場の先に道路が見えてきました。この道路に出て右方向に進みます。

8/22 7:31

10分弱でゲートに到着。ここを通過すると、すぐに四差路です。

8/22 7:41

四差路のゲートのところで、おにぎり＆給水休憩としました。登山ルートは階段を上がっていきます。

8/22 7:55

四差路の先もしばらくはアップダウンがあり、標高を稼げません。

8/22 8:11

このようなキノコをたくさん見かけました。

8/22 8:43

林道に出ました。ここが「ワラビ平」かな？

8/22 8:45

ここで林道から離れ、左手の斜面を登っていきます。

8/22 9:05

稜線はガスでおおわれています。展望は期待できない感じです。

8/22 9:52

アスナロの森を登っていきます。

8/22 10:11

3時間以上歩いたので、ここで食事＆水分補給の休憩中。

8/22 10:38

やっと避難小屋に着きました。

8/22 10:39

ドアが外れていて風雨が吹き込むので、宿泊する際には中にテントを張るのが良さそうです。

8/22 10:40

ハシゴがあったので、屋上に上ってみました。

8/22 10:40

屋上から上州武尊山を望む。

8/22 10:40

こちらは、ならまたダム方面。

8/22 10:59

遠くに、笠ヶ岳が見えました。このままガスがわかないことを願いましたが．．．

8/22 11:02

笹が深いですが、踏み跡ははっきりしています。

8/22 11:12

倒木を上から撮影。こうした倒木の通過が何度もありました。

8/22 11:16

小沢が流れています。水場として利用できますね。

8/22 11:26

こちらのほうは、塩ビ管のパイプが設置されていて、採水しやすい感じです。

8/22 11:26

塩ビ管のパイプを拡大。

8/22 12:15

ようやく池塘が出てきました。これは蛍池かな？

8/22 12:20

笠ヶ岳の山頂部が見えました。

8/22 12:24

キンコウカ。

8/22 12:26

片藤沼の標識がありました。奥が片藤沼です。

8/22 12:27

片藤沼の全景。

8/22 12:38

笠ヶ岳山頂が近づきましたが、ガスがわいてきてよく見えません。

8/22 12:40

キンロバイ。天候不順のせいか，この時期でも花を咲かせていました。

8/22 12:40

「笠ヶ岳西面野生動植物保護地区」のプレートがありました。
ホソバヒナウスユキソウや雪割草などの貴重な植生の保護のため，群馬県が保護地区指定したようです。

8/22 12:41

至仏山方面との分岐に到着。まずは，笠ヶ岳山頂を目指します。

8/22 12:51

岩場の急斜面を登ります。

8/22 12:54

笠ヶ岳山頂に到着しましたが，ガスで展望は無し。晴れていれば360度の大展望らしいですね。

8/22 12:58

まずは証拠写真を撮影。

8/22 13:02

このあとは鳩待山荘に宿泊なので，サンドウィッチをつまみに，持参した麦とホップを2本頂きました。冷凍アクエリアスと一緒に入れておいたので，冷えていて美味しく頂きました。

8/22 13:28

時間があったので，中望遠マクロレンズで花の撮影をしてみました。まずはシラネニンジン。

8/22 13:28

ミヤマコウゾリナ

8/22 13:31

ウメバチソウ

8/22 13:32

ミネウスユキソウ

8/22 13:33

ミヤマコゴメグサ

8/22 13:47

イワギキョウ

8/22 13:52

晴れる様子がないので展望はあきらめ、ガスの中、小笠へと向かいます。

8/22 13:59

ハクサンシャジン

8/22 14:01

ミネウスユキソウ

8/22 14:01

？

8/22 14:05

キンコウカ

8/22 14:25

小笠の標識。山頂らしいピークではありません。

8/22 14:58

歩きやすい登山道。

8/22 15:00

この岩場は，ロープを掴んで登りました。

8/22 15:09

悪沢岳の標識を通過。こちらも山頂ピークの感じはしませんでした。

8/22 15:19

分岐に到着。ここを右に進みます。

8/22 15:20

すぐにオヤマ沢田代に到着。

8/22 15:22

ノアザミ。色が鮮やかです。

8/22 15:37

鳩待峠への下り。

8/22 15:38

遠くに尾瀬ヶ原が見えました。燧ヶ岳はガスで山頂部が見えませんでした。

8/22 16:14

ようやく，鳩待峠に到着。本日は鳩待山荘に宿泊です。

8/22 18:03

お風呂で汗を流してから夕食タイム。メニューはハンバーグ，トンカツ，サンマの塩焼き，野菜サラダにミニデザートまで付いていました。加えてマイタケのお汁が絶品でした。お蕎麦を入れて食べたかったです。

8/22 18:37

宿泊は10畳の和室に2名相部屋でした。

8/23 5:58

朝食。サバの塩焼きやシウマイ，ハム，サラダ，納豆，海苔など山小屋としては充分な内容。シメジの味噌汁が美味しくて，おかわりしました。

8/23 6:47

お世話になった鳩待山荘をあとにします。

8/23 6:47

鳩待峠の公衆トイレ。立派です。

8/23 6:48

ここからアヤメ平への登りが始まります。

8/23 7:01

ブナとダケカンバの競演。

8/23 7:03

ブナの森が続きます。

8/23 7:37

緩い登りが続きます。

8/23 7:51

横田代に到着。

8/23 7:52

イワショウブ

8/23 7:53

池塘があります。

8/23 7:55

来し方を振り返る。

8/23 7:56

サワギキョウ。美しい花ですね。初めて見ました。

8/23 7:57

気持ちの良い木道歩きが続きます。

8/23 7:59

振り返ると至仏山が見えました。その左手には昨日登った笠ヶ岳の特徴的なピークも見えています。

8/23 7:59

少しズームアップ。

8/23 8:11

ところどころに、ベンチもあります。

8/23 8:13

燧ケ岳が見えました。

8/23 8:27

南側の山並みは、日光方面。日光白根山が見えています。

8/23 8:30

アヤメ平に到着したものの、燧ケ岳にガスがかかっていたので、晴れるまで待ちました。

8/23 8:44

ようやく燧ケ岳が姿を現してくれました。

8/23 8:43

せっかくなので、記念の自撮り。

8/23 8:48

燧ケ岳をズームアップ。

8/23 8:49

8/23 8:53

こちらは至仏山。

8/23 8:54

アヤメ平のベンチ。

8/23 8:55

ベンチわきの解説版。昭和30年代は悲惨な状況だったのですね。

8/23 8:58

アヤメ平をあとにして、富士見峠方面へと下ります。

8/23 8:59

燧ケ岳を遠望。

8/23 9:01

気持ちの良い下り道。

8/23 9:04

木道の資材が荷揚げされています。

8/23 9:07

木道整備中。おかげさまで快適に歩けます。感謝。

8/23 9:11

富士見田代の池塘と燧ケ岳。

8/23 9:15

富士見峠公衆トイレに到着。

8/23 9:16

廃屋となった富士見小屋。

8/23 9:20

ここから車が走行可能な林道を下ります。

8/23 9:52

元休憩所の水場。冷たくておいしい水でした。

8/23 10:18

平坦な田代原を進みます。

8/23 10:48

富士見下のゲートに到着しました。

8/23 12:11

バイク回収完了。

撮影機器：

LUMIX DC-GX7MK3 ボディ パナソニック

PowerShot G5 X Mark II CANON

感想

りきまる

・　以前から気になっていた、尾瀬の笠ヶ岳に湯の小屋温泉から登り、アヤメ平まで縦走してきました。当初は山ノ鼻キャンプ場でテント泊を考えていましたが、クマ出没のため、当面キャンプ場の利用が出来ないということで、予定変更。初めて鳩待山荘に泊まってみましたが、とても快適でした。風呂で汗を流せ、料理もおいしく、大満足でした。平日宿泊だったので、宿泊者数が10名と空いていたのもよかったです。
・　また、初日は鳩待峠直前で2組のパーティを追い抜いた以外、ルート中では誰とも会いませんでした。2日目も、木道整備中の工事関係者とのスライドを除けば全くの一人旅。夏の尾瀬とは思えない、静かな山旅を満喫しました。
・　このところ日本全国で山の天候が安定せず、笠ヶ岳からの大展望は望めませんでしたが、ブナやダケカンバの繁る美しい森を堪能し、念願だったアヤメ平からの燧ケ岳・至仏山の眺めを楽しむことも出来ました。尾瀬の山は何度歩いても、飽きることがありませんね。