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Yamareco

記録ID: 464976
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沢登り
東海

奥美濃・坂内川支流天狗山二ノ谷-天狗谷

2014年06月15日(日) [日帰り]
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yotty BOSS その他1人
GPS
11:54
距離
6.5km
登り
1,137m
下り
1,217m

コースタイム

二ノ谷(駐車地)6:25-稜線13:00-天狗山13:20-天狗谷を経て林道18:05-駐車地18:30
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
揖斐川沿いを北上、横山ダムを過ぎ国道417が揖斐川右岸へ渡ったところの新川尻橋西詰めより川尻林道(南)から1.5kmほど進んだところ。

通行止め(おそらく冬季通行止めの事)となっていたが特に問題なく通り抜けられたので、クレー射撃上の方から来ても問題ありません。
コース状況/
危険箇所等
二ノ谷も天狗谷も地形図が示す通り急峻で、ひたすら登り続けるor降り続ける為結構きつい。

二ノ谷:入渓付近と後半に連瀑。ほとんどが直登可能
後半に出てくる5m程のツルツルの滝は巻きとなるが、右岸下部が草付で悪い。

山頂周辺は見通しの悪いヤブで方位を失いそうになり注意が必要。
三角点も藪に覆われ見つけにくいと思います。

天狗谷:中流部までヤブ&ガレだが支障はないし巻き降りも可能。
下部で懸垂2回。
林道間際はクレー射撃場なので発砲音が聞こえるときには絶対に降りてはいけません。


2014/6/15時点ではマイマイガの幼虫(ケムシ)が超大量発生しており、藪に突っ込むときはもちろん谷中でも糸を垂らして浮いているたり、休憩すると寄ってくるのでおちおち休んでられません…

実害として、極力肌を露出させていなかったものの首回りとふくらはぎがかぶれて、夜中に目が覚めるほどに痒かったです…(by Yotty)
二ノ谷出合前
割と広くて4〜5台は余裕で駐車可能
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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6/15 22:20
二ノ谷出合前
割と広くて4〜5台は余裕で駐車可能
出発直後から連瀑
4〜6くらいのものが続く
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
6/15 22:20
出発直後から連瀑
4〜6くらいのものが続く
快適に直登してゆきます。
場所によってはシャワーも有り
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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6/15 22:20
快適に直登してゆきます。
場所によってはシャワーも有り
出合の連瀑でご満悦だが、その後は長〜いガレの急登。
これで終わってしまうんじゃないかと思うほど上まで続く。
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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6/15 22:20
出合の連瀑でご満悦だが、その後は長〜いガレの急登。
これで終わってしまうんじゃないかと思うほど上まで続く。
これは蝶ですが、岐阜県は2013年に引き続き2014年もマイマイガが大発生する見通しとのことで、その幼虫(毛虫)も超大量発生しています…
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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6/15 22:20
これは蝶ですが、岐阜県は2013年に引き続き2014年もマイマイガが大発生する見通しとのことで、その幼虫(毛虫)も超大量発生しています…
今回の核心部に突入します。
ここから見える下段は直登だが、上段はツルツルで巻くこととなります。
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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6/15 22:20
今回の核心部に突入します。
ここから見える下段は直登だが、上段はツルツルで巻くこととなります。
1番手Yottyトライするも草付泥壁崩壊で4M近くズリ落ち、泥まみれになるも無傷。
命があってよかったと思いつつ、ボスに交代。
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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6/15 22:20
1番手Yottyトライするも草付泥壁崩壊で4M近くズリ落ち、泥まみれになるも無傷。
命があってよかったと思いつつ、ボスに交代。
セカンド以降はタイブロックor確保。
巻き上げ後はトラバースしてノーロープ巻き降り完了。
恐るべしボスのルートファインド力…
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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セカンド以降はタイブロックor確保。
巻き上げ後はトラバースしてノーロープ巻き降り完了。
恐るべしボスのルートファインド力…
水量が少なくなってきたが…
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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水量が少なくなってきたが…
フリーで越えられました。
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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フリーで越えられました。
地図のガケ部分まで来るとダム湖が見下ろせます。
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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地図のガケ部分まで来るとダム湖が見下ろせます。
ガケ部分は低い笹原でした。
稜線までは割と容易なツメ
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
6/15 22:20
ガケ部分は低い笹原でした。
稜線までは割と容易なツメ
お決まりの過激派(笑)
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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お決まりの過激派(笑)
稜線からヤブコギ20分未満で天狗山
三等三角点川尻(1149.1)
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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稜線からヤブコギ20分未満で天狗山
三等三角点川尻(1149.1)
高い位置にプレートがあった。
積雪期ルートあるらしい。
ちなみにテープは時折あったけど登山道らしきものはなかった。
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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高い位置にプレートがあった。
積雪期ルートあるらしい。
ちなみにテープは時折あったけど登山道らしきものはなかった。
下山は天狗谷
しばらくは藪を漕ぎます。
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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下山は天狗谷
しばらくは藪を漕ぎます。
ボスの指導によりクライムダウン。
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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ボスの指導によりクライムダウン。
中盤までは巻き降り(毛虫付き)で何とかなったが…
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
6/15 22:20
中盤までは巻き降り(毛虫付き)で何とかなったが…
降りにくいのでロープを出す
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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降りにくいのでロープを出す
懸垂は2回でした。
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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懸垂は2回でした。
林道が見えてきたところで
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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林道が見えてきたところで
クレー射撃のクレーが沢に堆積
危ない沢だ…
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
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クレー射撃のクレーが沢に堆積
危ない沢だ…
最後の最後で堰堤を巻いてやっと林道に到着。
長かったデス
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
6/15 22:20
最後の最後で堰堤を巻いてやっと林道に到着。
長かったデス
駐車地までとぼとぼ歩いて無事下山でした。
2014年06月15日 22:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
6/15 22:20
駐車地までとぼとぼ歩いて無事下山でした。

感想

今回のルートは昨年ヤマレコの山行計画にアップしておいたルートなのですが、そんなことは知らないはずの同人会から遡行計画が持ち上がった。
となれば簡単、行くに決まっています。(笑)
(前置き)


今回上り詰める天狗山までの道程は、まるで天狗の鼻を登るような急傾斜が最後まで続き厳しい。

しかし大滝こそないものの中くらいの連瀑帯が入渓直後と後半に現れ、シャワーを交えて越えていくのは爽快の一言 沢の醍醐味である。

急峻な谷ゆえに上部まで上り詰めれば、眼下に広がる景色 もとい足元に広がる景色を堪能できるのも魅力の一つである。

また今回初顔合わせとなりましたKさん。
気が滅入るキツイ登りのさなかに独自のユーモラスで場を和ませていただいたいてありがたく思っております。(またご一緒したいと思います。)


今回、滝の巻き上げ中に不意に足元の泥壁が崩れて初めて滑落した。
運よく無傷でありその後の遡行も特に問題なかったが、思い返してみると滑落中はブラックホールに吸い込まれていくような、地に足のつかない(実際についていないし)感覚が何とも恐ろしい。
バイルを持っていたが滑落停止のように打ち込むこ出来ず、目の前の草付泥壁がどんどん上に見え「いつ止まるか?まだ止まらないのか?足は折れるか?宙に投げ出されて全身を打つのか?」と頭に思い浮かんだところで地面に足がついた。
本当に運が良かった。

沢登りの教科書本にも「高巻きは難しい」との記載がるのは知っていたが今回落ちてみてそれが身に染みる山行であった。

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