飯豊連峰縦走(飯豊温泉〜弥平四郎)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 37.8km
- 登り
- 3,100m
- 下り
- 3,049m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:05
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:10
天候 | 7日:晴れのちガス 8日:雨のちガスのち雨のち曇り 9日:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下山:弥平四郎から磐越西線野沢駅まで 西会津町デマンドバス利用300円 約50分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
入山:丸森尾根は急登が続く。 所々岩場あり。注意すれば危険なし。 尾根:危険個所なし。雪田を3度横切ったが平坦。御秘所の岩場も問題なし。 下山:疣岩山から松平峠までは急坂。祓川山荘まで斜面をへつるのでスリップ注意。 |
その他周辺情報 | ・天狗の庭は自然保護のため立入禁止。 ・大日岳への途中の文平の池周辺へは自然保護のため立入禁止。 ・丸森尾根で1匹、下山の新長坂道で3匹ヘビと遭遇。ヤマカガシ。 |
写真
感想
・飯豊連峰の縦走。埼玉からは遠い遠い。深夜バス・JR・町営バスを乗り継いで9時飯豊山荘。山荘の温泉に30分登山開始が9:30。丸森尾根は最初からの急登。梶川尾根も同じようなものだと自分に言い聞かせながら登る。日も差して暑い。汗が流れる。丸森峰まで着くと樹林を抜けて草原に出る。アオノツガザクラの株が大きい。尾根まで着いて高山植物がきれい。門内小屋。下に10人くらい。2階は自分だけ。ゆったり。夜になって大雨。
・翌朝も雨。下の団体が早々出発していったので、自分も出発する。北股岳方面は自分だけ。心細い事しきりだが、雨も風もそれほど強くない。ガスの中という感じ。視界は何もないが、足元の花々はほんとに沢山咲きそろっている。北股岳まで3組10人くらいにすれ違う。北股岳山頂。独り。門内小屋にコップと最後に潰そうと思ってたビール缶2缶を階段の上に置いたままのを思い出した。小屋番さんごめんなさい。天狗の庭が池塘が広がって良い感じだった。見下ろしながら握り飯を1個。御西小屋についてまた1個。視界ゼロを覚悟の上、大日岳を往復。戻り付く直前に雨が強くなりずぶ濡れ。そのまま飯豊本山小屋まで。雨の中。小屋に着いた時にはカッパの中、靴の中まで。
・本山小屋は食事もインスタントで出していた。泊りは3人2人自分の6人。今回テントを担いできたのに結局2晩とも雨なので小屋泊まりにした。ビショビショの靴・ズボンを乾かすのに新聞紙・タオルを貸してくれ小屋番さんありがとうございます。今年初小屋番の話が面白い。ビール・焼酎・日本酒とまだ明るいうちから飲みまくる。夕方外の雨が止んで、何も見えなかった飯豊本山・大日岳他歩いて来た山並みが一望できる。残雪の模様も良く見えた。
・最終日9日、同宿の2組は飯豊本山の方向へ。自分だけが下山。花を見て景色を見ながらゆっくり降りる。何組か登ってきたが台風が近いためか、それでも少ない。草履塚の手前でサルの群れを見る。この山はガマガエル・ヘビ(ヤマカガシ)・カエル・カタツムリ・猿、いろんな生き物がいる。三国山荘で飯を食っていたら、小屋番さんがハアハア言いながら戻ってきた。本山小屋まで往復してきたと。今日はトイレットペーパーを届けてきたと。凄い速い。毎朝朝飯食いに本山小屋まで行っていたと嘘のような話を。
・瘤岩山から松平峠までの急坂をストックを出して下りる。登りでなくて良かった。
しばらく行くと青年が登ってきたが、「この先に60代の男性が足を骨折してうずくまっている」と。下って行くと腰かけていた。捻挫ではないようで差さえはしたが痛いと。青年も下りてきて谷のせいか携帯が通じない。三国小屋に行ったら救助を頼もうと思うんですと。男性は荷物を置いて空身で下りて行ってみると。それならその荷物は自分が持って行くと申し出て、ザックを自分のザックに重ねて背負う。重い。自分のザックよりも大型で、何が入っているのか重さも重い。救助を呼ぶにも下山する自分のほうが早いだろうからと。1時間以上も汗だくで担いで降りる。途中こけそうになり、自分も怪我したらと想像する。2回休憩しながらなんとか駐車場へ辿りつく。駐車場に1人いたので電話での連絡を頼んだが、通じないと。けが人がいた話をしたが、自分はこれから登るから途中で会うかなとか言って危機感が伝わらない。これでいいのかと思いつつ、仕方がないのでそのままさらに弥平四郎の集落まで1時間徒歩。大阪屋という旅館の女将さんにお願いして110番。福島県警に繋がったは良いが、福島市内なのか、飯豊山も三国山も知らず役に立たない。喜多方署から折り返しもらい説明しやっと話が通じた。2時のデマンドバスを待ち、丁度来たので乗りスタート間もなくパトカー1台とすれ違う。お巡りさんが1人だけ乗っていたが、救助は大丈夫だろうか。
・デマンドバスの運転手さんと50分。乗客は自分だけ。50分も乗るのに信号が一つもない話とか、サルが田圃のコメを食う話とか、熊が横切る場所が決まっているとか、道の真ん中で寝ていて起きるまでバスが止まって待っているとか民話のような話を聞きながら野沢駅に到着。いろいろあった縦走だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する