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Yamareco

記録ID: 495644
全員に公開
沢登り
大峰山脈

大失敗リベンジならずinノウナシ谷(=_=)

2014年08月15日(金) 〜 2014年08月16日(土)
 - 拍手
jyunntarou その他1人
GPS
32:00
距離
12.7km
登り
812m
下り
802m

コースタイム

1日目  大川口12:00頃⇒へっついさん13:11⇒ノウナシ滝17:15
2日目  テント12:00頃⇒千手滝12:30⇒敗退14:09⇒テン場発15:30⇒大川口19:56
天候 15日 曇り晴れ 夜雨 16日曇り晴れ小雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
神童子林道は、則面崩壊&がけ崩れの為、大川口に駐車。
コース状況/
危険箇所等
台風11号後も雨が続いて水量が多いです。へっついさんは、先月は50cmくらいの深さでしたが、なんと底の砂利が流され・・・泳ぎました。(水深1.5〜2m位)
赤鍋の滝は、左岸からの枝流れの水の勢いが強く、ぬめぬめ感がなくて見た目よりもへつりやすかったです。
ここで、赤鍋の滝を滑り降りるパーティさんに出合いました。増水しているのに驚きました。私達二人は、思わず拍手(^v^)です。
更に、赤鍋の下の淵に背面回転飛び込みを見せていただき、もうビックリ(@_@;)
凄い人たちがいるんです。はぁ、コレは真似できませんよー。

ノウナシ滝は、噂の残置スリングまで到達しましたが、そこからのバンドが見当たらず、ルートを見失い、そこからは大きく巻いてしましました。
ノウナシ滝の滝口は、ナメになっており、そこに立つと豪快に堕ちて行く水の姿が美しいです。(ナメで滑るとアウトですので、ぎりぎりまで寄ると危ないです)

次の千手滝・馬頭滝の連爆の小巻ができませんでしたので、今回再チャレンジです。
但し、肝心のビレイ役の若いパートナーさんがバテてしまって、結局単独登攀になりました。ルンゼを行けるまで直登し、左のバンドに乗る予定でしたが・・・
ルンゼ最後を必死に登攀したものの、最後はチョックストーンのハング(@_@;)。
ズバリ、詰まってしまいました。
登れず、降りれず・・・一番ヤバい状態です。

ココは、落ち着いてルンゼに辛うじて挟まっている流木にスリングを2本通して支点を作り、ロープを取り出して懸垂下降でなんとか生還・・・。焦りました。

はぁ、結局千手滝を登れませんでした。馬頭滝の綺麗な滝釜も見れませんでした。
くやしいですが、単独ではなかなか難しいです。

ヤバい時間から、ノウナシ谷・神童子を下降しましたので、走って降りましたが、パートナーさんが、もう歩けない状態にバテてしまい、ヘッデンを点けて赤鍋の滝やへっついさんを泳ぐか?途中ビバークかの選択を迫られました。

しかし、パートナーのHさんが最後の気力を見せ、なんとか赤鍋の滝に着きました。ココは、飛び込んで泳いだ方が10倍は早いですが…気力・体力が無くなったHさんにに飛びこませるのは、非常に危なかったので、高巻きで降りました。
赤鍋の滝を降りた所で、遂にHさんが全身の痺れと震え・疲労等で動けなくなり、判断を迫られました。(ビバークか?強行へっついさん泳ぎか?)

もう、夕闇が迫りましたし、こんな岩床ではツェルトも張れませんし、全身ずぶぬれの状態での野宿をしたら、低体温症になり返って危ないと判断し、Hさんに最後の力を振り絞って立ち上がってもらいました。

薄暗いへっついさんに着きました。底は暗くて見えません。
もう、適当に10m位泳ぎますとやっと足が着きました。ただし、水温が低いです。
躊躇しているHさんに 「大丈夫!!!がんばれー!」と大声で伝えました。

やったぁー、泳ぎ切りました。(~_~;)

真っ暗な林道をとぼとぼ歩いて、車に到着。

沢登りは、やはり経験数と体力が要ります。特に20kg以上のザックで谷をじゃぶじゃぶ、ぴょんぴょん飛び石…に泳ぎに登攀・・・若い20代のHさんは、一日目張り切り過ぎて、二日目に歩けなくなる状態になりました。
次の日に歩けなくなる状態になれば、谷では危ないです。
でも、最後までよくがんばったHさん。経験を生かせ、次がんばりましょう!(^^)!!

若いだけにガンガンに攻めて、ガクッとダウン・・・泊を伴う沢登りは、持久力が無ければ、「遭難」もあり得る事を 今回の山行で再認識しました。
「へっついさん」です。先月は深さ50cmだったのに・・・台風で砂利が流され深さ2m程に…。泳いで通過しました(>_<)
2014年08月15日 12:42撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 12:42
「へっついさん」です。先月は深さ50cmだったのに・・・台風で砂利が流され深さ2m程に…。泳いで通過しました(>_<)
赤鍋の滝です。ココも見事に滝壺が復活していました。
2014年08月15日 12:51撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 12:51
赤鍋の滝です。ココも見事に滝壺が復活していました。
赤鍋の滝 攻略グッズ? ザ・タワシ で ございます(笑)
2014年08月15日 12:56撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 12:56
赤鍋の滝 攻略グッズ? ザ・タワシ で ございます(笑)
豪華に赤鍋の滝を滑り台(^v^)する、パーティさんです。
2014年08月15日 13:05撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 13:05
豪華に赤鍋の滝を滑り台(^v^)する、パーティさんです。
ジャンプ お見事(^v^)
2014年08月15日 13:08撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 13:08
ジャンプ お見事(^v^)
えっ、背面空中一回転ジャンプ! 大拍手(^v^)
2014年08月15日 13:09撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 13:09
えっ、背面空中一回転ジャンプ! 大拍手(^v^)
Hさん、張り切ってトップリード! しかし、今回はぬめりが無かったですね。タワシも出番がなかったかっ!
2014年08月15日 13:21撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 13:21
Hさん、張り切ってトップリード! しかし、今回はぬめりが無かったですね。タワシも出番がなかったかっ!
はい、赤鍋の滝上の瀞飛び込みポイントです。なんか更に深みを増しましたよー(>_<)
2014年08月15日 13:31撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 13:31
はい、赤鍋の滝上の瀞飛び込みポイントです。なんか更に深みを増しましたよー(>_<)
瀞の水中の様子です。
2014年08月15日 13:34撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 13:34
瀞の水中の様子です。
ドっボーン 水流が今回キツカッタです。
2014年08月15日 13:35撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 13:35
ドっボーン 水流が今回キツカッタです。
かなりの激流です。
2014年08月15日 13:38撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 13:38
かなりの激流です。
綺麗な淵です。魚影がちらほら。
2014年08月15日 14:12撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 14:12
綺麗な淵です。魚影がちらほら。
岩穴から清水が噴出していました。
2014年08月15日 14:50撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 14:50
岩穴から清水が噴出していました。
釜滝も少し釜が復活しておりました。
2014年08月15日 14:58撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 14:58
釜滝も少し釜が復活しておりました。
ノウナシ谷、一の滝を巻きます。怪しい木の根っこを掴む所が微妙です。
2014年08月15日 15:34撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 15:34
ノウナシ谷、一の滝を巻きます。怪しい木の根っこを掴む所が微妙です。
最初のナメです。周りの原生林とマッチして美しいポイントです。
2014年08月15日 15:36撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 15:36
最初のナメです。周りの原生林とマッチして美しいポイントです。
泳ぎます。
2014年08月15日 15:46撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 15:46
泳ぎます。
快適なシャワークライミング(^v^)
2014年08月15日 16:29撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 16:29
快適なシャワークライミング(^v^)
激流脇をへつります。
2014年08月15日 16:31撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 16:31
激流脇をへつります。
ノウナシ滝(落差35〜40m)に着きました。
2014年08月15日 17:16撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 17:16
ノウナシ滝(落差35〜40m)に着きました。
噂?の残置スリングまで登りましたが、その後のルートがビミョウに判りません。少し大巻きになってしまいました。
2014年08月15日 17:22撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 17:22
噂?の残置スリングまで登りましたが、その後のルートがビミョウに判りません。少し大巻きになってしまいました。
ノウナシ滝の滝口です。ナメになっていますので足を滑らせたらアウトです。
2014年08月15日 18:03撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/15 18:03
ノウナシ滝の滝口です。ナメになっていますので足を滑らせたらアウトです。
おはようございます。パートナーさんの調子が悪いから、予定変更です。
2014年08月16日 05:49撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/16 5:49
おはようございます。パートナーさんの調子が悪いから、予定変更です。
2014年08月16日 12:17撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/16 12:17
こんな時間に千手滝にチャレンジする事に・・・(=_=)
2014年08月16日 12:29撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/16 12:29
こんな時間に千手滝にチャレンジする事に・・・(=_=)
やはり、どうしても左のスラブを抜けて上に登攀する勇気はありません。なので、真っすぐのルンゼを上がります。
2014年08月16日 12:42撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/16 12:42
やはり、どうしても左のスラブを抜けて上に登攀する勇気はありません。なので、真っすぐのルンゼを上がります。
ここで詰まってしまいました。この怪しい流木をアンカーにして懸垂下降の準備です。ノーロープでは降りれません。
2014年08月16日 13:06撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/16 13:06
ここで詰まってしまいました。この怪しい流木をアンカーにして懸垂下降の準備です。ノーロープでは降りれません。
はぁ、また千手滝を攻略できませんでした・・・(=_=)
2014年08月16日 14:01撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/16 14:01
はぁ、また千手滝を攻略できませんでした・・・(=_=)
千手滝の上…少しだけ馬頭滝が見えました。この馬頭滝の滝釜を見たかったなぁ・・・(=_=) まぁ、本日はコレにてチャンチャン。早く下山しないとヤバい時間です。
2014年08月16日 14:09撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/16 14:09
千手滝の上…少しだけ馬頭滝が見えました。この馬頭滝の滝釜を見たかったなぁ・・・(=_=) まぁ、本日はコレにてチャンチャン。早く下山しないとヤバい時間です。
最短コース・・・そのまんま谷を降ります。
2014年08月16日 15:59撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/16 15:59
最短コース・・・そのまんま谷を降ります。
ナメが美しいです。
2014年08月16日 16:01撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/16 16:01
ナメが美しいです。
一の滝です。滝釜は深そうです。ここからは、写真を撮る余裕が一切ありませんでした・・・(*_*;
2014年08月16日 16:25撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/16 16:25
一の滝です。滝釜は深そうです。ここからは、写真を撮る余裕が一切ありませんでした・・・(*_*;
はい。たっち。
2014年08月16日 19:56撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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8/16 19:56
はい。たっち。

感想

二度目のチャレンジも見事返り打ちに遭いました(>_<)
次こそは、なんとか攻略を考えます。
ノウナシ・千手・馬頭・地蔵 この連爆帯を 超えるには
荷物の軽量化と個人技量(ルーファイ&登攀技術)を高めることですね。

三度目の正直なるかっ!(笑)

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コメント

ゲスト
あらぁー
台風後のへっついさんって深くなるんですね??
にしても、滝横で、テン泊は贅沢じゃぁ〜
2014/8/17 19:02
谷の様子がころころ変わる神童子です。
naminoriさん
へっついさん 現在1.5m〜2m位の深さです。変動相場制ですね。あそこは(笑)
ノウナシ滝の下にきちんと整地された テン場を発見(^v^)
滝あり、原生林あり・・・いいところですが、やはりリュックが重くなり10KG⇒21kgでは、疲れが確かに違いますね・・・。優雅に時間たっぷりすごすならそれでもいいのですが、いざ登攀系になれば、20kgを超えるとちとキツイです・・・(>_<)
2014/8/17 20:58
プロフィール画像
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