鹿倉山・中指山
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,416m
- 下り
- 1,290m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:18
天候 | 晴れ。Tシャツ一枚でちょうど良かったです。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
小菅 15:45発奥多摩行き。これも余裕。 10/01より小菅BSは大菩薩峠東口と名を改め、西東京バスも小菅の湯に行くようになるそうです。大菩薩峠東口で小菅の湯行きに乗っても、そのまま奥多摩駅に行け、運賃は変わらないとバスの運転手さんが言ってました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・諸畑橋->1109mピーク 諸畑橋を渡り、すぐに坂本橋を渡って左側から取り付きました。 ルンゼ状というか凹状と言うかという地形と、それに絡むように山道が付いています。凹状の所は昔の山道に雨が流れて出来た地形と見えなくもありません。この凹状の地形はかなり上まで続きます。山道の方は、尾根横の斜面を行きつ戻りつジグザクに上がって行きくようです。が、尾根を登る道か確信がなかったので、途中から地形重視で、尾根筋を登るようにしました。そうしても上の方で何度か行き交いましたので、山道なりでも行けるんじゃないかと思います。 植林と自然林が交互に現れます。下草はなし。薮をこぐような所はありません。なので、山道だろうが地形を追って尾根を忠実にだろうが、薮等で遮られる事なく歩けます。展望が開ける所もなし。山道は1109mは東側を巻いています。降りに使うなら、顕著な尾根の分岐が何箇所かあるので、注意が必要だろうと思います。 ・1109m->1250m(登山道) こちらは尾根形がハッキリしていて、それに踏み跡と言うか道と言うかが続くので、それに従えばOK。上部で伐採地に出、東側の展望が得られます。1250m直前で林道工事中? ・1250m->鹿倉山->大丹波峠 以前は深閑な森の中を辿るか細い山道を行く、雰囲気の有るルートでしたが、延々、平行して林道がつけられてしまいました。鹿倉山の山頂の部分だけ巻いてましたが、残りは林道脇。大丹波峠への最後の降りは、以前の登山道は閉鎖で林道を歩かされます。 ・今川峠->1220m付近、尾根に上がるまで。 今川峠を丹波側に少し行った擁壁の切れた所から登りました。踏み跡もクソも、尾根に沿って真っ直ぐ登る、小細工無しの直球勝負。燃え尽きました。一度緩みますが急登です。 ・中指山の尾根 少し低木が煩わしいですが、薮等はありませんでした。以前は1327mの先が笹薮っぽくなっていたと思うのですが、それも無くなっていました。中指山三角点は、手前でチョイと登るので解ります。その先の1350mは南側から顕著な尾根が来るので解る。1327mのピークも1350m程度のピークも地形から容易に知れます。左下にモノレールが見えると追分はすぐ。 ・白糸の滝駐車場に降る道 最初はしっかり道。モノレールの駅から1200m位まで、モノレールに沿って降り。この辺は少し悪いですが、モノレールが良い手摺になるでしょう。油の付くのが難点ですが。1200m付近から、南西側の斜面をジグザクに降りる作業道に入りました。この道はしっかりしています。踏み跡は別にして、分岐が二箇所。2万5千図で小径が1070m辺りで尾根から沢の方に斜面を行く所でこの小径に降りた所、それを西側に行った先の二箇所。あれっ?どっちかな?と思いますが、モノレールの尾根の南西斜面の範囲で移動している分には、道なりに進んで行けば降りれます。 |
写真
装備
備考 | APRS。前半は1109mピーク、伐採地、鹿倉山。後半は中指山とその先の顕著なピーク、追分で拾ってもらえました。JH1LEF-7で検索出来ます。 |
---|
感想
山と高原地図で鹿倉山を通る登山道は、深山橋->大寺山->鹿倉山->大丹波峠の一本。これは以前辿りました。全く同じルートは辿らない、必ず未知のルートを絡めて登るのを信条にしているので、どこか登れるルートを探さないと鹿倉山に行けない……。目を付けたのが1109mピークから諸畑橋に降る尾根。地理院の2万5千図に小径記載は無く、ヤマレコの地図検索にもこの尾根にはトレースはありません。が、登ったという記録を見かけた事があるので、登れない尾根ではないようです。どんな所だろう?行ってみないとわかりません。で、寝れなくなったりする訳です。(9/23の計画を一週間遅れで実行)
実際に行ってみたら登山道完備で行き交う人と「こんにちはー」って……な事があるはずないですが、かつてそう言う歴史があったんじゃないか?と思わせる尾根でした。朽ちた導標などは一切無いものの、結構歩かれた道があったような気がします。という訳で、あれこれ悩むな、行けば何とかなるが正解。ちなみに、今回、山中では誰とも会わず。まぁ、普通は登らないようなルートなので当たり前ですが、ゆっくり一人を楽しめたのありました。
登った先のかつて辿った鹿倉山の山道。深閑とした森の中を行く、辿る人も少ない雰囲気のある道でしたが、なんと横に延々林道がつけられています。こんななっちゃったのね。林道の必要性が解らないので、何とも言いがたいですが、雰囲気は台無し。鹿倉山の山頂は巻いていたので、山頂付近の雰囲気は保たれていましたが、すぐ近くに林道が出来ると、山道は荒廃するのが常。言っちゃなんですが、延々林道歩きじゃ鹿倉山に行く価値がない。実際に、大丹波峠に至る降り最後の方は、かつての山道は閉鎖され、林道を歩かせるように付け替えられてました。鹿倉山の魅力は大きく害われてしまったようです。
気を取り直して後半戦。今川峠から、かつて登った中指山へ。急登との情報がありましたが、燃え尽き果てました。キツいキツい。中指山から川久保への尾根に上がるまで、一度だけ緩みますが、あとはヒイヒイの登り。大体、道はおろか踏み跡ですらないんだから、歩き難い。標高差250m程しかないので、ちょっとナメてました。ここは降りに使う方が良いように思います。下降点を逃さなければ、後は峠まで一直線なので迷う要素が少ない。対して、川久保へ降りるには、1034mのピークまで、かなりの読図能力が要求されます。その点は今川峠に降りた方が確実。もっとも、あれだけの急坂を下ってしまうのですから、間違えてたら簡単には戻れない。度胸は要るでしょう。
後は、追分までは3年前に辿った道。低層木がやや煩わしいきらいはあるものの、さして難しい尾根じゃない。3年前は結構決死(?)の覚悟で辿ったように思うけど、二回目ともなると余裕があります。まぁ、こんな所を二回も単独で良く辿るモンだと感心(呆れた?)しましたけれど。三年前は二度と来るとは思わなかった。
さて、来週は西東京バスの奥多摩地区の時刻表改正。休日、丹波に入るバスが一便増えるらしいですが、期待してます。朝、一本欲しい。今は会社をサボって平日じゃないと、丹波周辺に行けないですから。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
はじめまして。
僕は、9月の初めにキノコ狩りで初めて登りました。
林道、本当に残念です。トラックが走るため、排ガス臭が。
以前から通っていた従兄弟は、また新しい山を探さなくちゃ。と言っていました。。
tozzanoさん、こんばんは。
偶に訪れるだけの登山者より、地元の方の生活(=産業)の方を優先すべきと思うのですけれど、ああいう形で露わになってしまうと、やっぱり残念です。
でも、この記録の後半の中指山->追分は、ルート上の低層木だけは切られて通りやすくなっていたし、追分->駐車場は、山仕事の為の作業道を通らせていただいています。そう言う意味では感謝もしてます。
なかなか難しい問題です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する