大原越と戦跡台場群（黒岩山・迫ノ谷山・椎葉山・中ノ嶺）

2023年03月11日(土) [日帰り]

• GPS: 07:08
• 距離: 22.6km
• 登り: 1,432m
• 下り: 1,307m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:22
• 休憩: 0:47
• 合計: 7:09

6:57 宗太郎駅
7:32 7:35 黒岩山登山口
8:26 8:33 黒岩山
8:50 9:07 黒岩山・北峰
9:37 9:41 宗太郎峠
9:49 9:56 迫ノ谷山
10:49 10:57 椎葉山
11:35 11:35 戦跡台場群
13:06 13:06 中ノ嶺
14:04 14:05 重岡駅
14:06 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

重岡駅〜宗太郎駅　230円
ただし一日1本しか停まりません。

コース状況／危険箇所等

思ったよりも状態は悪くない。
低木ヤブがあるけど、普通に歩ける程度。

写真

3/11 6:55

宗太郎駅。
秘境駅です。ここで下車したら、明日まで助けが来ません。

3/11 6:56

皆さんの夢の跡。

3/11 6:58

肌寒いくらいですが、少しずつ春になっている。

3/11 6:58

明けの月。
今日も晴れそうで良かった。

3/11 7:00

名無しの神社。
由縁が気になります。

3/11 7:04

宗太郎越入り口。
またの機会に。

3/11 7:21

県境を歩きたいならここからだけど、今日は安全第一で行きます。

3/11 7:24

取り残された一本。

3/11 7:32

本日の登山口です。

3/11 7:44

ジムニーなら登れます。

3/11 7:47

高度が上がると、景色も良くなる。

3/11 8:08

国土地理院の地図だと直進しか道がないけど、ここは左折です。

3/11 8:19

もう一つ分岐があって直進したらあさっての方向へ。たぶん左が正解でした。
尾根が近いので、ここから登っていきます。

3/11 8:31

一座目「黒岩山」
独標よりも奥に小高い場所があり、そこが最高点です。

3/11 8:34

右が切入山と・・・宮崎の山はわかりません💦

3/11 8:38

切り通された林道。

3/11 8:40

延岡方向はきれいな雲海です。

3/11 8:48

思ったよりも道がしっかりしている。

3/11 8:53

もうこんな季節になってしまいましたか。

3/11 9:05

二座目「黒岩山北」
実は完全スルーしてしまい引き返しました。

3/11 9:17

尾根上は巨木。
両サイドは人工林。

3/11 9:23

ネット地帯は、日当たりがいいので低木ヤブと化しています。

3/11 9:29

一気に開けて大展望。
本日歩く稜線。遙か遠くに終点の「中ノ嶺」が見える。

3/11 9:38

宗太郎峠。
ここを「宗太郎越」と言う峠道が通っていました。
今は鹿しか通らないでしょう。

3/11 9:41

光明真言奉唱供養塔でしょうか。
一万回念仏を唱えたという記念碑。
ちなみに梵字はत्राः（タラーク）虚空蔵菩薩。知恵の神様です。

3/11 9:50

三座目「迫ノ谷山」
このあたりから明らかに真ん中がくぼんだ人工地形。位置的には薩摩軍側の台場、稜堡があったのでしょうか。

3/11 10:03

尾根はすっきりしています。

3/11 10:11

ここも、ピークは平らにならされ、土塁の跡が残っています。

3/11 10:13

宮崎の山に登る日は来るのかな。
浮気すると、山神様に怒られそうなので、今は大分に集中したい。

3/11 10:15

戦禍を生き延びてきた大木が所々に。

3/11 10:29

それにしても冗長に長い。
だからこそ、防壁として使われたのでしょう。

3/11 10:54

四座目「椎葉山」
こちらも山頂には台場が設置されており山腹にかけて、薩摩軍の台場が続いていたという。
北側の尾根から政府軍が突撃し、20％に損害を出した。らしい。

3/11 11:09

このあたりにも、台場跡。

3/11 11:22

久しぶりの森林浴だけど、気温に変化が・・

3/11 11:36

暑い・・・
わたしの融点は20度なので溶けそう。

3/11 11:45

このあたりから、大原越。
国道10号線ができるまでは延岡へ渡る重要道路だった。

3/11 11:51

明らかに道の跡が残っています。

3/11 12:00

ちょっとだけ開けたところにちょうどいい切り株があったのでここで休憩。
ぶっ通しだったので疲れた。

3/11 12:18

これは後々設置された林業境界の杭ですね。

3/11 12:20

切り通された古道。と思ってたけど、ここも政府軍の稜堡と言う説もあるみたい。

3/11 12:30

大原越えも終わり、低木ヤブになってきた。

3/11 12:39

立派なキブシ。

3/11 12:42

ここから登ってみます。

3/11 12:51

あっちは本匠方向。
まだまだ未開拓。

3/11 13:03

五座目「中ノ嶺」
急登をネット沿いに登ればすぐです。

3/11 13:13

帰りは稜線を歩いてみます。

3/11 13:25

舗装道まで帰ってこれた。

3/11 13:37

普通車でも普通に走れる規格の道。

3/11 13:54

林道宇目蒲江線。

3/11 13:57

あたりは菜の花の群生でした。

3/11 14:05

もう今日は電車来ないはずなのに、車がたくさん・・・。

撮影機器：

α9 ILCE-9 ボディ SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも 針金 テーピングテープ 細引（設営用） ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ マグライト 予備電池 ポータブル充電機 GPS 筆記用具 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ストック ビーコン サバイバルシート ツェルト ペグ8本

感想

らる

　今日は久しぶりに仕事のない土曜日。延期に延期を重ねた、中ノ嶺へ。県境の山と言っても、福岡側の県境の山と違って全く人気が無いので、全然山行になる記録がない。
　まずは、宗太郎駅へのアクセスが一日一本の電車と、難易度が高く、乗り過ごしたら最後戻ってくることすらできないので、大分暮らしで電車の乗り方を忘れかけている今は、緊張しました。県境尾根自体は所々、若い植林地が低木ヤブになっていますが、それ以外はしっかりしています。（もちろんダニだらけですが。）今回歩いた尾根は薩摩軍と政府軍の激戦地で、至るところに台場跡が見られました。不自然にへこんだ地形が台場跡なので、史跡好きは是非。
　それにしても暖かくなってきて、蜘蛛の巣が張り始めましたね。ヤブからは小さなトカゲも見ましたし、そろそろヘビも出始めそう。快適に登れるのはあと数週間。暖かくなったら、登山頻度はがくっと落ちそうです。

大分県主要山岳丘陵一覧 (537/1077)
No.866 中ノ嶺（南部内陸東）
No.1076 黒岩山・北（宇目南東部）
No.1077 椎葉山（宇目南東部）

体力　　　★★★☆☆
傾斜　　　★★☆☆☆
不明瞭度　★★☆☆☆
危険度　　★☆☆☆☆
薮指数　　★★☆☆☆
岩指数　　★☆☆☆☆
天気　　　A