葉山鎌倉富士見旅 秋谷〜大峰山〜仙元山〜衣張山〜鎌倉
- GPS
- 06:16
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 597m
- 下り
- 610m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 6:50
天候 | 朝快晴、昼薄曇、午後晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路……江ノ電稲村ヶ崎駅から乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*危険なところはありません。 *大峰山の真名瀬ルート・仙元山〜戸根山間には超!急な階段あり。脇にロープや鎖があり、補助に使えます。 *戸根山〜川久保ルートは道標がなく、ヤブっぽい場所あり (道そのものは明瞭)。また、登り口が分かりにくいため、下山に使うのが無難かも知れません。 |
その他周辺情報 | *名越切通界隈にある鎌倉時代の横穴式墓地「まんだら堂やぐら」、12月14日までの土日公開中 (無料)。次の公開期間は来年春とか。 |
写真
感想
強烈に冷え込んだ12月最初の週末、土曜日には流れ雪雲の関係で丹沢や奥多摩も雪化粧したらしいということで、仕事の予定がない日曜日には今シーズンの雪踏み初めを楽しもうかと思ったのですが、やはりどうせ踏むなら本格的な南岸低気圧の到来でそれなりに積もってからにしたいと考え直し、かねてから温めていた別のプラン……スッキリと澄み渡った青空の下、富士丹沢箱根の大展望を楽しみながらの三浦半島低山ハイクを実行に移すことにしました。四十路の山登り復活以来このかた低山ハイクが面白くなり、未登頂の展望の山を早めに実地に登って今後の季節を変えた参考にしたいというのが第一の目的ですが、裏の目的(実はこちらの方が重要?^^;)として、ヤマレコ赤線延ばし自己満足プロジェクトの重要な一環とすることもあります (笑)。
というわけで今回は、この春に初めて登った大楠山の最終到達点に選んだ横須賀市秋谷からスタート。ここは「秋谷の立石」と呼ばれる巨岩に象徴されるように、横須賀市とは思えないのどかで美しい海岸美を誇るところです。しかも季節柄、自宅を一番電車で出発すれば、ちょうど夜明けのドラマチックなシーンに出逢えるということで、それなりに期待してバスで向かったところ、何とフルムーン&モルゲンロート来たぁぁっ! このため、ひたすら写真を撮り続け、当初6時半前スタートだったはずが7時スタートにズレ込んだのですが、幸先良すぎて最高の一日になるという確信を抱きました♪
その後は、海沿いの山頂からの大展望を楽しみつつ、未だよく知らない三浦アルプスを今後歩く上での感触を得るため、まず大峰山(三ヶ岡山)を登り下りし、次いで仙元山〜戸根山へ! 大峰山は、過去のレコで取り上げられた回数が非常に少ない不遇な山ですが、一応標高はそれなりにあり(仙元山よりも高い)、景色も見えないわけではないらしい……ということで、果たしてどんなもんだ?と思いつつ訪れてみたところ、仙元山ほどではないにせよ(木や山体により眺望の角度が限られます)なかなか素晴らしい眺めを楽しむことができ、しかも地元民の散歩コースとして非常に歩きやすく整備されています。テーブルも多数……。それに、三浦半島の山の常として山桜多数! 「40分少々の登下高でサクッと大いに楽しめ、下った先の真名瀬・森戸海岸と合わせるのもナイス過ぎるプランニングになるのに、何だか無名なのが非常に勿体ないなぁ〜。でもまぁ、地元の散歩者数名としかすれ違わないのがこの山の魅力なのだろう。どうせ丹沢・高尾・奥多摩ではないので、ヤマレコでも知る人ぞ知る世界にとどまるだろうし、こりゃ良いや、また来よう」と思ったのでした♪
続く仙元山、ここはさすがガイドブック等でも広く紹介されているだけあって、素晴らし過ぎる展望に脱帽です!! しかも、森戸神社から私の足で20分少々で着くというお手軽さもシビれます♪ それにもかかわらず、途中お見かけしたのは地元民の散歩数名と(小3くらいの男の子が上から猛ダッシュで下って来たのはびっくり! 毎日走っていれば良いトレーニングになるでしょう。将来は箱根駅伝の山の神を目指せよ……!)3名ほどの登山者のみ。この静かさも魅力ですね!
その後は戸根山に進み、鎌倉方面に向かうため川久保集落に下山したのですが、戸根山への道そのものは葉山町によって整備されて階段やクサリなどがあるものの、想像以上にアップダウンがハードで軽く戦慄が (笑)。しかも、一歩メインルートから外れれば、妙にヤブっぽい……。標高とヤバさは比例せず、アラウンド200mの低山でもナメたら良くない!という感触を叩き込まれました (^^;)。ええ勿論、縦走しきったときの充実感はたっぷりありそうですので、そのうち乳頭山・畠山まで歩きます!
朝のうちに以上の山々に登り、豪華 (?) なメニューを平らげますと、午前10時にして気分はお腹いっぱい (笑)。その後の披露山・衣張山は赤線つなぎのための消化試合という色彩が強くなってしまいました (^^;)。とはいえ、小学1年か2年の頃に遠足で訪れて以来の披露山(ここはクルマで到達でき、ファミリーで賑わっています)は、富士と江ノ島を組み合わせて眺めるならベストスポットであるという発見があったり、途中の名越切通界隈では期間限定公開の「まんだら堂やぐら」や特殊地形「大切岸」を眺めるなど、変化を大いに楽しむとともに「横須賀線に乗ればトンネルですぐに通過してしまうエリアに、こんな情景があったんだ……」と認識を新たにさせられました。
衣張山は、確かに前評判通りの展望は悪くないですが、既に海越しの富士を眺めまくった直後であることに加え、薄雲り、大集団御登頂と鉢合わせ……ということで、長居せず退散 (汗)。それでも、住宅街の舗装道から僅かな登りでこんな景色が待っているというのは、古都鎌倉歩きの大きな魅力なのでしょう。
こんな感じで、三浦半島ハイクの魅力をビンビンに体感・認識しつつ、最高の冬晴れ大展望を満喫したことで、多忙な師走を乗り切る英気を養うことができ、しかも途中登山道を含む23km強の距離を撮影休憩込み7時間で歩ききることができ、大満足です♪ ヤマレコの赤線も横須賀市安針塚から檜原村数馬までつながり……年明けから来年春にかけて大楠山〜城ヶ島を歩こうかと思っております。
以上、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
bobandouさん、初めまして。mamepapaといいます。
この葉山近辺は好きな場所で、山レコ始める前から散策でよく歩いています。特に海と山が一度に見えるのがいいですよね。
ご存じとは思いますが、立石からいったん湘南国際村方面へ上がって、秋谷から葉山御用邸近くまで里山の道からの景色も大好きなんです。
なんちゃってハイカーの自分が言うのもおこがましいですが、三浦アルプスいいですよ。そんなに人は多くないし、ほとんどが自然林の中を歩くので癒やされますので、是非歩かれてください。
こんばんは、こちらこそはじめまして、コメントどうもありがとうございます!
最近三浦半島低山ハイクに手を染めるにあたり、mamepapa様のレコは大いに参考にさせて頂いておりましたので、コメント頂けるとは何とも光栄なことでございます! m(_ _)m
確かにおっしゃる通り、このエリアの一番の売りは、海がキレイで山も歩き甲斐があることだと思います。個人的には、母の出身地が横須賀市街なのですが、むかし20代で山に登っていた頃は、「三浦半島の山なんてほとんど下界だろ?」という偏見で、全く見向きもしませんでした (^^;)。しかし数年前に葉山界隈との縁が生じ、さらに最近メタボ防止で山登りを再開したことで、この近辺の山・里・海をウロウロ歩くことに興味が湧きまくった……という次第です。そして今回、葉山界隈を集中的に初攻略し、高いところからの眺めに心からメロメロ、ノックアウトされたという感じです (笑)。
こんな感じで、三浦半島の山歩きは初心者なもので、湘南国際村から海沿いに下る道は全くノーマークだったのですが、確かに昭文社の「街の達人」神奈川県版地図を見てみますと、そんな里山道がありますね! この春に大楠山界隈でサクラの海を眺め、「要は三浦半島の春はどこに行っても花尽くしなんだなぁ〜」ということが分かりましたので、是非いずれ挑戦 (というほどでもない……ですね) してみようかと考えております。
三浦アルプスは、今回初めてその片鱗に触れて「下手をすれば丹沢よりもマニアックな世界では?!」とすら思いましたので、さっそく来年の目標のひとつは「仙元山〜乳頭山〜畠山縦走」になりました (笑)。
こんにちはbobandouさん
海と富士山が見たくて
14日に同じ道を歩いてきました(途中までですが)。
初めての場所でしたが詳細なレコのおかげで
不安なく歩けました。
ありがとうございました。
レコ作成中ですが、bobandouさんのレコへのリンクを載せてもいいですか?
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
何と、私がアップしたレコを参考にされたとは、何とも光栄です!
まぁ、私が記事を書く前から、道は確かにそこにあるわけで、私自身も以前のレコを参考にしているのですが、写真と文章を多めに盛り込んだこと、とりわけ大峰山・戸根山・披露山について意識して詳しくしてみましたので、それなりにお役に立てて頂いたかな……と思っております。
もちろん、リンクはご自由に設定して頂ければ幸いです。宜しくお願い申し上げます〜m(_ _)m
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