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記録ID: 533484
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥丸山 新穂高からわさび平経由(槍ヶ岳)日帰り

2014年10月19日(日) [日帰り]
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コースタイム

新穂高センター 5時20分スタート
左俣ゲート   20時20分エンド

槍ヶ岳・穂先での滞在時間 約1時間30分
奥丸山(帰路)  〃   1時間強
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
深山荘・無料駐車場は秋も深まってきたからか、週末の夜にもかかわらず一番奥の段に駐車できました。

それでも思っていたよりも駐車車両は多く、全体で半分くらいは埋まっていたでしょうか。

左俣の有料駐車の上部林道は、ゲートまで路肩にロープが張られ路上駐車不可です。

左俣谷の渡り返しの橋のところに2〜3台程度なら置けなくもないですが、本来は工事関係車両用の駐車スペースかと思われます。

この日は登山者らしき車両が2台止めてありました。
コース状況/
危険箇所等
□小池新道分岐点、左俣谷に架かる橋〜奥丸山
『奥丸山入口』を見て山中に入ると、奥丸山山頂まで基本的にかなりの傾斜の登山路です。

中崎尾根の稜線に出てからも、ほとんど変わらない急登が続きます。

帰路は暗闇の中を下りましたので、特にその印象が強く残りました。

他のルートは、ここで記すほどのことはないと思います。
登山届を提出して出発です

真新しいこの施設を利用するのは今回が初めてでしたが、往復とも辺りが暗かったので全体像はよく分かりませんでした
登山届を提出して出発です

真新しいこの施設を利用するのは今回が初めてでしたが、往復とも辺りが暗かったので全体像はよく分かりませんでした
歩き始めてしばらくすると笠ヶ岳に朝日が当たり始めました

見上げる空は快晴です
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歩き始めてしばらくすると笠ヶ岳に朝日が当たり始めました

見上げる空は快晴です
わさび平小屋

秩父沢まで紅葉トレッキングに出かけるようです
わさび平小屋

秩父沢まで紅葉トレッキングに出かけるようです
ブナの林
下丸山と奥丸山の稜線
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下丸山と奥丸山の稜線
小池新道分岐の左俣の橋からは秩父沢の奥に見える大ノマ岳や弓折岳に朝日が当たる様子が見えました
小池新道分岐の左俣の橋からは秩父沢の奥に見える大ノマ岳や弓折岳に朝日が当たる様子が見えました
橋を渡るとすぐに入口があります

ここを過ぎるとトラバース道ですが、中々厳しい傾斜の登山路です
橋を渡るとすぐに入口があります

ここを過ぎるとトラバース道ですが、中々厳しい傾斜の登山路です
下丸沢でしょうか

このすぐ先にも小さなせせらぎほどの流れがありました

奥丸山はもちろん、今回のようにさらに上部に向かうにしても、ここが最終水場です
下丸沢でしょうか

このすぐ先にも小さなせせらぎほどの流れがありました

奥丸山はもちろん、今回のようにさらに上部に向かうにしても、ここが最終水場です
小沢を過ぎるとジグザグの急登の始まりです

次第に高度を上げ陽が高くなるとともに、まず秩父岩が見えました
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小沢を過ぎるとジグザグの急登の始まりです

次第に高度を上げ陽が高くなるとともに、まず秩父岩が見えました
抜戸岳の山腹に穂高の影が映っているのだと思います
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抜戸岳の山腹に穂高の影が映っているのだと思います
弓折岳、樅沢岳
ジグザグの急登が終わると尾根に乗ったたようになります

少し傾斜が落ちるものと期待しましたが、ジグを切らない分さらにきつい登りです

植生が変わり針葉樹の木の根っこを階段状に上がらないといけないので、雨の日や濡れているときは、かなり厳しいでしょう
ジグザグの急登が終わると尾根に乗ったたようになります

少し傾斜が落ちるものと期待しましたが、ジグを切らない分さらにきつい登りです

植生が変わり針葉樹の木の根っこを階段状に上がらないといけないので、雨の日や濡れているときは、かなり厳しいでしょう
笠ヶ岳も顔を覗かせてきましたが、画像ではほとんど解らないですね
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笠ヶ岳も顔を覗かせてきましたが、画像ではほとんど解らないですね
トラロープが続けて現れだすと稜線に着きました
(トラロープはこれまでにブナ林のジグザグの中に一ヶ所あります)
トラロープが続けて現れだすと稜線に着きました
(トラロープはこれまでにブナ林のジグザグの中に一ヶ所あります)
穂高連峰
今は逆光で冴えませんが午後からの斜光に期待です
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穂高連峰
今は逆光で冴えませんが午後からの斜光に期待です
それに対し槍は存在感ありです

見る角度も新鮮なので余計にそう見えるのかもしれません
当然ですが笠新道から見るよりも大きく見えます
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それに対し槍は存在感ありです

見る角度も新鮮なので余計にそう見えるのかもしれません
当然ですが笠新道から見るよりも大きく見えます
笠ヶ岳と抜戸岳
ここまで来れば『笠』の存在も出てきます
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笠ヶ岳と抜戸岳
ここまで来れば『笠』の存在も出てきます
御嶽の噴煙を目の当たりすると山体が見えなくても悲しくなりました
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御嶽の噴煙を目の当たりすると山体が見えなくても悲しくなりました
山頂南のキレットはロープがあるので慎重に通過すれば問題ありません

ササ原のこんもりした丘状の山頂部は遮るものはなく最高の展望台です

この上天気、ここで一日ボケ〜っとしてたらこんな贅沢はないのでしょうが、時間も早いので槍まで行くことにしました
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山頂南のキレットはロープがあるので慎重に通過すれば問題ありません

ササ原のこんもりした丘状の山頂部は遮るものはなく最高の展望台です

この上天気、ここで一日ボケ〜っとしてたらこんな贅沢はないのでしょうが、時間も早いので槍まで行くことにしました
山頂から槍平への分岐まではしばらく急坂をを下ります

で、一段下ったところからの画像が皆が撮ってる槍平のこの画像

槍平からこちらを見上げたとき、まず目に入る崩落地の最上部の稜線からということになります

画像上、上を横切っている沢が大雨後に増水して事故の起こっている南沢です
山頂から槍平への分岐まではしばらく急坂をを下ります

で、一段下ったところからの画像が皆が撮ってる槍平のこの画像

槍平からこちらを見上げたとき、まず目に入る崩落地の最上部の稜線からということになります

画像上、上を横切っている沢が大雨後に増水して事故の起こっている南沢です
分岐を過ぎるとアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げてくれると思いきや、中々高度は上がらず、振り返り見る奥丸山も目線より高いままです
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分岐を過ぎるとアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げてくれると思いきや、中々高度は上がらず、振り返り見る奥丸山も目線より高いままです
しばらく歩いてもこの通り
しばらく歩いてもこの通り
ま〜、天気がいいので周りの素晴らしい景色を楽しみながらのんびり行きましょう

穂高連峰
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ま〜、天気がいいので周りの素晴らしい景色を楽しみながらのんびり行きましょう

穂高連峰
飛騨沢の全容がよく見えます
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飛騨沢の全容がよく見えます
ようやく、少し低くなった感です
ようやく、少し低くなった感です
飛騨沢からとの合流点
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飛騨沢からとの合流点
そこからの大喰岳や
そこからの大喰岳や
大木場の辻〜錫杖岳〜笠ヶ岳〜抜戸岳と奥丸山から伸びる中崎尾根です
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大木場の辻〜錫杖岳〜笠ヶ岳〜抜戸岳と奥丸山から伸びる中崎尾根です
千丈沢乗越(この呼称の方がしっくりきます)到着

大槍がそびえ立ちます

これまでと違いここは風が強く、太陽の光がこんなにあっても肌寒いです
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千丈沢乗越(この呼称の方がしっくりきます)到着

大槍がそびえ立ちます

これまでと違いここは風が強く、太陽の光がこんなにあっても肌寒いです
稜線に上がると、いきなりこれまで見えなかった景色が見えるので、どこででも感動します

正面に野口五郎岳と、左に雪を被った立山の頂稜部が見えました
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稜線に上がると、いきなりこれまで見えなかった景色が見えるので、どこででも感動します

正面に野口五郎岳と、左に雪を被った立山の頂稜部が見えました
針ノ木岳と峠の奥に白馬岳や
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針ノ木岳と峠の奥に白馬岳や
餓鬼岳と燕岳稜線
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餓鬼岳と燕岳稜線
西穂高岳稜線と乗鞍岳
西穂高岳稜線と乗鞍岳
笠ヶ岳方面、抜戸岳の彼方には白山

要は、ぐるりとよく見えます
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笠ヶ岳方面、抜戸岳の彼方には白山

要は、ぐるりとよく見えます
かつて、ここで家族でラーメンを食べたのが強く印象に残っています

今日は持参のおにぎりですが、その時と同じく腹ごしらえしてから槍へ向かいます
かつて、ここで家族でラーメンを食べたのが強く印象に残っています

今日は持参のおにぎりですが、その時と同じく腹ごしらえしてから槍へ向かいます
千丈沢乗越を出ると時折登山路に雪が表れだし、ニセ槍基部付近からは雪上を歩くことの方が多いくらいになりました

山荘の建つ肩の岩塊を左から回り込むと槍さん一家の大槍、孫槍、小槍が目の前に姿を現します

槍はいつ、どこから見てもカッコいいけど、至近から見るとでっかくて、さらに惚れ惚れしますね
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千丈沢乗越を出ると時折登山路に雪が表れだし、ニセ槍基部付近からは雪上を歩くことの方が多いくらいになりました

山荘の建つ肩の岩塊を左から回り込むと槍さん一家の大槍、孫槍、小槍が目の前に姿を現します

槍はいつ、どこから見てもカッコいいけど、至近から見るとでっかくて、さらに惚れ惚れしますね
この閑散ぶりはこの時季ならでは
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この閑散ぶりはこの時季ならでは
何から書いていいかわからないくらい、ぜ〜ん部見えています

強いて言うと富士山は見えませんでした

山頂は最も多いときでも6人だったかな
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何から書いていいかわからないくらい、ぜ〜ん部見えています

強いて言うと富士山は見えませんでした

山頂は最も多いときでも6人だったかな
おかげで麓から持参の何時もの昼食張りに、こんなものを食べたり(ご存知、日清カップヌードル・シーフード味)
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おかげで麓から持参の何時もの昼食張りに、こんなものを食べたり(ご存知、日清カップヌードル・シーフード味)
夏の残り物ともいえるラムネも飲んじゃったりもしました

気圧のせいか、いつもほど泡の吹きこぼれが少なかったので助かりました
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夏の残り物ともいえるラムネも飲んじゃったりもしました

気圧のせいか、いつもほど泡の吹きこぼれが少なかったので助かりました
北鎌尾根に大槍、小槍の影が映ってましたね

尾根上にソロの方が確認でき、手を振りあいました

結局、1.5時間くらい穂先に居たんじゃないでしょうか
北鎌尾根に大槍、小槍の影が映ってましたね

尾根上にソロの方が確認でき、手を振りあいました

結局、1.5時間くらい穂先に居たんじゃないでしょうか
常念〜蝶も忘れず見てあげましょう(肩より)
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常念〜蝶も忘れず見てあげましょう(肩より)
テント場付近から
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テント場付近から
イイ存在感をみせるニセ槍くん
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イイ存在感をみせるニセ槍くん
千丈沢乗越に戻ってきました

やはり風がきついです
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千丈沢乗越に戻ってきました

やはり風がきついです
飛騨沢への分岐を過ぎると緩やかな尾根歩きができます

次第に日が傾き山肌が良い色合いになってきました

双六岳と樅沢岳
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飛騨沢への分岐を過ぎると緩やかな尾根歩きができます

次第に日が傾き山肌が良い色合いになってきました

双六岳と樅沢岳
朝とは反対に、午後からは笠ヶ岳が逆光になり冴えません
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朝とは反対に、午後からは笠ヶ岳が逆光になり冴えません
西穂高岳稜線、奥丸山と、その間に乗鞍岳
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西穂高岳稜線、奥丸山と、その間に乗鞍岳
『宝の木』付近を下る、槍で会った福井の青年

横尾本谷・右俣から横尾尾根に上がり、槍まで二日をかけて来たそうです

山頂では中房からそこまで7時間で来た人も、後に上がってこられました
『宝の木』付近を下る、槍で会った福井の青年

横尾本谷・右俣から横尾尾根に上がり、槍まで二日をかけて来たそうです

山頂では中房からそこまで7時間で来た人も、後に上がってこられました
ダケカンバと穂高連峰
ダケカンバと穂高連峰
大キレットと北穂高岳、滝谷上部
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大キレットと北穂高岳、滝谷上部
白い幹がいい味出します、ダケカンバと中岳
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白い幹がいい味出します、ダケカンバと中岳
尾根上の窪地の小さな水たまりに連峰が映っていました
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尾根上の窪地の小さな水たまりに連峰が映っていました
槍平分岐からの登り返しは、思っていたほどきつくは感じませんでした
槍平分岐からの登り返しは、思っていたほどきつくは感じませんでした
奥丸山に帰還して準備万端、その時を待ちます
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奥丸山に帰還して準備万端、その時を待ちます
今日のメイン・イベントはこれからの時間帯
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今日のメイン・イベントはこれからの時間帯
大ノマ岳と弓折岳のコル(大ノマ乗越)の向こうに黒部五郎岳
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大ノマ岳と弓折岳のコル(大ノマ乗越)の向こうに黒部五郎岳
日が落ちると、やがて槍〜南岳にガスが架かってきました
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日が落ちると、やがて槍〜南岳にガスが架かってきました
期待を持たせる時間帯もありましたが、最後は焼けずに日没となってしまった感じでした・・・
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期待を持たせる時間帯もありましたが、最後は焼けずに日没となってしまった感じでした・・・
笠ヶ岳、抜戸岳のシルエット

もちろん西の空も赤くはならず、です
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笠ヶ岳、抜戸岳のシルエット

もちろん西の空も赤くはならず、です
訳あって駐車場に戻った後、下山届提出しました
訳あって駐車場に戻った後、下山届提出しました

感想

今回の山行では奥丸山からの下山は日没後を前提としていましたので、往路ではそのリサーチを込め、これまでに歩いたことのないわさび平からのルートを採りました。

朝、立ち寄ったわさび平小屋の若い人(帰りに立ち寄ると小屋の人は彼のことをカバちゃんって呼んでたような)によると、このところ雨も降っていないし(南沢や白出沢のことと思われます)槍平経由の方が、まだ安全性が高いとのことで、より登山路の状況を把握しておこうと考えながら歩きました。

結果、特に危険個所は見当たらず山頂南の切れ落ちた部分(切戸)を日没間もない、まだ明るさの残っているうちにさえ通過すれば、あとは慎重に歩けばこのルートでも問題ないと判断しました。
(あくまでも私自身の判断です)

槍平へのルートは歩いたことがなく、槍平から新穂高へは何度か歩いたことはあるものの右俣林道が、やや長いとの印象はぬぐえません。

時間的にも左俣よりもこちらの方が掛かり、下山時刻はさらに遅くなってしまいます。

残念ながらショーがあっさり終わってしまったからか、後のことを踏まえそそくさと下山支度をしたからか、なんとかライトを出さずに切戸を越え、その後まもなくにライトを点けての下山となりました。

分岐の位置や登山路の状況把握に努め、往路で注意を払って歩いたことや、もしここで何かあれば小屋の人にも余計な迷惑がかかることなど、頭を廻らせながら普段にも増して慎重の上にも慎重を期して下山しましたね。

もちろん家族にもです。

この上、さらに素晴らしい夕陽を見れていたら文句の付けようがなかったのですがねぇ。

わずかですが大きめの画像は
http://www.eonet.ne.jp/~yama-album/shinsyu/yari/1410okumaru.htm
でどうぞ



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