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Yamareco

記録ID: 5345831
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

高柄山/上りも下りもバリエーションルートを辿って周回

2023年04月13日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
5.7km
登り
588m
下り
587m

コースタイム

出発6:50−境沢二股尾根取付き7:05−352mコブ7:40−400m圏コブ8:05−420m圏コブ8:20〜8:50−主稜線・登山道合流9:15〜9:20−508mコブ9:30−610m圏平坦部10:05〜10:30−高柄山頂上10:50〜11:50−北稜下降点11:55−620m圏コブ12:10−600m圏分岐12:15−440m圏鞍部12:45−467mコブ13:00〜13:45−北稜末端(墓地)14:20−ゴール14:40
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道20号線で上野原市街地を西に抜け、四方津郵便局の先の信号で左折し、JR線路、桂川を渡って杖突集落に入る。村道が集落を抜けた先、大きくUの字に曲がって境沢を渡るが、その手前の空地に駐車できる。
コース状況/
危険箇所等
主稜線上の矢野根峠から枝尾根が北側の村道近くまで伸び、境沢を右股と左股に分けている。この枝尾根(境沢二股尾根と仮称)を上る。断続的に微かな獣道らしい踏跡が付いている程度で、テープは皆無だが、分岐の少ない直線的な尾根構成なので、ルート探索は容易である。一部で篠笹の軽い藪漕ぎを強いられる。露岩にも出会うが容易に巻ける。
下りは高柄山北稜を使う。高柄山の頂上近くから北麓の杖突集落に伸びている枝尾根で、比較的明瞭な踏跡が付いている上、赤テープが散見される。ただし支尾根が多いので、ルート探索に気を使う。
全ルートに渡って危険個所は無い。
杖突集落の先で村道はUの字に曲がって境沢を渡る(白い看板の先)。この手前の空地に駐車できる。標高230m圏
2023年04月13日 06:49撮影
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4/13 6:49
杖突集落の先で村道はUの字に曲がって境沢を渡る(白い看板の先)。この手前の空地に駐車できる。標高230m圏
橋の手前の林道跡を10mほど上流に向かうと、崩れた個所にロープが張ってあったので、これを使って河原に降りる
2023年04月13日 06:51撮影
4/13 6:51
橋の手前の林道跡を10mほど上流に向かうと、崩れた個所にロープが張ってあったので、これを使って河原に降りる
広い河原を上流に進む
2023年04月13日 06:56撮影
4/13 6:56
広い河原を上流に進む
二股に着く。左股出合いには6m程の滝が掛かっている。この滝の右端にロープが張ってあったのにはびっくり
2023年04月13日 07:01撮影
4/13 7:01
二股に着く。左股出合いには6m程の滝が掛かっている。この滝の右端にロープが張ってあったのにはびっくり
右股に入る。ゴルジュになるが、右側岩壁下にバンドが通じているので助かる
2023年04月13日 07:03撮影
4/13 7:03
右股に入る。ゴルジュになるが、右側岩壁下にバンドが通じているので助かる
沢が開けると左側の尾根が登れそうだ。まず、沢から一段上がった末端に斜上する
2023年04月13日 07:05撮影
4/13 7:05
沢が開けると左側の尾根が登れそうだ。まず、沢から一段上がった末端に斜上する
その先は急な斜面の右端を突き上げる
2023年04月13日 07:07撮影
4/13 7:07
その先は急な斜面の右端を突き上げる
右側の足元に右股沢が俯瞰できる。10mほどの滝が掛かっていて直登は厳しそう
2023年04月13日 07:07撮影
4/13 7:07
右側の足元に右股沢が俯瞰できる。10mほどの滝が掛かっていて直登は厳しそう
傾斜が緩まると篠笹が現れた。微かながら踏跡が通じている。獣道かしら
2023年04月13日 07:19撮影
4/13 7:19
傾斜が緩まると篠笹が現れた。微かながら踏跡が通じている。獣道かしら
352mコブまで上ると篠笹から解放された
2023年04月13日 07:42撮影
4/13 7:42
352mコブまで上ると篠笹から解放された
新緑の中、気持ち良い尾根道を上って行く
2023年04月13日 07:53撮影
4/13 7:53
新緑の中、気持ち良い尾根道を上って行く
400m圏への上りで露岩が現れてきたが簡単に通過できる
2023年04月13日 07:58撮影
4/13 7:58
400m圏への上りで露岩が現れてきたが簡単に通過できる
420m圏コブの手前は露岩や倒木の積み重なりに緊張するが、通過は容易
2023年04月13日 08:14撮影
4/13 8:14
420m圏コブの手前は露岩や倒木の積み重なりに緊張するが、通過は容易
大きな露岩が現れ、直登しなければならないかと不安だったが、左側が簡単に巻けた
2023年04月13日 08:16撮影
4/13 8:16
大きな露岩が現れ、直登しなければならないかと不安だったが、左側が簡単に巻けた
420m圏コブまで上って来た
2023年04月13日 08:20撮影
4/13 8:20
420m圏コブまで上って来た
ここから高柄山の頂上台地が望めた。高いなあ。まだまだ標高差300mはある
2023年04月13日 08:48撮影
4/13 8:48
ここから高柄山の頂上台地が望めた。高いなあ。まだまだ標高差300mはある
この境沢二股尾根の最上部を詰めて行く
2023年04月13日 08:57撮影
4/13 8:57
この境沢二股尾根の最上部を詰めて行く
主稜線に出た。標高490m。今までの踏跡に比べてハイウェイ並みの登山道が通じている。新緑の中をルンルン気分で歩む
2023年04月13日 09:22撮影
4/13 9:22
主稜線に出た。標高490m。今までの踏跡に比べてハイウェイ並みの登山道が通じている。新緑の中をルンルン気分で歩む
本日初めて道標を見る
2023年04月13日 09:24撮影
4/13 9:24
本日初めて道標を見る
508mコブを過ぎ、高柄山本峰の上りになると、まずは急な山腹を左に巻いて行く。ロープが張ってあった
2023年04月13日 09:41撮影
4/13 9:41
508mコブを過ぎ、高柄山本峰の上りになると、まずは急な山腹を左に巻いて行く。ロープが張ってあった
再び尾根沿いに登るが、600m圏を越えるとなだらかになる
2023年04月13日 10:01撮影
4/13 10:01
再び尾根沿いに登るが、600m圏を越えるとなだらかになる
それも束の間再び急登となる。数か所に渡ってロープが張ってある。親切なことだ
2023年04月13日 10:36撮影
4/13 10:36
それも束の間再び急登となる。数か所に渡ってロープが張ってある。親切なことだ
高柄山の頂上に着いた。733.3mの三角点が設置されている。4年前に比べ、奥の白い山名杭が増えている。
2023年04月13日 11:24撮影
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4/13 11:24
高柄山の頂上に着いた。733.3mの三角点が設置されている。4年前に比べ、奥の白い山名杭が増えている。
小さな社が祀られている。これを保護する鞘堂が赤く塗られているので目立つ
2023年04月13日 11:26撮影
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4/13 11:26
小さな社が祀られている。これを保護する鞘堂が赤く塗られているので目立つ
ここから北東方向の眺望が利く。川幅の広がった桂川と、その左側に鶴島御前山が望まれる
2023年04月13日 11:24撮影
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4/13 11:24
ここから北東方向の眺望が利く。川幅の広がった桂川と、その左側に鶴島御前山が望まれる
先ほど登って来た頂上台地を北端まで150mほど戻ると、北稜の下降点になる。赤テープが確認できる
2023年04月13日 11:55撮影
4/13 11:55
先ほど登って来た頂上台地を北端まで150mほど戻ると、北稜の下降点になる。赤テープが確認できる
ほぼ真北に向かって急下降する。奈落に落ちていく感じだ
2023年04月13日 11:57撮影
4/13 11:57
ほぼ真北に向かって急下降する。奈落に落ちていく感じだ
急下降が続く。40度以上はあるかしら
2023年04月13日 11:59撮影
4/13 11:59
急下降が続く。40度以上はあるかしら
620m圏コブまで降りると一息つける
2023年04月13日 12:10撮影
4/13 12:10
620m圏コブまで降りると一息つける
今度は600m圏でルート探索に緊張する。北方向から東北東に向きを変えなければならない
2023年04月13日 12:18撮影
4/13 12:18
今度は600m圏でルート探索に緊張する。北方向から東北東に向きを変えなければならない
南東方向に、境沢右股を隔てて、先ほど登って来た主稜線の508mコブ付近が木の間越しに望める
2023年04月13日 12:23撮影
4/13 12:23
南東方向に、境沢右股を隔てて、先ほど登って来た主稜線の508mコブ付近が木の間越しに望める
550m圏を切ると、北稜最上部並みの40度越えの急降下が続く
2023年04月13日 12:28撮影
4/13 12:28
550m圏を切ると、北稜最上部並みの40度越えの急降下が続く
440m圏鞍部で高柄山本峰の下降は終わった
2023年04月13日 12:44撮影
4/13 12:44
440m圏鞍部で高柄山本峰の下降は終わった
470m圏コブを越え467mコブに差し掛かると、上りに使った境沢二股尾根の下部と同様に、篠笹の藪が現れ始めた
2023年04月13日 13:01撮影
4/13 13:01
470m圏コブを越え467mコブに差し掛かると、上りに使った境沢二股尾根の下部と同様に、篠笹の藪が現れ始めた
467mコブは篠笹だらけ。陽当たりの良い狭い隙間に座って休むと、周りは笹で何も見えない
2023年04月13日 13:12撮影
4/13 13:12
467mコブは篠笹だらけ。陽当たりの良い狭い隙間に座って休むと、周りは笹で何も見えない
篠笹が酷くなったり薄くなったりする尾根をひたすら下る
2023年04月13日 14:11撮影
4/13 14:11
篠笹が酷くなったり薄くなったりする尾根をひたすら下る
尾根の末端で左寄りに下って行くと、墓地に降り立った。すぐ脇に車道が通じている。標高290m圏
2023年04月13日 14:22撮影
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4/13 14:22
尾根の末端で左寄りに下って行くと、墓地に降り立った。すぐ脇に車道が通じている。標高290m圏
車道を辿って杖突集落の中を20分程歩けばゴール。西北西方向に扇山が眺められる
2023年04月13日 14:30撮影
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4/13 14:30
車道を辿って杖突集落の中を20分程歩けばゴール。西北西方向に扇山が眺められる
その右側、北北西方向には四方津御前山が間近に望める。この山の東面は岩場が続いて結構厳しかった
2023年04月13日 14:30撮影
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4/13 14:30
その右側、北北西方向には四方津御前山が間近に望める。この山の東面は岩場が続いて結構厳しかった

感想

山梨県の最東部にある高柄山には南東側から既に2度登っている。今回は北側から、コース状況の項で述べたバリエーションルートを上り下りして周回した。

上りに使った境沢二股尾根は主稜線の矢野根峠から北に伸びる枝尾根である。同じ矢野根峠から東南東に伸びる枝尾根を4年前に登った。この時は南側の落合集落から支尾根に取付いた。しかし、枝尾根に出る直前で10〜20mの岩壁が4段も次々と現れて、この通過に四苦八苦、多くの時間を費やした。なぜかこの岩壁は地形図に描かれていない。

この4年前に登った枝尾根も、今回使った境沢二股尾根も、ともに地形図を読んで、これなら登れる、と判断した尾根である。しかし、地形図に描かれていなくても、4年前の岩壁のように、何が現れるかは現地に行ってみなければ分からない。同じ山なので同じような状況が想定されるので、今回は時間に余裕を持つため、早出して7時前から歩き出した。

尾根の下部では篠笹が続いたが、藪漕ぎを強いられるほどではなかった。中間部を過ぎてから小さな露岩が現れてきたが、全て簡単に巻けたので、これに梃子摺ることは無かった。
結果的には順調に登れ、実働2時間ほどで主稜線に立てた。勢い込んで取付いただけに、拍子抜けの印象が強い。

下りに使った高柄山北稜はバリエーションルートとして紹介されている枝尾根である。ミスコースさえしなければ、確実に抜けられる、と言った安心感が高い。
ただし支尾根の分岐が多いので、ルート探索に緊張する場面も多かったが、一度もミスコースすることなく、順調に降りられた。

前回の教訓から、早出をして時間に余裕を持たせた。しかし、想定外の伏兵に出会うことも無く、上りも下りもあっけないくらい順調に進んだ。
途中からペースを落とし、休憩時間もたっぷり取っても、2時半にはゴールできた。
前回の苦労がまだ記憶に新しいので、今回は覚悟して臨んだだけに、いささか拍子抜けとなった山行でした。

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