天城縦走(天城峠〜八丁池〜天城山・万三郎岳〜万二郎岳〜天城高原ゴルフ場)


- GPS
- 05:41
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,250m
- 下り
- 828m
コースタイム
(行き)町田駅0533〜小田原駅0645〜修善寺駅0815〜0858天城峠バス停
(帰り)天城高原ゴルフ場バス停1515〜伊東駅1648〜小田原駅1752〜1850町田駅
[コースタイム]
新天城トンネル0903〜0912旧天城トンネル〜0926天城峠〜0952向峠〜1122八丁池〜1158白田峠〜1220戸塚峠〜1249小岳〜1310万三郎岳〜1400万二郎岳〜1444天城高原ゴルフ場
天候 | 晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所はありません。 |
写真
感想
写真付きの感想は、ブログ「週末は歩きing」をご覧ください。
http://tosyjp.blog.fc2.com/blog-entry-36.html
伊豆の天城山脈を縦走してきました。
電車・バスを乗り継ぎ、9時3分、国道の新天城トンネルから歩き始めます。
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歩き始めるといきなり木々や岩が苔むしています。
太平洋の湿った風が天城山にあたって雲となり雨量が多いのでしょう。
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川端康成の小説「伊豆の踊子」に登場する旧天城トンネル。
明治38年に開通するまでは、南伊豆へは難所の天城峠を越えていったそうです。
技術的完成度が高い石造りで、重要文化財に指定されています。
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旧天城トンネルから10分程登ると、直ぐに天城峠に到着。
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ブナとヒメシャラが多く、気持ちがいい森です。
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ヒメシャラの幹の太さに驚きました。
これまで見たこともない大きさです。
太いものだと直径1m近くに。
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ブナとヒメシャラの群生が続きます。
結局、縦走の終点までずっと続いていました。
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苔は、北八ヶ岳に負けないほど種類と量が豊富です。
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クネクネしたヒメシャラ。
森の中に赤い美しい幹肌が映えます。
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巨岩も一面苔が。
北八ヶ岳はロープで区切られた通路から苔を見る形となりますが、
天城山は通路の岩や石も苔むしています。
まさに苔の中を進んでいく感じです。
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わさび田がありました。
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いろいろな形をしたヒメシャラが。
このヒメシャラも幹が1m近くあります。
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天城トンネルより八丁池までは、昭和天皇が歩かれた「御幸歩道」を歩きます。
きつい傾斜もなく、品の良さが伝わってくるなだらかな登山道です。
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苔むしながらも明るさが感じられる森、とにかく美しい登山道です。
カメラの被写体に困ることはありません。
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八丁池につきました。
かつて周囲が八丁(約870メートル)あったことから八丁池といわれているそうです。
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八丁池を過ぎても苔むす感じは変わりません。
苔むす岩を、苔を踏まないようにして歩いていきます。
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苔の上に紅葉した葉が。配色がいい感じです。
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ヘビの様に幹がくねくね曲がった「ヘビブナ」。
登山道から100m程入ったところにあります。(道標があるのでわかります)
見たときはギョッとしました。
気のせいか、このあたりの木々は皆クネクネしているような。。
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小岳(1,360m)までくると、ブナの原生林が。
CMの撮影に使えそうな、雰囲気のある場所です。
葉自体が腐りにくく保水能力が高い土壌で、地面はしっとり濡れていました。
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13時10分、やっと万三郎岳(1,405m)に到着しました。
天城山という山はなく、万三郎岳が伊豆の最高峰となります。
ガスで良くわかりませんでしたが、樹林帯の中なので眺望はあまり期待できません。
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赤、緑、黄色の葉が。
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アセビ(馬酔木)のトンネル。
アセビのトンネルをくぐりながら進んでいきます。
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ゴールの天城高原ゴルフ場が見えてきました。
芝刈機や、ティーショットのドライバーのカキーンとした音が伝わってきます。
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木肌が美しいヒメシャラ。ツルンとしています。
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万二郎岳(1,299m)。
万三郎岳同様に眺望はあまり期待できません。
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万二郎岳の周辺は真っ赤に染まったカエデが多く見られました。
万二郎岳からは45分程でゴルフ場に到着しました。
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帰りはJR伊東駅前の温泉「子持湯」に立ち寄りスッキリしました。
料金は250円とリーズナブルです。
(まとめ)
・天城山脈を西から東へ縦走するコースです。
スタートからゴールまで、ブナ、ヒメシャラ、カエデなどの落葉樹や苔が続き、
天城の豊かな自然を十分満喫できます。
特に前半の天城峠から八丁池までは昭和天皇が歩かれており、見どころ満載の贅沢な登山道です。
・距離は17km程で、5時間40分かかりました。
このうち、天城峠から万三郎岳までの間が4時間と長く、
万三郎岳までくればゴールの天城高原ゴルフ場まではそれほどかかりません。
天城高原ゴルフ場のバスが1時間に1本程度なので、時間を調整しながら歩きます。
・道標は各所にしっかりあります。
落ち葉で踏み跡が判りずらいところがありますが、慎重に行けば問題ありません。
・今度は春にまた歩いてみたいと思わせるほど魅力があるコースです。
※昨年9月から歩きingを始めて、ちょうど50回目の山行となりました。
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