八甲田山 大岳 酸ヶ湯温泉ルート

2023年04月29日(土) [日帰り]

• GPS: 04:23
• 距離: 8.7km
• 登り: 722m
• 下り: 703m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:53
• 休憩: 0:24
• 合計: 4:17

7:46 酸ヶ湯温泉
7:51 7:51 酸ヶ湯公共駐車場
7:55 7:56 日本山脈縦走起点
8:33 8:34 地獄湯ノ沢冬道出入口
8:50 8:56 南八甲田展望所
8:58 8:59 間違い石ころ沢
9:05 9:05 地獄湯ノ沢
9:12 9:13 銚子の首
9:28 9:29 仙人岱
9:32 9:34 八甲田大岳・小岳・仙人岱 分岐
9:37 9:37 桜沼
10:10 10:11 鏡沼
10:18 10:23 八甲田大岳
10:30 10:30 鏡沼
10:48 10:48 桜沼
10:55 10:58 仙人岱ヒュッテ
11:12 11:13 銚子の首
11:16 11:17 地獄湯ノ沢
11:21 11:25 南八甲田展望所
11:35 11:36 地獄湯ノ沢冬道出入口
11:58 11:58 日本山脈縦走起点
12:04 12:06 酸ヶ湯温泉
12:08 ゴール地点

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

酸ヶ湯温泉旅館に駐車。
旅館の人にお断りした上で、宿泊の後に継続で車を置かせてもらいました。
が、酸ヶ湯公共駐車所がちょっと上にあるので、そこに移動しても良かったかな。

コース状況／危険箇所等

(状況は2023/4/29時点のものです)
■酸ヶ湯温泉〜縦走路分岐
初っ端から残雪、最初からアイゼン推奨です。
トレース豊富だし、看板も有るので迷うことはないとは思いますが、結構バリエーションルートを通ってるトレースもあるので、GPS併用推奨。
地獄湯の沢辺りで一回ベアグラウンドに出ます。
その後また残雪地帯が続きます。

■縦走路分岐〜八甲田山大岳
雪雪雪、しばらく平坦ですが、大岳に取り付くと徐々に斜度が上がってきます。
高度1450m位までアイゼン推奨、それ以降は雪はないのでノーマルで。
頂上付近はよく整備されていますが、針金が飛び出しているところも有るので注意。

その他周辺情報

■鬼面庵
酸ヶ湯温泉旅館併設のお蕎麦屋さんです。
まぁ、品揃えとしては普通…
登山後の塩分補給も兼ねるなら、良い立地です。

写真

4/29 6:28

前日、酸ヶ湯温泉旅館に宿泊。
ご飯食べてヒバ千人風呂入って、あっという間に眠りました。
4時に起きてまた温泉に入り、朝食の6:45までしばし館内を散策…
劉備玄徳の、ねぷた。

4/29 6:48

朝ごはんはバイキング形式。
ちょっと豪華。
具沢山のお味噌汁と、手作り豆腐が美味しかったです。
生姜をたっぷり添えて。
八甲田山登山のエネルギー充填。

4/29 7:39

酸ヶ湯温泉旅館を後にします。
色々個性的な旅館でしたが、独特の湯と美味しい食事込みで12,000円。
良かったです。

4/29 7:46

さて、八甲田山登山開始。
まずはどこに行けば…道路沿いに、上、か。

4/29 7:49

5分ほど車道を登ります。
左のピークが、八甲田山大岳。

4/29 7:52

いきなり残雪祭り。
直ぐにアイゼンを装着します。
鳥居がこんなに埋まってる…

4/29 7:53

日本山脈縦走起点とな！
青森県八甲田から、山口県秋吉台まで5000km！
TJARとどっちがきついかな？

4/29 7:56

今回は荷を軽くしてみようと、予備の装備は色々省略。
チェーンスパイクは車においてきました。前日の岩木山がしんどかったし、疲れが残ってるかもと思ったので…
とりあえずアイゼンとピッケルと水があれば何とかなる！

4/29 8:01

まずは緩やかな登り。
とはいえ、何か息が上がります。
妙にペースが上がってしまう。

4/29 8:06

天気良し！昨日に比べれば風も穏やか。
日焼け止めで紫外線対策もバッチリだ。

4/29 8:18

ときおり現れる赤丸看板。
ときおり、どころではなく結構な頻度です。
ルート上にいるのを確認するのが、この残雪でも容易。

4/29 8:35

う〜ん良い天気…
けど、汗だくです。
妙にペースが上がってしまう。

4/29 8:45

何でもない道なんですが、楽しさより苦しさが上回ってしまう。
なかなかペースが抑えられない。
これも雪に不慣れなせいか？

4/29 8:57

ちょっと雪が少なくなってきました。

4/29 9:05

ここらで岩稜帯に差し掛かります。
一旦アイゼン脱いで、ザックに収納。
ピッケルは杖代わりに。

4/29 9:06

雪がまた出てきたけど、角度がないのでとりあえずノーマルで…

4/29 9:08

噴気に注意、とのこと。
確かにこの辺りは特に温泉臭い。

4/29 9:10

再び岩稜帯。
マーキング豊富。

4/29 9:12

ん〜やっぱ雪がないと、歩きやすいかな？
ただピッケルを杖代わりにするのは、イマイチ。
ストックと違ってグリップ力が無いのがね🤔💦

4/29 9:17

古いものなのか、はたまた温泉ガスにやられたのか、損傷が激しい。

4/29 9:20

再び雪…斜度は緩いのでそのままズンズン進みます。
ちょっと滑るけど。

4/29 9:24

左手に八甲田山大岳、山頂ロックオン！

4/29 9:27

まっすぐは登らず、GPS登山道をきちんとトレース。
仙人岱ヒュッテが見えましたが、帰りに立ち寄ろう。

4/29 9:56

大岳に取り付く前に、再びアイゼン装着、結構な斜度だったので。
トドマツが行く手を遮ります。

4/29 9:58

ほどなく雪はなくなり、岩稜帯。
ハイマツの茂みにアイゼンとピッケルをデポ。

4/29 10:01

山頂付近は岩を金網でまとめ、崩落を防止しています。
この金網が破損して飛び出ているところがあり、うっかり脚やウェアを引っ掛けないように要注意。

4/29 10:08

しかし風の強いことよ。
昨日と言い、上空は風が強いなぁ。

4/29 10:08

ここまで来て残雪何するものぞ！

4/29 10:10

鏡沼、という爆裂火口の水溜り。
生き物は居るそうですが、完全に冬眠中だなこれは。

4/29 10:10

意外に火山性ガスの影響はないんですかね。
しかし、山頂まであと少しだ！

4/29 10:15

木の階段。
大分劣化と崩落が進んでいる…
八甲田山は火山なので、結構岩質が脆いんだな。

4/29 10:17

山頂到着！
いらっしゃったのは3名。

4/29 10:18

八甲田山、ようやく登れました。
日本百名山目指す前から知っていた、数少ない山名でした。
八甲田山雪中行軍遭難事件で。
なので雪があるときに登ってみたかったんですが、念願叶いました。

4/29 10:19

はるか彼方に、霞む岩木山が見える。
また行くからな！

4/29 10:20

そばにいた女性の方に撮っていただきました。
証拠写真。

4/29 10:22

北を見やると、陸奥湾。
下北半島を見ているので、恐山とかがあるはずですが…

4/29 10:22

北西方向。
こちらは津軽半島ですね。
見晴らしよければ、北海道が見えそうです。

4/29 10:25

さて下りましょ。
今日は、埼玉まで帰る予定なので…

4/29 10:54

でも仙人岱ヒュッテには寄ってみます。
トレースが全然わかんなかったな〜

4/29 10:54

古いけど、わりと立派な避難小屋。
地下もある。

4/29 10:55

中はこんな感じ。灯油ストーブがある！
燃料は各自持参とのこと。
わりと快適そうだな〜

4/29 11:00

さて帰りましょう。
赤丸プレートを目印に…

4/29 11:48

雪の帰りは、まぁまぁ楽です。
急傾斜じゃなけりゃね。
滑落、ほんと怖い。

4/29 11:58

駐車場に戻ってきました…

4/29 12:02

酸ヶ湯温泉旅館へ。
無事に登山終えられました、良かった！やった！
岩木山はまた来よう！

4/29 12:32

せっかくなので昼食も酸ヶ湯温泉旅館併設のお蕎麦屋さんで。
酸ヶ湯そば660円。
温かいお蕎麦に温泉たまご入り。
おつかれ様でした！

撮影機器：

Google Pixel 5 SIMフリー Google

感想

ny1983

■日本百名山82座目
GW序盤を使っての青森遠征、岩木山・八甲田山同時攻略の結果は、一勝一敗。
岩木山の百沢ルートは、残雪期では自分には辛すぎるルートでした。
無雪期にまた、夜行バスに乗ってリベンジだ！

■予想よりもなかなかしんどい山
地形図から登りできついのは最後の標高差200mと思っていましたが、意外にその道中もしんどい…前日の疲れもあったか？
とにかく、雪山は夏山より負荷が増える！それを痛感したこの二日間でした。

■慣れない雪
何でか判りませんが、とにかく登りがきつい。
ずり落ちそうなのを意識するからでしょうか…？
平坦な道を歩いてても、じわっと汗をかいてしまいます。


残り日本百名山…羅臼岳、斜里岳、阿寒岳、十勝岳、トムラウシ、大雪山、幌尻岳、岩木山、霧ヶ峰、美ヶ原、薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、赤石岳、悪沢岳。