記録ID: 542963
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積雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
雨・雪・ピーカン(^^)/ 北ア大パノラマ in 中崎尾根（槍）
2014年11月02日(日) 〜
2014年11月04日(火)
jyunntarou
- GPS
- 56:00
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 2,332m
- 下り
- 2,328m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:54
16:40
2日目
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:03
3日目
- 山行
- 14:50
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 16:47
2:12
91分
宿泊地
3:43
2:12
367分
槍平小屋
8:19
8:30
160分
千丈乗越分岐点
11:10
11:31
52分
中崎尾根下り分岐点
12:23
12:25
66分
槍平小屋
17:16
17:20
8分
新穂高登山指導センター
17:28
| 天候 | 雨・雪・快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
♪雨は夜更け過ぎにぃー雪へと変わるだろうぉー♪ silent night うーん silent night ♪きっと君は来ないぃ 一人きりのChristmas・・・('ω')ノ 夜のさみしい滝谷避難小屋で 独りで口ずさんでましたっ(´・ω・`) 一日目は、雨の中を秘儀（木枯し紋次郎）で新穂高から33kgのザックを背負ってとぼとぼと・・・((+_+)) 二日目は吹雪の中を厳冬期槍ヶ岳の冬ルート（中崎尾根）の取りつきを下見に出かけました。そこで横浜の山岳会のこれまた下見隊（3人）と出会い、色々と情報交換ができ、年末に再会を約束？しました。 三日目は午前0時起きです。小屋の外はしんしんと雪が待っています。 でも、その雪の中を槍ヶ岳に向けて午前2時12分スタートしました。 「ええっ！」雪が舞っているのに満点の星空に変わりました(^^)/ 雲一つもないのに雪が舞っています。これは北アだけでなく富士山でも体験したことが有ります。 誰一人居ない深夜にサクッサクッと うっすら見える白い頂を目指して登ります。これは至福の時？ですね。しかしヘッデンの灯だけではロストの繰り返し(笑) 飛騨沢を上がるにつれ、ラッセルがキツくなってまいりました。誰も踏んでいないまっさらな新雪に挑むのもカッコイイ！なぁーんて思ってはいけません(笑) めっちゃつかれますぅー。 千丈乗越分岐点で「槍に上がるか？」「中崎尾根の下見を取るか？」でさんざん迷いました。 気持ちは、槍ヶ岳でしたが明日は仕事が待っています。 槍まで往復4時間(ラッセルがありますので）として、それから滝谷避難小屋まで戻りテントを撤収して新穂高Pに帰ると夜になります。 これ位の雪と安定した晴天の下での「槍ヶ岳登頂」は技術的・体力的には問題有りません。 しかし・・・神戸に帰るのは、午前2時頃になり出勤を考えると 難しくなります。 「むむむ。山登ってて遅刻は ダメ！ そう ダメよダメダメぇー」 で、冬の下見の事もあり「中崎尾根」に降りました。 結果オーライでした！ 中崎尾根からの大パノラマは感激しましたっ！ 右に笠ヶ岳・弓折岳、左に槍から西穂までの北ア主稜線の大展望を観ながらの縦走はシビれましたっ！ 下山中に、二人の単独者さんと出会い、会話を楽しみました。 これまたお互いの情報交換ができて とても楽しかったです。 お1人は、64才でも単独の厳冬期槍を目指している方でした。7度チャレンジして7度失敗したそうです。やはりラッセルが問題なようです。 今年もまた年末年始を狙っているようで、これまた再会できると嬉しいです(^^)/ 結局、深夜近くに神戸に戻れました。もし、槍に行っていたら「遅刻」は免れなかったでしょう・・・。 はぁ、また冬に頑張ります(^^)/ |
| その他周辺情報 | 槍平冬季避難小屋は、採光が全く取れずに真っ暗です。 滝谷避難小屋は、トイレの匂いがひどくて戸を開けっ放しでいなければ無理でしたが、クマさんの足跡が付近にあり、臭いをガマンするか？クマさん侵入をガマンするか？の選択肢を迫られます(笑) 私は全開にしていましたが・・・。クマさん襲来はなかったです。 |
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
がらーんとした無料Pです。33kgのザックがずっしりお・重いですっ(´・ω・`)
雨じゃ！ こういう時はゴアテックスよりも蒸れない「傘」を「笠」にして必殺木枯し紋次郎スタイルで登ります(笑)
「あっしには、関わりねぇこって！」の名セリフを口ずさんで「どーこかでぇーだぁーれかがきっとまって いてくれるぅ」♪
でも、どう見てもキノコのお化けでしょ！
4
11/2 12:53
「あっしには、関わりねぇこって！」の名セリフを口ずさんで
「どーこかでぇーだぁーれかがきっとまって いてくれるぅ」♪
でも、どう見てもキノコのお化けでしょ！
「どーこかでぇーだぁーれかがきっとまって いてくれるぅ」♪
でも、どう見てもキノコのお化けでしょ！
白出出合いでは、なんと上流600mから水を引っ張り込んでのおいしい水場ができていました。ううう。担ぎ上げてきた水道水を捨てて入れ替えです（悲）
8
11/2 14:46
白出出合いでは、なんと上流600mから水を引っ張り込んでのおいしい水場ができていました。ううう。担ぎ上げてきた水道水を捨てて入れ替えです（悲）
チビ沢出会いです。冬季はここからの雪崩に注意です。GWには物凄いデブリが見られました。
雨が激しくなってきましたので、滝谷避難小屋に入って休憩です。しかし・・・隣の部屋にあるトイレからの物凄い異臭で窓や2ヶ所の戸を全開しなくちゃ・・・耐えられません。
5
11/2 16:44
雨が激しくなってきましたので、滝谷避難小屋に入って休憩です。しかし・・・隣の部屋にあるトイレからの物凄い異臭で窓や2ヶ所の戸を全開しなくちゃ・・・耐えられません。
結局雨が激しいのと、槍平まで時間的にも無理と考え、すべて全開にしてここにBCを設置しました。
濡れた服を着替えて寝ます。おおっサブっ。あっ、一応はこのような力こぶは出まーす。ミニマッチョかな？
？？？雨音が無くなりました。外に出てみると・・・
メリークリスマス(^^)/ の世界に・・・
メリークリスマス(^^)/ の世界に・・・
あちゃー、ここ（標高1750m)でも 雨は夜更け前(笑)に雪へと変わりましたっ！
おはようございます(^^)/ 二日目は、まだまだ雪が続いていますので「中崎尾根偵察」にでかけます。先ずは水汲みを！
積雪期にしかココには来たことがないのですが、雪ノ下にはこんな木道があったのですね。
冬季避難小屋は2階のみしか使えません。中は窓も有りませんので昼間でも真っ暗です。
登り口にある「祠」です。この後、冬季槍下見の横浜山岳会の方々が降りてきまして、お互いの情報交換を楽しくしました。年末年始に再会する約束？をして 「お気をつけて！」とお互いの健闘を祈りました。
6
11/3 9:43
登り口にある「祠」です。この後、冬季槍下見の横浜山岳会の方々が降りてきまして、お互いの情報交換を楽しくしました。年末年始に再会する約束？をして 「お気をつけて！」とお互いの健闘を祈りました。
ううう。何回も道をロスト・・・ヘッドライトはやはり山の会社の方がいいのかなぁ・・・積雪とトレースが有りません。しかも真夜中・・・汗・・・(;^ω^)
6
11/4 3:14
ううう。何回も道をロスト・・・ヘッドライトはやはり山の会社の方がいいのかなぁ・・・積雪とトレースが有りません。しかも真夜中・・・汗・・・(;^ω^)
千丈乗越分岐点 ここで槍を取るか…中崎縦走か…をマジで真剣に悩みぬきました。時間さえ自由であれば…
この方と長い間情報交換していました。熟年登山者さんの厳冬期槍へのチャレンジが今年も行われるようです(^^)/ 本日は同じく「下見」でした。
6
11/4 13:29
この方と長い間情報交換していました。熟年登山者さんの厳冬期槍へのチャレンジが今年も行われるようです(^^)/ 本日は同じく「下見」でした。
3日間 お世話になりました。帰りますね。荷物がまだまだ重いですッ（悲）
撮影機器：
装備
| 備考 | 念のために水を担ぎ上げましたが、白出出合いに水場ができていました。また、滝谷避難小屋にも探したら 秘密の水場がありました・・・。ああまた４L（Kg)のボッカ訓練？になってしまいました(´・ω・`) |
|---|
感想
次回、年末には槍ヶ岳登頂目指してがんばります(^^)/
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kickey さん
３０も担ぐと、もりもり、筋肉も育ちますね。
一度、ぶら下がってみたいです。
筋組織潰すなぁ〜って言われそうです。
チーン。南無ぅ。。
あ、ローストしてもおいしそうですね。
付け合わせには、ボイルしたブロッコリーとニンジンを添えて。
<< 追記 >>
じゅんたろさん、ギターのコードは、何日あれば覚えられました？
ギターを手にすると、すぐに眠くなるんですよね。
いい睡眠薬ではあるんですけれど。
warunoriくん
えっ？山行よりも 筋肉に 喰いつきましたかっ(笑)
あっ、休み時間に 子供たち（25kg~35kg)を両腕にぶら下げて
メリーゴーランドやってます（爆）
特別な筋トレなど 一切やってませんよーん。
毎日子供たちとプロレスごっこや毎週のように滝や岩やってると 自然とこうなりました。
ローストは、おやめくだされぇー チーン。南無ぅ・・・
☆（追記）
えっ？わるのりくんもギターを弾かれるのでしたかっ(^^)/
コードは、lowコードとhighコードの２種類がありますよね。
押さえやすいのはlowですが、覚えやすいのはhighです。
コードを覚えても綺麗な音が６音全て出るにはチョイと時間がかかったような気がします。
jyunntarouさん 初めまして！
♪兄は夜更けすぎに〜 ユキエと変わるだろ〜♪
なんて歌を思い出しニンマリ
良い歌なんですが(笑)
しかし、絶景ですね!!
素敵な山の風景を有り難うございました(≧∇≦)
apoidakeさん。初めまして(^^)/ コメントありがとうございました。
apoidakeさんは、24時間耐久など・・・凄いですね。
体力に驚かされました。
はい、今の時期の冬型の気圧配置はすぐに治まり、高気圧ぽっかりになるかなぁ？っと期待していたら、お見事「絶景」が見られました
＞♪兄は夜更けすぎに〜 ユキエと変わるだろ〜♪
あっ、知りませんでしたっ。 意味深のある歌ですねっ(笑)
今後ともどうぞ よろしくお願いいたします
jyunntarouさん、こんばんわ。
秘儀（木枯し紋次郎）しかと拝見いたしました
視野は確かに狭くなりますが、多少の雨でしたら、これもアリですね！
それにしても、滝谷避難小屋のコメントを読むと、なんかその臭気を想像してしまって匂いを嗅いでないのに気持ち悪くなってきました
厳冬期の槍をヤリに行かれるつもりなんですね
すごいですね〜＾＾
ルートの下見、お疲れ様でした
doritosさん こんばんは(^^)/
あはは。紋次郎スタイル 傘の柄の部分がスポンジ状のIKEYAのモノがザックと背中の間に挟んでも痛くないのでお勧めですっ(笑)
但し、本当に視野が狭くなりますので透明のビニル傘があれば一番いいかもですっ。
滝谷避難小屋のいい香りは、目にツーンときますよ（爆） しかし、あの時刻とあの天候ならそれでも有りがたかったです。が・・・食事はトイレの中で食べてる感じがして美味しく感じられませんでしたっ(´・ω・`)
次回は、前夜発新穂高無料Pで車泊をして、冬季槍平小屋まで足を延ばします。絶対に(/ω＼)
単独厳冬期富士を卒業？して更に体力的に困難な（滑落・突風飛ばされる等危険度は冬富士かもですが…）北アにシフト中です。
北アの冬場は（蒲田富士、涸沢岳）昨年やりましたが重荷を担いだザックとラッセルの長いアプローチや雪庇に雪崩と斜度のキツさを考えたらやはり、冬北アの方が冬富士の上を行くと思いました。
厳冬期槍は、普通は複数のパーティじゃないとかなり困難です。単独ラッセルは体力が保ちませーん(*´Д｀)。
出合った熟練登山者さんは、７年連続ラッセルで途中敗退しているようです。今年も頑張るそうです。そのチャレンジさを見習って 私も何年かかるか判りませんが 厳冬期槍を単独で目指します
翌日の事を考えて、槍ヶ岳の登頂を断念して、中崎尾根の縦走の下見を選択されたのは、賢い判断だったと思います。人間は、欲がさすと冷静な判断を出来なくなりがちですが、何を優先すべきかを、よく解っていらっしゃる点は、流石に、jyunntarou さんだと思いました。それと‥‥‥‥中崎尾根からの景色も、アルプスの霊峰が眺められて、なかなか素晴らしいコースですね。
あの有名な滝谷避難小屋に泊まられたんですか〜！ トイレの凄まじいのは、噂で知っていましたが、本当にヒドイんですね！(。>д<) それにしても避難小屋の中でBCされるとは！賢いですね。これなら、戸を開けて寝る事も可能だし、雨でもテントを濡らさずに済みますよね。眼から鱗でした。
ところで、滝谷避難小屋は、もう１つ‥‥‥‥‥有名ですよね‥‥‥‥‥jyunntarouさんは、やはり肝が座っていますね。ビビり屋の私なら、泊まるのは無理かも？‥‥‥‥でも、まぁ‥‥‥‥‥夜中に無理をして歩いていて遭難したりするよりは、臭いのと気味悪いのを辛抱している方が、ましかも？‥‥‥‥‥ 何事も命あっての事ですからね。これからも、くれぐれも安全に登山をなさってくださいね。(^-^)v
rinaさん こんばんは(^^)/
はい、槍ヶ岳に向かっていたなら 登頂はできたでしょうが、帰りの高速道路で「遭難」していた可能性が大です。
でも、槍がもう目の前まで迫ってきた千丈乗越分岐点…本当に悩んだことは確かです。
冬富士では、高速道路が目の前で直角に立ち上がるという「幻覚」や「幻聴」などに悩まされ気が付くとトンネルの壁が間の前に迫っていたこともありました。
それと、やはり山は趣味。仕事が優先です。自由と責任ですよね。
若ければ、絶対に「槍」に向かっていたことでしょうが、そこはベテラン(笑)領域に達する年齢に達した為に、少しは冷静になれるように（ホンマかいなっ）なりつつあります。
あっ、滝谷小屋・・・実は・・・ありました。（判っていたのですがっ・・・）
ヤマレコの日記やヤフーのブログに紹介しましたので、また時間があればご訪問してくださいね。
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