王城山〜八ッ場ダム〜吾妻峡（＋道の駅 八ッ場ふるさと館＆道の駅 あがつま峡）

2023年05月06日(土) 〜 2023年05月07日(日)

• GPS: 26:45
• 距離: 36.8km
• 登り: 1,994m
• 下り: 2,240m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:20
• 休憩: 1:23
• 合計: 6:43

8:58 長野原草津口駅
10:47 11:01 王城山
11:56 12:50 道の駅 八ッ場ふるさと館
13:09 13:09 川原湯温泉駅
13:50 13:53 やんば見放台
14:26 14:26 旧熊の茶屋
14:33 14:33 鹿飛橋
14:55 15:07 道の駅あがつま峡
15:41 岩島駅

2日目

• 山行: 2:42
• 休憩: 0:13
• 合計: 2:55

8:46 岩島駅
9:19 9:21 神代杉
9:37 9:43 郷原駅
10:28 10:33 群馬原町駅
11:41 中之条駅

天候

1日目：曇りのち晴れ
2日目：雨

アクセス

利用交通機関：

電車

■行き
長野原草津口駅から徒歩。

■帰り

コース状況／危険箇所等

王城山は鎖場が2箇所ありましたが、いずれもきちんと整備されていて安心して通行できました。

写真

5/6 8:59

今日のスタート地点は長野原草津口駅。群馬遠征も3日目なので、かなり疲れが溜まってきましたね...

5/6 9:02

チャツボミゴケの群生地、一度は見てみたいですね...

5/6 9:05

真ん丸の山は、真田氏が城を築いたことで知られる「丸岩」ですね。

5/6 9:15

路傍でヤマオダマキを発見。淡いピンク色が綺麗です。

5/6 9:18

この辺りの家はどれも新しいので、八ッ場ダム建設時に移転した家かもしれません。

5/6 9:20

長野原町のマンホールは、浅間山とヤマドリとツツジが描かれているようです。

5/6 9:23

長野原草津口駅から東へ進むと、丸岩（右）の隣にツンと尖った高ジョッキ（左）が見えてきました。

5/6 9:31

路傍で砂利が置かれていた場所にオキナグサが生えていましたが、南蛇井駅のオキナグサと環境が似てますね(笑)

5/6 9:40

丸岩と高ジョッキの東隣にも、岩肌が露出した山が連なっていました。

5/6 9:44

「かたくり自生地」ではなく「かたくり」という看板には笑ってしまいました。

5/6 9:46

登り始める前に、路傍のヤマツツジをパチリ。

5/6 9:52

水道施設まで車道をグイグイ登って行きます。

5/6 9:55

水道施設のすぐ脇にゲートがありますが、まだ車道が続いています。

5/6 10:04

王城山神社方面へ行くと下山してしまうので、引き続き車道を登っていきます。

5/6 10:16

車道終点に到着。ここが王城山の五合目にして登山口となります。

5/6 10:24

登山口で小休止した後、ヤマツツジに見送られて王城山へ向かいます。

5/6 10:26

登山口から入ってすぐの場所にあった謎のアンテナ。この辺りで獣の臭いがして、ちょっと緊張感が高まりました...

5/6 10:29

アンテナを通過した後、この六合目のすぐ先に最初の鎖場があります。

5/6 10:33

1つ目の鎖場に到着。崖の上を通る道ですが、高度感はありませんでした。

5/6 10:42

先程の鎖場を通過した後は、谷筋（谷頭部）の階段を登って尾根に向かいます。

5/6 10:44

尾根に到着した所が八合目の中棚尾根となります。

5/6 10:46

八合目のすぐ先から、2つ目の鎖場が始まります。最初は崖の上を通る感じですが、右方向に曲がりながら崖をトラバースする道に変わります。

5/6 10:46

右方向に曲がって、崖をトラバースする道に変わるとこんな感じです。鎖がしっかりしているので安心感がありますね。

5/6 10:48

鎖場を抜けると王城山の山頂に到着！！

5/6 10:49

山頂は木々に覆われていましたが、浅間山はギリギリ見えました(汗)

5/6 10:51

紫のトウゴクミツバツツジと、赤のヤマツツジの共演。

5/6 10:53

ヤマツツジの咲きっぷりが素晴らしいです。

5/6 10:57

王城山の山頂はベンチも無く、展望も無かったので早々に下山することにしました。

5/6 11:00

チゴユリ。下向きに花を咲かせることが多いので、しっかりと花を見られたのが良かったです。

5/6 11:01

ジュウニヒトエ。尾根や斜面上部の乾いた場所を中心に分布しているようです。

5/6 11:04

王城山ではササなどの下草が生えている場所と、ほとんど下草の無い場所に二分されていたのが興味深かったです。この写真でも右奥は下草がほとんどありませんね...

5/6 11:10

王城山を麓から見ても岩山には見えませんでしたが、実際に登ってみると丸岩などと同様に岩山だと実感します。

5/6 11:16

登山口に無事帰還。あとは車道を歩いて下山します。

5/6 11:17

登山口（五合目）の「傘松（からかさまつ）」。以前は5つの幹からなるアカマツの樹形が大きな傘のように見えたそうです。

5/6 11:24

マルバアオダモorアオダモの花。白い花が特徴的ですね。

5/6 11:28

ツクバネウツギは1株だけ発見しました。

5/6 11:32

水道施設まで戻ってきたところで、ストックを収納して平地モードに切り替えます。

5/6 11:50

この辺りは標高600mほどと少々標高が高いので、フジの花がちょうど見頃でした。

5/6 11:53

道の駅 八ッ場ふるさと館に到着！ここでお昼を頂きます。

5/6 12:28

まずは「八ッ場おつみ団子」を頂きます。大月の「おつけだんご」に似ていますが、団子が細長い形状なのが違っていました。

5/6 12:32

次は八ッ場ダムカレー（野菜）。ダムの堤体が仕切り板になっているのは斬新でした。

5/6 12:53

道の駅を出た後、不動大橋から撮影した八ッ場あがつま湖。

5/6 12:58

不動の滝の周囲は妙義山のように岩峰が目立っていました。

5/6 13:08

湖畔の道路を東へ進むと、川原湯温泉駅に到着。

5/6 13:14

川原湯温泉駅を通過した後、ダムサイトへ向かってさらに東へ進みます。

5/6 13:26

この辺りの住宅も綺麗に区画整理されていて、山間の集落とは思えないほどです。

5/6 13:33

ダムの堤体が見えてきました！

5/6 13:38

八ッ場ダム、想像していたよりも大きいダムでした。

5/6 13:40

堤体の上から見下ろすと、すごい高度感でした(汗)

5/6 13:42

写真中央手前がダムサイトの広場になっていて、ここまで臨時の路線バスも運行していたようです。

5/6 13:49

吾妻川の左岸側には「八ッ場見放台」という、土を盛っただけの展望台がありました。

5/6 13:52

「八ッ場見放台」からの展望。ダムの堤体を見るための展望台に登ったのは初めてかもしれません。

5/6 14:09

今度はエレベーターを使って、堤体の下部にある広場にやってきました。

5/6 14:12

この階段を下っていくと...

5/6 14:18

吾妻峡が少しだけ見えました。

5/6 14:25

先程の階段を戻って東へ少し進むと、東吾妻町に突入です！

5/6 14:28

眼下にはハイキングコースが見えますが、どこへ繋がっているか全く分からないので今回はパスしました。

5/6 14:36

これは昔の吾妻線の線路で、長さが数mしかないトンネルだと思います。

5/6 14:44

吾妻峡沿いの車道を抜けた所にあった馬頭観音。昔の吾妻峡はとても険しい道だったらしいので、多くの人や馬が命を落としたことでしょう。

5/6 14:54

本日2件目の道の駅、道の駅 あがつま峡に到着。ここで吾妻中央高校の学生が育てた野菜を使った漬け物などを買いました。

5/6 15:21

いつの間にか長野原から15kmも歩いていたとは...

5/6 15:22

花がかなり小さめだったので、これは自生しているアヤメかもしれません。

5/6 15:29

パン屋で入漁証を売っているというのは中々面白いですね。他にお店が無いのが理由かもしれませんが...

5/6 15:41

岩島駅に到着。今日はここで打ち切ります。

5/7 8:43

2日目は昨日のゴール地点の岩島駅からスタートします。

5/7 8:43

この近所には吾嬬山（かづまやま）という山があるらしいので、今度行ってみたいですね。

5/7 8:45

岩島駅前で見つけたミズキの花。

5/7 8:48

雨雲が迫っていますが、まだ雨は降っていません。

5/7 8:49

街道沿いには、ホームセンター（コメリ）と同じくらい大きな土産物屋があって驚きました。

5/7 8:57

雨が降り出したので、雨具を着用します。

5/7 8:58

バス停名が「机」というのは珍しいですね。

5/7 9:03

岩下郵便局はログハウス風の建物でした。

5/7 9:06

花も雨に濡れてしょんぼりしています...

5/7 9:17

矢倉駅前。今日は雨が降っていても、どうしてもここまでは来たかったのです。

5/7 9:21

矢倉駅前の神代杉。この奇妙なスギを見たかったので、雨でもここまでやってきました。

5/7 9:26

昨夜から雨が降ったり止んだりしているようなので、吾妻川もやや増水しているようです。

5/7 9:37

郷原駅（ごうばらえき）に到着。この駅前で重文の「ハート型土偶」が発見されたそうです。

5/7 9:43

郷原駅の後ろには岩櫃山が見えるはずなのですが、今日はガスガスで何も見えません...

5/7 9:45

撮るものがなくなって、とりあえず路傍のハルジオンをパチリ。

5/7 9:48

「岩櫃こんにゃく」という名前だと、もの凄く硬くて舌触りの悪そうなコンニャクに思えてきます(笑)

5/7 9:52

この辺りは歩道が分離されていない上、交通量も多かったので注意しながら進みました。

5/7 10:00

この「大盃」は、先日にyamaonseさんに教えて頂いた銘柄ですね。

5/7 10:08

水力発電用の施設（水圧鉄管）が工事中でしたが、これも八ッ場ダム方面と繋がるのでしょうか？

5/7 10:12

ハート型土偶の像がある新井交差点。ここを左折して中之条駅方面に向かいます。

5/7 10:16

この穂はカモガヤっぽいですね。

5/7 10:17

庭木に絡みついていたカザグルマの花。

5/7 10:19

タマネギの価格が安すぎる気がしますが、この量を買うのは勇気が必要ですね。

5/7 10:27

群馬原町駅に到着。駅前の商店街はほとんど廃業していたようです。

5/7 10:44

原町の大ケヤキ。もうボロボロだった上、萌芽も見られなかったので、全体が枯れるのは時間の問題でしょう...

5/7 11:01

原町の大ケヤキを気にしていたら道を間違えましたが、気を取り直して中之条方面へ進みます。

5/7 11:07

ついに中之条町に突入です！

5/7 11:07

中之条町が忍者の里だとは知りませんでした。

5/7 11:12

中之条町のマンホールは、どうやらウグイスとヤマユリのようですね。

5/7 11:17

太陽誘電の工場。弊社でも以前は太陽誘電のCD-Rなどを使っていました。

5/7 11:23

店舗の色がベイシアではないのでパチンコ屋かと思いましたが、ヤオコーというスーパーでした(笑)

5/7 11:31

中之条の商店街に入る頃には雨がかなり強くなってきたため、中之条駅で打ち切ることにしました。

5/7 11:37

線路脇を歩いていたらタイミング良く吾妻線がやってきましたが、咄嗟に傘を持ちながらの撮影だったのでブレました(笑)

5/7 11:41

中之条駅にゴールイン。半日も歩いていないのに、雨の中だと結構疲れますね(汗)

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III Premium Kit ペンタックス

AQUOS sense6 SH-M19 128GB SIMフリー シャープ

装備

個人装備

ソフトシェル 長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス GPS 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 予備乾電池 モバイルバッテリー 時計 タオル ストック カメラ クマ鈴

感想

ardisia

[ルート]
今回は長野原町の王城山に登った後、八ッ場ダムや道の駅を巡りながら吾妻線に沿って東へと赤線を伸ばす計画を立てました。
本当は王城山から北の高間山まで歩いてみたかったのですが、前日の十二ヶ岳・小野子山の山行の疲れが残っているため、無理せずに王城山だけに絞ってみました。
王城山は2箇所の鎖場があり、1つ目は崖の上をトラバースする道で、山頂直前の2つ目は細い尾根から入って崖の上をトラバースする道でしたが、いずれも高所恐怖症の私でも難なくクリアできるレベルでした(笑)
吾妻峡は「車道のコース」と「峡谷内のコース」に分かれているらしいので、次回は紅葉の時期に渓谷内のコースを歩きたいですね。
2日目は雨の中をひたすら歩き続けましたが、雨がかなり強くなってきたので中之条駅で打ち切りました。

[展望・景色]
王城山：山頂は木々に囲まれていましたが、木々の間から浅間山だけはどうにか見えました。
八ッ場ダム見放台：ダムに最も近い駐車場近くの展望台で、八ッ場ダムの提体や丸岩がよく見えました。
吾妻峡：今回は車道歩きがメインだったので、木々に遮られて吾妻峡があまり見えませんでした。次は峡谷内のハイキングコースを歩いてみたいと思います。
神代杉：巨大なスギの枯木の中に新たなスギが育っていて、不思議な光景を生み出していました。

[動植物]
山中ではヤマツツジ、トウゴクミツバツツジ、チゴユリ、ジュウニヒトエの花を見られました。
野鳥は山麓ではガビチョウやウグイス、ホオジロが多かったですが、山中ではシジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、キジバトなどを見られました。

[飲食・お土産]
道の駅八ッ場ふるさと館では、八ッ場ダムカレー（700円）とおつみだんご（500円）を頂きましたが、どちらも美味しかったです。
道の駅あがつま峡では、地場産の干し椎茸や漬け物を買いました。

[その他]
王城山では一人もすれ違いませんでしたが、もしかすると登山口に駐車場が無いのが原因で敬遠されているのかもしれません。

コメント

みんみん

おはようございます♪
群馬遠征お疲れ様でした。十二ヶ岳は、雪のため途中撤退したことがあるります。素晴らしい眺望ですね！リベンジしたいです。吾妻峡は、八ッ場ダム建設前に少しだけ歩いたことがあります。もうダムの下なのかと思っていましたが、ちゃんと残っているのですね。よかった〜。GWはどこにも行けなかったので、レコ楽しく拝見しました。またよろしくお願いします！

ardisia

みんみんさん、こんばんは。

十二ヶ岳周辺は岩場や急斜面が多いので、雪の日に撤退されたのは正解だったかもしれません。
晴れた日は山頂からの見晴らしがとても良いですが、今回の入道坊主からのルートだと山頂までは全く展望がないので、しばらくの間はじっと我慢しながら登ることになります(汗)

八ッ場ダムは吾妻峡や道の駅、周辺の飲食店なども含めて観光地化されているので、悪天候で山行を中止した日に行ってみるのも良いと思います。