鷹取山 - 紅葉ピークの奥久慈山塊を独自ルートで周回。もちろんヤブ漕ぎもあるよ。
- GPS
- 07:15
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 638m
- 下り
- 631m
コースタイム
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 7:15
天候 | 晴れ。少々風あり。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
安龍ヶ滝付近を除き、案内板など無い純粋な山歩きです。地図読み必須。 尾根筋には、踏み跡や踏み跡の痕跡、マーキングを散見しますが、その意味(どこに続くのか、何を示すのか)が不明なので、あまり意味をなしません。とにかく自分で進むべき方向を決められなければならないということ。 全体を通して長袖でないと擦り傷一杯付きます。 |
写真
感想
半年ぶりに奥久慈です。
今回の山行に際し、ibarakisatoyamaさん、mnakanoさんのレコを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
奥久慈は、「凹凸だらけの台地」とでもいうような山塊で明瞭な尾根が少ないため、今回歩くルートを計画するに当たっては随分と悩んだが、他の人のレコによると、紅葉は標高500m以下という情報もあることから、とりあえずルートの象徴としてのピークを鷹取山に決めた。その後、できるだけ明瞭な尾根を選びつつ、かつ全体で10Km程度になるように組み合わせ今回の周回ルートが出来上がった。
登りの尾根は、初めは予想通りのヤブ漕ぎだったが、尾根が落ち着いてから植林帯以外では、日差しに映える色付いた雑木林を気持ち良く歩くことができた。
途中にあった「奉上東西金砂山大権現」の石碑は、石碑は1つなのに台座らしき石が2つあって「まさか屋根?」なんて思ったりもしたが、それにしてはバランスが悪いし、そもそも持ち上げられないので断念した。でもこんな、今や私くらいしか来そうもない場所に置いたままでいいのだろうか・・・
伐採地に出ると東から南方向に展望が開けた。今日の展望はココだけかもしれないとしばらく眺めていた。尾根が段々に重なる景観もいいが、この紅葉に染まった奥久慈特有のボンボリ山塊もまたいいと改めて思った。
鷹取山に着くと、あるはずの山名板がなぜか無い。風で飛んでしまったのか?記念写真を撮っても、それが無いと心なしか間の抜けた感じになってしまうのは気のせいか。。。
鷹取山から安龍ヶ滝入口までは、小ピークを繋いだ尾根筋を期待していたが、途中に沢のような湿地帯があり予想は見事に外れた。しかし奥久慈においてこの程度の読み違いは、ある程度仕方のないことだと思う。それと、地形図で見る同心円も、普通はピークだと思うわけだが、場合によっては逆の場合があるかも知れないと気付かされた。
安龍ヶ滝からP410.4は完全に予定とは違うルートになった。予定では、安龍ヶ滝入口付近に降りた後そのまま北西に登り返し、西金砂神社の南東にあるピーク(約400m)を通って西金砂神社に向かう計画だったのだ。たまたま安龍ヶ滝の案内に誘われ向かってしまい、その先で好都合な道を見つけてそのまま進んだからだが、安龍ヶ滝にはガッカリさせられたが結果的にはラッキーって感じになった。
下りの尾根も、終盤の植林帯までは展望が得られる岩尾根もあり、ご愛嬌程度に低木の煩さは相変わらずあるものの、左右に紅葉の壁を見ながら快適に歩ける尾根だった。ただ、下山直前の尾根末端はウロウロすることになり、やはり尾根末端間際で出会った踏み跡には迷わず従うこと、の経験則は正しいことが証明されることになった。
今回の奥久慈も好天に恵まれ、他の山域では味わえない山歩きを堪能することができた。
一部には断崖絶壁や意外に深い渓谷もある奥久慈だが、ソコさえ気を付け多少のヤブ漕ぎに耐えられれば、どこでも歩けるんじゃないかと思えてしまう。奥久慈のどこにでもある薄〜い踏み跡や獣道は私には丁度いい具合だし、、、もしかして私、ヤブ漕ぎが好きなのかなぁ。。。あ、思い出した、私の干支は猪だった。(チャンチャン!)
コメント
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Kinoeさん、こんばんは
純粋な山歩き、お疲れ様でした
それにしても、kinoeさんが歩くと、奥久慈は一味もふた味も魅力的ですね
勝手な考えですけど、奥久慈は生活感が色濃くある割りには観光地化はあまりされていない(登山も含めて)地域も多いので、その辺りがこの地域の魅力のような気もします。
「どこでも歩けるんじゃないかと思えてしまう」っていうのはkinoeさんならではの名言ですね メモらせていただきます
猪だったら、奥久慈の山々はそれこそ歩きやすい道の連なりですね
楽しいレコ、ありがとうございました。
bobechanさん、
「純粋な山歩き」なんて言うと「神髄を極めた山歩き」みたいな感じも受けますが、私の場合は「何のヒネリもないタダの山歩き」なんですねぇ。何の制約も受けずに(チョット言い過ぎですが)好き勝手に歩くのって、良くないですか?
> 勝手な考えですけど、・・・
そうですねぇ。尾根上には、現在では車道が繋がったせいで利用されなくなったような峠道が少なくないですし、、、山から割と近い場所に集落が点在するという、奥久慈特有の山容に起因する地域性が関係しているのかもしれませんね。
いずれにしても、時々はお邪魔して楽しみたい山域であることは確かです。
キノエさん 仕事中ですか
イノシシで早生まれなら、犬のビギと同学年ですネ!?
>もしかして私、ヤブ漕ぎが好きなのかなぁ。。。
って、キノエさんヤブ意外のルート歩くんでしたっけ
そろそろ尻尾が生えてくるころかと思いますヨ
でもこの低山での地図読みとても難しそうですね
予定通りに間違えずにグルリと一周は流石だわ
でもどうしてピンポイントでこの山域だったんですか?
キノエの勝手でしょって言われそうだけど
おっと仕事するふりしないと
ビギさん、
ビギさんは1年先輩ですね。今度おごってください。酒以外で。
でなければ、私の前を歩いて、ヤブにトレース付けてください。
奥久慈で地図読みは、正直かなり厳しいでしょうね。葉が落ちてある程度見通せる冬ならばイケルかもしれませんが。。。私?地図読みなんてしてません。GPS頼みですよ、もちろん。
でも一味違った山歩きができて面白いエリアですよ。5、6回目かなぁ。きっとビギさんも気にいると思いますよ。騙されたと思って、是非一度行ってみてくださいな。まずは篭岩辺りで。あ、遭難だけはナシね。
kinoeさん こんばんは〜
またもやkinoeさんらしーーいレコですね!
僕なら間違いなくどこかでルートロストして終了ってとこでしょう
写真45のトゲのある木、明るくてもなんだかひっかけそうですが暗かったら不用意につかんで怪我しちゃいますよね
ワタクシはネズミです、だからちょこまか歩くレコばっかりになっちゃうんですかね?
・・・ちなみに藪漕ぎは苦手です
今回も存分に山歩きを楽しまれたようでお疲れ様でした〜
drunkyさん、
あー、ネズミでしたか。妙に納得してしまいました。
実はあのトゲトゲの木、掴んでしまって手のひらにトゲを残しちゃったんですけど、取ろうとしても老眼でよく見えず、持っていたルーペを取り出し何とか抜いたのでした。他にもバラのような植物もあって大変でした。あーゆーのってたいがい群生してるんで、最終的には大きく巻きましたよ。
奥久慈は、drunky御殿からでも遠くないと思うんですけど、お好みじゃないですかね。GPSを有意義に利用できて、面白いと思うんですけど。ルートを選べば、ヤブ漕ぎしなくても大丈夫ですし・・・
標高500mくらいのピークから、標高200mほどのボンボリ山塊の眺めを一度見て欲しいなぁ。
kinoeさん、こんにちは。奥久慈にお帰りなさいませ
今回も渋いルート。凡人にはちょっと思いつかないです 。調査段階での読図力の賜物ですね。
特に、奥久慈トレイルレースの名所である寺入沢(深い沢なのですが)の右岸の稜線が歩けるとは全く想像できませんでした。折を見てフォローさせていただきます。
また、近いうちに御降臨くださいますよう、楽しみにしております 。
kilkennyさん、
寺入沢、レコではよく目にする名称ですが、私がランチした岩尾根の北の沢なんですね。確かに深そうでした。
あの尾根自体は、人間社会に向かって下るという点で、おかめ山北東尾根の時に竜神湖に落ちていく尾根に比べたら、精神状態は雲泥の差ですし、実際にも写真にあるように、岩尾根の南側を進む必要がある場所が一ヶ所あるだけで、(Vルートとしては)全く問題ありませんでした。
むしろ、そんな深い沢がトレイルレースのコースになってることの方が私には想像できません。
今回は、ルートもさることながら、時期的に行って良かったです。(帰りは渋滞でしたが。)
もし、ご期待に沿えなかったとしてもお許しください。所詮、道楽ですから。
こんばんは。
今回は久々に「冒険色」の強い山行みたいでしたね。
ヤブ漕ぎがそう思わせるのだろうかと思いますが
これだけのヤブ漕ぎルートを歩かれるのであれば事前調査は入念なんでしょうね。
いつも何気なく見ているけど、今回改めてそう感じました
「奉上東西金砂山大権現」の石碑、
また半年後ぐらいに無事に建っているのか確認しにいかないとですね。
僕もkinoeさんぐらいしか通らないんじゃないかと思ったので
お疲れ様でした。
hiroumiさん、
実はあの石碑、私も気になって少し調べましたが、石碑の情報は何も見つかりませんでしたが、東西にある金砂神社ってのが、ものすごーく歴史ある神社らしく、なんと72年間隔で行われる大祭礼と7年間隔の小祭礼があることで有名なんだそうです。(参拝して来なかったことを後悔です。)
なので、石碑の存在を知りたがっている人がいるんじゃないか、お知らせする必要があるんじゃないか、などと考えたりするわけです。
妥当そうな連絡先が見つかったら、問い合わせてみようかと思っています。
事前調査ですか?特にないです。
手品は、タネがわからないから楽しめる。でしょ?
コメントありがとうございました。
(2014.12.27訂正)
本文中の「7年間隔」を「6年間隔」に訂正します。
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