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Yamareco

記録ID: 5534733
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

ツツジ終盤/檜洞丸-箒沢公園橋

2023年05月25日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:32
距離
11.6km
登り
1,319m
下り
1,356m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:41
休憩
0:49
合計
5:30
9:49
9:49
31
10:20
10:22
37
10:59
11:00
50
12:04
12:40
12
13:03
13:03
8
13:11
13:12
8
13:20
13:20
14
13:34
13:34
13
13:47
13:47
21
14:08
14:11
62
AKU
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路 西丹沢ビジターセンター
復路 箒沢公園橋
コース状況/
危険箇所等
・ツツジ新道は、ゴーラ沢を渡渉する前に1か所だけ軽い沢の崩落があり、ロープが渡してあります。後は急坂という以外問題なし。赤いミツバツツシは盛りでしたが、シロヤシオは稜線近くに残っている程度で終盤です。
・石棚山陵はツツジ新道との分岐直後、西側の崩壊が迫っていてヒヤリとしますが、以後は問題なし。
・箒沢公園橋へのルートは険しく、整備状態も落ちます。道標は多いので道迷いの心配はあまりないでしょうが、下りはスリップ注意。
その他周辺情報 ふなの湯など3軒から選べる中川温泉利用券付きバス往復切符は現在、西丹沢VCまで2400円。バス停前の売り場で買えます(現金のみ)。
平日ながらハイカーの姿も目立つ新松田駅バス停
2023年05月25日 08:14撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 8:14
平日ながらハイカーの姿も目立つ新松田駅バス停
西丹沢到着。歩き始めは薄曇り
2023年05月25日 09:47撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 9:47
西丹沢到着。歩き始めは薄曇り
ツツジ新道入口
2023年05月25日 09:49撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 9:49
ツツジ新道入口
ミツマタ群生地を抜ける。季節には白い花が一面に広がる
2023年05月25日 10:05撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 10:05
ミツマタ群生地を抜ける。季節には白い花が一面に広がる
桟道をいくつか越えて
2023年05月25日 10:08撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 10:08
桟道をいくつか越えて
ここは崩壊していてロープ頼み
2023年05月25日 10:16撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 10:16
ここは崩壊していてロープ頼み
ゴーラ沢出合い到着
2023年05月25日 10:19撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 10:19
ゴーラ沢出合い到着
渡渉して階段からいよいよ新道の急登にかかる
2023年05月25日 10:21撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 10:21
渡渉して階段からいよいよ新道の急登にかかる
最初はヤマツツジ
2023年05月25日 10:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 10:25
最初はヤマツツジ
富士山が見えるはずの展望地ですが・・・
2023年05月25日 11:00撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 11:00
富士山が見えるはずの展望地ですが・・・
ようやくピンクのツツジ登場。ミツバツツジかトウゴクミツバツツジか
2023年05月25日 11:29撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 11:29
ようやくピンクのツツジ登場。ミツバツツジかトウゴクミツバツツジか
薄めの色合い
2023年05月25日 11:35撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
3
5/25 11:35
薄めの色合い
こちらは濃いめ
2023年05月25日 11:38撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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5/25 11:38
こちらは濃いめ
向こうの山腹をよくみると赤白のツツジがあちこちに
2023年05月25日 11:39撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
5/25 11:39
向こうの山腹をよくみると赤白のツツジがあちこちに
そして、やっとゴヨウツツジ発見
2023年05月25日 11:41撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 11:41
そして、やっとゴヨウツツジ発見
石棚山稜合流点のゴヨウツツジは終わる寸前でした
2023年05月25日 11:50撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 11:50
石棚山稜合流点のゴヨウツツジは終わる寸前でした
同角ノ頭と紅白のツツジ
2023年05月25日 11:52撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 11:52
同角ノ頭と紅白のツツジ
一緒に咲きそろう姿がいいです
2023年05月25日 11:53撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
5/25 11:53
一緒に咲きそろう姿がいいです
木道沿いにも咲いていてくれました
2023年05月25日 11:54撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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5/25 11:54
木道沿いにも咲いていてくれました
山頂到着。7,8人が休憩中でした
2023年05月25日 12:04撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 12:04
山頂到着。7,8人が休憩中でした
山頂の一角にもミツバツツジが
2023年05月25日 12:39撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 12:39
山頂の一角にもミツバツツジが
日が照ると一層鮮やか
2023年05月25日 12:41撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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5/25 12:41
日が照ると一層鮮やか
赤白のコラボを撮影。結構撮ってしまった
2023年05月25日 12:53撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 12:53
赤白のコラボを撮影。結構撮ってしまった
ツツジ新道からの分岐直後の崩壊地は東寄りに迂回
2023年05月25日 12:57撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 12:57
ツツジ新道からの分岐直後の崩壊地は東寄りに迂回
ユーシン分岐。早く玄倉林道が開通してほしい
2023年05月25日 13:03撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 13:03
ユーシン分岐。早く玄倉林道が開通してほしい
ふたこぶピークにあるベンチ
2023年05月25日 13:20撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 13:20
ふたこぶピークにあるベンチ
すぐ先は唯一視界が開けて相模湾が見える
2023年05月25日 13:21撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 13:21
すぐ先は唯一視界が開けて相模湾が見える
きれいに苔むした木
2023年05月25日 13:26撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 13:26
きれいに苔むした木
長い木段を下る。古くて高さがあり、ギシギシ揺れて怖い
2023年05月25日 13:29撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 13:29
長い木段を下る。古くて高さがあり、ギシギシ揺れて怖い
玄倉と箒沢公園橋ルート分岐点の木段
2023年05月25日 13:36撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 13:36
玄倉と箒沢公園橋ルート分岐点の木段
急傾斜の悪路となる
2023年05月25日 13:48撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 13:48
急傾斜の悪路となる
踏み間違えそうな所には道標とロープ柵
2023年05月25日 13:57撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 13:57
踏み間違えそうな所には道標とロープ柵
表土が流れた砂岩質の急斜面。鎖があっても難儀した
2023年05月25日 14:39撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 14:39
表土が流れた砂岩質の急斜面。鎖があっても難儀した
長い急降下を終えてやっと板小屋沢
2023年05月25日 14:49撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 14:49
長い急降下を終えてやっと板小屋沢
沢伝いだが高度感あるトラバース
2023年05月25日 14:53撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 14:53
沢伝いだが高度感あるトラバース
川原から一度右岸に戻るよう指示する道標
2023年05月25日 15:05撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 15:05
川原から一度右岸に戻るよう指示する道標
4連ハシゴで堰堤を下ると、
2023年05月25日 15:07撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 15:07
4連ハシゴで堰堤を下ると、
渡渉の指示が現れる
2023年05月25日 15:08撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 15:08
渡渉の指示が現れる
水が少なければ渡るのは簡単
2023年05月25日 15:09撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 15:09
水が少なければ渡るのは簡単
箒沢公園橋に無事到着
2023年05月25日 15:14撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/25 15:14
箒沢公園橋に無事到着
撮影機器:

装備

個人装備
1/25000地形図 コンパス 水筒 食料 レインウェア 着替え 防寒着 ヘッドランプ ストック 保険証 ティッシュ タオル 計画書 時計 携帯電話 カメラ 筆記具 緊急保温シート ガイド地図 ツェルト 応急医薬品 GPS 予備電池 非常食

感想

 年度末を多忙に過ごし、さあ4月は山だと思った矢先、右足で金具をしたたか蹴り飛ばして、足指の骨にヒビが入ってしまった。その怪我がようやく癒えた5月は週末が悪天続き。そこで、日帰り登山では初めて有給休暇を取ってツツジ咲く檜洞丸を目指した。
 平日5時過ぎの電車に既に通勤の人の姿が多数あることに驚き恐縮しながら、小田急に乗り換えて新松田へ。通学の高校生と一緒に改札を出て、温泉付き往復バス切符を買った。平日ながらツツジシーズンだけに、年配者を中心とする登山者も10人以上バスに乗り込む。そのほとんどが終点下車。ツツジ人気はなかなかのものだ。
 車道から沢沿いのツツジ新道に入る。軽装の男女を追い抜き、すぐに沢をそれて山腹の急登にかかった。勾配が緩み、桟道を幾つか過ぎるとミツマタの群生地を通る。
 ゴーラ沢出合いまで1キロほどの辺りで、小沢を越す道が崩れ、トラロープが張ってあった。ありがたく利用して、後は苦もなくゴーラ沢。少々水は多めだったが、ストックを支えに難なく飛び越えた。年配の団体が休憩していた。車で来たのだろうか。
 道は階段の後、短い岩場を経て急坂となる。ツツジはまだオレンジ色のヤマツツジしか見ていない。その代わり登山者はポツポツ出会う。いくらツツジ人気の山とはいえ、平日にこれほど歩く人がいるとは意外だった。
 お握り一つを立ち食いし、若者3人組に抜かれて間もなく展望地。新松田からはよく見えた富士山は、あいにく分厚い雲に隠れていた。
 下山してくる人にも出会うようになり、風に涼しさを感じる標高1300mを過ぎて、ようやくピンクのミツバツツシが現れた。やがて木段の多い道になると、両側に次々とミツバツツシが姿を見せる。だが、セットで語られるゴヨウツツジ、いわゆるシロヤシオは散った跡があるだけ。稜線が近づいてようやく咲いているものが見つかった。
 石棚山陵の尾根道に合流すると、なんとか紅白のツツジの競演を楽しむことができた。写真の撮り過ぎに気を付けながら、2時間半弱で山頂に到達した。
 山頂の一角にもミツバツツシが咲いている。カップラーメンとお握り、コンビーフの定番ランチを済ませ、石棚山陵の下山にかかった。帰りのバスが以前と違って間引かれたため、中川温泉に寄るには3時40分までに箒沢公園橋バス停に着かなくてはならない。
 下りもツツジの写真を撮りながら、前を歩く女性に漫然とついていったらツツジ新道に入ってしまった。あわてて戻り、崩壊して東寄りに付け替えられた稜線の道を下る。
 ぱたりと人影が消えた。同角ノ頭を経由するユーシンへの分岐には別段何の注意書きもなかったが、玄倉林道の長期不通でどこにもまともに抜けられないから、おそらく荒廃が進んでいるだろう。結構な登り返しにあえぎながら、白ザレの頭のふたコブビークの間を抜けると、うっすら相模湾が一望できた。
 檜洞丸山頂からところどころに木道や木段があるが、そろそろ耐用年数の限界が近づいているように感じる。この辺りにあった長い下りの木段は1mほどの高さがあり、ぐらついて少々怖い。
 道端で休憩する男性がいた。ツツジ新道と分かれてから初めて会った人影だ。挨拶して先行すると、間もなく玄倉方面と箒沢公園橋の分岐点の木段に着いた。記憶ではここからかなり道が険しくなる。
 40度はありそうな急斜面をジグザグの踏み跡に沿って下る。時々現れる道標は新しいので心強い。岩場のような小ピークを乗り越え、踏み跡が薄れた時はヤマレコの地図で軌跡を確認しながら進んだ。
 一人の足音が近づいてきて、最後のピークの板小屋沢の頭付近で男性に追いつかれた。一休みしながら言葉を交わすと、「ここから右へ入ってみます」と、山腹へ下りていく登山道から分かれる尾根を示した。彼もヤマレコを使っており、みんなの軌跡には確かにここから北西へビジターセンターへ直行するバリルートが見える。「以前は地形図とコンパスで歩いたものですが」と苦笑いする男性を見送り、こちらは尋常に登山道をたどった。
 もっとも、その「登山道」にしてからが、一気に沢まで標高を落とすのでなかなかハードだ。自転車やウオーキングで脚力維持に努めていたものの、2か月半ぶりの山行とあって暫く使っていなかった部位の筋肉が悲鳴を上げた。道端の岩や倒木に腰かけて休みながら何とか下り切り、緩やかに左カーブして板小屋沢に至った時はほっとした。
 登りでは予定タイムより速く歩いていたが、この下りで貯金をだいぶ吐き出してしまった。ただ、山頂出発が予定より30分以上早かったのでバスの時間には十分間に合いそうだ。沢の右岸を辿る道は、歩き出しの所が崩れてロープの助けを要したが、その後は細いながらもしっかりした踏み跡となった。ただし、沢の底からかなり上方の斜面をトラバースするので、高度感はある。
 最初の堰堤を木のハシゴで下ると川原に導かれる。ルート図ではいったん左岸に渡ることになっているが、100mほど下流を見ると黄色い道標が右へ戻るよう指示している。また堰堤があり、これを鉄製4連ハシゴで下った先が渡渉点だった。そこそこの沢なので、雨が降ると渡るのに難儀しそうだ。
 後は杉の植林帯を緩やかに下って右に回り込めば、キャンプ場の施設が見えて無事に箒沢公園橋のたもとに到着。バスの時間までまだ30分近くあり、落ち着いて汗を拭いて一休みした。
 最後の急降下でいささか消耗したが、ツツジ観賞にも間に合ったし、程よい気温で良い山行になった。バスに乗り込むと、後ろの方に先ほど別れた男性らしい姿が見えた。あちらも無事たどり着いたようだ。中川で独り途中下車し、山北町営のぶなの湯に向かった。

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