【越後三山】三用川本沢右俣遡行・左俣下降
- GPS
- 08:58
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 916m
- 下り
- 911m
コースタイム
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 8:58
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
遡行図と記録参照 |
その他周辺情報 | ・遡行記録は未見だが、残置ハーケンがあったことから、遡行されたことはあると思われる。 |
写真
装備
備考 | フェルトソールの方が良さげ |
---|
感想
【計画の経緯】
この週末は日曜の天気予報が悪いが、北の方なら良さそう。ということで日曜を弥彦で計画し、土曜はその道中のうち、この時期でも雪渓に悩まされなさそうな、でも滝は結構ありそうな、三用川を選択。
【山行】
○三用川本沢右俣遡行
砂防工事用道路は荒れていて、車ではあまり奥まで入れない。それどころかだんだんと藪になり、豪雪地特有の横向きにのびる木が非常に邪魔である。しかしそれほど距離はないので、20分程度で堰堤の上へ入渓。堆砂が進んでおらず、いきなり胸まで冷たい水に浸かる羽目に。
進んでいくとすぐに結構立派な滝が出てきて、これは右岸支流の12m滝。登れなくもなさそうだが…、と思いながら本流を進むとすぐにゴルジュが出てきて、2mと小さいのに登りにくい滝が出てくる。単独フリーでは全員失敗したので、ショルダーにしてさっさと越え、後続はゴボウ。帰りにメンバーの1人が気づいたが、ここには残置ハーケンがあったらしい。
最初のゴルジュを越えると暫くは凡流で、雪渓も出てくるが、脇にブロックがある程度で問題はない。440m二俣は、滝の多そうな右俣に入り、程なくして厄介そうな岩間4mCS滝。結構悪いが、プロテクションも取れそうにないのでフリーソロし、後続にお助け紐を出す。
460mの二俣は想像以上に右の水量が少なく、迷うことなく左へ。20m滝はちょっと大変そうだが登れそうなので、tamoshimaリード。しかし、岩が逆層で予想以上に悪く、途中で行きつ戻りつしたり、カムを固めどりしたり、怪しい草を掴んで登ったりと、奮闘的なクライミングになった。こんなところに、こんなに登り応えがある、良い滝があるとは。
次に出てきた2段20m滝も、近づいて見ると登れる可能性はありそうで、流れでロープを出して取りついてみたが、下段の小ハング部分が越えられない。エイドしようかとも思ったがカムの効きが悪く、断念。クライムダウンして左から巻くが、これも急で、頼みの灌木が離れている箇所もあり、まずまず悪かった。
続いて出てきた2段16m滝は、如何にも簡単そうに見えたが、これも逆層で悪い。途中でロープが欲しくもなったが、出したとて全然プロテクションも取れないので、そのままフリーソロ。なかなか気合が必要だった。後続にはロープを出して安全を期す。
640m二又は両側に滝があり、左が水量が多いが、左の滝は登れそうにない。右は登れそうなので登り、トラバースして左へ行くことにしたが、右もぬめりが強く、少々厄介だった。あとは適当に登っていき、林道に出る。林道は舗装されているが、土砂崩れがあり、車は通っていない。
○本沢左俣下降
左俣は予想通りに大きな滝もゴルジュもなく、最後まで一度もロープを出さずに下降できた。遡行なら登れそうな滝もあったが、右俣ほどの内容は期待できず、下降向きの沢だろう。
最後に時間が余ったので、最初に見た右岸支流の12m滝でも登ってみようかと思ったが、改めて、岩が逆層であろうということを踏まえてみてみると、かなり悪そうに見える。ということでやめておいて、早目に下山。
往路で灌木に悩まされた車道跡は、その上側に新しい道があることを発見して迂回。草藪はあるものの、灌木藪に比べれば歩きやすくてハッピーだった。
【感想・総評】
6月上旬という時期でもあまり雪渓に悩まされずに楽しめる越後の沢を発見することができ、嬉しかった。わざわざ狙って来るほどの沢でもないが、6月に、日本海側だけ天気が良いような時があれば、登りに来てみても損はないと思う。
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