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Yamareco

記録ID: 5594736
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沢登り
甲信越

【越後三山】三用川本沢右俣遡行・左俣下降

2023年06月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
tamoshima その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:58
距離
7.9km
登り
916m
下り
911m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:44
休憩
0:14
合計
8:58
7:20
18
スタート地点
7:38
7:45
491
15:56
16:03
15
16:18
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
発着地が普通の車で入れる終点。強い車なら三用川に架かる橋程度までは行けるかもしれないが、大した距離ではない。
コース状況/
危険箇所等
遡行図と記録参照
その他周辺情報 ・遡行記録は未見だが、残置ハーケンがあったことから、遡行されたことはあると思われる。
三用川第4号砂防ダムは満砂しておらず、胸まで浸かった。水が冷たい。
2023年06月10日 07:44撮影 by  SO-02J, Sony
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6/10 7:44
三用川第4号砂防ダムは満砂しておらず、胸まで浸かった。水が冷たい。
300m右岸支流にある立派な滝:登れる可能性もあるがかなり難しそう
2023年06月10日 07:48撮影 by  SO-02J, Sony
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6/10 7:48
300m右岸支流にある立派な滝:登れる可能性もあるがかなり難しそう
いきなり出てきた2m滝:小さいがホールド乏しく、ショルダーとゴボウで越える
2023年06月10日 07:59撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/10 7:59
いきなり出てきた2m滝:小さいがホールド乏しく、ショルダーとゴボウで越える
最も雪渓が残っていた場所でもブリッジはなかった
2023年06月10日 08:14撮影 by  SO-02J, Sony
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6/10 8:14
最も雪渓が残っていた場所でもブリッジはなかった
小さいが嫌らしい4mCS滝
2023年06月10日 08:38撮影 by  SO-02J, Sony
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6/10 8:38
小さいが嫌らしい4mCS滝
20m滝をリードするtamoshima:下部から上部まで登り応えのある良い滝であった
2023年06月10日 09:28撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/10 9:28
20m滝をリードするtamoshima:下部から上部まで登り応えのある良い滝であった
20m滝をフォローするRげん
2023年06月10日 10:02撮影 by  SO-02J, Sony
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6/10 10:02
20m滝をフォローするRげん
2段20m滝のリードを試みるtamoshima:この先のハング部が越えられずクライムダウン
2023年06月10日 10:43撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/10 10:43
2段20m滝のリードを試みるtamoshima:この先のハング部が越えられずクライムダウン
2段16m斜瀑:傾斜は緩いが岩が逆層で結構難しい。プロテクションは取りづらい。後続にロープ使用。
2023年06月10日 12:02撮影 by  SO-02J, Sony
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6/10 12:02
2段16m斜瀑:傾斜は緩いが岩が逆層で結構難しい。プロテクションは取りづらい。後続にロープ使用。
3:1二俣の右の滝:水量は少なくぬめるが登れる
2023年06月10日 12:31撮影 by  SO-02J, Sony
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6/10 12:31
3:1二俣の右の滝:水量は少なくぬめるが登れる
3:1二俣の左の20m滝:登れそうにない
2023年06月10日 12:32撮影 by  SO-02J, Sony
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6/10 12:32
3:1二俣の左の20m滝:登れそうにない
下降した左俣の3段10m滝
2023年06月10日 15:02撮影 by  SO-02J, Sony
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6/10 15:02
下降した左俣の3段10m滝
遡行図(落差は目測)
2023年06月12日 20:41撮影
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6/12 20:41
遡行図(落差は目測)

装備

備考 フェルトソールの方が良さげ

感想

【計画の経緯】
 この週末は日曜の天気予報が悪いが、北の方なら良さそう。ということで日曜を弥彦で計画し、土曜はその道中のうち、この時期でも雪渓に悩まされなさそうな、でも滝は結構ありそうな、三用川を選択。

【山行】
○三用川本沢右俣遡行
 砂防工事用道路は荒れていて、車ではあまり奥まで入れない。それどころかだんだんと藪になり、豪雪地特有の横向きにのびる木が非常に邪魔である。しかしそれほど距離はないので、20分程度で堰堤の上へ入渓。堆砂が進んでおらず、いきなり胸まで冷たい水に浸かる羽目に。
 進んでいくとすぐに結構立派な滝が出てきて、これは右岸支流の12m滝。登れなくもなさそうだが…、と思いながら本流を進むとすぐにゴルジュが出てきて、2mと小さいのに登りにくい滝が出てくる。単独フリーでは全員失敗したので、ショルダーにしてさっさと越え、後続はゴボウ。帰りにメンバーの1人が気づいたが、ここには残置ハーケンがあったらしい。
 最初のゴルジュを越えると暫くは凡流で、雪渓も出てくるが、脇にブロックがある程度で問題はない。440m二俣は、滝の多そうな右俣に入り、程なくして厄介そうな岩間4mCS滝。結構悪いが、プロテクションも取れそうにないのでフリーソロし、後続にお助け紐を出す。
 460mの二俣は想像以上に右の水量が少なく、迷うことなく左へ。20m滝はちょっと大変そうだが登れそうなので、tamoshimaリード。しかし、岩が逆層で予想以上に悪く、途中で行きつ戻りつしたり、カムを固めどりしたり、怪しい草を掴んで登ったりと、奮闘的なクライミングになった。こんなところに、こんなに登り応えがある、良い滝があるとは。
 次に出てきた2段20m滝も、近づいて見ると登れる可能性はありそうで、流れでロープを出して取りついてみたが、下段の小ハング部分が越えられない。エイドしようかとも思ったがカムの効きが悪く、断念。クライムダウンして左から巻くが、これも急で、頼みの灌木が離れている箇所もあり、まずまず悪かった。
 続いて出てきた2段16m滝は、如何にも簡単そうに見えたが、これも逆層で悪い。途中でロープが欲しくもなったが、出したとて全然プロテクションも取れないので、そのままフリーソロ。なかなか気合が必要だった。後続にはロープを出して安全を期す。
 640m二又は両側に滝があり、左が水量が多いが、左の滝は登れそうにない。右は登れそうなので登り、トラバースして左へ行くことにしたが、右もぬめりが強く、少々厄介だった。あとは適当に登っていき、林道に出る。林道は舗装されているが、土砂崩れがあり、車は通っていない。

○本沢左俣下降
 左俣は予想通りに大きな滝もゴルジュもなく、最後まで一度もロープを出さずに下降できた。遡行なら登れそうな滝もあったが、右俣ほどの内容は期待できず、下降向きの沢だろう。
 最後に時間が余ったので、最初に見た右岸支流の12m滝でも登ってみようかと思ったが、改めて、岩が逆層であろうということを踏まえてみてみると、かなり悪そうに見える。ということでやめておいて、早目に下山。
 往路で灌木に悩まされた車道跡は、その上側に新しい道があることを発見して迂回。草藪はあるものの、灌木藪に比べれば歩きやすくてハッピーだった。

【感想・総評】
 6月上旬という時期でもあまり雪渓に悩まされずに楽しめる越後の沢を発見することができ、嬉しかった。わざわざ狙って来るほどの沢でもないが、6月に、日本海側だけ天気が良いような時があれば、登りに来てみても損はないと思う。

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