イワオヌプリ、ヒグマ注意・神仙沼〜純白の火山と神秘の池塘群

2023年07月27日(木) [日帰り]

• GPS: 03:14
• 距離: 5.8km
• 登り: 373m
• 下り: 362m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:50
• 休憩: 0:20
• 合計: 3:10

9:30 ニセコ町五色温泉インフォメーションセンター
9:40 9:40 イワオヌプリ登山口
10:05 10:07 イワオヌプリ分岐
10:56 10:57 イワオヌプリ（山頂標識）
11:07 11:23 イワオヌプリ
11:28 11:29 イワオヌプリ（山頂標識）
12:04 12:04 イワオヌプリ分岐
12:23 12:23 イワオヌプリ登山口
12:40 ニセコ町五色温泉インフォメーションセンター

一日目・十勝岳のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5755804.html
二日目・大雪山旭岳のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5757267.html
四日目・羊蹄山のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5763311.html

天候

曇り時々晴れ間

アクセス

利用交通機関：

自家用車

★イワオヌプリ→五色温泉インフォメーションセンター前に
無料駐車場。トイレ、靴洗い場があります。
日中は管理人さん常駐。各種MAP配布中。

★神仙沼→北海道岩内郡共和町前田倶知安国有林1453
検索ではHITしづらいので、MAPにてナビをSET。
無料駐車場、レストハウスなどあります。

コース状況／危険箇所等

この日8時ころ、山頂のお鉢付近で、ヒグマが
目撃されたそうです。引き返す方もちらほら。
自分も、五色園地を少し登った辺りの登山道近くで、
唸り声を聞きました。警戒しましょう。

登山道のマーキングは、少々分かりづらいですが
必要にして十分なレベル。

その他周辺情報

神仙沼レストハウスのフェイスブック
https://www.facebook.com/shinsennuma/?locale=ja_JP

写真

7/27 8:58

移動中に望んだ羊蹄山。
ベールのような笠雲に
包まれていました。

7/27 9:27

本日は活火山、
イワオヌプリに
登ります。

7/27 9:27

まさか本当に
遭遇するとは。

7/27 9:27

樹林帯の先にそびえる
純白の山頂部。
どんな景色が見れるのか
期待が膨らみます。

7/27 9:30

五色温泉園地到着。
火山灰地とハイマツが
演出する景色は
白砂青松

7/27 9:37

園地を抜けて
山頂を目指します。
見た目ほどは
エグくなかった階段。

7/27 9:59

わずか1000mの
高さに広がる
ハイマツ帯。

7/27 10:18

お隣のニトヌプリ。
火山ですが、
シャープな佇まい。

7/27 10:21

火口原に到着〜
月面のような景色です。
荒々しさに
圧倒されました。

7/27 10:30

なだらかな道を
進みます。
好きですこの感じ。

7/27 10:35

火口丘が
複数見られます。

7/27 10:38

火山はいくつか体験して
きましたが
この白さは別格です。

7/27 10:40

ハイマツすら
まだ生えていない
出来立てホヤホヤの
火山灰地形。

7/27 10:50

中央火口丘。
風化した溶岩流が
砂漠のようです。

7/27 10:53

イワオヌプリ山頂到着〜

7/27 10:58

東峰に向かいます。
今までの道とは違い
大きな岩が目立ちます。

7/27 11:06

東峰到着。
山頂はたぶん、
マーキングの岩。

7/27 11:06

こんな大きな岩が
飛び散るとは
火山噴火恐るべし。

7/27 11:15

噴火口の天辺を
ゆるゆる歩く
開放的な道です。

7/27 11:25

こちらがyo-shaさんが
設置された
道標板でしょうか。
指標にさせて頂きました。

7/27 11:39

東峰には
ハイオトギリの
ブーケがたくさんあります。

7/27 12:11

シラタマノキの実です。
不思議な匂いがします

7/27 12:11

ミヤマホツツジ
くるりと丸いです。

7/27 12:14

イソツツジ。
プチプチした花です。

7/27 11:59

晴れてくれば
後ほど行く予定だった
ニセコアンヌプリ。
秀麗な双耳峰。

7/27 12:32

五色温泉の源泉部が
見えました。
これぞ硫黄泉。

7/27 13:53

ニセコは、湖沼ハイクの
名所です。
まず、必ず訪問したかった
神仙沼に向かいます。

7/27 14:18

湖沼巡りの前に
展望台へ向かいます。
日本海に面した
岩内町と泊村の遠景が
見えまして感激。

7/27 14:00

神仙沼に向かいます。
現在、
「階段無し」ルートは
修復工事中。
少しだけ遠回りです。

7/27 14:02

ほぼ水平移動で
ラクチン。

7/27 14:07

神仙沼に到着〜
ニセコで一番美しい沼と
称される場所です。

7/27 15:03

池塘に浮かぶ浮島。
望む平たい山は、
チセヌプリ。・
気持ちが優しくなる
眺めです。

7/27 14:39

タチギボウシ。
母種のコバギボウシより
ずいぶん大きな姿です。

7/27 14:55

サワギキョウ。
紫色の花が増えると
夏の終わりを感じます。

7/27 14:41

まん丸な
コウホネの葉が
漂う水面。

7/27 14:42

浮かぶのは
ネムロコウホネ。
鮮やかな黄色の花。

7/27 14:44

ウメバチソウが
咲き始めていました。
さすが北海道では
早い開花です。
地元の山で見られるのは
今少し先。

7/27 14:47

トキソウ発見！！
パンフレットには
記載がありません。
yo-shaさんから
お聞きしてなければ
見つけれなかったかも。

7/27 14:49

イブキトラノオ？？
と思いましたが、
違いますね。
たぶん、
「ナガボノシロワレモコウ」

7/27 14:49

神仙沼の展望所に
到着しました。
晴れていれば
湖面は透明な
ブルーとのこと。
曇っていて残念。

7/27 14:50

一帯は、ミツガシワの
大群生地。

7/27 14:50

ワタスゲの綿毛。
ふわふわしています、
夏の終わりを
見た目で感じます。

7/27 15:01

こちらは、
チングルマの綿毛。
間もなく風に乗って
漂い出すことでしょう。

7/27 15:06

湖沼の彼方に望む
ニセコ連峰。
ニトヌプリ。イワオヌプリ。
雄大な眺めです。

7/27 14:59

立ち去りたくない。
ずっとここに居たいと
思えた時間でした。

7/27 15:21

樹液に群がるのは
ヤマキマダラヒカゲだと
思われます。

7/27 15:46

途中、大谷池を俯瞰。
広大な一面の緑は
国内屈指の絶滅危惧種
「フサスギナ」の
原生地だそうです。
氷河期の生き残り植物。

7/27 18:51

倶知安で夕食。
この日はサッポロラーメン♪
ちぢれ麺が特徴。
お味はもちろん味噌味にて。

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

COOLPIX L26 ニコン

感想

komaki

旭岳登山と、札幌でのyo-shaさんとの
素敵な時間を過ごした翌日は
ニセコの山を初体験します。
狙うのは、「イワオヌプリ」「ニセコアンヌプリ」
「シャクナゲ岳」の予定です。
いずれも火山らしい景色と、山麓に湖沼を抱いた山たちで
3座登るべく、期待を膨らませてニセコに車を走らせます。

ヒグマ出没情報)

8時半過ぎに、イワオヌプリの登山口に到着しますと
この日の朝、山頂部にヒグマが出没したとのこと。
数名の登山者の方が、引き返してこられました。
一瞬、入山に迷いが生じましたが、
クマ鈴と、音楽プレ―ヤーで
クマよけサインを発しながら
登山を開始しました。
山頂部ではなく、五色園地に近い所で気配のようなものを
感じましたが、ヒグマには遭遇することなく
無事に下山できました。

登山)
「白くなだらかな南面。荒々しい北面」

五色温泉園地ですでに、白砂青松の景観に
インパクトを受けましたが
山頂部の火口原から先の荒涼とした眺めは
さらに別世界な景色が見られます。
少し移動するだけ見える景色が
全然変わるのも、魅力的です。

ハイマツ帯を超え、
気持ちよく広がる周辺の展望
白い火山灰が、クレーターのような火口丘、
丸く黒く大きな岩が転がる東峰など
短い登山コースですが、景色が変化に富んでいて
とても楽しめる山でした。

下山後、神仙沼に移動し、池塘が広がる
眺めに癒され、寛いでいましたら
気持ちがお腹いっぱいになってしまい、
また、昼寝をしたくなりシャクナゲ岳、長沼は
見送り、レストハウスで、のんびり過ごしました。
RW利用で、サクっと済ます予定だった
ニセコアンヌプリ登山も、晴れ間が望めそうに
ないので、見合わせました。

この日の登山は、元々、予備日の設定で
ピークハントには拘りがなかったですし
立寄った場所で、十分、「ここにしかない景色」を
堪能して、満足できました。

旅は終盤、翌日の波乱万丈な
羊蹄山登山に続きます。