富士山【富士宮ルート】
- GPS
- 24:58
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,603m
- 下り
- 1,464m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 5:02
- 合計
- 11:57
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
その他周辺情報 | 富嶽温泉 花の湯 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
装備
共同装備 |
ツエルト
GPS
ロープ
|
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感想
子供たちとの富士山へのチャレンジ。
伊吹山と御嶽山に登り、しっかり準備をしてきたので大丈夫か!?
メンバーは8人の予定だったが、前日にコロナの濃厚接触者が出たため2名脱落、
職場先輩親子3名(小5、小1)、長男(小3)、次男(小1)、私の6名となる。
ルートは、1番人気の吉田ルートを避け、富士宮ルートを選択。
6合目の宝永山荘へ1泊する予定。
2日目の行程が長くなるが、それ以上高所で寝ると子どもたちの高山病リスクが高まると判断する。
マイカー規制のため、水ヶ塚公園駐車場へ車を停め、15時発のバスで富士宮口五合目へ向かう。
天気は快晴。風が心配だったが今のところはそよ風程度。
平日ということで人も少ない。
30分程度で到着し、本日の宿、宝永山荘を目指す。
宿までも30分程度で到着。
明るいおばちゃん達が迎えてくれる。
客が少ないため寝床は広々、晩御飯のカレーを食べ、子供たちは宿の孫娘に遊んでもらう。
夜は肌寒くなり、囲炉裏で暖を取る。
20時頃に就寝する。
2日目「山の日」、4時起床し、パン等の簡単な食事をし、4時30分に登山開始する。
日の出を見ながら、新七合目、元祖七合目、八合目と順調に高度を上げていく。
急登のため、少し歩くたびに休憩し、ゆっくり登る。
9時半頃、九合目到着する。
次男に疲れが見え始めたため、ザックを外し空身にさせる。
九合五尺(なぜか9.5合目がある)へ向かう途中、長男にも疲れが見え始める。
ペースがかなり遅くなったため、先輩家族に先に行ってもらう。
なんとか九合五尺へ到着。あともう一息。
ここで次男の気持ちの限界が訪れる。
「もう登らない!」「もう歩かない!」と決心した表情を浮かべる。
元々、無理をしてまで登るつもりはなかったので、今回はここまでにしようと話すと、
長男は、「もうちょっとだから登りたい!」「ここで終わりは嫌だ!」と答える。
どちらも高山病の症状はなく、私の体力にも自信があったため、次男(20kg)を抱っこして頂上を目指すこととなった。
ここからは抱っこして進んでは、少し歩いてもらい、また抱っこして登るを繰り返す。
疲れている長男を励ましながら11時20分頃になんとか富士宮口頂上へ到着する。
当初は剣ヶ峰までを予定していたが、子供たちの疲れ度合いからここまでとする。
用意していた祖父母等へのハガキを山頂郵便局のポストに投函し、
少し前に到着した先輩家族と800円のカップラーメンを食す。
記念撮影等をしたのち、12時10分頃に下山を開始する。
この時少し頭が痛くなる。
下山は想像以上に子どもたちの足に負担がかかるようで、ゆっくりペースとなる。
先輩家族は終始先行することとなる。
頭痛がどんどん強くなってくる。
八合目へ向かうところで長男の足に限界が来る。
私の頭痛は足を踏み出すたびに激痛となっていた。
長男を抱っこして下りるのは転倒のリスクもあり厳しく、空身にするのがやっと。
そこで秘伝の「芍薬甘草湯」を半分程飲ませる。
劇的に回復する。「芍薬甘草湯」万歳!
しかし、私の頭痛は増すばかり。長男も少し頭痛ありとのこと。次男はなし。
次男に高山病がなかったのは、最後に体力を温存したからなのでは…
早く高度を下げたいが、子供たちのペースは上がらない。
頑張れと鼓舞し、何とか高度を下げ続ける。
子供たちのザックをカラビナで自分のザックに付けていたが、それが揺れて気持ち悪くなる。何度か吐きそうになるがギリギリセーフ。
しばらくして、私の不調を気遣い長男がザックを持ってくれる。
自分がしんどい時に気遣いのできる優しい長男の姿にほっこりする。
次男にもそろそろザック持てる?と聞くと、「持たない!」と即答される。
その後、何度も転びそうになる子供たちの手をとりながら、
何とか六合目の宝永山荘まで戻ることができた。
山荘のおばちゃん達に歓迎される子供たち、ラムネをおごってもらい、褒められて満足そうな子供たち。
それを尻目に外のベンチでグロッキーな私。
休憩後、親切な山荘のファミリーに別れを告げ、五合目を目指す。
そして16時20分頃、五合目に到着。
先輩家族は一足先の16時のバスで下山していた。
先輩家族恐るべし!
我々は、17時のバスで水ヶ塚公園駐車場へ戻る。
駐車場に戻る頃には高山病もマシになっており、運転は可能な状態であった。
「富嶽温泉花の湯」で汗を流し、子供たちが蕎麦を食べたいと言うので、「江戸切りそばゆで太郎」で晩御飯を食べる。
この頃にはかなり頭痛は改善されていたため、帰路に向かう。
かなりしんどい登山となったが、自業自得。
以前、富士登山競争に出たときに高山病に全くならなかったため、油断していた。
大変勉強になる登山だった。
富士登山は、はっきり言って子供たちにはまだ早かったと言わざるを得ない。
しかし、天候に恵まれ、何とか登ることはできたことは、良い経験になったはず。
これに懲りずにまた山に行こう。
こんどはゆったりと縦走登山がしたい。
それから4日が経つがまだ頭が重たく、スッキリしていない…
高山病恐るべし!!
【反省事項(→改善策)】
●少しハードだった。(→実力にあった山行計画を)
●高山病になった。(→富士山では無理しないこと)
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