黒鼻尾根から北泉ヶ岳へ、帰りは泉ヶ岳周回
- GPS
- 25:43
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,072m
- 下り
- 1,069m
コースタイム
天候 | 1日目:曇りかな 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、駐車場脇に。でも用紙が入っている引出が開かなかった! 危険箇所は、雪庇に注意、だな。 |
写真
感想
今年1月から始めた冬期幕営。過去3回の幕営山行では、下山ルートに幕営地を設定してました(初心者なもので…)。で、過去3回とも、幕営開けの2日目は、強風が吹いているとかガスっているとか、なんだかんだ理由を付けて、ピークを踏むところか、1mも標高を上げずにとっとと下山していました。
それも何だよなぁ!と思い、今回はピークを踏まないと帰れない場所に幕営地を設定してみました。実は、泉ヶ岳の三叉路へ入るルート、沢沿いのトラーバースになる水神からのルート以外に無いのかなぁ?と思っていました。そこへ先週のL****さんのレコ。なーるほど、黒鼻尾根ね。こりゃ頂きだ!と全行程のほんのごくごく一部を拝借させて頂きました。さらに調べて、M*****さんの過去レコ(下りに使われたようですが)も参照させて頂き、これで完璧(^^)_v
幕営地は、北泉ヶ岳を奥に下った辺りのどこか。熊の平が良い感じですが、山頂から奥に少し下れば良いんです、たとえ10mでも(汗)
さて当日。黒鼻山へ入る分岐の場所は以前から知ってはいましたが、足を踏み入れるのは初めて。しかもトレースはありません。沢を越えることは分かっていましたが、どこから? 少し行くと、「スタート」の導標。 ふと左を見下ろすと、沢の向こうにピンクリボン。うそ!ここ徒渉すんの? 上からだと、水深が深く見えたんです。
なんなく徒渉し対岸を行くと、結構な急登になりました。直登はムリだよ。トラバース気味に登ってもヤバイよ。などと思っていると、何のことはない、つづら折りの夏道がありました。
急登を終えると、今度はだだっ広い林間の緩斜面(ほぼ平坦)に出ました。視界は良いのですが目標物が無い! 地図と磁石でここは西に(磁北線の関係で実際には西南西ですが)。時々赤布もあり大丈夫そうです。
…ん?この赤布、黒鼻山方向? 俺、黒鼻山は行かないよ!
ここで、右へ90度、方向転換。ちょっと遠回りしました。ちなみにこの日は湿った新雪で重いラッセルが続きます。
この後は、しっかりと黒鼻尾根を捕らえ、小ピークを越えて、問題なく三叉路へ到着。三叉路から北泉へは、水神から登って来られた方が先行されたため、トレース辿って問題なく北泉ヶ岳へ辿り着きました。
北泉ヶ岳から奥は、トレースがありません。さーてどこまで下りましょうか? いくら何でも10mって訳にはいかないので、斜度が緩く風の弱そうな場所まで下りて来ました。熊の平のずっと手前でしたが、幕営地にしました。(結構下ったつもりでしたが、後で地図を見ると標高で-150mくらい)。
3月も中旬と言うこともあり、あまり冷え込まないと思っていましたが、夕方には−9℃(モンベルの温度計による)。林間なので問題ありませんでしたが、上空では風の音が、ゴーゴー! 1月と変わらんじゃん!!
金曜日の予報では日曜日も雲が多い予報でしたが、翌朝は雲一つ無い快晴。日の出の時間が早くなったので、今回はちょっと早めのスタート。だーれもいない北泉の北斜面。カモシカなんて贅沢は言わないから、ウサギさんくらいと遭遇してみたい。トレース(?)はいっぱい有るんだからさぁ!
三叉路へ下ると今度は泉ヶ岳への登り、ここも冬期は初めてです。いきなり枝の濃い灌木帯。夏道にこだわらず歩きやすいところを選ぶのですが、行ってみると別の小枝・中枝に阻まれて更に迂回。強行突破しようとすると、でかいザックが枝に引っかかって引き戻されたり、枝が外れなくなったり。こんな状況が、袖泉へ降りる分岐まで延々と続きます。灌木帯を抜けた時の嬉しさったらありゃしない! そこから先は視界が開け、すんばらしい景色。泉ヶ岳の山頂の手前あたり(スキー場から登った場合は、山頂の奥ね)からは蔵王連峰が一望。奥には大朝日が浮かび上がったように見えました(写真参照)。
山頂から水神へ下ると、さすがメジャーコース。ルートは雪道になっているし、登山者は続々と登ってくるし、下る身としてはご挨拶が大変! さらに、下るに従って気温がぐんぐん上昇。今朝の幕営地が-10℃だったのに、登山口は+10℃。やっぱり3月なんだなぁ、と妙に納得。
幕営2日目に二つのピークが踏めたので○。黒鼻尾根を歩けたので○。合わせて◎です。
みなさんのヤマレコ情報に大感謝です。
快晴の泉ヶ岳から
黒鼻尾根を見下ろすと
月山山麓で見かけたこと何度か。
ホントに脱兎のごとく、とたたたたたって逃げていきます。
人の足音にびっくりして、木の根元の穴から出てきて逃げるみたいです。
出てくる方が目立つのにね。
黒鼻尾根?黒鼻山?
あれ?こないだ見たL****さんの「崖」レコ思い出しますが…
今日は私も真っ白蔵王連峰見ていました。レコはまだですよ。まだまだですよ…
kimberliteさん、ばんわ!
なるほど! 樹の根元ですね。
次回、足音たてて木の回りドタドタ歩いてみます
そうそう、L****さんのルート、拝借しました。楽ちん区間です。
崖? めっそうもございません
そんなブッソーな所、登ったりいたしませんって!
羨ましいです。
テントで、寒さの中で、あったか〜いご飯作って過ごせる状況が…
黒鼻尾根を登って行かれたんですね〜。
私のレコ参考にしていただいてありがとうございます。
私はあの尾根は登りに使いたくないので下り専門です
今日は晴天で大展望が見られましたね。
黒鼻山でうさぎちゃん見かけました。
結構でかいです
meikenさん、こんばんわ
コメント、ありがとうございます。
黒鼻山でうさぎちゃん見たですか
行かなきゃ
冬期幕営、会社の同僚(夏山には登る)に言わせると、
「正気の沙汰じゃない!」ことだそうです
世間の目はきびしい、トホホ
泉ヶ岳はまだ2シーズン目(いつぞや駐車場でお話させて頂いてから)なので、
裏ルートやら、ひっそりルートがあるのかどうか、さっぱり分かりません。
どこかでバッタリお会いした際は、質問攻めするかもしれませんので、
よろしくお願いします
研究とチャレンジ凄いですね。幕営すると翌日はとても疲れてますよね。私も同じでした。「翌日1メートルも登れない」良く分かります。私の経験からは寒さが一番の原因だと思います。シュラフカバーをお勧めします。大きく違いますよ。他には睡眠不足かな?
cogeさん、おばんです
コメント、ありがとうございます。
寒さはあまり感じないんです。(ただの鈍感 )
でも、睡眠不足は有りそうです。
こう見えて意外と気が小さいもんで、緊張して熟睡してないのかも
夜中に3回は目を覚ますんですよ。
慣れ、ですかね
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